ちゃれんじ園  オフ  ~グルメ夫人の恐るべき謎~ 第3章

さて、このストーリーも、第3章となった。勿論、今回うpするのは第3章である。
其れでは先ずは、前回までの粗筋から見て行こう。

               前回までの粗筋
しか子の叔母であるカズミと言う人物から誕生日パーティーの招待状を貰ったしまじろうの担任のしか子。一行は、ちゃれんじ島から遥々、パーティーが行われる京都までやって来た。其処には、フランスに引っ越していったらむりんの姿もあった。しまじろう達3人は、らむりんとの久々の再会を喜び、そして初対面のにゃっきいは、らむりんと親しくなっていくのであった。そして、関空から乗った特急はるかも愈々京都駅に着こうとしていた。

其れでは、第3章を始めよう。
           第3章 ホテルにて・・・。
しまじろう達を乗せたはるかは、京都駅30番乗り場に入線した。電車がホームに着くと、一行はずらりと電車から降りてきた。一行は降り立つと、一旦足を止めた。
「やっと着いたね~!」
とりっぴいが羽を広げながら言った。
「そうだね。ちゃれんじ島からここまでは本当に長い旅だったよ・・・。ちゃれんじ島からあんまり出たことの無い僕からすれば、本当に日本って広いんだなって思うよ!」
と、しまじろう。すると、しまじろうのすぐ後ろに居たたまさぶろうが言った。
「そうかい?僕は映画やドラマのロケで日本の色んな所を巡っているから、あんまりそうは思わないけどね・・・。」
と、いつものギザっぽい一面を覗かせて言うと、
「へ~!たまさぶろうって、京都は何回来ているの?」
みみりんが尋ねた。
「さあね、僕は結構京都には来ているよ。それに時代劇の撮影のために、太秦映画村っていう所にも行ったしね~!」
得意気な表情でたまさぶろうが言うと、
「じゃあ、たまさぶろうって京都には詳しいの?」
今度はにゃっきいも尋ねた。
「まあ、そんな感じかな。映画村以外にも京都には色んなお寺や神社があるから、そこでロケをしたこともあったしね・・・。」
たまさぶろうが、答えると、らむりんが尋ねた。
「ところで君は誰なの?私がちゃれんじ園にいた頃には居なかったみたいだけど・・・。若しかして転校して来たの?」
その言葉に、たまさぶろうはムッとなり、
「え?君んちにはTVが無いのか?!僕は人気子役スターのひょうどうたまさぶろうだぞ!イエ~イ!!」
そう言うと、たまさぶろうはウィンクをし、左手をチョキにして、顔に当てた。
「へ~!そうなんだ!子役でTVに出ているって事は、結構有名な子なんだね!」
らむりんが感心して言った。しかし、たまさぶろうは、未だカチンと来ているようだった。
「そりゃ、有名に決まっているさ!ってそれより、君んちにはTVが無いのか?!!」
たまさぶろうが、怒りを露わにすると、らむりんも怒り出した。
「あら、何よ!TV位、家にもちゃんとあるよ!!」
言い争いになりそうな空気になりそうだったが、しまじろうがらむりんとたまさぶろうの間に入り、少し困惑した表情で言った。
「まあまあまあ、らむりんもたまさぶろう君も其処までにしようよ!たまさぶろう君、らむりんは今フランスに住んでいるから、たまさぶろう君の活躍が其処まで伝わっているとは限らないよ・・・。それにらむりん、あんまりたまさぶろう君に対して「知らない」ってこと言わないでね。この前、初めてたまさぶろう君に会ったぽん太郎君が、同じようなこと言ったら、本当に喧嘩になっちゃったってことあったんだよ・・・。」
「そう言えばあったわね。ぽん太郎君もたまさぶろうもすっかり顔赤らめちゃっていたし、其れにひつじいさんとたまさぶろうのお母さんも喧嘩していたもんね・・・。」
みみりんが、しまじろうに続けた。
「そうなんだ・・・。じゃあ、彼のプライドを傷つけないようにしなくちゃね!そんな訳で、改めて、私は牧場らむりんよ。しまじろう達とはちゃれんじ島に居たときの友達だったの。だから、宜しくね!たまさぶろう君!!」
らむりんは、怒りを静めながら言った。すると、らむりんはたまさぶろうに手を差し出した。たまさぶろうも手を差し出し、二人は握手を交わした。
「こちらこそ!」
たまさぶろうは、すっかり何時もの表情に戻っていた。すると、しまじろうが何かを思い出したように言った。
「そう言えば、たまさぶろう君って3月3日生まれで、らむりんと誕生日同じなんだよね!」
「あ、そうよね!らむりんもさくらこと同じで雛祭り生まれだったわね!」
と、みみりん。
「へ~、そうなんだ!じゃあ、誕生日が同じ同士ってことで、仲良くしようね!!」
と、らむりんはたまさぶろうに言った。たまさぶろうは
「うん!そうだね!!」
と答え、微笑んだ。この様子を微笑みながら、にゃっきいが言った。
「この間のぽん太郎君とたまさぶろうが張り合った時と大違いね!今度はすぐに仲良くなっちゃったね!」
と、感心した様子であった。

