ちゃれんじ園 オフ ~山奥集落の誘拐事件~ 第6章

さて、今週もちゃれんじ園オフ2の続編をお送りする。

其れでは、本編スタート!

            第6章 初めての山陰
午前9時58分、しまじろう達を乗せたサンライズは定刻通り、出雲市駅に到着した。
「やっと、着いたね!」
サンライズから降り立ったしまじろうは、伸びをしながら言った。
「そうね。初めて他所に来るとなると、本当にワクワクするわね!」
みみりんが続ける。その時である。
「じゃあ、しまじろう達!俺達はここで失礼するよ!」
そう言ったのはジャンだった。後ろには弟のケンにのの、ののの両親の姿もあった。
「あれ?ジャン達は一緒に行かないの?」
とりっぴいが疑問を挟む。
「うん。僕達は暫くののちゃんと一緒に過ごすから、行けないんだ。所で、皆はこの後何処かへ行くの?」
ケンが答える。
「私達は、これから一畑電車とかって言う電車に乗って、出雲大社へ行くんだけど・・・。」
らむりんが答えた。すると、ののの父親が口を挟んだ。
「出雲大社か・・・。結構この辺りでは有名な観光地だよね。十分に楽しんで!」
母親も続けた。
「其れじゃあ、又会いましょうね。」
「はい!あ、じゃあののちゃんも又ね!」
にゃっきいがののに話しかけた。するとののは満面の笑みを浮かべた。
「うん!又ね!」
しまじろう達はののの返答を聞くと、近くにあった改札口に通じる階段を降りて行った。その姿を見て、ジャン・ケン兄弟は足を止めた。そして、ジャンはポケットからスマホを取り出し、再び電話をし始めた。
「あ、もしもし。ジャンだ!今、俺達も到着したよ!如何だい?そっちの方は・・・。」

其の頃、電話の相手であるトミーは首にタオルを巻き、手には鎌を持ちながら、汗だくになり通話をしていた。未だに、作業中のようである。
「おう、漸く着いたか・・・。お疲れさん!其れじゃあ、君達も来れるよな?」
『ああ。しまじろう達とは遂今仕方、別れたばっかりだから、大丈夫だと思う。』
トミーは、電話をしながら作業をしているドカペを伺った。
「じゃあ、宜しく頼むよ!」
そう言うと、トミーは電話を切った。そして、トミーは作業に戻った。
その時である。地中から何者かが三人、顔を覗かせた。その中のピンクの丸い角のようなものが特徴の土竜が彼に言った。
「トミー。埋め具合は、バッチリだ!」
「そうか、有り難う!埋め具合のチェックは土竜である君達じゃないと、出来ないからな。宜しく頼むよ。マルオにサンカクにシカク・・・。」
黄色い正三角形の角のようなものが特徴のサンカクが答える。
「了解だよ。トミー!じゃあ、マルオあんちゃんにシカク、続けようか。」
「OK!サンカク兄ちゃん!」
そう答えたのは、水色の正方形の角のようなものが特徴のシカクだった。そして、彼らが再び地中に潜ろうとした時であった。
「あ、そうだ!もう一人のモグちゃんは、ちゃんと続けているか?」
少し離れた場所で作業をしていたドットが、マサシに気付き質問した。
「大丈夫さ!あいつはモグたろうとモグのすけと違って、しっかり者だから、しっかりやってくれているはずさ!な、弟達よ!」
マルオはサンカクとシカクを見渡した。
「うん!」
サンカクとシカクが同時に頷く。
「そうか。じゃあ、俺達三兄弟も地上で頑張るから、お前達もしっかりな!」
「あんちゃ~ん!」
からくさの声がした。
「あ、じゃあ又後で!」
そう言うと足早にからくさとペイズリーの所へと戻った。
「それじゃあ、俺達も作業を続けるか。」
マルオの言葉に、サンカクとシカクが頷き、マサシは地中へと再び潜った。

