ちゃれんじ園 オフ ~狙われた子役(スター)・人気の座を手に入れろ!~ 第12章

さて今週も、予告通り「ちゃれんじ園オフ3」の続きをお送りする。

早速だが始めよう。

          第12章 さよなら、プニたん
「結果なんだが、無事に一命を取り留めたよ!」
其の言葉に、一行の表情は輝き始めた。
「せ、先生・・・本当ざますか?」
「いやあ、漸くたまさぶろうちゃんを発見できて、何よりですわ。」
其処に現れたのは、先程まで影で他の一行のやり取りを聞いていた人物だった。
「あ、たまさぶろうのお母さんと・・・」
「監督さん!」
きっことさくらこが声を出した。其処に居たのはまどかとサイ監督だった。
どうやら、ドカペとマサシは運良く、他の被害者が入院している病院への道標を辿って来たようだった。
「あら、貴方達。何時も家のたまさぶろうちゃんと遊んでくれて有り難うざます。でも、本当に吃驚ざますね。私、たまさぶろうちゃんが呼んでいる気がしたので、偶々ICUに来てみたら、本当に居たなんて・・・。」
「所で、たまさぶろうちゃんは何時ここに運び込まれたんですか?」
まどかは驚愕し、サイ監督は疑問を浮かべた。
「其れは、ここに居るこの猫の子達と土竜の子達です。詳しいことは私共も分からないので、彼らから聞いてみて下さい。其れで、お母様や彼の撮影監督さんが居ますので、簡単に手術の結果をお伝え致します。」
そして医師は、結果を述べ始めた。
彼の傷の化膿はかなり進行していて、後数分遅れていたら、細胞の壊死等で命を落としていたり、取り留めたとしても後遺症を残す危険があったらしい。
未だ彼の意識は戻っていないが、早くても数時間の内に意識が戻るとのことであった。だが、傷が治るまで入院と言う形になり、ドラマの地方ロケのクランクアップにはかなり時間が掛かることになってしまった。
だが何よりも、まどかとサイ監督は偶々、自分達が入院している病院にたまさぶろうを運んでくれたことを喜び、搬送したドカペやマサシ、メエメエ、さくらこ、きっこには褒め称えてあげた。

「いないいない~ばあ~!!」
「いないいない~ばあ~!!」

そして、しまじろう達は大泣きしているプニたんを笑わすため、必死に「いないいないばあ」を続けていた。
プニたんとは初めて関わるらむりん、きりんた、しか子、くにあき、ジジ、更にあの時当事者ではなかったとりっぴいも必死にプニたんに変顔を次々と見せていった。又、先程まで打ちひしがれていたしんいちも、「いないいないばあ」に加わっていた。
プニたんは徐々に泣き止みつつあった。
「駄目だ・・・未だ、すすり泣いている・・・。皆、最高の変顔をするんだ!!」
しまじろうが未だ泣き止まないプニたんを見ながらそう言い、一行は今以上の変顔をし、プニたんを笑わせようと続けた。
と、其の時である。犯人であるまさひろ、そしてマネジャーの二人も加わり、プニたんに挑み始めた。まさひろは、しんいちと隣り合い、まるで競っているかのように次々と変顔をプニたんに見せて行った。
しんいちは今までは決裂していた従兄弟のまさひろと協力でき、心底嬉しくなった。
其の時プニたんは頭の中で、絵本の国での出来事が過ぎった。王と女王の側近が喧嘩をしていたが、自分が泣いたことで仲直りしたということを。
今自分の前で、今まで仲が悪そうだったしんいちとまさひろが協力しながら、自分を笑わせようとしてくれている。そんな姿が嬉しかった。これが、絵本の国での出来事と重なり、自然と涙が治まった。

「キャハ、キャハハハ!」

遂にプニたんが泣き止み、満面の笑みを浮かべた。
「やった!プニたんが笑ったわ!」
らむりんが其の姿ににこやかになった。
「本当、絵本の国での出来事を思い出すわね。みみりん、あの時はしまじろうとにゃっきいで笑わせたのよね・・・。」
「とりっぴいはこの時居合わせて居なかったんだよね・・・。でも、本当にプニたんが笑うと可愛い!」
可愛らしい笑顔を見せるプニたんに、みみりんととりっぴいが思い出した。
「本当に、しまじろう君の描いたプニたんちゃんって不思議よね。先生、そんな落書きの話を聞いて吃驚しちゃったわ!」
「本当、僕はちゃれんじ園に入る前からしまじろうとは仲良かったけど、こんな友達が居たって初めて知れたよ。」
しか子ときりんたが思いを述べた。
「だけど、あのでかくなったプニたんは、何時元に戻るんだ?」
くにあきが未だに巨人のプニたんを見て首を傾げた。
「確か、あの時は未だ絵本が喧嘩を許していなかったみたいで、其れをとりっぴいが解決したことで、元に戻ったんだよね。」
にゃっきいも又、プニたんを見上げていた。
「じゃあ未だ、何か遣り残していることがあるのね・・・。まさか、まさひろ君、未だたまさぶろうを許していないのかしら・・・?」
みみりんはふと、まさひろを見つけるため目を泳がせた。
「所でしんいち、お前最近ちゃれんじ園はどうだい?俺のことで、心配掛けさせちまって悪いな・・・。」
「別に良いよ、まさ兄ちゃんはまだまだたまさぶろう君の先輩スターとして、芸能活動は出来そうだよ!だから、芸能界に戻ったら?」
まさひろを見ると、まるで人が変わったかのように従兄弟のしんいちと楽しそうに話している姿が見えた。
と、其の時だった。パトカーのサイレン音が近付いて来た。
「まさか、お前達が通報したのか?」
まさひろは表情を少し強張らせながら吐いた。
「いいえ。私達じゃないわ。きっと、一緒に監禁されていた人じゃないの?」
しか子はそう言ったが、近付くサイレン音にまさひろは遂に負けを認めた。