一行は京都駅の改札を出た。
「あのタワー大きいね!!」
とりっぴいが、京都タワーに羽を差して言った。すると、もんたが
「あれは、京都タワーって言うんですよ。高さは130mあるそうです。そして、展望台が位置しているのは地上から、凡そ100mだそうですよ。」
そう言うと、みみりんが言った。
「へ~!もんたって、京都タワーにも詳しいのね!」
感心しながら言うと、もんたは
「そんなに完璧ってほどじゃないですよ。只、タワーに関する図鑑を見て、知ったのですよ。」
眼鏡の左側に手を持ってきて言った。
「それでも凄いじゃない!もんた!」
と、にゃっきいも感心しながら言った。すると、しまじろうはしか子を横目に見て、
「先生!これからどうするんですか?」
しまじろうが、しか子に聞いた。
「今日はもう遅くなっちゃうから、これからホテルに向かうことにするわ。」
しか子が答えると、しまじろうが空を仰いだ。
既に日は西から差し、夕暮れ時が近づいているようだった。
「今日は何処のホテルに泊まるのかしら・・・。」
みみりんが、期待を込めた様子で答えると、
「そうね、私はデザートにプリンが出ると良いわね。」
らむりんが言うと、
「じゃあ、みみりんは苺のショートケーキが良いな~!!」
と、みみりんが答えた。すると、其れが切欠になったのか、しまじろうととりっぴいも続けた。
「僕はやっぱりドーナツだよ!!」
「とりっぴいはたこ焼きが良いな~!!」
「もう、たこ焼きはデザートじゃないでしょ!!」
みみりんが、冗談めいた表情で言った。
「もう、皆食べ物のことばっかりね!でも、夜は立派なコース料理だから、貴方たちの好きそうな物ばかりだと思うわよ!さ、行きましょう!!」
しか子がそう言うと、一行はしか子の後に続いて歩き出した。

一行がやってきたのは、京都駅から歩いて数分の所にあるホテルであった。らむりんも同じホテルを予約していたようで、らむりんとまっせいとゆめこの姿もあった。
「ホテルも同じでラッキーだよ!!」
しまじろうが、笑顔交じりで答えると、
「私もよ・・・。出来れば、私もしまじろう達と同じ部屋で過ごしたいな~・・・。」
そう言うと、不安げな表情で、まっせいとゆめこを横目で見た。すると、まっせいが気付き、
「別に良いよ!らむりん!!久々の友達の再会なんだから、らむりんは皆と一緒に過ごすといい!」
そう言うと、ゆめこもらむりんを見て
「そうね。じゃあらむりん、お母さん達のことは良いから、皆と過ごしな!」
と、両親はあっさり許可を出した。らむりんはとても興奮した様子で
「え?良いの?じゃあ私、しまじろう達と一緒の部屋にするわ!」
と言った。すると、その様子を見ていたしまじろうが、
「へ~!!らむりんも一緒に過ごしてくれるんだ!!じゃあ、部屋でも皆で仲良く楽しく過ごそうね!!」
そう言うと、みみりんもとりっぴいもにゃっきいも
「うん!」
と、期待を膨らませた様子で答えた。
そして、ホテルの中に一行は入った。ホテルに入ると、しか子とまっせいはチェックインをしにフロントへ向かった。その間、しまじろう達はロビーで待機していた。しまじろう達5人はロビーの片隅にあるソファーに座っていた。
「まさか、おじさんが僕達と一緒の部屋で過ごして良いって言ってくれるなんて思いもしなかったよ!」
しまじろうが、嬉しそうな表情を浮かべて言った。
「私もよ。でも、私のお父さんもお母さんもしまじろう達のことはよく知っているし、其れにしまじろう達に再会できて嬉しそうだって思ってくれたんだと思うわ。あ、にゃっきいはどう思う?」
らむりんがそう言うと、にゃっきいに顔を向けた。
「私も、皆の友達だったって言うくらいだし、未だ、らむりんのことはよく分からないから、一緒に過ごせばどんな子かって言うのがもっと分かるから良いかもね。」
にゃっきいがそう言った時である。しまじろうはふと、エレベーターホールの方から聞き覚えのある声を聞いた。