さて、マサシは地中に潜り、何やら地下通路の所に降り立った。そして、三人は何やら会話を始めた。
「ねえ、あんちゃん。トミーの思い通りに行くもんかな?」
サンカクがマルオに問い掛ける。
「大丈夫だって!サンカク、彼奴言っていただろ?『俺の計画に抜けている所は無い。』って・・・。」
「でも・・・不安だな・・・。この間も、あと少しって所でしまじろう達に、バレちゃったんだから。」
サンカクは下目をしながら、困惑な表情を浮かべた。すると、シカクが答えた。
「大丈夫だよ!サンカク兄ちゃん!あの時はあの時なんだし。今回は頼れるトミーがついているんだから、万が一バレそうになっても、トミーが何とかしてくれるって!」
シカクは明くまで冷静だった。マルオが続けた。
「そうだ!サンカク。トミーがついているんだから、怖いものは無いって!さ、さっさと作業を続けようぜ!昼飯は、トミーの奢りだって言ってくれているだからな!」
「うん。そうだね。」
サンカクは安心した表情で答えた。その時である。天井の部分から、誰かが顔を覗かせた。
「やあ、君達!作業は順調かい?」
花を模ったグラサンが特徴の土竜であった。マルオが答える。
「ああ!何とかこっちは順調さ!モグちゃんは如何だい?」
モグちゃんは下の床に飛び降り、答える。
「僕も大丈夫だよ!まあ、モグたろうとモグのすけなんかよりは、僕の方が捗ると思うからね!」
「そうか。じゃあ宜しく頼むよ!おいら達も続けるから。」
シカクが返答すると、マサシとモグちゃんは各々の作業に戻るのであった。

其れから数時間後、時刻は午後3時を過ぎていた。
トミーは、地面に顔を近づけ、地中のマサシとモグちゃんに向かって指示を出した。
「お~い!マルオにサンカクにシカクにモグちゃん!お疲れさん!僕から話があるから、出てきて!」
その合図に、四人が一気に地面から顔を覗かせた。四人の土竜達が見ると、既にトミーの傍には、ドカペが居るのが分かった。
「いや~、今日は本当に疲れたよ!なあ、弟達よ!」
陽気なマルオを尻目にサンカクとシカクが釘を刺す。
「何言ってるのさ!マルオ兄ちゃんは、おいら達に指示を出していただけで、自分は何もしなかったくせに・・・。」
シカクがマルオを横目で睨んでいた。サンカクも睨む。
「其れにあんちゃん。あんちゃんがやった所は、爪が甘くて、殆んどモグちゃんに直されたりして・・・。」
「いやあいやあ、すまなかった!あ、其れよりトミー、早く明日の指示を出してよ!」
マルオは自分の行いを棚に上げ、トミーを振った。
「うん。其れじゃあ、明日も同じ様に作業を続けるが、君達も知っての通り、この遺跡のことは、あのマキノという人物は知らないんだ。この情報を流す役割は、ジャンとケンに任せてあるが、もう少し欲しい所なんだよ。」
「じゃあ、あのマキノって奴に知らせて、ここを視察させるのか?」
ドットが疑問を浮かべた。
「いや、その必要はない。マキノって人に、知らせるだけでいいんだ。若しも、案内しろとかって言われたら、『場所が分からないから、分かったら又知らせる』的なことを言うだけで良い。まあ、役割と言うのは其れだけなんだが・・・。」
「あ、じゃあ俺達でやっていいか?トミー!」
「僕もやりたい!」
「おいらも!」
ドカペが口々にする。
「そうだな。じゃあ、ドットにからくさにペイズリーにやらせるとしよう!君達は、僕の従兄弟のしまじろうをそうやって騙したって話だそうだからね~・・・。」
トミーは鬼の首を取ったように、ドカペに言う。
「あ、あれはだな、唯、彼奴らがトロいから、其れでからかっただけだよな~、弟達よ!」
「う、うん。そうだよね。」
「そうそう。」
ドカペが冷や汗を流しながら答えた。が、トミーはその様子を全く気にせずに続けた。
「良し、それじゃあ君達のことは、ジャン達にも伝えておくよ!其れじゃあ、今日は御開きとしよう。」
トミーが言うと、今まで顔を地中から覗かせていただけだったマサシとモグちゃんが、完全に這い出した。
「はい、有り難う御座いました。トミー。」
モグちゃんが礼をすると、マサシも続けるように御辞儀をした。
ドカペとマサシにモグちゃんの輪から外れたトミーはポケットからスマホを取り出し、ジャン・ケン兄弟に報告を始めた。
「あ、もしもしトミーだ。そっちは如何だい?」

