ちゃれんじ園 オフ ~狙われた子役(スター)・人気の座を手に入れろ!~ 第4章

今週も、先週に引き続き「ちゃれんじ園オフ3」である。

それでは、スタート!

         第4章 落書きからのお告げ
其の頃、彼はログハウスの中で苦しんでいた。
「一体、僕に何の恨みがあるんだ!」
たまさぶろうは未だにロープで拘束されたまま、横になりながらもがいていた。拘束と言っても、食事の時のみは犯人が解放してくれていた。だがそれ以外は、何も無いこの一室にロープで拘束され、もがき苦しまなければならなかった。
しかも先程、外であちらこちらを犯人に打たれたばかりで、唯でさえ全身が痛むというのに、其の痛みは増すばかりだった。
最後の撮影から日は大分経つが、全身の痛みは相変わらず続いていた。だが彼は、未だに全身が痛む理由が分からなかった。
そんな中、たまさぶろうは体に異変を覚えた。
「何か・・・風邪でも引いてきたのかな・・・?熱が出てきたみたいだ・・・。」
額に手を当てようと思ったが、手も縛られているため、熱の有無も確認できなかった。そんな時だった。外から、誰かの怒鳴り声が聞こえてきた。
「お前、一体何なんだ?あの馬鹿子役を助けようなんて、そうはいかねーぞ!」
「だから違うってば!俺達は偶々通りかかっただけで!」
「本当だよ。だから帰して!」
「おいら達、戻らないと母ちゃんが心配しているんだよ!!」
其の声はたまさぶろうも聞き覚えがあった。やがて、其の声は近くなってきた。
「お前らも暫らくここにいろ!いいか?逃げ出したら、お前らもこの中に居る奴と同じ状況になるぞ?」
「え、誰か居るのか?」
「ああ。だが、どうなっているかはお前達の目で確かめろ!」
「僕達、帰してくれるの?」
「ああ。大人しくしていれば帰してやる。」
「分かったよ!おいら達、大人しくするよ!」
被害者は、既に泣きそうな声になっていた。やがて、ドアが開き被害者犯人に蹴りを入れられながら飛び込んだ。
「あれ?君達は・・・?」
たまさぶろうは、其の光景を目に入れると、見覚えのある人物であることが分かった。
「お前は確か、子役で、スターとかって良く言っているたまさぶろうだよな?」
「さっきのあいつにやられたのかい?」
「おいら達もだよ・・・。」
ドカペが其々口にした。
「そうだよ。あいてててて・・・。」
たまさぶろうが答えると、彼の体に強烈な痛みが走った。
「其れに大分傷だらけだな?事故にでも遭ったのか?」
「本当、体の彼方此方が傷だらけで、物凄く痛そうだよ・・・。」
「たまさぶろう、この傷は一体如何したんだい?」
今度はマサシが口々にする。
「其れが僕にも分からないんだよ!この間までここで、ドラマの撮影をやっていたことは覚えているんだけど・・・其の帰り道に、強い光が目に入ったのを最後に、何があったか思い出せないんだ!其れで目が覚めたら、こんなことになってて・・・。」
たまさぶろうは全身が痛むのを堪えながら、絶叫するような声で訴えた。既に目には大粒の涙を浮かべていた。
「ってことは、たまさぶろう、やっぱりお前は事故に遭ったんだよ!多分、其の部分の記憶が飛んだんだと思う。」
ドットは直ぐに閃いた。
「でも痛むんだったら、あんまり動かないほうが良いよ・・・。あいつに何されるかは知らないけど・・・。」
サンカクが彼を落ち着かせた。しかしたまさぶろうは、新たな疑問を浮かべた。
「で、君達は如何してここに来たんだい?」
「おいら達、この辺で薪拾いをしていたら、君の悲鳴を聞いて、其れで駆けつけたら、急に眠り薬のような物を嗅がされて・・・。」
「お陰でおいらは、頭がズキズキするよ・・・。」
ペイズリーとシカクが事情を説明し、シカクは痛む頭を両手で押さえた。
「さっき僕は、あいつに外で体中を打たれたんだ!だから、その時の悲鳴だと思う。」
「其れよりたまさぶろう、あいつのこと何か知ってるのか?」
マルオが尋ねた。
「うん。僕は良く知ってるよ。」
「じゃあ、詳しく教えて!」
からくさがそう言い、たまさぶろうは犯人のことを話し始めた。