「あんちゃん!さて、これから何処へ行く?」
「そうだな・・・。良し!からくさ、ペイズリー!取り合えず、京都駅の方に行かないか?それから考えようよ!」
「ドット兄ちゃん、そしたらおいらは京都タワーに行きたいな!」
「ちょ・・・!ペイズリー!其れだけは・・・。」
「あ、そうか!あんちゃんは、高い所が苦手だったっけ・・・。」
「そうだった!ごめん、ドット兄ちゃん!・・・ん?あれ?」
例の三兄弟が、口々に言っていたその時である。ペイズリーがロビーのソファーに座っているしまじろう達に気付いた。
「ねえ、兄ちゃん達!あれ、しまじろうじゃない?」
ペイズリーがソファーの方に指を指しながら言うと、ドットとからくさも目線がソファーの方に行った。
「あれ?そうじゃん!しまじろう達だよ!!いやあ、本当に久々に見たな・・・。」
と、からくさ。すると、ドットは今まで見たことのないピンクの猫の少女に目線を送った。
「何か、皆で話しているみたいだな・・・。ん?しまじろう、みみりん、とりっぴい、らむりんまでは分かるけど、あのピンクの猫の女の子は誰だろう?」
ドットが、にゃっきいを指差しながら疑問を口にすると、からくさとペイズリーも目線をにゃっきいに向けた。
「そう言えば、誰だろうね・・・。僕達がちゃれんじ島に居た時にはいなかったよね。」
「一寸、しまじろうの所に行ってみようよ!」
ペイズリーが言うと、しまじろうに向かって駆け出した。ドットとからくさもペイズリーに続いた。
「お~い!しまじろう!!」
ペイズリーは走って手を振りながら叫んだ。すると、会話をしていたしまじろう達も三兄弟の方に目線を送った。
「あれ?ドットにからくさにペイズリー!君達も久しぶりだね~!」
しまじろうが言うと、
「本当だ!いやあ、君達も来ていたんだね!とりっぴい、ドット達にも会えて嬉しいよ!」
「みみりんもよ~!本当にどの位ぶりかしらね・・・。」
とりっぴいとみみりんも思いを口にした。すると、らむりんも
「そう言えば、ちゃれんじ島に居た時、居たわね。この三兄弟・・・。」
と、歓喜していた。
「いやいやいや、まさか俺達もこんな所でしまじろう達に会えるとは思わなかったぜ!どうだい?元気にしているのかい?」
ドットが言うと、しまじろうは笑顔で、
「うん、ほらとりっぴい達もこの通りだよ!」
そう言うと、とりっぴい達も笑顔を浮かべた。
「所で、君達はちゃれんじ島から来たのかい?」
からくさが言うと、今度はみみりんが答えた。
「そうよ。しまじろうととりっぴいはちゃれんじ島から来たのよ。」
「私はちゃれんじ島じゃないんだよね~・・・。」
と、らむりんはソファーから立ち上がり、答えた。
「え?らむりんがちゃれんじ島じゃないって、らむりん、ちゃれんじ島にはもう住んでいないの?」
ペイズリーが聞いた。
「そうよ。私はお父さんの家で過ごすことになったから、ちゃれんじ島から引っ越したのよ。でも、お父さんの知り合いに会いに行くために、帰国したのよ。」
すると、ドットが聞いた。
「え?“帰国”って言うことは、じゃあらむりんは日本に住んでいないのかい?」
ドットに続き、からくさも聞いた。
「じゃあ、今何処の国に住んでいるの?」
そう聞くと、らむりんは目を瞑り、得意げな表情で答えた。
「Je vis maintenant en France.Fait de nouveaux amis en France,il a des amis.」