其の頃、ジャン・ケン兄弟は松江市内のとあるホテルの客室に居た。
「今俺達は、ホテルだ!そっちは、俺達の手伝いになってくれる物は決まったか?」
『ああ、ばっちりだ!其れで、どんな感じで、伝える感じかね?』
ジャンはトミーにその手口を伝えた。
『そうか。其れじゃあ、明日はドット達を送り込むから、宜しく頼むよ!あ、其れとののちゃん達には、『明日は別行動で』ってこと、伝えるのを忘れないでくれよ!』
「有り難う。其れじゃあ又、トミー。」
ジャンは電話を切った。そして、スマホをベッドの脇の棚の上に置いた。
「ジャン兄ちゃん、如何だった?」
ケンがジャンに問い掛ける。
「どうやら、今終わった所で、明日はドット達が俺達とやることになったってさ!」
「そうなんだ。其れよりも、明日のこと、ののちゃんに言っておいた方が良いかもね。僕達は、偶々島根を旅行するののちゃん達について来ただけなんだからね!」
「そうだよな。ののちゃん、未だこのことは知らないからね。この間、ののちゃんの所に遊びに行ったら、旅行に行くって言っていたから、俺達も一緒に行っていいかって頼んで、父ちゃんと母ちゃんがOKしてくれて、ここまで来れたんだからな。」
「でも、本来はののちゃんの家族旅行なんだから、あまりにも一緒に居ると邪魔することになっちゃうしね!」
「良し、それじゃあ、ののちゃんの所に行って、あの計画を立てようじゃないか!」
ジャン・ケン兄弟は、早速行動を起こし始めた。

さて、しまじろう達はと言うと、出雲市駅に降り立った後は、一畑電車で出雲大社へと向かった。一畑電車に於いては、やはりけんとが鉄道ファンと言うこともあり、一番興奮していた。そして、出雲大社に着くと、もんたが色々な豆知識をしまじろう達に教えてくれた。そんな光景をたま子はスケッチをしたり、写真に収めたりしていた。出雲大社内では、ぞうたとぶうたが迷い掛け、きっこに注意される場面もあった。参拝を終えると、再び一畑電車に乗り込み、その後は軽く松江市内を観光しながら、其の日の夕方には松江市内にある宍道湖が一望出来るホテルに到着した。
「今日は、ここで一晩過ごすよ!其れじゃあ、早速行こう!」
しまたろうがホテルの出入り口の所で、指示を出した。一行はしまたろうに続き、ホテルへと足を進めた。そして、しまたろうとたま子はチェックインをするため、フロントへと向かった。
しまたろうを待っていた時である。しまじろうが奥の売店で、商品と睨めっこしている誰かを見つけた。
「あれ?若しかして・・・。」
「どうしたの?しまじろう・・・。」
にゃっきいが声を掛ける。
「あ、御免ね。僕の従兄弟らしき人を見つけちゃってね・・・。」
しまじろうが言うと、にゃっきいは売店に見入る。目に入って来たのは、何やら赤いタンクトップを着たしまじろうにそっくりな人物であった。
「そうね。良く見て見れば、しまじろうにそっくりだね。」
すると、らむりんが割り込んだ。
「そっくりと言うよりは、本当に従兄弟じゃないの?」
「そうよね。あの赤い服に見覚えあるわ!」
みみりんが続ける。
「しまじろう、あの従兄弟の名前ってなんだったっけ?」
とりっぴいが疑問を浮かべた。
「確か・・・」
言い掛けたその時である。トミーがこちらを振り向き、すぐさま気づいたようである。トミーは特に躊躇うことなく、こちらに向かい走り出した。
「あれ?しまじろうだよね!」
トミーは走って手を振りながら、しまじろうに言った。
「やあ、トミー!久し振りだね!」
しまじろうは手を振り返した。そして、トミーがこちらに着くと続けた。
「おう!其れに、みみりんにとりっぴいにらむりんも・・・。君達も久し振りだね~!」
「トミーも元気そうで、とりっぴい安心したよ!」
「らむりんもさくら叔母さんによると、今はフランスに住んでいるらしいじゃないか。如何だい、久々のジャパンは?」
「あ、知っていたんだね!うん、こうしてしまじろう達にも会えて、向こうに居る時よりも楽しいわ!」
らむりんは満面の笑みを浮かべた。すると、トミーはにゃっきいに目を合わせた。
「え~っと、君は確かにゃっきいだっけ。チャレンジアイランドに引っ越してきて、慣れてきたかい?」
初対面のにゃっきいは、何故か自分の名前を知っていることに疑問を抱きつつも答えた。
「あ・・・。は、はい。」
にゃっきいは緊張を交えながら答えた。その姿を見てしまじろうが答える。
「あ、にゃっきい。御免ね、にゃっきいは初めてトミーに会ったんだよね!じゃあ、紹介するね。僕のお母さんのお兄さんの子どもで、トミーって言うんだ。トミーは、リチャードさんと同じで外国育ちなんだ!あ、其れよりトミーは、にゃっきいのことはお母さんから聞いているよね?」
しまじろうはトミーに目を合わせた。
「オブコース!にゃっきいのことも勿論、叔母さんから聞いているから分かるさ!・・・其れよりも、にゃっきい、握手握手!」
トミーはにゃっきいに右手を差し出した。にゃっきいは次第ににこやかになりながら、自分の右手を差し出し、トミーと握手をした。
「私はにゃっきいだよ。宜しくね、トミー!」
にゃっきいは握手をしながら、タメ口で返した。
「ミートゥー。」
トミーが言うと、フロントに居るしまたろうの声が聞こえてきた。
「しまじろうに皆!チェックインが済んだから、部屋に行くよ!」
「は~い!」
しまじろう達はしまたろうの元へ向かう。トミーも向かった。
「おや?トミーも来ていたのか・・・。」
しまたろうがトミーに気付き、口にした。
「あ、しまたろう叔父さんこんにちは。あれ?叔母さんとはなちゃんは?」
トミーが叔母従妹が居ないのに気付き、問い掛けた。
「御免ね。叔父さんの家の手伝いに行くことになっちゃって居ないんだ。其れより、トミーはどうしてここに?」
「一応、ダディの仕事の関係で、島根に来ているんだ!でも、叔父さんやしまじろうと一緒になるなんて、奇遇だね。」
「そうか。其れじゃあ、お義兄さんにくれぐれも宜しくな!其れより、トミー、今から叔父さんとしまじろうは部屋に向かうんだが、トミーも如何だい?」
「あ、僕は一旦部屋に行ってから来るよ。」
「そう。じゃあ、何時でも御出で!」
トミーはしまじろう達の輪から外れた。

