ちゃれんじ園 オフ  ~グルメ屋敷の恐るべき謎~ 第10章

大分御無沙汰である。
この度は、所用でうp出来なくて大変申し訳ない。

さて、大変長らくお待たせしたが、本日予定通り、第10章をうpしようと思う。
其れでは始めることとしよう。

                前回の粗筋
しか子の叔母であるカズミと言う人物から誕生日パーティーの招待状を貰ったしまじろうの担任のしか子。一行は、ちゃれんじ島から遥々、パーティーが行われる京都までやって来た。其処には、フランスに引っ越したらむりんや、ドカペ三兄弟の姿もあった。久々の再会に喜ぶしまじろう達。だが、パーティーの最中、カズミが何者かによって浚われてしまう。犯人側のサンカクの誘導の元、監禁現場の近くまで来たしまじろう達。其の目の前に掛かっていた吊り橋が何者かに落とされる。其の時、落とした犯人が姿を現すのであった。そして、何故カズミが連れ去られたのか?そして、連れ去った犯人は誰なのか?遂に真実が、明かされる!

其れでは、第10章を始めよう。

           第10章 監禁の理由(わけ)
「マ、マルオ!!其れにシカクも・・・!!」
しまじろうは、岩陰から姿を現したマルオとシカクに向かって言った。そして、
「さっき、橋を落としたのは君達なの?!」
怒り交じりでしまじろうが聞いた。
「ああ、そうさ!俺達がこいつを使って落としたのさ!」
と、マルオは何かを企んでいる顔をしながら、鍬の刃のような金属の物体をしまじろう達に見せた。そして、シカクが続けた。
「これはカッターブーメランって言うのさ!これはだな・・・」
シカクが凶器の説明をしようとした時である。
「良くも私達を脅かしてくれたわね!!」
らむりんが怒り交じりでマルオとシカクに詰め寄った。すると、真横でニヤついているサンカクも睨み付けた。
「サンカクも怪しいわ!あの時、口笛を鳴らしたのは、サンカクでしょ!あの口笛は、マルオ達に、「橋を落とせ!」って合図をしたんでしょ!」
サンカクは、ニヤついた表情から、一転し怖々とした表情になった。しかし、黙ったままであった。
「其れよりも、しか子先生の叔母さんは何処なの?」
みみりんも詰め寄る。
「そうだ!叔母さんを返せ!!」
とりっぴいも詰め寄る。そして、しか子とにゃっきいときりんたもその場に詰め寄った。詰め寄られると、今まで何かを企むような表情をしていた二人は一気に怯え顔になった。
「わ、分かったよ・・・。返してやるから、おいら達の話を聞いてくれよ・・・。」
と、シカクは両手を体の前に持ってきた。
「じゃあ、話してもらうわよ!どうしてこういうことしたのよ?」
にゃっきいが怒り交じりで行った。すると、
「サンカク君!貴方もよ!私の叔母さんをどうして浚ったの?」
しか子の隣に居たサンカクを見ながら、しか子が言った。すると、真っ先に口を開いたのはしまじろう達と一緒についてきたサンカクであった。
「さっきも話したけど、あの夫人に苦しめられた人を救いたかったんだ・・・。」
サンカクは先程言っていたことを復唱した。
「其れはもう分かっているよ!鸚鵡返し何かしなくていいから答えてよ!」
しまじろうが其の言葉を言った瞬間、「鸚鵡」という言葉にとりっぴいがビクンとした。
「どうしたの?とりっぴい・・・。」
にゃっきいが尋ねる。すると、
「御免御免!しまじろうが言っていた「鸚鵡返し」って言葉に反応しちゃってね!」
「もう、とりっぴいったら・・・。其れよりも何なの?叔母さんに苦しめられた人を救いたかったって・・・?」
みみりんは、マルオ達のところにいるサンカクに向けて聞く。
「そうよ。もったいぶらないで話しなさいよ!」
らむりんが促した。更にしまじろうも続ける。
「そうだよ!其れにシカク、さっき高速道路のPAのトイレで会った時、「サンカクの後をついてきた」って言っていたよね。なのにどうしてここに・・・サンカクよりも先の場所に居るの?」
すると、今度はマルオが口を開いた。
「分かったよ。其れも含めて話すよ・・・。」
そう言うと、三人は困り果てた顔をし、重い口を開いた。
「先ず、お前達が探している夫人は、あの古寺の中にいる。」
と、マルオは奥にある、先程から中から明かりが見えている廃寺を指差した。
「本当なの?私の叔母さんは、無事なの?」
しか子が尋ねる。すると、シカク答えた。
「うん。彼女は無事だ!唯、彼女は逃げられないように縛ってある。其れと、あの方達が、彼女を監視しているよ。」
「あの方達って誰なの?」
とりっぴいが尋ねた。今度はサンカクが答えた。
「君達は知っているかな?彼らのことを・・・。」
「もったいぶらないで教えてよ!誰なのよ!!」
と、らむりん。次に口を開いたのはマルオである。
「じゃあ、名前だけ教えるよ。名前は、ドット、からくさ、ペイズリーって言って、彼らは青い猫で俺達と同じ三兄弟だよ!」
「何だって~!!」
しまじろう達は驚いた表情をした。