フランス語で答えたらむりんに、ドット達だけでなく、しまじろう達もらむりんに注目した。ドット達もしまじろう達も、突然話したフランス語に、目をキョトンとしていた。
「え?らむりん、今何て言ったの?」
しまじろうが疑問を口にすると、とりっぴいも
「何か、呪文でも唱えたの?」
と、疑問を口にした。すると、らむりんは笑みを浮かべながら答えた。
「違うわよ!今のは私が今住んでいる国の言葉のフランス語よ。そして、「私は今フランスに住んでいる。フランスでも新しい友達が出来て、仲良くしている。」って言ったのよ。」
「あ、そうか!らむりんはフランスに住んでいるから、フランス語が、らむりんの今よく使っている言葉だった!」
しまじろうが感心しながら答えると、キョトンとしていたドットが、
「へ~!知らなかったな!まさか、らむりんが今フランスに住んでいるなんてね・・・。」
「そう言えば、さっきから僕が気になっていたんだけど、そのピンクの猫の子は誰なの?」
からくさが、らむりんの突然のフランス語に、同じくキョトンとしていたにゃっきいを指差しながら言った。すると、しまじろうが答えた。
「ああ!そうだった!ドット達も初めて会ったんだっけ!じゃあ、紹介するよ。僕ととりっぴいとみみりんの新しい友達で、ちゃれんじ島に引っ越してきたにゃっきいって言うんだ。らむりんもさっき、空港で会ったばかりなんだよ。」
しまじろうがそう言うと、にゃっきいは三兄弟にお辞儀をした。お辞儀を終えると笑顔になり、
「初めまして!私の名前はにゃっきい。しまじろう達とはちゃれんじ島に引っ越して来たばかりの時に知り合ったのよ。だから宜しくね。」
「こちらこそ宜しく。」
そう答えたのはからくさだった。すると、ペイズリーが、
(何か、らむりんとにゃっきいって、声が似ている・・・。)
と思っていると、ドットが言った。
「じゃあ、俺達も・・・。俺はドット。そして、左に居るのが弟のからくさ、右に居るのが同じく弟のペイズリーだ!3人合わせてドカペ三兄弟と言うんだ!そんな訳だから宜しくな!にゃっきい!!」
ドットが自己紹介をすると、にゃっきいが首を傾げながら言った。
「えっと・・・何か顔が同じで紛らわしいわね。えっと、貴方がドットで・・・。」
ドットを指差しながら言うにゃっきいに、しまじろうが答えた。
「にゃっきい!3人はね、其々のネクタイで見分けるんだ!だから、ドットはピンクで水玉模様のネクタイ、からくさは黄色で渦巻き模様のネクタイ、そしてペイズリーは水色で水滴のような模様のネクタイって覚えるんだよ!」
「へ~!そうなんだ!しまじろうとどんぐり村に迷い込んだ時に、団栗の見分けがつかなかったあの時とは大違いね!じゃあ、そんな訳で宜しくね!」
にゃっきいは笑顔で答えた。するとしまじろうが、
「所で君達は何処へ行こうとしていたの?」
と、疑問を口にすると、
「いやあ、中々いい所が浮かばなくてね・・・!そうだ、からくさ、ペイズリー!駅に向かって歩きながら考えないか?」
ドットが思い出したように言うと、
「それ良いね~!じゃあそうしようか!!」
と、からくさ。
「そんな訳でしまじろう達、一寸おいら達は出掛けて来るよ!ちなみにおいら達の部屋は5階の515号室だから、何時帰ってくるかは分からないけど、夕飯終えた辺りにでも声掛けてくれ!」
ペイズリーがそう言うと、3人はしまじろう達から離れた。