「まさひろ、お主にこれだけは言っておこう。何時も自分が一番と言う安易な考え方は駄目じゃ!時には、今まで上手いと思っていた自分を越してしまう人が出る。そうした人には、逆にどうしたら其の人のようになれるのかと言うことを考えるんじゃ。時間が掛かるかも知れん。じゃが、分からなかったら幾らでも頼りになる人はいるはずじゃ!お主のマネジャーそして撮影スタッフ、後は家族とか、色々と居るはずじゃ。後、其の自分を越した人に尋ねても良いんじゃないかなと思っておる。其の気持ちは絶対忘れては駄目じゃ!」
ジジは県警の日産・シルフィーのパトカーの後部座席の前に警官にガードされていたまさひろに問い掛けた。
「僕、まさひろ君がTVで視られる日を何時でも待っているよ。たまさぶろうとの共演が楽しみだよ!」
「そうね。シン君も未だ、たまさぶろうと共演していた姿は見たことが無いって言っているから、本当に楽しみね。」
「何だったら、ちゃれんじ園に来る?たまさぶろうも居れば、シン君も居るし・・・。」
「私は日本を離れちゃうかも知れないけど、なるべくちゃれんじ島に居る内に視たいな・・・。」
「まさひろ君、何時でも待っているからね。本当に信じて!」
しまじろう、みみりん、とりっぴい、らむりん、にゃっきいの五人がまさひろに送った。まさひろは黙って頷くだけだった。
「さよなら・・・まさ兄ちゃん・・・。」
今まで黙って見守っていたしんいちが顔を覗かせ、手錠が掛けられたまさひろに言った。
「ああ。何時か、帰るからな・・・。」
まさひろはそう言い残すと、黙ってパトカーに乗り込んだ。
パトカーのドアが閉まると、すぐさま発進した。そして其の後ろからは、二人のマネジャーの乗ったパトカーが後に続いた。
「プニ!」
屋根が突き抜けたログハウスからは頭が覗いていたプニたんが一行を呼んだ。
其の刹那である。プニたんが縮み始め、やがて頭でさえも見えなくなった。
「あ、プニたん!」
しまじろうがそう言い、一行は再びログハウスの中に舞い戻った。
先程まで居た部屋に戻るとプニたんは未だ縮んでいたが、部屋に踏み入れてから数秒でプニたんは元のサイズに戻った。
しまじろうはプニたんを抱き上げ、一行はまるでバーゲン品に群がる客の如くプニたんを讃えた。一行は口々に「やったね!」「頑張ったね!」の言葉掛けをした。
其の姿を見守っていたしか子が一行に声掛けをした。
「さ、皆!ジジ様の別荘に皆待っているわ!戻りましょう!」
こうしてしまじろう達は再び、戸隠への帰路に着くのであった。

帰り道、上信越道を長野方面に向けて走るキャラバンの中で、しまじろうがプニたんに尋ねた。
「所でプニたん、どうやって絵本の国から来たの?」
「プニプニ~!」
プニたんは一行にどうやって来たのか説明し始めた。勿論、しまじろう達の通訳も含めてである。
しまじろうが幼少の頃に、プニたんを描いた絵本作家の出身は何と、軽井沢だったのである。其の絵本作家は昨年、病気で他界し、最近、其の作家の記念館が軽井沢に出来たのであった。其処には其の絵本作家が執筆した絵本全てが展示され、更には閲覧も出来るのだという。
そしてプニたんは、しまじろう達が絵本の国での喧嘩騒動を解決し、去った後、現実世界に飛び出せる能力と他の同じ絵本に飛び移る能力を持つことが出来た。そのため、しまじろうが持っていた絵本とは別の、同じ絵本から現実世界に出ることが出来たのであった。
プニたんは自分が描かれた絵本を又全く読まなくなり、今度は廃品回収等に出されることを考えたために、この能力が身についたと思っていた。
そんなある日のことだった。プニたんは、たまさぶろうと言う子役スターの存在を知り、彼がしまじろうの友達で、同じちゃれんじ園に通っていると言うことを知った。だが、其の彼が何者かに狙われていることを察知した。
たまさぶろうの危機を知ったプニたんは、「彼を守らなくてはならない」と言う意識を固めた。だが、何時何処で狙うのかと言うことまでは分からなかった。
しかしそんな中、彼が軽井沢で地方ロケをやることを知った。プニたんはたまさぶろうが軽井沢でクランクインをした日からあの事故が起こるまで、時偶にこっそりと見に来たのだという。
そしてあの事故の日。直前までロケをしているたまさぶろうを見届け、自分は記念館に戻ろうとした。だが、何かを察知し、途中で引き返したのだという。其の時、偶々あの事故を目撃したのであった。
そのようなことをプニたんは、しまじろうを介して伝えた。
「そうそう。僕があの絵本を読まなくなっちゃったから、絵本の国でアイロン王とトゥーリー女王が喧嘩しちゃったんだよね・・・。」
「とりっぴいがやっぱり小さい頃、しまじろうと一緒に其の絵本を読んだこと、思い出すな・・・。」
しまじろうととりっぴいが思いを語った。
「でもプニたん、安心して!一旦はガオガオさんの所で修理して貰って、今でも大切に持っているよ!」
「プニ~!!」
しまじろうの言葉にプニたんはかなり喜んだ。
しかし、其の喜びは一瞬でなくなり、急に悲しげな表情を浮かべた。
「如何したの、プニたん?」
後部座席に居たみみりんが、プニたんを見下ろした。
「プニ、プニ~!プ・・・ニ・・・。」
「何々?もう事件は解決したからお別れだって?そ、そうだよね。プニたん、帰らなくちゃ、しろりんやくろりん達にも悪いし・・・。」
しまじろうが通訳をした。
「そうだ!今度は、アイロン王やトゥーリー王女にしろりんとくろりんも連れて来てよ!特に、ここに居るらむりんも会いたいだろうし・・・。」
みみりんの隣に居たにゃっきいが、前のらむりんに振った。
「そうね。私が又、フランスに戻る前に一度でも会っておきたいわ・・・。」
「後、とりっぴいが眉毛の落書きをしたマカロンおばさんだっけ?」
とりっぴいは恥ずかしながら其の名を口に出した。
「僕も会いたいな、折角友達になったんだしさ!」
「僕もそう思う・・・。」
「うん。」
きりんた、しんいち、くにあきも賛成の声を上げた。
「そうだね。他の皆とも、絵本の国じゃなくって、こう言う所で会いたいよ!だから、又連れて来てね!」
「プニ~!」
しまじろうがそう言うとプニたんは又笑顔を浮かべた。どうやら、しまじろうの意見に大賛成のようであった。
そしてキャラバンは、深夜の上信越道を走り続けるのだった。