「彼らを知っているのか?」
其の表情にマルオが尋ねる。
「勿論、知っているよ!僕達、京都に来た時にホテルで会ったんだよ!久々に会ったからとっても嬉しかったけど・・・まさかドット達が叔母さんを連れ去っていたなんて・・・。」
しまじろうは言葉を失った。すると、みみりんが閃いたように言った。
「じゃあ、あの会場に何かを投げ込んで、爆発させたり、叔母さんを連れ去っていたのは・・・!」
「ああそうだよ。ドット達の仕業さ!先ずドットが、会場に煙を充満させ、其の後に爆発をさせる物を会場に投げ入れた。そして、からくさとペイズリーが、黒尽くめの格好をしながら煙が巻かれた会場に侵入し、困惑している夫人に、睡眠薬を浸けたハンカチを嗅がせて眠らせたわけさ。そして、からくさとペイズリーで会場から夫人を連れ出した後、屋敷の庭で夫人を縛り付けて、屋敷の駐車場に止めてあった黒い車のトランクに入れて、ここに来たって訳さ!」
「ということは、やっぱりあのメエメエ博士は、あの車を運転して、ここまで連れて来ただけってことなのね。」
マルオが自白をすると、にゃっきいが納得したように答えた。三人は一斉に頷いた。
「じゃあ、マルオ達は何をしていたの?其れに、どうやってここまで来たの?」
しまじろうが尋ねる。其れにはシカクが答えた。
「おいら達は、一応会場を監視していたのさ。だけど、サンカク兄ちゃんがしまじろう達に見つかっちまったのはおいら達も想定外だった。あの時、サンカク兄ちゃんが居なくて、おいらとマルオ兄ちゃんと連れて来てもらった人で探したんだが、見つからなかった・・・。だけど、おいらとマルオ兄ちゃんだけでも大丈夫って思って、サンカク兄ちゃんだけを残して、おいら達もここまで来たんだ。」
「そして、俺達がここまで来た方法は、さっきあの駐車場に青いスポーツカーが止まっていただろ?あれでここまで来たんだよ。そして、運転していたのはカーバー博士なんだ。」
マルオがシカクに続けた。しまじろう達は意外な人物だったことを知り、全員は顔を見合わせる。だが、にゃっきいはカーバー博士のことを知らないので、若干の疑問を覚えていた。すると、
「さっき僕、あの車の中を見たら、確かにカーバー博士が居たよ。ということは、さっき高速道路のPAのトイレでシカクと出会ったのは・・・!」
しまじろうがハッとした顔を浮かべた。
「そうさ。出遅れていた僕が、シカクと運よく合流しただけなんだ。」
「でもさ、それでも気になることがあるんだよ・・・。さっきトイレでサンカクは、シカクと何について話していたの?」
しまじろうが再び聞いた。サンカクはまた答える。
「実は・・・さっき、料金所のETCで止まったでしょ・・・。あれ、実は僕が止まるように仕向けたんだよ。シカクと一緒に、そのようにしていたことを話していたんだ・・・。」
そう言うと、サンカクは顔を俯かせた。今度はしか子が怒り交じりで尋ねる。
「そう言えば、あのカードを料金所の人から受け取った時、一寸汚れた跡があったけど、あれやったの貴方達なの?」
「そうです。あれは僕とシカクが、あのカードを泥塗りしたんです。でも其れは、あのカードを機械に戻す時、ちゃんと拭き取っておきましたけど・・・。」
サンカクが答えた。すると、今まで黙ってマサシの自白を聞いていたきりんたが尋ねた。
「そういうことだったのか・・・。其れよりも、話してよ。どうして、先生の叔母さんを連れ去ったの?」
「其れは、あの夫人に苦しめられていたシェフ達を、救いたかったからさ!!」