午後6時半過ぎ、しまじろう達5人は客室で過ごしていた。5人は、関西空港から京都までの特急に乗っている間も、京都駅からホテルまでの道中も、そして今もらむりんとの思い出話を続けていた。しまじろう、とりっぴい、みみりんはやはりらむりんと再会出来たことがかなり嬉しそうな様子である。初対面のにゃっきいは、時に疑問を口にすることがあったが、それでも4人の話にはちゃんと耳を傾けていた。そんな中、とりっぴいが疲れてきたのか、溜め息を漏らしながら言った。
「は~・・・。何かずっと話してばっかりだから疲れてきちゃったな~・・・。そうだ、TVでも視ない?しまじろう!TVつけようよ!」
と、とりっぴいが言うと、
「あ、良いね!」
しまじろうがそう言うと、部屋の真ん中にある机の上のリモコンを持ち、TVの電源を入れた。画面に映像が映ると、チャンネルはテレビ大阪だったようで、「妖怪ウォッチ」が映っていた。すると、しまじろうが少し悩み混じりで言った。
「う~ん・・・。そうか、この時間帯はアニメだったっけ・・・。でも、僕アニメよりニュースが視たいな・・・。でも、ここはちゃれんじ島じゃないから、他のチャンネルに変えても、見慣れたニュース番組が無いからね・・・。でも、一応NHKにしてみるか!えっと、1だったっけ?それとも、3だったっけ?」
そう言うと、リモコンの「3」を押した。画面はNHK大阪の「ニューステラスKANSAI」で、大阪の観光地の紹介を伝えていた。しかし、しまじろうはNHK大阪とは全く気付いていなかった。
「あ、違うか!やっぱり1だった!」
今度は、リモコンの「1」を押した。すると、画面はNHK京都に変わり、「ニュース610京いちにち」をやっていた。その番組では、地元のローカルニュースをやっていた。しまじろうがチャンネルを変え終わり、リモコンを机の上に置くと、
「そう言えば、さっきチラッと映った「妖怪ウォッチ」ってさ、とりっぴいもたまに視るんだよね~。そのアニメってさ、登場キャラの中に、しまじろうと名前が似ているのも居るよね・・・。でも、とりっぴいは「ラットマン」よりは視ていないけど・・・。」
とりっぴいが、思い出すように言うと、にゃっきいが続けた。
「私もよ!あの「ジバニャン」ってキャラクター、私と同じ猫だから可愛いよね!」
「へ~・・・。今日本では、其れが流行っているんだね!」
らむりんが言うと、みみりんが言った。
「そう言われてみればそうね。みみりん、この間パパとママとデパートに行った時、玩具売り場にそのアニメのグッズが多くあったわ!ん~・・・でも、みみりんは「ラットマン」の方が好きかな・・・。ね~しまじろうはどう?」
と、みみりんはしまじろうの方に顔を向けた。
「う~ん・・・、僕は「ラットマン」かな!」
そう答えた時である。TVのキャスターが緊張交じりでニュースを伝えようとしていた。
『次は、京都市内の有名レストランの料理人が、突如行方不明になる事件が相次いで起こっているニュースです。』
キャスターがそう述べると、VTRとして、京都市内にあると思われる飲食店が映った。
『この事件は、今日までに合わせて10件を越す有名レストランの料理人が、「豪邸で行われるパーティーの料理作りに行く。」と言ったまま、一切連絡が取れなくなっている模様です。この影響で、市内の其々の勤務するレストランでは、長期に亘って臨時休業になっているようで・・・。』
「怖いわね・・・。」
みみりんが真顔で呟くと、とりっぴいが、
「このニュース一寸気になるな・・・。一寸音量上げるか!」
と、リモコンを羽に持った。そして、リモコンのボタンを押すと、他のチャンネルに変わってしまった。画面はABCテレビの「キャスト」になっていた。
「あれ?とりっぴい、今チャンネル変えた?」
しまじろうが、TVからとりっぴいに目線を移して言った。
「ああ、御免御免!すぐ戻すね!所でしまじろう、さっきのニュースは何チャンネル?」
とりっぴいが聞いた。
「え~っと、3だったかな・・・。」
そう言うととりっぴいはリモコンの「3」を押した。TVのチャンネルが変わるなり、
「あ!御免!1だった!!」
と、しまじろうは慌てた様子で言った。するととりっぴいが苦笑しながら、
「もう、間違えないでよ!しまじろう!!」
そう言うと、リモコンの「1」を押した。すると、
「あれ?1と3で同じチャンネルになっている!さっきは違っていたのに!」
しまじろうが、何かに気付いた様で、少し大きめの声で言うと、
「え?しまじろうの勘違いじゃない??」
にゃっきいが冗談めいた顔で、目を半開きにした状態で言った。するとしまじろうがリモコンを持って、
「そんなこと無いよ!にゃっきい!ほら視てて・・・。」
そう言うと、再びリモコンの「3」を押した。そして、すぐさま「1」を押して、元もチャンネルに戻すと、
「ね?同じチャンネルでしょ?僕がさっきTVつけた時は、1と3は違う番組だったよ!」
問いかけるようにしまじろうが言った。すると、にゃっきいは、
「う~ん・・・。若しかして、設定が変わったのかな・・・。でも、変ね。若しそうだとするなら、何時変わったんだろう?」
と、にゃっきいも疑問を口にした。
「じゃあ、こんな風に何か疑問に持ったらもんたに聞くのが一番よ!早速聞いてみない?」
と、らむりんが提案すると、
「良いね!じゃあ、もんた達の部屋に行こう!」
と、一同は一斉に立ち上がった。