その同時刻、同じ島根県内にある出雲縁結び空港では、とある三人が降り立っていた。三人は、出雲空港のロビーを出てきた。
「漸く着きましたわよ。たまさぶろうちゃん。」
「ここが、島根か・・・。島根は隠岐の島のロケ以来だからな・・・。」
「そうですわね。今回も活躍を期待しているわよ!たまさぶろうちゃん!」
たまさぶろうと母親のまどか、其れとロケをする際の監督であるサイ監督だった。三人は、到着ロビーの出口の所で迎えを待っているようだった。
「サイ監督、迎えはそろそろ来るの?」
たまさぶろうがサイ監督に早速疑問を浮かべる。
「そろそろ、来ると思いますけど・・・。」
サイ監督は首を左右に振りながら、迎えの車を伺った。たまさぶろうはそんな中、今度はまどかに目を向けた。
「ねえ、ママ。今度のドラマ、山陰の人達に楽しんで貰えるかな?」
「そうね・・・。大丈夫ですわよ!たまさぶろうちゃんは、今人気上昇中の子役スターなんですから、きっと楽しんで貰えると思うわよ!」
「そうだと良いね!」
たまさぶろうが言い掛けたその時、迎えの車が到着したようだった。
「あ、たまさぶろうちゃんにお母さん!到着しましたわ。」
やってきたのは、グレーのキャラバンだった。どうやら、ドラマを制作するTV局の車らしく、キャラバンのサイドには『BSS』と局ロゴが描かれていた。其の車から、豚のドライバーが降りてきた。
「えっと、ひょうどうたまさぶろう様とお母様のまどか様で御座いますね。この度は宜しくお願い致します。」
ドライバーは二人を確認すると、浅い御辞儀をした。
「はい、宜しくお願いします。」
たまさぶろうは礼を返した。その姿を見て、ドライバーは言った。
「私も、今子役スターとして、人気上昇中のたまさぶろう君にお会い出来て且つ、ドラマを制作出来るのが光栄です。さて、早速乗りましょうか。」
ドライバーは、後ろのスライドドアを開けた。
「宜しくお願いします。」
「私からもどうか、家の子を宜しくお願い致します。」
たまさぶろうとまどかは、ドライバーに言いながらキャラバンに乗り込んだ。そして、助手席にはサイ監督が乗り込んだのであった。
しかし、其れを陰から見ていた傍観者には、彼らは気付く筈もなかった。傍観者は、キャラバンが発進するのを見届けると、直ぐにその場を立ち去るのであった。