翌日、遂に別れの時を迎えていた。
別荘の玄関前には、救出に向かった一行が並んでいた。ジジは自室にあるある物を持ってくるため、其れを探していた。
其の間、しまじろう達は絵本の国で起こった話をらむりんを含めた他の一行にしていた。
程無くして、ジジがある物を持って、玄関から出て来た。
「あれ?ジジ様其れは・・・!」
「そうじゃよ。しまじろうが持っていたあの絵本じゃ!」
らむりん以外の四人が見ると、チェック柄が特徴的なあの絵本であった。そして、ジジがページを開くと、其処には、プニたんの元が描かれていた。
「そうそう!僕がここに、プニたんを描いたんだよね。あの時は顔だけしか描いていなかったけど、こんな形でアイロン王とトゥーリー女王の喧嘩を知らせてくるとは思わなかったよ!」
しまじろうは其の落書きを懐かしそうに見ていた。
「でもジジ様、どうしてしまじろうの絵本を持っているんですか?」
にゃっきいが尋ねた。
「数日前、わしに「しまじろうが落書きをした絵本を手にしろ。」って誰かが言っている気がしたんじゃ。じゃが、わしもそんなこと言われても、全く意味が分からないから、取り合えずガオガオに聞いてみたんじゃよ。そうしたら、ガオガオが持っているって言うから、こっちに贈るように頼んだんじゃ。」
「其れで、ジジ様がしまじろうの絵本を持っていたんだ・・・。」
とりっぴいが口にした。
「ってことは、プニたんはジジ様も知っていたことになるわね。そうなの?」
らむりんがプニたんに尋ねる。
「プニ、プニ!」
プニたんは二回頷いた。
「きっと、プニたんは絵本の国でもみみりん達のことを見守ってくれているのかもね。」
「そうだよ。だって、この僕がプニたんを描いたんだもの!初めて絵本の国に行った時、プニたんは直ぐに僕の顔を分かってくれたし。あの時、顔を嘗められた勢いで遂、「くすぐったいよ・・・プニたん!」って言っちゃったけど、あれがプニたんだってことも直ぐに分かったからね。今でも思い出すよ・・・。」
そう言うとしまじろうは、途端に寂しそうな顔を浮かべた。
「じゃあ、プニたん。お主はもう戻るんじゃな?くれぐれも元気でな。」
ジジは、プニたんが描かれているページを開いたまま、其の絵本を地面に置いた。
「プニたん、まさ兄ちゃんを救ってくれて有り難う!僕、今度は元気にちゃれんじ園に行けるよ!」
「僕からも感謝するよ。このシンを助けてくれて、有り難うな。今度は、僕達がしまじろう達と一緒に、絵本の国に行くから、案内してくれな!」
「プニたんちゃん。ちゃれんじ園での話もいっぱい聞けると良いね。本当に有り難うね。」
「僕からも有り難う。プニたんが動かないと、僕がやられる所だったよ・・・本当に有り難う!」
そう言うと、四人はプニたんに手を降り始めた。
プニたんは絵本の上を歩き、丁度落書きの上で足を止めた。
「又ね。プニたん!」
「元気でね!」
「私のことも忘れないで!」
「さようなら。」
しまじろう以外の四人も次々と絵本の国に戻るプニたんに声を掛けて行った。
其の時だった。しまじろうが目に大粒の涙を浮かべながら、プニたんに駆け寄った。
「待って!プニたん!!行っちゃ駄目~!!」
しまじろうがそう言うと、落書きの上に居たプニたんを思わず抱きしめた。
「プニたん・・・絵本の国に帰る前に、僕達と一緒にちゃれんじ島に行こうよ!他にもプニたんに紹介したい人が結構居るんだ!僕のお父さんやお母さん、其れに妹のはなちゃんに従兄弟のトミー・・・後、他のちゃれんじ園の仲間にも教えてあげたいんだ!だから行かないで~!!」
そう言うと、しまじろうを着付く抱いたまま、大号泣した。
だが、他の四人はしまじろうを説得し始めた。
「・・・しまじろう、もうそれ位にしてあげましょう!気持ちは分かるけど、しまじろうはプニたんのお父さんなのよ?泣いているお父さんなんて、プニたんは見たくないと思うわよ?」
「其れに、其の絵本はしまじろうのなんだから、何時でも其のページを開けば、プニたんに会えるんだからいいでしょ?」
「プニたんは、絵本の国が家なのよ?しまじろうだって、ちゃれんじ島に帰ったら、家に帰りたいでしょ?」
「だからしまじろう、暖かく見送ってあげようよ!」
みみりん、とりっぴい、らむりん、にゃっきいが其々励ました。
「皆の言う通りよ!本当に寂しかったら、ちゃれんじ園のお絵かきの時間で、プニたんちゃんを沢山描いて、絵本の其のプニたんちゃんに見せてあげましょうよ。そしたら、きっと喜んでくれるわよ。」
しか子も続いた。
「しまじろう君、僕にとってはお兄さんなのに泣いているなんて見っとも無いよ!」
「そうだよ。年下の子も居るんだから、泣くなんて恥ずかしいぞ!」
しんいちとくにあきも少しからかうような感じで問いかけた。
するとしまじろうの涙は治まっていた。
「皆・・・有り難う!・・・其れに、御免ねプニたん、悲しい所を見せちゃって・・・。僕、本当に別れるのは辛いけど、又何か遭ったら、僕達に夢の中でも良いから・・・教えてね!」
しまじろうは大粒の涙を腕で拭い、ある程度は泣き止んだようだった。
「プニ!」
プニたんは満面の笑みを浮かべた。其の笑みを見ると、しまじろうは抱き上げていたプニたんを再び絵本の上に戻した。
そして、落書きの上に丁度乗っかった時だった。
プニたんは白い光に覆われ、段々と其の光は上へ上へと上がっていった。
「さようなら~プニたん!!」
一行は、絵本の国に戻りかけているプニたんに別れを告げた。
「プニたん!何時か、僕の所にも遊びに来てね~!!」
しまじろうがそう言うと、プニたんも満面の笑みを浮かべたまま一行に手を振り、別れを告げた。
やげて、プニたんを覆っていた光は顔の辺りまで達し、次第に体全体が光に包まれた。
「しろりんやくろりん、其れにアイロン王やトゥーリー女王、後マカロンおばさんに宜しくね~!!」
しまじろうは、絵本の中に召還されかけのプニたんに登場人物の名前を挙げた。
「プニ~!プニ~!!」
プニたんが其の言葉を残すと、絵本から出ていた光は段々と弱まり、遂に光が治まった。
其処にはプニたんの姿はもう無かった。唯、しまじろうが幼少時に描いた落書きだけが其処に残されていた。
こうして、プニたんは絵本の国へと帰ったのであった。
「プニたん・・・有り難う・・・。」
しまじろうは、落書きに向かって声を出した。気が付くとしまじろうは泣き止んでいた。
若しかすると、プニたんが泣いている生みの親を見かね、力を与えてくれたのかも知れない。そう思った。