もんたの部屋に入ると、もんたは一人でTVを視ていた。視ていたのは、さっきしまじろう達も視ていた「ニューステラスKANSAI」だった。
「あれ?もんただけ?他のきりんたとたまさぶろう君は?」
しまじろうは、もんただけしか部屋に居ないことが気になり質問した。するともんたは、
「他の皆ですか?たまさぶろうは、僕と一緒に廊下を歩いていたらファンからサインを求められたようで、サインをしていたんですが、その後ファンに連れられて何処かに行きました。きりんたはトイレに行くと言って、さっき部屋から出て行きました。」
「そうなんだ。あ、もんた、今TV視ていた様で丁度よかった!実はね・・・。」
と、さっきしまじろうが、客室のTVのチャンネルを変えた時のことを話した。
「ああ、それについてですか!僕もさっき「シブ5時」を視ていたら、しまじろうと同じようなことを思っていて、しか子先生の所に行ったんですよ。そうしたら、ここ京都の場合は、何でもNHKが京都のものと大阪のものが2つ映るらしいです。場所によっては奈良のNHKも映る所があるらしいですよ。」
もんたは、人差し指を上に掲げて言った。すると、
「へ~!そうなんだ!NHKって総合テレビとEテレの2チャンネルしか映らないと思っていたけど、そういうこともあるんだ!」
今度は、とりっぴいが答えた。と、その時だった。
「只今!もんた・・・。あれ?」
きりんたがトイレを済まして戻ってきたようである。きりんたは部屋のドアを閉めると、
「しまじろう!みみりん!とりっぴい!らむりん!にゃっきい!どうして、僕達の部屋に居るの?」
驚いたように言った。するとみみりんが、
「あ、ちょっともんたに聞きたい事があって、来ていたのよ!御免ね、お邪魔しちゃって・・・。」
みみりんが、躊躇している様子で言うと、
「別にいいんだ!それよりもんた、たまさぶろう、未だ戻ってきていないの?」
きりんたが、みみりんからもんたに視線を変えていった。
「いや、部屋には戻ってきませんでしたね・・・。未だ、ファンの方と色々と話されているのでは・・・。」
もんたが答えると、
「そうか。そろそろ夕御飯だから、戻って来ても良いのにな・・・。」
きりんたが心配そうな表情を浮かべた。
「ねえ!そうなったらさ、皆でたまさぶろうを探しに行かない?」
きりんたの心配そうな表情を見て、にゃっきいが言った。
「大丈夫だよにゃっきい!きっと、直ぐ戻ってくると思うよ。其れより、君達も部屋に戻ったら?」
と、きりんたは表情を戻して言った。
「あ、そうね。御免ね!こんな時にお邪魔しちゃって・・・。」
らむりんが答えた。
「じゃあ、きりんたにもんた!僕達は戻るから!それじゃあ、お邪魔しました~!」
しまじろうがそう言いながら、部屋のドアを開け、自分達の部屋に戻ろうとした。部屋に向かって廊下を歩いているときだった。エレベーターホールの影から、誰かがやってきた。
「いや~・・・、久しぶりにファンと話しちゃったよ!」
笑みを浮かべながら向かって来たのは、たまさぶろうだった。
「あ!たまさぶろう君!!」
しまじろうが、声を上げた。すると、たまさぶろうは足を止め、口をぽかんと開けて、
「しまじろう!それに、とりっぴいにみみりんににゃっきいにらむりんまで・・・どうしたんだ!」
と、たまさぶろうが言った。
「たまさぶろう君、丁度よかった!さっき部屋でもんたときりんたが心配していたよ。」
しまじろうが、たまさぶろうに報告した。すると、
「ああ御免御免・・・。実はさっき廊下を歩いて居たら・・・。」
と、言いかけたその時、
「ファンに連れて行かれたんだよね~!!」
とりっぴいが遮った。その様子にたまさぶろうは驚き、
「どうして、知っているんだい!?」
目を丸くしながら言ったたまさぶろうに、
「さっき、もんたが話していたんだよ!」
答えたのはらむりんだった。
「そうなんだ!じゃあ君達、さっき僕達の部屋に居たのかい?」
「そうよ!一寸、もんたに用事があってね・・・。」
みみりんが答えた。
「そうか・・・、其れよりそろそろ夕飯だから・・・、君達も部屋に戻って、準備したほうが良いぜ!それじゃあ、又後でな!」
と、たまさぶろうが言うと、右手を振って、部屋に向かって歩き出した。