その夜、しまじろう達が宿泊しているホテルの一室では、
「あ、そう言えば、そろそろあの時間かな・・・。」
部屋から宍道湖を眺めていたしまじろうは何かを思い出し、TVに寄って来た。TVの前に置かれたリモコンを手に取り、TVのスイッチを入れた。画面はNHKで、『NHKニュース7』のエンディングが映っていた。
「これじゃない!え~っと・・・。」
そう言うと、しまじろうはリモコンのチャンネルボタンを適当に押し始めた。
「あれ?おかしいな。このTV壊れているのかな?あれが視れないよ~。」
しまじろうが首を傾げていたその時、トイレに行っていたしまたろうが戻って来た。
「しまじろう!戻ったよ。ん?何しているんだ。」
しまたろうは、リモコンにTVと睨めっこしているしまじろうに疑問を浮かべた。
「お父さん!僕、これから『クレヨンしんちゃん』視ようと思っているんだけど、5つしかTVが映らないんだよ~。」
しまたろうは、TVの所に寄って来た。
「ハッハッハ・・・。しまじろう、言い忘れていたけど、この島根はテレビ朝日系列が無くて、テレビ朝日の番組は視れないんだよ。そう言えば、しまじろうは良くこの時間、其のアニメをはなちゃんと視ていたからね~。大丈夫さ!今からお父さんがお祖父ちゃん家に電話して、お祖父ちゃんとお祖母ちゃんに録画しておくように頼んでおくよ!」
少ししょんぼりしていたしまじろうだったが、しまたろうの言葉に元気を取り戻したようだった。
「うん、頼むよ!お父さん。きっと、はなちゃんもお祖父ちゃん達と今頃視ていると思うから・・・。」
其れを聞くと、しまたろうはベッドの脇のテーブルに置かれた荷物からスマホを取り出し、実家に電話をし始めた。

その夜遅く、就寝前のぽん太郎とにいすけは・・・、
「愈々、明日だよね。にいすけ君。」
「そうだね、ぽん太郎。其れに、明日には妹のにゃっきいも来てくれるから、一寸楽しみだよ。」
二人は、布団に包まりながら会話をしていた。
「にゃっきいさん、結構頼りになる所があるから、僕も期待しているよ!」
「そう言われると、僕も兄として嬉しいよ。さ、明日は早いからもう寝ようか。ぽん太郎・・・。」
「ああ、お休みなのだ。にいすけ君。」
にいすけは、部屋の電気を消すため、一旦立ち上がり、電気から伸びている紐を引っ張り、消灯した。
だが、屋敷の外では“あること”が行われていたのは、彼らも知る由が無かった。そんなことが行われる中、彼らは床に就いた。

次回予告
しまじろう「やあ、皆!僕達は、遂ににいすけ君とぽん太郎君達に出会ったよ!そして、愈々にいすけ君の友達の家に向かったんだ!でも、其の友達を見た時、らむりんが・・・。 次回、 第7章 意外な再会 おっ楽しみに!」

後記
今作は、しまじろう達の影で行われていた出来事が主だった。そして、もう一つはしまじろうの母方の従兄弟、トミーの登場である。実は、前作を連載していた際、「是非、メエメエとトミーを登場させて欲しい、彼らとの再会を楽しみにしている。」と言うリクエストを頂いた。と言う訳で、其の方にとっては大変長らくお待たせしたことになる。遂に、トミーも登場である。序でに、モグちゃんも登場させてみたが、其方はどうだっただろうか?そして、次回はにいすけと同級生のぽん太郎との絡みも出てくるので、乞うご期待!