しまじろうは暗闇を歩き進めていた。
「一体、何があるんだろう・・・。」
彼は懐中電灯も持たずに唯歩き進めていた。暗闇と言っても、しまじろうの目には目の前2m程の光景が映っていた。其処はまるで永遠と延びる通路のような道標が広がっているのみで、壁や床は何もかも黒く、何処が境なのかが分からないほどであった。そんな道標をある程度歩を進めたその時だった。
「プニ~!!」
聞き覚えのある声に、しまじろうは足を止めた。
「あれ、今の声・・・。」
「プニ~プニプニプニ~!」
其の声は段々と近付いて来た。やがて声の主はしまじろうの視界に入った。
「き、君は・・・。」
其の人物は、しまじろうよりも大分小さい水色の猿のような人物だった。其の人物は目に大粒の涙を浮かべ、しまじろうの前で飛び上がった。
「プニ~プニプニ~!」
飛び上がりながら彼は、しまじろうの肩に手乗り文鳥のように乗っかった。
「一体、如何したの?プニたん。絵本の国で何かあったの?」
「プ~ニ・・・プニ~プ・・・プニ~!」
プニたんは泣きながら、両手を振ってしまじろうに何かを訴えた。
彼はプニたんと言い、ちゃれんじ園に入る前のしまじろうが、ある絵本に、とりっぴいとした落書きから生まれた人物であった。
其の彼は、其の絵本の登場人物である王と女王が喧嘩をした時に知らせるように命じてあった。其の後、絵本の人物である王と女王が喧嘩する事態が遭ったが、無事に仲直りをすることが出来、其の時の物語は大団円となり、彼とは一旦は別れたのであった。
しかししまじろうは思っていた。彼が登場したら、又絵本の国の危機がある時であると。プニたんは、「プニ~!」しか喋らないが、しまじろうは彼の言うことは理解できる。
「え?絵本の国じゃない?じゃあ、如何したの?」
「プニ・・・プニ~プニ~・・・。」
プニたんは未だに大粒の涙を浮かべながらしまじろうに訴えた。
「僕の友達が大変なことになってるって?其れってたまさぶろうのこと?」
「プニ!」
プニたんは、首を大きく振った。すると、ある程度泣き止みそうな表情になっていた。
「其れで、たまさぶろうが如何したの?」
「しまじろう!朝だぞ!!」
「え、プニたん喋れるの?」
喋れるはずのないプニたんが、突然喋りだししまじろうは驚いた。

思わず飛び起きると、しまじろうはベッドの上だった。
「何だ、夢か・・・。」
しまじろうは辺りを見回した。眩しい朝日が部屋の窓から部屋に射し込み、鳥のさえずりが聞こえていた。そして目の前には、配達員の姿をした父親のしまたろうが居た。
「あれ、お父さん!もう出掛けるの?」
「そうさ。其れより、朝御飯出来てるから起きなさい。もうはなちゃんもトミーも起きてるよ!」
「あ、分かった。」
そう言うとしまじろうは、欠伸をした。
朝食前に、自室でちゃれんじ園の制服に着替え、台所に向かいながら呟いた。
「プニたんが僕にたまさぶろうのことを伝えてきた・・・。きっと、何かあったに違いない!良し、今日皆に伝えよう!」
そしてしまじろうはダイニングに入った。
「Oh!しまじろう、Good morning! How’s everything?」
「お兄た~ん!お早う!」
「お早う!トミー!はなちゃん!」
既にトミーとはなが朝食の目玉焼きを頬張っていた。
「あ、お早う。しまじろう。」
さくらがそう言い、しまじろうの分の朝食を運んで来た。しまじろうはさくらが置いた所の椅子に座った。
こうして又何時もと変わらぬ朝食が始まった。
だが其の時である。TVのワイドショーは、又あることを伝えていた。
『さて、今朝のスポーツニッポンの一面ですが・・・、『人気子役のたまさま、引退の可能性?』・・・とあります。』
紙面の見出しを読み上げたTVのキャスターに、しまじろう達は注目した。各々の食事の手も同時に止まった。
『記事を読みますと・・・彼の所属事務所の発表によると、たまさぶろう君は芸能生活での行き詰まりを感じ、引退を仄めかす発言をしている。・・・とありますが、たまさぶろう君と言いますと、先日行方不明騒動があったばかりですが、其れと関係があるのでしょうか?』
画面は其の手に詳しいコメンテーターを映し出した。
『確かに、子役俳優という物はかなり多く居ますし、幾ら人気があるとしても、越えられない壁にぶつかることもありますね。ですから彼は、この壁を乗り越えられない、若しくは乗り越えたくない可能性もありますね。』
「そんなことないよ!たまさぶろうがそんなことで困っているなんて聞いたことない!」
TVのコメンテーターの言葉に、しまじろうは怒り出した。
「そう言えば、今朝もまるりんちゃんのお母さんがそう電話してきたわ!たまさぶろう君って言ったら、未だに行方不明騒動が続いているし・・・きっと、しまじろう達には言えないのよ。ほら、しまじろうも考えてみなよ!かなり深刻な悩み事って、中々打ち明けられないでしょ?」
さくらは、今朝のささこからの電話のことを思い出し、少し戸惑った。
「そうだよ。だからこの間僕もアドバイスしただろ?他の子役にジェラシーしているってこともあるんだし・・・。」
「そうかなあ。」
さくらとトミーの言葉に、しまじろうは怒り顔から困り顔になった。
朝食を終えると、登園の準備のため、一旦自室へと引き上げた。そして、スクールバックに必要な物を入れながら、昨日の夢のことも考えていた。
「若しかすると、TVで言っていた引退じゃなく、何かあったに違いない!」
そう考えていると、通園バスのエンジン音が聞こえてきた。
「しまじろう!バスが来たわよ!」
下からさくらの声がした。
「あ、は~い!!」