其の後、一行はジジの別荘を後にすることになった。
一行は別ルートで別荘に招待されたぽん太郎とひつじいと別れ、ジジの運転するローザで長野駅まで送ることになった。
其の際、佐久平駅まである人物も同行することになった。其の人物は、メエメエの姪、メエコの友人の子どものくまっきいだった。くまっきいは佐久平駅でメエメエと合流するのだという。又同じく、カーバーも佐久平駅で彼と合流することになった。
其ればかりでなく、さくらこときっこも佐久平駅で待っているのだという。たまさぶろうが一命を取り留めたと言うことは、今朝の電話で一行には伝わっていた。其の際、さくらこときっこはメエメエと一緒に、病院で一泊したのだという。
そんなこともあり、まるりんが朝目覚め、さくらこときっこの部屋を訪れたが、二人が居なくて驚いたのだという。
だが、其のことが伝わると、まるりんも安心できた。
「君達と一緒で、僕も楽しかったのだ!本当に、有り難うなのだ!」
ローザの降車口の所で、しまじろう達はぽん太郎とひつじいと話していた。
「僕もぽん太郎君と一緒に過ごせて楽しかったよ!有り難う。」
「私からも感謝申し上げます。本当にこの度は充実出来ました。」
しまじろうが礼を言うと、ひつじいが返した。
「所で、ぽん太郎君とひつじいさんはこの後何処へ行くの?」
みみりんが尋ねた。
「僕はこれで、お祖父さまが帰国してくるから、成田空港へ迎えに行って、お祖父さまと一緒に、ひつじいの親戚の家に行くのだよ。あの白い車は、ひつじいの親戚の家に置いてある物だからな!」
ぽん太郎は例のマイバッハに顔を向けた。
「昨日、旦那様がお帰りになられるということを知ると、坊ちゃまは相当嬉しそうな様子でしたな~。」
「そうなんだ。とりっぴい達はこの後、リチャードと一緒に観光するんだ!」
「ぽん太郎君にもお土産を買っていくから楽しみにしててね!」
「其れじゃあ、又ね!ぽん太郎!」
とりっぴい、らむりん、にゃっきいがそう言い残し、ローザに乗り込んだ。
程無くして、ドアが閉まり、ローザは走り始めた。
「又、ちゃれんじ島で待っているのだ~!お祖父さまにも是非会いに来てね~!」
ぽん太郎はそう言い、離れていくローザに手を振った。
「皆様どうかお気をつけて!」
ひつじいも手を振りながら見送った。
そして、しまじろう達もぽん太郎達に手を振り返した。