其れでは、ここからは今週のしまじろうについてである。(BS11で視聴されている方は、1月25日の放送になる。)


今週は、しまじろうのわお!始まって以来のにゃっきいの兄、にいすけ主演回であった。基本的に、サッカーが得意で妹のにゃっきいよりも勝るスポーツ少年の彼であるが、唯一苦手なこと、其れは楽器の演奏だった。と言う展開であった。
前回の予告時に気になっていたにいすけが鍵盤ハーモニカで悪戦苦闘していたのは、学校の演奏会が控えていて、音楽の授業でも彼だけ、ミスタッチが目立ってしまうということであった。余談だが、譜面台はどうやって用意したんだろうか?鍵盤ハーモニカには付いていないし・・・。
これを視て、にいすけも自分と正反対な所があるな~!と感じた。

実を言うと自分は、幼少の頃から楽器を習っていた。そのためにいすけが「楽譜を見いの、演奏するなんて出来ないじゃないか!」と、言っていたが、このシーンを見て「其れが出来るんだな~・・・。」と優越感に浸っていた自分が居たw(若しかすると、ピアノを習っているような子だったら、同じこと思ったんじゃないか?)
脱線するが、過去には何と、しまじろうがリコーダーを吹いている話もあった。(にいすけ、その点ではしまじろうにも負けているぞwだって、リコーダーを習うのは小3からで鍵盤ハーモニカを習う小1・2よりも上なんだから・・・。)

そんなにいすけだったが、「何でも出来る。」ということもあり、ガオガオを上回る発明をしたりしていた。其れにより終盤、ガオガオが「小学生に負けるなんて・・・」と絶句していたが、小学生(因みに、にゃっきいとの年齢差は2歳。若し、にゃっきいが5歳だとすると、彼は小1と言うことになる。)が、そんなメカ的なことをやるなんて難しいだろ!と突っ込まざるを得ない展開もあった。(其れこそ、あの場面は工学系の学生や高専学生、工学系で博士号を狙っている大学院生レベルである。(その人達でさえ顔負けである。)にいすけは将来、ノーベル賞でも受賞するつもりなんだろうか・・・。)

さて、にいすけは楽器が苦手だと言うことは、妹のにゃっきいには内緒だったようで、偶々、みみりんと後を追うと、ふしぎ堂で苦戦しているにいすけが目に入ると、とりっぴいが何の躊躇いもなしに何時もの口が軽さからカミングアウトし、にゃっきいが馬鹿笑いしていた。当然、言い争いになりそうな雰囲気であったが、特に何とも無かったという所に兄妹愛と言う物を感じた。
其れで、そのふしぎ堂を影からみみりんと覗いていた時のことである。録画されていた方がいらっしゃったら、もう一度視返して欲しい。(何処らへんかというのは、時刻テロップを参照のこと。)

みみりん「ガオガオさんの所に来るんなら、どうして教えてくれなかったのかしら・・・。」
其の時、にゃっきいの口から、思わぬ言葉が発せられた!
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にゃっきい「怪しい・・・。」

え?

にゃっきい、今何と・・・!

Repeat・・・

otr_convert_20160116225905.png
にゃっきい「怪しい・・・。」

え?

お、お前・・・あの4年前に降板した・・・某バンダナ羊に・・・なりきったというのか・・・。

これを視ていた時、ガチでらむりんを思い出さない訳には行かなかった。其れも其の筈である。「怪しい・・・。」と言うのは、らむりんの口癖で、らむりんのイメージの一つであったからである。しかも其の上、らむりんが「怪しい・・・。」と言う前に入る「プン♪」という効果音まで入っていた。

因みに、本家・らむりんの「怪しい・・・。」はこんな感じ。
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あ、にゃっきいはジト目じゃなかった!
だが、これに関して思ったのは、確かに中の人は杉本沙織でらむりんとも繋がりがある。だが、やはり「怪しい・・・。」と言う言葉は、らむりんが言ってくれないと、全然しっくり来ない。と思った。
と言うのも、らむりんの前で気がかりなことがあると、「怪しい・・・。」となるのは、まさにらむりんならではとも言えたからである。例え、杉本沙織繋がりのにゃっきいが言っても、別人と言うこともあるので話にならないのである。其れを考えれば、らむりんが再登場した時にその言葉を聞きたいと思っている。(だからにゃっきい、お前が「怪しい・・・。」と言うのは相応しくないってことだ!今後は、他の台詞にしてくれ・・・。)
自分が、このブログで何度も「らむりん一話限りの復活をさせろ。らむりん一話限りの復活をさせろ。」と言って来た。其れの答えのつもりなのだろうか?
と言う訳で、製作の方、本当にこのシーンを入れた理由を教えて欲しい!多分、隣に居たみみりんも「え?らむりん?」ってなっていたことだろう・・・。

所で、らむりんは如何思っているんだろう・・・?
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らむりん「一寸~!私が良く言う台詞をパクらないでよ!この私を降板に追い込んだピンク猫!」

相当お怒りのようであります・・・。(おい、にゃっきい!らむりんになんて説明するつもりだい?)