マルオがカミングアウトをした。すると、
「シェフって、僕がさっき厨房で見た三人のおじさん達のこと?」
しまじろうが疑問を浮かべた。
「そうさ。元々は大勢のシェフ達が居たあの屋敷の厨房が、三人だけになってしまったとはね・・・。本当に俺達も吃驚だよ・・・。」
「其れってどういうことなの?」
今度はみみりんが疑問を口にした。
「おいら達が、其れを知る切欠になったのは、ちゃれんじ島にある長期に亘って臨時休業をしている店があったことなんだ。」
「あ!其のお店僕知っているよ!大分前に、僕の家族皆で其のお店で夕食を食べようとしたら、「暫らくお休みします」って張り紙が出ていたのを見たよ!で、其れから僕が其のお店の前を通る度に、其の張り紙が張ったままだったから、もうこのまま閉店しちゃうんじゃないかな・・・。とかって思っていたけど・・・。」
しまじろうが、思い出すように言った。シカクは続けた。
「そうさ。其の店のことさ。そして、おいら達で色々と調べてみたら、其の店の店長とちゃれんじ島に住んでいるある外国人が知り合いの関係であることが分かったんだよ。」
「外国人って・・・若しかして、リチャードのこと?」
とりっぴいが言うと、すると、マサシは驚いた表情を浮かべ、
「君達、リチャードさんのことを知っているのかい?」
サンカクが尋ねた。
「うん!知っているよ!確か、普段はガオガオさんのふしぎ堂にいて、良く僕達と一緒に出掛けたりするんだよね!」
と、しまじろう。今度はマルオが続けた。
「そうなのか・・・。なら話は早い。俺達が、其のことを知ると、先ずは其のことを知る切欠となったリチャードさんのブログやTwitterにアクセスして、彼に近づくことにした。そして、ブログを通じて、リチャードさんのPCのメールアドレスを知り、其処から俺達とリチャードさんとのやり取りは始まったんだ。リチャードさんは、色々なことを俺達に教えてくれた。中でも興味深かったのは、其の料理人と定期的に連絡を取っていることだった。其のこともあってか、何故長期休業が続いていたのかが分かったよ。」
次に、サンカクが続ける。
「其のシェフは、自分の店に態々京都から来た例の夫人と近所に住むとある女性が料理を食べに訪れたんだそうな。そして、料理の注文を受けるなり、直ぐに自前の料理を作ったんだが、如何もその際に味付けを間違えてしまったらしい。其のことに怒った夫人と連れの女性は彼に「何よこの味は!貴方、料理人としての素質があるのか?」等と叱ったんだそうな。しかし其のシェフは、味付けを間違えていたということを説明しようとしたんだが、彼女達は聞いてくれなかった。夫人は料理をそのままにして、二人分の食事代を払って、店から立ち去ったらしいが、もう一人の女性は其のシェフを強引に連れて、自宅に監禁したんだそうな。」
「一寸待って、貴方達。若しかしてその女性って、カズエって言う人?」
しか子が尋ねた。すると、今度はシカクが答えた。
「え?彼女を知っているんですか・・・?」
「ええ、知っているわ。私のもう一人の叔母よ。確か、カズミ叔母さんの妹だったわね・・・。」
すると、しまじろうも口を開いた。
「僕も知っているよ。お母さんの友達で、家が近くだから、良く僕達を食事に招いてくれた人なんだよ。という事は、まさか僕のお母さんとはなちゃんは・・・。」
マルオが答えた。
「恐らく、そのカズエって人に襲われたんだろうね・・・。其れで、さっきの続きなんだが、ちゃれんじ島で其の騒動が起こったことを知った俺達は、更に情報収集してみることにした。すると、同じ様なことが京都でも起こっていたことが分かったのさ。其れについて探ってくれたのが、あのドット達三人なんだ。ドット達は京都を訪れていて、観光がてら有名料理店で食事をしようとしたら、やはり長期に亘って休んでいる店を見つけたんだそうな。最初はドット達も気にしていなかったんだ。だが来る日も来る日も其の店の休みは続いていたらしい。其れでドット達も不思議を抱き始めたんだそうな・・・。」
「そう言えば、とりっぴい達が京都に到着した日に、NHKのニュースで言っていたような・・・。」
と、とりっぴいはあの日、客室で視ていたニュースの内容を思い出した。
「じゃあ、マルオ達はどうやってドット達と知り合ったの?」
らむりんが質問をした。
「其れも、彼らのブログから知ったのさ。ブログを通じて、互いの連絡先を交換して、さっき言った夫人を浚う計画を立てていったのさ。更にドット達は、其の夫人のことも色々と調べてくれたみたいで、意外な素顔が分かったんだよ。貴方は分かりますよね?」