別荘を後にした一行は、漸くリチャードの真の目的だった観光をするのであった。
ジジ曰く、やはり戸隠といえば戸隠神社や忍者が有名なのだと言う。先ずは、神社を参拝し、其れから忍者屋敷へと足を運んだ。
リチャードは忍者と言う物は余り知らず、この屋敷を観光し、いい勉強になったと述べていた。そして、一行に同行していたくまっきいも尚、カーバーと一緒に楽しんでいたようだった。
戸隠からバードライン、浅川ループラインを経由し、下山すると一行は善光寺も参拝した。戒壇巡りは化け物が苦手なかんたとまるりんが躊躇いを見せていたが、ジジのサポートもあり、無事にこなすことが出来た。だが、リチャードは終始怖々としたままだった。
こうして、戸隠や長野市街地を観光し、一行は長野駅へと向かった。
そして、一行は長野駅の新幹線ホームに居た。
一行は東京行きのはくたかの到着を待っていた。程無くして、構内アナウンスが流れ、はくたかは直ぐ其処まで迫っていた。
「本当に、わしの別荘に遊びに来てくれて有り難う!又機会があったら何時でも来るんじゃ!」
「僕は長野に、しまおやしま子叔母さんが居ますので、夏休みとかにお邪魔したいと思います。あ、しまおも待っていてね!」
「この間、しまたろう伯父さん達と来たばかりだって言うのに、又来てくれて僕嬉しかったよ。本当に有り難うね!後、僕はプニたんをお見送り出来なかったけど、又絵本の国とかで会ったら、宜しくね。」
しまじろうは、ここで別れるしまおとしま子、ジジと話していた。
程無くして、はくたかが入線して来た。
「行きはE7系だったから、帰りはW7系だといいな~!」
けんとがそう言いながら、徐々にスピードを落としていくはくたかを見渡していた。
「所でけんと、W7系とE7系は何処が違うんでしょうか?」
そんなけんとにもんたが疑問を挟んだ。
「違いは・・・え~っと、あ!ここここ!このロゴマークを見て!・・・やった!W7系だ!『WEST JAPAN RALLWAY COMPANY』の文字があるし、あとここの数字もW7で始まっているから、W7系だ!」
「と言うことはE7系だと、この下にある数字がE7で始まっていて、後ドア横のロゴは『EAST JAPAN』とかって書いてあるんですね!」
「そうだよもんた。」
もんたはやはり、将来の夢が新幹線の運転手と言うこともあり、鉄道好きのけんとと其の子とで会話が弾んでいた。
程無くして、はくたかのドアが開いた。
「あ、其れじゃあジジ様と、しまおにしま子叔母さん!又来ます!有り難う御座いました!」
しまじろうが、はくたかのデッキからホームに居る三人に声を掛けた。
「私カラモ、有リ難ウ御座イマシタ~!本当ニ、違ウ日本ヲ見レテ、ヨカッタデス~!」
其処に、リチャードが加わった。
「おう、楽しんで貰えればわしも満足じゃよ!後、ガオガオにも宜しくな!」
「私からも有り難う御座いました。私の教え子ばかりでなく、私も思い出に残りました!」
「私もです。後、家のクラスのしんいち君や従兄弟を救ってくれたことも感謝しています!有り難う御座いました。」
「ジジ様もお体には気をつけて!後、しまお君達もしまじろう君達と過ごせて楽しかった?」
更にしか子、いぬ子、くう子も礼を述べ、くう子はしまおに尋ねた。
「うん。凄く楽しかった!あ、しまじろう!しまたろう伯父さんとさくら伯母さん、其れとはなちゃんにも宜しくね!」
「僕からも、叔父さんにも宜しくって伝えて~!」
そんな会話をしていると、発車メロディの「信濃の国」がホームに掛かった。
発車アナウンスが迫ると、デッキに居た一行は、誰一人残らず手を振った。やがて、ドアが閉まったが、其れでも尚、中と外で手を振り続けた。
はくたかが発車すると、どちらも手を振るのを辞めたが、三人は見えなくなるまで黙って見送った。