そして、最後に前回「にいすけの小学校生活について語られるのだろうか?」と疑問に思っていたが、確かに其の通りだった。実際に、音楽室での授業シーンがあったので、まあ語られたと言うことになるだろう。
所で、にいすけが小学生であると言うのが語られたのは今回が初な気がしてならない。未だ、わお!でも未見エピソードが多いので、一概には言えないが若し初だったとするならば、現在連載中のストーリーに、にいすけが小学生ということが書かれていたのを見て、この話を見ることを思いついたのだろうか・・・?と言うことで、是非教えて下さい!

其れと、服装関係で指摘したいことが一つ。しまじろう達がふしぎ堂の屋内に入っても、上着を着たままだったが、普段着のにいすけやガオガオが目立つこともあり、室内なんだから上着脱げよ!と思ったのは自分だけだろうか?

今回もここから雑談をお送りする。今回の本編を視て、他に気になったのは、仮名文字の使用についてである。どういうこと?と思われるかも知れない。
では、下の画像を御覧頂こう。
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これは、其の本編のワンシーンであるが、注目して頂きたいのは、曲名の所である。
見た所、○とか△とかの文字が書かれているのが分かる。が、その下を見て頂ければ分かるが、この曲は言うまでも無く「きらきら星」である。多分、このシーンを視て「「きらきらぼし」って書けよ!」と突っ込まれた方は居るんじゃないかと思う。(楽譜が完璧な所は認める。)だが、わお!に於いては、仮名文字の表現が全く出てず、常に〇とか△とかの記号のである。
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そのため、免許でもこんな感じになってしまうのである。(名前の所は、普通に「縞野 さくら」って表せるし、「本籍」、「住所」、「生年月日」の所は欄は傍線や記号でもいいかもしれないが、これらの文字も表せそうである。他にも有効期限とか、免許の種類、何処の公安委員会発行(ちゃれんじ島公安委員会だろうか?)、「運転免許証」と言うのも表せそうである。)

しかも、しまじろうシリーズ全体を見ても、仮名文字が書かれた描写が出てくるのは稀だった。(文字だけで見れば、ヘソカのらむりんの服やとりぴの服の様に頭文字が書かれた服を着ている描写はある。)が、しかし、ヘソカの頃は、意外と仮名文字が出てきたことがあった。
こちらである。
20160116222605.jpg
まあ、カルタ位なら「当たり前だろ!」と思うかも知れない。
けれども、
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看板や、
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短冊にもこのように仮名文字の描写があった。しかも、其れだけではない。
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何と、漢字も堂々と書かれていたことがあった。

其れを考えれば、しまじろうにも仮名文字の表現があってもいいんじゃないかと思う。何故、こんな記号ばっかりにしているのだろうか?本当に疑問である。
このアニメを視ている子どもは、識字は片仮名は難しいにしても、平仮名位は出来そうである。決して字が読めないとは限らない(はなやとりぴ位の子は難しいとしても)ので、今後は仮名文字の描写を出してもいいんじゃないか?と思う。そもそも、ちゃれんじ島って日本の南の海に浮かぶ小さな島って設定なんだから・・・。(其れと、教養パートにしまじろうらしさを出したり、算数的な問題の改善を期待している!今日もなっていなかったから、本当にイチャモンつけたかったぞ!
この他に、今週の放送に、野菜や果物、魚等の断面や、料理礼のコーナーがあったので、そのことについて。其のコーナーでもしまじろうらしさがあって欲しいと思う。例として、しまじろうが「これは何かな?」と視聴者に振り、一定時間が経ったら「これは○○だよ。」と答えを言う。そして、断面等の図を見せて、「切るとこんな感じ!」と喋らせる。そして、料理例が出たら「○○の料理例だよ!これは○○の姿焼だよ!」の方がいいと思う。単に「○○・・・切る・・・スパ!・・・」と単語だけを言ったのみでは、本当につまらない。
何度も言うが、実写コーナーを設けるなら、しまじろうらしさを出すべきだと思う。其れが感じられないコーナーは、別の番組を制作し、そちらでやって頂きたい!制作局は岡山のテレビせとうちで、在京、在名、在阪メディアが制作したものとは違い、新たに番組を設け、其れを全国ネットさせるのは予算的にも厳しいかも知れない。だが、唯でさえ、「教養パートを辞めて欲しい。」と一部では言われているのだから、其れをどう改善するかを考案して欲しいと思う。