マルオがしか子に顔を向けてそう言うと、しか子だけは分かった顔をしていた。そして、次に言ったのはサンカクだった。
「そう。あの夫人と其の妹は、表向きでは上品打っていて、クックパッドで自分達が作ったレシピが有名になる程料理通だけれど、裏向きではとっても我侭でおっかない人なんだよ・・・。」
「そう言えばそうね。私は子どもの頃から、其の叔母さん達と付き合っているから分かるわ。確かに、私の親戚の皆で食事をした料理店で、料理に文句があると直ぐにその場に居たウェイトレスや厨房からシェフを呼び出してまで謝罪させていたわ・・・。私はそんな叔母さんが怖くて、あの時は何も言えなかったのよ・・・。」
しか子は昔を思い出していた。其の様子に今度はシカクが続ける。
「そうだったのか・・・。其の通りさ!あいつら姉妹は味の好みが煩くて、シェフ達が作った料理に対して一々ケチを付けるんだそうな。勿論、さっきも言ったとおり、たとえ味付けを間違う等、シェフが其の時に偶々ミスをしても例外無くだ!だが、例えミスをしていなくてもシェフはシェフなりで其々やり方って言う物があるから、それに対して反論する奴も居る訳だ・・・。」
「反論したら、あいつら姉妹は、其のお前達の通うちゃれんじ園の担任のその人が言っていた通りだよ。そう、ブチギレちまうんだよ!そして、怒ったカズミって夫人は、其のシェフを自分の車に乗せて、奈良の信貴山って所まで連れて行き、其処にあるとある空き家に閉じ込めちまっていたのさ!」
マルオは、途中でしか子を指しながら言った。しかし、其の言葉に一同は目を丸くし、驚愕の表情を見せていた。そして、サンカクが続けた。
「このことを知ったのは、やはりドット達のお陰だった。ドット達は、其の車にGPSを付けてくれていたお陰で、其の場所は割り出せた。しかし、あのカズミって言う夫人は、其処にある空き家探しに大分苦労したことだろうね・・・。多分、あいつの屋敷やカーナビの検索履歴、其れにドット達が付けてくれたGPSのデータなんかを調べれば、色々と証拠が出てくるだろうな・・・。」
「そうだったんだ。家のお母さんとお祖母ちゃんは、よくクックパッドを見て、其の料理について語っていたこともあったのに・・・。」
と、にゃっきい。
「私、思い当たる節があるわ。さっき、あの会場で食事をしていた時に、私のクラスの子で子役としては有名なある子が、京都の太秦にある料理店のビーフステーキをクラスの他の子達と一緒に食べていたんだけど、其の時、「其のお店の料理人が作った物ではない。」って言っていたのよ。」
しか子が思い出したように語ると、
「そう言えば変だよね・・・。有名な料理店の人を集めておきながら、其の人に作らせないなんて、僕も先生のたまさぶろう君達の話を聞いていて、本当に妙な話だと思ったよ。」
しまじろうが、それに対する思いを言った。
「じゃあ、あの時しまじろうとぞうたとかんたとけんとと見た、あの人達は・・・?」
とりっぴいが口を開いた。
「多分、あの人達は、叔母さんに逆らわずに、言われた通りの料理を作ったんだろうね。だから、叔母さんに連れて行かれることは無かったのね・・・。」
と、らむりん。
「とりっぴい達は、途中から来たから分からないけど・・・凄くビクビクしてたよね・・・。」
とりっぴいが、少しゾーッとした表情を浮かべた。
「多分、あの叔母さんのことが怖がっていたんだよ!でも、其れなら何で、お母さんとはなちゃんは、其のカズエっていう人に襲われたんだろう?お母さんは招かれただけで、料理なんて作っていないのに・・・。」
しまじろうが疑問を浮かべた。すると、
「多分、ちゃれんじ島で、叔母さん達に料理を振舞った其のシェフのことを知ってしまったんじゃないかな・・・。ほら、「自宅に招かれた」って言っていたから、其の監禁現場を見てしまったとか・・・。そして、口封じのために、襲われたのかもね・・・。」
きりんたが、推理力を働かせた。其の時しまじろうは、怒りを込み上げ来たようだった。
「其れだけの理由で、僕のお母さんとはなちゃんまで巻き込むなんて・・・。叔母さんともう一人の先生の叔母さんのことを、僕は許さない!」
そう言うと、しまじろうは手をグーにした。
「じゃあ、マルオ達!みみりん達を案内してよ!」
みみりんが、案内を促すと、
「ああ!こっちだ!」
しまじろう達は、マサシの誘導の元、廃寺へと歩を進めた。