その日の夜遅く、ドカペ三兄弟の部屋では三人が部屋に敷いた布団の上に毛布を掛け、横になりながらドットが言った。
「いや~・・・、まさかしまじろう達が来るとは思わんかったよ!なあ、弟達よ!!」
「そうだね!僕は懐かしいと思ったけれど・・・。」
と、からくさはドットに顔を向けて言った。
「でも、あの計画が、しまじろう達に知られないようにしないとな・・・。」
ペイズリーも、ドットに顔を向けて言った。
「でもまあいい・・・まさかあいつらが、俺たちが何かを仕出かすということには気付かないか、大分遅くなってから気付くからな・・・。俺達がちゃれんじ島に引っ越してきて、あいつらに悪戯を仕掛けた時も、大体そうだったからな・・・。」
ドットが言うと、ほくそ笑んだ。
「取り合えず、明日もあの計画の続きをしようじゃないか!」
と、からくさ。
「そうだな!それじゃあお休み~兄ちゃん達。」
ペイズリーがそう言うと、三人は次第に深い眠りに落ちていった。

次回予告
らむりんは、たまさぶろうとも知り合い、更にはドカペ三兄弟とも再会を果たしたしまじろう達。色々な人物との再会に興奮するしまじろう達。そして翌日、奈良に向かった一行だったが、まるりんが、ちゃれんじ園の一行で牧場に行った時の“あれ”に又怯えてしまう。その時、しか子が見せた隠された能力とは?

と言うことで次回は、第4章 しまじろう達の奈良観光をうp予定である。次回もご期待下さい。

後記
前章のらむりんに引き続き、ドカペとも再会を果たし、更にらむりんは、しまじろうアニメでは有名になりつつあるたまさぶろうとも初めて出会ったのが、今回の見所だと思う。更に、たまさぶろうがテレビについて煩いということもあったので、関西のテレビ局ネタも一寸加えてみた。実際に京都市内では、NHKは京都と大阪の2局が入り、場所によっては奈良局(勿論、TVNも)も入る所があるのだと言う。(しかも、ワンセグ。)ある意味電波銀座的な感じのする京都について分かって貰えたであろうか?そして、同じテレ東アニメと言うこともあって、某妖怪アニメも加えてみましたwww



其れでは最後に、今日のしまじろうについてである。(注意事項は・・・毎度のことなので今回も省略します。(分からなければ前回までの記事を参照。))
そして、今回は、TXNの無い地域にお住まいの方のために、現在までの遅れ状況の表を作成したので、参考に。

次回放送回(7月13日現在)

BS11 167話 月曜6:00~

RAB 169話 火曜4:20~ 
IAT 161話 土曜6:30~ 
KHB 163話 土曜6:30~
ABS 168話 木曜3:50~  7月30日 休止可能性あり
YTS 169話 土曜6:30~  7月18日 6:00~ 168話放送 集中放送実施
KFB 168話 土曜10:30~  7月18日 休止
BSN 165話 土曜6:15~
KTK 169話 木曜10:30~
FTB 168話 月曜3:53~  7月20日 休止
UTY 161話 日曜6:15~
TSB 164話 日曜5:30~
SBS 163話 土曜5:30~
MTV 169話 火曜5:00~  7月14日・21日・28日 休止可能性あり
BBC 169話 土曜8:30~
TVN 169話 水曜5:29~
WTV 169話 日曜9:00~  7月19日 7:45~ 26日 8:45~ 其々時間変更
tss 167話 日曜6:15~
NKT 169話 日曜6:30~
tys 165話 日曜6:00~
JRT 167話 水曜4:20~  7月29日 休止可能性あり
RNB 168話 火曜3:53~  
ncc 160話 土曜7:00~
KAB 160話 土曜7:00~
TOS 168話 火曜3:22~
KYT 166話 日曜5:45~  毎月第二日曜日は放送休止
OTV 169話 月曜3:53~  7月20日 休止(21日に振り替え)


今日はプール開きに纏わる話であった。因みに、サブタイトルに「プール」が付くのは実は3回目である。
見てみると・・・、

・2013年7月8日  第66話「プールに チャレンジ!」
・2014年7月21日 第119話「プール ごしごし!」
・2015年7月11日 第169話「プール、 すき?きらい?」