はくたかが発車すると、らむりんは車窓から外を眺めていた。
「フランスのTGVも良いけれど、やっぱり日本の新幹線も又良いよね~!」
らむりんはふと、家族でTGVに乗ったことを思い出していた。
と其処に、隣に座っていたある人物が声を掛けてきた。
「ねえ、貴方はたまさまどの位好きなの?」
其処に居たのはくまっきいだった。
「そうだね。私は大好きって程じゃないけれど、でも誕生日が同じって言うのが自慢かな?」
「そうなんだ。あ、私くまっきい!貴方は?」
「私、らむりん!くまっきいは結構たまさぶろうのファンなの?」
「そうよ。この間の「丁髷忍者」も家族と行ったけど、あの時のたまさま、凄くかっこ良かったわ~!本当、あのたまさまを見ていると、堪らないわ~!」
くまっきいは思わず興奮し、隣に座っていたらむりんの肩を思い切り叩いた。
「わ!・・・そ、そうなんだね。」
肩を強く叩かれたらむりんは凄く驚き、すっかり自分の世界に酔っているくまっきいに言葉を失った。
だが其れでも、らむりんは隣のくまっきいと会話を弾ませていた。
そんな中、一行が乗ったはくたかは間もなく、佐久平駅に到着した。
其処からは、さくらこときっこ、メエメエと合流した後に、たまさぶろうが入院している病院に見舞いに行くことになった。
そして、小海線としなの鉄道を使い、中軽井沢駅へ移動する予定である。何故なら、プニたんが描かれた絵本の絵本作家の記念館へ行くためである。
記念館では、其の絵本作家の娘で記念館の館長をしている人物が案内してくれることになった。記念館に行くことになったのは、やはりしまじろうの要望による物である。
その記念館が中軽井沢駅の最寄り駅と言うこともあり、経路を決めたのはやはりけんとだった。
「小海線ではハイブリッド車両のキハE200系、しな鉄では「ろくもん」が見たいな~!」
けんとは経路を一行に告げている時、自分のことも一緒に述べていた。一行はけんとしか知らない知識に首を傾げていたが、しまじろうだけは是非、記念館の館長に、あの絵本のことを話せればと思っていた。
絵本はジジからしまじろうの手に渡り、手荷物のリュックの中に入っていた。そのため、準備は万端だった。
そうこうしている内に、はくたかは佐久平駅に着き、改札にはメエメエとさくらこときっこが待っていた。
「あ!さくらこ!きっこ!」
そう叫んだのはまるりんだった。
「まるりん!昨日は良く眠れた?」
「私達、殆んどたまさぶろうに付きっ切りだったから、もう退屈!」
「私は、あのたまさま・・・たまさぶろうと一緒に過ごせたのは嬉しかったかな・・・。」
さくらこときっこは目の下に隈を作っていたが、寝不足と言うことも忘れ、まるりんとの再会を喜んだ。そしてさくらこは、少し下向きになり、赤面していた。
「あ、メエメエ博士!」
「おお、しまじろう達!待っておったぞい!」
メエメエは改札から出て来たしまじろう達を見つけ、少し安心したようだった。
「其れで、たまさぶろうは如何していますか?」
みみりんが早速、あのことを尋ねた。
「わしらが迎えに出る前に、意識を取り戻したよ!多分、皆が来るのを待っているぞい!さ、行こうか!」
「メエメエ博士、宜しくお願いします!」
しか子がメエメエに頼んだ。
「あ、其れじゃあ私はこの辺で失礼するわ~!」
「カーバー博士は、これからどちらへ行くんですか?」
一行の向かう方向とは逆方向へ行くカーバー達に、らむりんが尋ねた。
「私はこのくまっきいちゃんの家族とメエメエ博士の姪のメエコさん達が、野辺山で待っているって言うから、この子を送り届けるのよ。」
「私からも有り難う御座いました!」
カーバーとくまっきいは、一行に礼をした。
「ぶう、僕、くまっきいと友達になれてとても嬉しかったよ!又会おうね!」
そんなくまっきいに駆け寄ったのはぶうただった。
「じゃあ又ね!ぶうた。」
「くまっきいちゃん、有り難うね!お家の人に、くれぐれも宜しくね!」
しか子がそう言うと、くまっきいはメエメエと共に、其の場を後にした。
「サテめえめえ博士、私達モ行キマショウ!」
「そうじゃな。其れじゃあ着いて来るぞい!」
一行はカーバーとくまっきいを見届け、早速たまさぶろうの元に向かった。

次回、第13章「笑顔で帰ろう!」 おっ楽しみに!


其れではここからは今週のしまじろうについてである。(BS11の方は、先週で遅れが9日から2日に縮んだので、1月16日の放送になる。)


今週は、早速冒頭でしまじろうが風邪を拗らすかと思いきや、TVに於いて、成人式の一環としてボランティア活動をする新成人の話題から、しまじろうが「僕、今日から大人になる!」と決意したことから始まった。

さて、色々な思いを述べていくとすると・・・。

先ず、ちゃれんじ島での成人式の挙げ方は、とても味があっていいと思った。ま、あのニュースを視る限り、新成人が晴れ着やスーツ姿じゃなかったから、挙式の後に行っていたのかも知れないが・・・。
例年、成人式と言うと、唯二十歳になったことを、市町村長やら様々な来賓、場合によっては其の地区にある学校の恩師等が祝ってくれるだけと言うことが多い。
又、沖縄等では、ド派手に祝うなんてのも話題である。(沖縄の皆さん、明日(1/15)放送されるので、どちらの方が良いか、比較してみて下さい。)そして、この“派手”と言った所で、市長が歌う所や、TDRでも派手に祝うと言うこともある。

そうした意味を踏まえ、ちゃれんじ島の成人式はどうだろうか?

実際に新成人がボランティアしていると言う所があるかは不明だが、新成人は、“第二の人生が始まる”ということもあるし、場合によっては、“就活”にも繋がるので、そうした“社会勉強”のためには、こうした成人式も又良いと思っている。流石に、このような表現は良い子の皆には分かりにくい気もするが、まあ事実なので・・・。

でもどうせなら、何処かの講堂に新成人が晴れ着姿で成人式を祝う場面が欲しかったようにも思う。後言いたいのは、「あの新成人達、老けてね?」と思わんばかりに、オッサンぽく見えたw

さて、そんなニュースからすっかり“大人”を気取り始めるしまじろうは、逆にはなを“餓鬼扱い”し始めることになる。(はながやり掛けの“パズル”を勝手に仕上げる、食事介助をする等で。)
其処で思ったのは、先ず“パズル”の場面では、「しまじろう、はな位の年の子だと、お前には簡単に出来てもはなにとっては難しいことはかなりあるんだぞ?折角はなが一生懸命やっているんだから、見守ってあげるのが、本当の大人だと思うんだけどな?」と感じた。
次に、食事介助の場面。

これに関して述べると、今のはなを視る限りだと、一人で食事をしているが、しまとら時代だと、さくらに介助されていたのである。
そんな中で、しましまとらのしまじろう第373話「小さくなーれ!」では、毎回食事介助されているはなに見かねたしまじろうは、「僕にも食べさせて~!」と、さくらにはなのような介助を求め、今回とは逆の“赤ん坊帰り”すると言う話もあった程である。