一方、廃寺の中では・・・、
「さあ、いい加減白状しろ!お前がやったことを言えば、俺達はお前を解放できるんだ!」
ドットが説得を続けていた。
「だから何度言っても知らないって言っているのよ!とにかく、このロープを解きなさいよ!」
カズミは未だに反論を続けていた。
其の様子をしまじろう達は、廃寺の直ぐ其処で聞いていた。
「今の聞いた?あれ、ドットだよ・・・。」
しまじろうが他の全員に、囁くように問い掛けた。一斉に頷く。
「おっかないこと言っているわね・・・。」
みみりんが同じ様に、囁くように答えた。
「そうだね。僕もパーティーの時に見た限りでは、上品な感じがしていたのに。こっちが本当の素顔って訳なんだね・・・。」
きりんたも答える。
「な?聞いた通りだろ?さっき俺とシカクが先回りして、辿り着いた時からあの調子なんだよ・・・。もう、キンキンに騒いでいて、本当に耳がおかしくなって来そうだよ・・・。」
と、マルオ。
そう言うと、一行は廃寺の中へと入っていくのであった。廃寺の襖が開くと、ドカペは一斉に驚いた。
「あ~!!お前ら~!!」
ドットは目を丸くしていた。
「ど、どうしてしまじろう達が・・・こんな所に・・・?」
からくさが続ける。
「どういうことなんだよ!マルオ達!!」
と、ペイズリーはしまじろう達の前に居たマサシを睨み付けた。すると、マルオは困り顔で口を開いた。
「話は後だ!」
そう言うと、ドカペは表情を戻した。そして、しまじろう達は拘束されているカズミに近づいた。すると、
「あら、しか子さん!私を助けに来てくれたのね!貴方なら助けに来てくれると信じていたわ!其れに教え子の坊や達も・・・。私、この猫達に、とっても酷い目に逢っていたのよ・・・。そう思うと、震えが止まらないわ・・・。さ、ロープを解いて頂戴!」
先程までの怒鳴り散らした表情は煙のように消え、急に大人しくなった。カズミの顔を見ると、パーティーの時のように輝いていた。
その時である。ロープを解いてくれると思ったしか子が、思い掛けないことを口にした。
「叔母さん・・・、誕生日パーティーで雇ったあのシェフ達を苦しめていたって本当なの?」
カズミがしか子の表情を見ると、怖々とした表情であった。子どもの頃から見てきた思わぬの表情に、唖然としていた。すると、カズミの目が釣り上がった。
「な、何よ!しか子さんまで・・・!ということは、まさか・・・!しか子!あんたもこの猫達の一味なのね!私を油断して浚うなんて!!しか子!あんたも、其の教え子の坊や達も許せないわ!!解放したら、即警察に言って、牢屋にぶち込んでやるから!!」
と、カズミは、今まで敬称を付けて呼んでいたしか子を呼び捨てにするなど、怒りが込み上げてくるのが分かった。
「落ち着いてよ・・・。叔母さん・・・。」
だが、しか子は落ち着いたトーンでカズミに言った。
「叔母さん、私は貴方を助けに来たのよ!勿論、この子達もそうよ!」
と、後ろに居たしまじろう達を指した。そして、
「でもね、叔母さんに聞きたい事があるのよ。真面目な話なのよ!最後まで聞いて頂戴!!」
しか子は既に、目が潤んでいた。
「分かったわ・・・。其れで、何のことなのよ・・・?!」