となってくる。今回は、一昨年の「プールにチャレンジ!」のリメイクと言っても良いくらいであった。(洗面器に面被りするシーンとか特に。因みに、以前の面被りの指導者はとりっぴいの祖母・みちよだったが、今回はガオガオだった。)

そして、先々週に登場したばかりのたまさぶろうが又も登場である。そして、彼はカナヅチの上に水恐怖であることが判明する話である。しかし、前回話した通り、たまさぶろうはにゃっきい同様猫(なのか?)なので、水恐怖であることは分かるかも知れない。因みに、にゃっきいと自分とで運動面で比較すると、全く逆であったりする。(にゃっきいはスポーツ万能でカナヅチ、自分は水泳得意で運動音痴w)だが、しまじろうは虎である。虎はネコ科の中では珍しく水浴びを好み、尚且つ泳げるのである。実際に、シベリアトラは暑くなってくると、本当に頭まで水に浸かるのである。勿論、ヘソカまではしまじろうも普通に水浴びをしていた。所が、何故か今のアニメでは水恐怖になってしまった。其処で思ったのは、何故、しまじろうを水恐怖と言う設定にしたのかベネッセに本当に聞きたい所である。ベネッセは前述した虎の珍しい生態について分かっているのだろうか?本当に謎である。
其れともう一つ、今回はぞうたとぶうたが出るシーンがあったが、ちゃれんじ園で出てくる園児も高確率でこいつらである。しかも、4月以降の放送を見ると、女子もまるりんくらいしか出ていないのである。(今年3月までを見ると、女子キャラには結構スポットが当たっていた感じがした。)ぞうた・ぶうた(勿論たまさぶろうも)にだけ、スポットを当てるのも本当に辞めて欲しいと思う。これは、はっきり言ってマンネリである。個人的には、しか子とけんとが中の人繋がりなので、けんとにもっと出演させるべきだと思った。しかも、今回はプールに纏わる話であった。泳ぎの得意なきっこの出番があっても良かったと思った。(例えば、カナヅチである悩みを打ち明ける相手をきっこにしたりとか、きっこに泳ぎ方教わるとか、色々あったと思う。)
所で、ドラマ撮影のネタがあったが、たまさぶろうはCGで上手く合成して、水中を泳いでいるように見せかけたと言っていたが、実際にこれは本当に使われている。唯、「海猿」や「ウォーターボーイズ」の様に、本当に潜水して撮影すると言うシーンも中にはあったりするのである。(まあ、余談ではあるが・・・。)

そんな今回の話であったが、次回は今年3月に映画化された「しまじろうとおおきなき」のキャラであるチキ、ロキ、ババ、くもたろうが登場する。(予告で登場していたのは其れだけだった。)因みに映画ネタは、今回も「しまじろうとくじらのうた」で登場した道具を使うシーンがあったが、これも又、恒例となってきた感じがする。大体、普通のアニメは映画と通常の本編では、別扱いをしていることが多いが、しまじろうは同等の扱いをしているようである。その為、次回も普通に今年の映画ネタをやるものと思われるであろう。
しかし、其れにしたって予告でしまじろうが「チキのこと覚えている?」と言っていたが、映画見ていない人や知らない人からしてみれば「は?誰?」ってなっていた気がしてならないと思った。これでは、映画はもう視ている物として扱っているようにしか思えない。もう少し、映画を見ていない視聴者に配慮があっても良い気がした。例えば、「映画を見てくれた皆は、チキのことを覚えている?」とした方が、配慮があっていいと感じた。

所で、映画キャラで、アニメ本編に登場したのは以下の方々である。
・フフ「しまじろうとフフのだいぼうけん」
・ジジ「しまじろうとくじらのうた」
・クーちゃん「しまじろうとくじらのうた」(回想シーンが殆んど。)

さて、今年の映画キャラはどのような展開を見せるのか?次回が楽しみである。(その前に視れるのか?)

10/5追伸

実は、ぞうたもヘソカの頃は水恐怖であった。しかし、今回の話では、「夏といったらやっぱプールだぞ~!」と言ったり、「プールが無ければちゃれんじ園も楽しいのに…」と、弱音を吐いていたしまにゃきを見ていたたまさぶろうに、「あの二人はカナヅチなんだぞ~!」と、ぞうた・ぶうたが言って居たことから、恐らくぞうたは、水恐怖を克服した物と思われる。

因みに、まるりんは克服したのだろうか・・・?謎である。

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