まあ、しまじろうが5歳と言う設定なら、年齢差が3歳のはなは2歳と言うことになるが、実際の2歳児が、介助無しで食事が出来るのは微妙である。でも、介助された際、「あでも、口は開けるんだね・・・。」と思った。

其の後、しまじろうははなに、昼寝を促したが、「眠くない」と訴えるはなに、餓鬼扱いする発言をした。

「はなちゃんは、赤ちゃんなんだから!」

この言葉にはなは、「はなたん、あかたんじゃな~い!!」と餓鬼扱いされたことに激怒した訳だが、そんなはなが、しまとら初期だと本当にベビーカーに乗る描写があった。
しましまとらのしまじろう第17話A「一人ぼっちのしまじろう」では、ベビーカーに乗っているはなをあやす一幕もあった。しかも、はっけんたいけんだいすき!しまじろう第21話「ビックリはなび」でも、花火大会へ行く際、はなはベビーカーに乗せられて、会場に向かうシーンもあった。
このことから、アニメ化初期は本当にはなは“赤ん坊”のような描写だったことが覗える。

さて、はなを餓鬼扱いした所で、メインが登場である。
だがここでも、何時ものしまじろうらしからぬ一幕を見せる。

普通だったら、「はなちゃん、今日お兄ちゃん、皆と遊びに行くことになっているんだけど、はなちゃんも行く?」と尋ねそうな所である。だが、今回は「大人同士の付き合いだから、はなちゃんは寝ててね!」と(あの時期の子にしては)難解なことを言い、はなをそっちのけで置いてけ堀にしていた。

「はなたんも行く!」とはなが無理矢理、兄に付いて行くが、しまじろうははなを置いてけ堀にすると言うことは過去にも何回かあった。大抵は、「はなが居ると支障を来たす」と言うことが多く、まあここでも「大人らしからぬ行動」と言えるだろう。

そしてこの後、しまじろうが風邪を拗らせ、はなとの立場が逆転されることになる。

次に述べることとして、しまじろうの風邪の引き方である。
しまじろうが本編中に風邪を引くと言うことは何回かあった。以下が其のリストである。

・2013年3月18日 第50話   「げんきの ゆうびんきょく」
・2015年3月16日 第152話  「おにいちゃんの かわり」
・2016年4月16日 第209話  「みみりんと みかんひめ」

そして今回と言うことで計4回あるのだが、これらに共通することとして、しまじろうが風邪を拗らす切欠の描写があることである。
「げんきの ゆうびんきょく」では、ちゃれんじ園の園庭で遊んでいる際に、くしゃみをし、其の後に公園で遊んだ際もくしゃみを繰り返し、其の後風邪を拗らすと言う展開だった。これは、「みみりんと みかんひめ」でも同様の展開だった。
そして、「おにいちゃんの かわり」だと、ちゃれんじ園に提出しなければならない似顔絵の宿題をやっている最中に、風邪を拗らすと言うものだった。
今回は、突然の雨にも拘らず、公園で遊んでいたために、風邪を拗らすと言うものだった。(「雨の中でサッカーするなんて大人っぽくって格好良くない?」と話すが、御三方は「家で遊んだ方が良くない?」や「濡れたら風邪引いちゃうんじゃない?」と促しても尚、「大丈夫だよ!大人だから!」や「大人は風邪引かないんだ~!」等とやはり、“大人である”ことをゴリ押ししていたが、結局ダウンしてしまうと言う展開。)

まあ、何の意味も無く行き成り冒頭から「風邪引きました。」と言った展開では無かったので、其れらの展開については良しとしておこう。

ここからは小ネタである。
しまじろうが風邪を拗らした際に、恐らく診断のために僅かにかんきちが登場したのだが、さくらはかんきちを「かばやま先生」と言っていた。
どうせなら、かんきちはかんたの実の父なのだから、「かんた君のお父さん」と言った方が、関係性があることが強調できた気がする。
又、しまじろうが寝込んでいる際、「今頃ちゃれんじ園はお弁当の時間だろうな・・・。」と、ちゃれんじ園を思い返し、御三方が弁当を食うシーンになったのだが、やはりとりっぴいの弁当が問題である。

そう、蛸焼きだったからである。

「弁当に蛸焼きって似合わなくね?」とも思うが、はっきり言って、製作はとりっぴいの蛸焼き好きをアピールしすぎである。
最近は、弁当のシーンが無かったので特に問題は無かったが、やはりちゃれんじ園の昼食になると、とりっぴいが毎回蛸焼きなのを如何にかして欲しい。以前は、「蛸焼きの次に焼き蕎麦が好き」と言っていたから、例えば焼き蕎麦弁当(これなら弁当に合い易い)にするとか・・・。

後、やはりわお!だと夜寝る時に、しまじろうがさくらやはなの隣で寝ているのは、どうもしっくり来ない。
其れこそ今回は、「僕大人なんだから、今日から一人で寝る!」と言って、ヘソカ以前のように、一人で寝る描写が欲しかった所である。(其れこそ、“大人”としての描写が完璧なように思う。実際に、第78話「おとまり なのだ!」では、ぽん太郎が宿泊するからと言って、自分のベッドが自室にある描写もあったし・・・。