カズミは声が上擦っていた。そして、しか子が聞いた。
「叔母さん・・・叔母さんのあの家には、京都市内から多くの料理人を雇ったって言っていたわよね・・・。其れもとっても沢山の人を・・・。」
「それは・・・私は料理通だから当然のことじゃないの・・・。」
「でも、私、あの調理場を見ちゃったのよ!そしたら、たったの三人しか居なかったわ!勿論、私の教え子のこの虎の子と鸚鵡の子も見ていたわ!」
と、しまじろうととりっぴいを指し示した。そして、しか子は続けた。
「他のシェフを如何したのよ!答えてよ!!」
既に、泣きそうな表情であった。しまじろう達は其の表情に何も言えなかった。
「私は何も知らないわ!」
カズミはしか子の前でも容疑を否認した。すると、
「未だそんなことを言っているのか!!いい加減話しやがれ!!この糞婆!!」
と、ドットは容疑を否認し続けるカズミに怒りを示し、再び突き飛ばそうとした。すると、
「止めて!ドット!!」
今まで黙っていたしまじろうが叫び、ドットを静止をした。すると、からくさが続けた。
「僕達、あの屋敷の影から、料理人を屋敷の外に連れて、そして車に乗せていたのを見たんだよ!其の上に、写真も撮らせて貰った!其れに、悪いけど、あの車にはGPSをつけさせて置いた。其のデータを見れば、何処に居るのか分かるだろうね!」
からくさは、一台のデジカメを取り出すと、其の写真を画面に表示させた。そして、其の画面を表示させたまま、とりっぴい達に見せた。
とりっぴい達が一斉に画面を見ると、確かに一人の男とカズミが写っていて、カズミが車に男を乗せている物であった。
「さあ、あのシェフ達を返しやがれ!!」
と、ペイズリーが続けた。だが、未だにカズミは口を割らなかった。
「おかしな言いがかりは止めて頂戴!あんな、三流シェフ同然の屑共なんてどうなったって知らないわ!!」
すると、一番後ろに居たマサシも飛び掛ろうとした。其れを、とりっぴい達が止めた。そして、しか子は落ち着いたトーンで言った。
「叔母さん、貴方が認めないのなら、この子達と他の教え子達の皆で手分けして、あの家を徹底的に調べるわ!若し、何か証拠が見つかれば、全てが明らかになるのよ!」
すると、カズミは悔しそうに顔を歪めた。
「だからなんだって言うのよ!しか子!!其れにあんた達も!!私は何も悪いことはしていないんだからね!!もう一度言うわ!何にも悪いことはしていないのよ!!」
「惚けんじゃねえ!!貴様!!」
今度はマルオが詰め寄った。
「もう、いい加減にして頂戴!早くロープを解いて!!さもないと、警察かあいつらと同じ目に・・・。」
言いかけた瞬間である。カズミは口に手を当てた。其処にいた一同は遂に襤褸を出したことが分かった。
「今、お前、墓穴掘ったな・・・!俺は聞いていたぞ!!お前の自白を!」
と、ドットは鬼の首を取ったようにカズミに向けて、途中から叫ぶように言った。すると、
「もう無駄だよ!叔母さん!!今の言葉で、僕は叔母さんが悪いことをしていないって言うのが噓だって分かっちゃったんだから!」
しまじろうが真剣な表情で、カズミの降参を求めた。
其の様子に、カズミは口を開いた。