まあ、どうしても難しいと言うなら、30分枠では無く15分で仕切っても良い。確かに、メインであるアニメは前半10分しかやらないのである。其れを考えれば、流れとしては、先ず「しまじろうのわお! アニメへん」と題して、アニメをやって、次回予告をやって、EDを流して、「製作 ベネッセコーポレーション、TSCテレビせとうち」の所で、「このあと、きょうようへん!みてね!」と言うテロップを出し、その後、「しまじろうのわお! きょうようへん」と題して、教養パートにして欲しい所である。(だが、しまじろうらしさを感じられない教養パートを使うつもりなら「しまじろう」の名を外して良い。だって、何もしまじろう枠じゃなくっても出来るんだし・・・。)勿論、違う番組扱いになるので、スポンサーを入れ替え無くてはならないと思うが、ベネッセだけは「引き続き、ご覧のスポンサーの提供でお送りします」と言った感じで、スポンサー枠を継続させるといった方法もあるのでは無いだろうか?

若しやるとなれば、4月の改編期になるだろうが、そう言ったことを是非、実施して欲しい。(4月以降になるんだとしたら、アニメタイトルも変えて欲しい所。だって、しまじろうのわお!はもう4年もやっているんだし・・・。2年しかやらなかったはっけんやヘソカと比較すれば、本当に今年でタイトルを変えて欲しいと思っている。)

さて、そんな今回の話だったが、次回は一昨年放送された物の再放送となる。再放送といっても、自分は未だ未見である。思えば、去年は1月に2度も再放送があったので、不安であったが、今年は若しかすると1月の再放送は1度だけに留まるかも知れない。
其れにしても、予告でしまじろうが「皆の所はもう雪降った?」なんて言っていたけど、これを視ていた時、其の言葉が当て嵌まるのはTVh(テレビ北海道)で視ていた視聴者位じゃね?と突っ込みたかった。来週明けには東京でも雪が積もると言っているが、今年は暖冬だからまだまだだよと視ていて思った。(まあ、当時の予告を使い回しているんだと思うが、これが2ヶ月程遅れている地域だと、もう春なので、「え?もう冬なんてとっくに過ぎたけど?」となりそうな気がしてくる。)

では、次回は再放送と言うことで、新作が2週間後になり、製作に余裕が出来そうなので、製作の方に、冬服に関する意見を・・・。
これらはヘソカの時の服装である。
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勿論、ひつじいや・・・、
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たま子、
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ガオガオ等、変化が無いキャラも居た。だが、
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ぽん太郎は確実に冬服だった。
其れを考えれば、今後ぽん太郎が登場する際は、是非とも冬服で登場することを要望する。是非、お願いします。
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参考までに、この間のかなえも普段着だったが、これを視る限りジャンパーを身につけている。序でに、れんげも・・・。

これらを参考に、製作の皆さん、設定資料の方、宜しくお願い致します。(当然、EDテロップの件もある。次回ははなの出演があるので、例えみみりんの出演があったとしても『はな 高橋美紀』或るいは『みみりん(改行)はな 高橋美紀』の表記を忘れないで欲しい。)

と言う訳で、次回も視れるかは分からないが、視れれば視たいと思う。
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コメント

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No title

こんばんは(´ω`)

しまじろうアニメはヘソカ以前の方が絵に暖かさがあって良かったですね。
現在の3Dアニメは動きが滑らかですが、
今だにちょっと馴染めません。

メッセージのご質問ですが、
こちらでは前回の放送はハロウィンのお話でした。

No title

らす様

コメント有り難う御座います。
そうでしたか。こちらはいつもテレ東の本放送を視ていますが、不定期で地元局のも視ています。ですが、前回はらすさんが次回視る予定になるものをやっていましたが、その次は何と7週もすっ飛ばされ、1月の年明けの物をやるとなっていましたw(何せ、2ヶ月も遅れているもので・・・。これにより、地元局は2週遅れになる。)

自分的には、しまじろうにCGは似合わないと思います。ですから、否定的な意見も多いですので、製作は、どうやって取り入れるかが問題だと思います。