そして最後に、今回のサブタイは、過去に被ったことは全く無かったが、良く似たサブタイならあった。
其れは、第13話「ぽんたろう おとなになる!?」である。

粗筋として、何時もひつじいに頼りっきりのぽん太郎は、メインから「子どもっぽい」と貶されてしまう。
其処で、「自分が大人っぽい所を見せたい!」と思うばかり、心底から思いを寄せているみみりんを守る“ボディーガード”の役を務めることになるのだが・・・。と言った感じの話だった。

両者のサブタイを比較すると、今回は「おとなになる」で終わっているが、ぽん太郎の時は、「!?」も付いていると言う点があった。
でもまあ、似たようなサブタイだったと言うことには変わりは無い。

さて次に・・・。
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とりっぴい「今回の話、最初に「成人式」の描写があったけど、もう其の日は終わっているんだよ?過ぎたことも取り上げるのなら、じゃあ何で先週はとりっぴいの誕生日の描写が無かったのさ?ズルいじゃ無いか、テレビせとうち!」

自分がしまじろう位の頃は、成人の日は1月15日だったので、今でも1月15日のままなら、TXNの放送日としては適切だっただろう。
だが、今は1月第二月曜日なのである。そして、以前は月曜日に放送していたしまじろう(TXN)も、今は土曜日なのである。(“再放送”扱いのBS11は月曜のままだが。)
ではそのようなことを踏まえて、とりっぴいの意見はどうだろうか?

若し、以前の成人の日のことを言いたかったのなら、「前は1月15日だった」的な要素を出しても良かっただろう。しかし其れが無ければ、もう成人の日は終わったことなのである。
終わったことを、後日に放送出来るのなら、やはり先週、とりっぴいの誕生日の要素を出さなかったのは謎である。
つまり、とりっぴいの気持ちは分からないまでも無い。あ、流石に今週は飛ぶシーンは無かった。

他に、今回はメインが登場する必然性はあったと言えるだろう。
去年11月の最後の2週で、“無理矢理出している感”があったメインだったが、今回は流石にメインを出さないと話が成立しないので、問題無しである。


さて、アニメ以外だと・・・。
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遂に、映画の挿入歌と予告が流され始めたことが印象的だった。
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画像は「えほんのくに」CDのCMから。

去年までだと、挿入歌に着ぐるみが登場し、更に去年はプニたんも登場していたが、今年は着ぐるみではなく、人形劇の人形のような物(タコハチ、こはく仕様のしまじろうに加え、他の仲間にも反映されていた。)が登場し、去年のような、ある意味“難しい”振り付けは無く、唯の手拍子だけだったので、これはこれで良いと感じた。又、今年の映画の主役・ココが居なかったのもある意味では“ネタバレ”が無かったと思う。

しかし思ったのは、何故か今週は挿入歌の後、「カミイチ劇場」を挟んで、予告が流れていた。
去年や一昨年は、挿入歌の後、直ぐに予告に入っていたのでこればかりは謎であった。

更に、映画題が記される所にも、過去2年間と違っていた箇所があった。
と言うことで比較してみると・・・
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今年
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去年
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一昨年

三者を比較すると、「きてね!」のテロップが無いことが覗える。
「きてね!」は強調性があったように感じるのに、何故今年は無いのだろうか?
又、検索ワードが変わっているのも覗える。
これに関しては、過去二年間と比較すれば“味がある”ので、良しとしようか・・・。

だがその一方で、漢字にルビが無いのが気になる。
或いは、これは子どもアニメなんだから、全部仮名文字だったとしても文句は無い。

そして、去年は公開日が近くなってから、AKBとSKEがゲスト声優を勤めることを伝えていたが、今年は早速山田花子とCOWCOWが、ゲスト声優を努めることを伝えていた。
所で、COWCOWと来れば、「あたりまえ体操」の要素があるのだろうか?

又、映画に関しては、昨日から前売り券の発売が始まり、今年は“おまけ付き”の前売り券も発売されている。
この“おまけ”に関しては、「ドラえもん」でも、大山のぶ代時代からあり、「劇場で買うと、更なるおまけが付く」と言う物もあった程である。

まあ、予告は次回以降、挿入歌の後にかかるかも知れないので、これはこれで次回以降も観察したい。

さて其れ以外だと、映画の挿入歌と予告の間にあった「カミイチ劇場」の内容である。

“元祖”カミイチが、紙をボロボロにされ、和紙から出来た“新”カミイチに進化するという内容だが、あの展開は何度も見て来たので、正直もう飽きている。
其れに、“推理”の要素もあるが、普通、推理要素のあるものと言うのは、「犯人が誰か?」と言う疑問があるから面白いのである。
だが、そんな推理要素のある話も、何度もやってしまうと「犯人が分かっている。」ので、正直つまらない。

制作の方針である「同じことを繰り返す」と言う意図があるのだろうが、何もかもこの意図に則るのは違う気がする。
よって、あのような推理要素のある話は、今後は一切不要である。

どうしてもやりたいのなら、其れこそ“事件”を変えるなりして、“リメイク”して、全く違う話でやって欲しいと思う。

そんな今回の話だったが、次回も又、はなが主役の話である。

見た所、どうもしまじろう・はなの“従兄弟”と思われる赤ん坊を預かるような話である。
しまじろうの親戚に関しては、現在連載中の「ちゃれんじ園オフ3」でも載せているので、まあ彼も、似た者同士と言ったところだろう。
そして予告を視た際、「どうも、0歳児向けの「こどもちゃれんじBaby」や1歳児向けの「こどもちゃれんじぷちファースト」のしまじろうに似ているな~」とも感じた。又、はなには嘗て「マー君」と言う盟友も居た。
そんな中で、次回はどうなるだろうか?
次回は視れるかどうかは分からないが、視れれば視たいと思う。
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