次回予告
しまじろう「やあ、皆!皆は、食べることについてどう思う?僕は、大好きなドーナツを食べることを思うととっても満足だよ!でも、しか子先生の叔母さんはどうなのかな?そして、僕達は、今まで見たことの無いしか子先生の姿を見たんだ!果たして、どんな姿なのか?次回、第11章 しか子の涙おっ楽しみに!」

後記
今回は、しまじろう内の二大三兄弟である、ドカペとマサシの共演が見所なのではないだろうか?ちゃれんじ園の関係者であるしか子ときりんたは、初めて会った訳だが、これからどのような辛みを見せて行くのかを期待したい。そして、愈々事件も解決編が近付いてきた。果たして、カズミを改心できるのか?次回に期待せよ!!


さて、今週の・・・と言いたい所だが、今週は視ていないので、先週のしまじろうについてである。(先週分の放送済みの地域は、この記事を書いている時点では、TXNの他、OTV、RAB、MTV、TVN、KTK、ABS、YTS、BBCのみである。WTVは明日放送予定。BS11では9月7日に放送予定である。)
え?先週は所用なのに、どうやってしまじろうを視たのかって?御尤もである。
先週は、立川に居たため、TXN、其れもテレ東のしまじろうを視たのである。TXNのある地域で視たしまじろうは、今年3月の京都で視たTVOのしまじろう以来である。そして、いつもの土曜日に裏技を使って視ている時と違う所を味わいたかったので、以前見たく、字幕テロップを出しながら視聴した。

先週は、先々週の続き的な感じで、バンガローに泊まりに来た縞野一家の話であった。この話で、一番重要だと感じたのは「情報収集」かな?と感じた。
その中で、印象深かったのは、夜遅くになり、雨風が強まって来た。其処で、スマホで情報を収集しようとしたしまたろうであったが、スマホの電波が届きづらい所一家が宿泊しているバンガローがあった。其の時の"奥の手"として持ってきたラジオであったが、実家に置き忘れてしまった。実家でも、しま吉とすみれがTVの天気予報を視て不安になっていた時、ラジオの置き忘れにすみれが気付いた。其処で、しま吉が届けに来て、一件落着になった所かなと思った。(所で、ラジオの天気予報って若しかして、N○Kのラジオ深夜便?(毎正時にニュースと天気をやっているあれ。(ラジオの感じから何となく・・・。)))
然し、スマホは電波が入らない(因みに、ドコモは結構入りやすいらしい。auやソフトバンクは入らないこともあるらしい。)のに、ラジオは良く入ったなと思ってしまった。(因みに、AMとFMでは、AMが遠くまで聞こえるのでよく入るとのこと。(雑音混じりでも。)但し、感度的にはFMが上。)
更に、こういった時の情報手段として、ワンセグもありかな?とも感じた。(唯、ラジオ以上に入り辛いと思うが・・・。)

其れと、しま吉が免許持っていることを初めて知った自分であった。(と言うことは、免許持ちの設定が無いのはすみれだけってことになるな・・・。さくらは知っての通り、今年の春に免許取ったし。)

今週は視ていないので、9月14日のBS11の放送をお楽しみにすることとして(予告見た限りでは、たまさぶろうが登場していた。今月も結局出演かよ!と思って予告を視た。)、次回(9月5日)のTXNの放送では、風の噂によると何と園長が出てくるらしい。この話を知った時はマジで白けた。あの“糞熊親父”(これからそう呼ぶことにしましたw)は暫くの間、本当に出ないで欲しい・・・。本当にそう思える展開であった。(何か、自分が嫌いと思っているキャラはやたらと出るな・・・あの出しゃばってる豹野郎(たまさぶろう)にしろ、糞熊親父にしろ・・・。ってか、たまさぶろう、お前教材に出てないだろ?!(自分にも出ているのかは分かりません。)何でアニメでこんなにも出たがるんだ!!)
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