時間は遡る。
プニたんは、軽井沢の夜空を飛んでいた。
「プニ~!」
プニたんの目には、宝石の瞬きのような夜景が広がっていた。其の光景に目を光らせていた。其の眩い輝きに目を奪われいていた其の時である。
ガッシャ~ン!バタン!
「プニ?」
突然、響き渡った轟音にプニたんは驚いた。プニたんはスピードアップしながら、其の音の方へと向かった。
「プニ~!!」
プニたんは、驚きの光景に目を丸くした。
其処は十字路の信号のある交差点だった。見ると交差点の真ん中に、黒塗りのホンダ・インスパイアが、フロント部分が凹んだ状態で止まっていて、其の目の前にはシビリアンが横転していた。
プニたんはホバーリングし、ポカンとしながら、其の光景を傍観していた。
程無くして、インスパイアから数人の人物が降り、横転したシビリアンのサイドガラスをバールのような物で割っていた。
そして、一人の豹の人物を連れ出すと、インスパイアに乗せ猛スピードで発進していった。しかし彼は、其の豹の人物がしまじろうの友人であることは知っていた。其の光景を目の当たりにすると、彼は猛スピードで何処かへと向かって行った。

そしてちゃれんじ園では、しまじろう達が園庭の鉄棒の所で談笑していた。
「しまじろう、昨日とりっぴい、不思議な夢見たんだ!」
とりっぴいが口を開いた。
「そう言えば僕も、不思議な夢を見たよ」
しまじろうがとりっぴいに賛同した。
「え、どんな夢なの?」
其処にらむりんが尋ねた。
「らむりんは知らないけど、プニたんって言って僕ととりっぴいが今よりも小さかった頃に絵本に描いた子が夢に出てきたんだよ!」
「あ!みみりんも見た!」
「私もよ!!」
「とりっぴいも其れだったよ!」
「私は見なかったけど・・・。」
らむりん以外の三人は同じ夢を見ていたようであった。
「何だか知らないけど、「たまさぶろうを助けてあげて」って言ってるみたいだった。」
「へ~。とりっぴいは、「絵本の国じゃない所で事件が起きている」みたいなことを言ってたみたいだったよ。」
しまじろうととりっぴいは、昨夜のプニたんのことを話した。
「じゃあまさか・・・たまさぶろうは今!」
みみりんは驚愕の表情を浮かべた。
「そう言えばらむりん、昨日家にもんたが遊びに来た時、もんたと何かやっていたみたいだけど、それに関することしてたの?」
にゃっきいは昨日のらむりんともんたの行動について、少し怪しい目つきで尋ねた。
(どうしよう・・・。しまじろう達に感づかれたわ・・・。でも、言わないのも悪いし・・・。)
にゃっきいの何かを疑うような目線を受け、らむりんは答えた。
「ま・・・まあそんな所よ。」
「え、もんたとどんなことしたの?とりっぴい、気になる!」
(アチャ~!とりっぴいが食いついて来ちゃった・・・。)
らむりんは貧血を起こした時のように、右手で顔の前を覆い悔しそうな表情を浮かべた。一番知られたくなかったとりっぴいに、バレかけたからであった。
だがとりっぴいは特に気にすることもなく続けた。
「で、どんなことしたの?らむりん、教えてよ!」
と其の時である。しんいちとくにあきが園舎からこちらに向かってきた。らむりんが其の方向を見ると、一行は吊られるように注目した。
「昨日の夢はなんだったんだろう・・・。」
「僕も気になるよ。」
「あ、シン君にキャミ君!」
しまじろうは威勢のいい声と共に、手を振った。
「よう!しまじろうに皆お揃いで!」
「あ、キャミ兄ちゃん、しまじろう君達にも話そうよ!」
「そうだな。きっと、シンのことは真面目に聞いてくれるはずだ。」
そう言い二人は、しまじろうの元に来た。
「シン君、今度はキャミ君とどんな話をしていたの?」
今度はみみりんが尋ねた。
「僕、昨日不思議な夢を見たんだよ。」
「どんな夢?」
にゃっきいが興味を示した。
「僕ね、昨日真っ暗な中を彷徨っていると、水色の小さい妖精のような子が泣きながら現れて、何かを僕に訴えていたんだよ。でもその子は、言葉が喋れなくて、何を訴えていたかは分からなかったんだよ。」
「え?其の子って?シン君、其の子、「プニ~!」とかって喋っていなかった?」
しんいちの夢に登場した人物についてしまじろうが尋ねた。
「あ、そうそう。「プニ~プニ~!」しか言ってなくて、後は身振り手振りで何かを伝えていたよ。」
しんいちの言葉に、一同は確信した。
「ひょっとして・・・。」
「え、皆、シンの夢に出て来た子を知っているのか?」
くにあきが尋ねた。
「うん。らむりんは未だ会ったことが無いから分からないけど、其の子は私達なら良く知っているよ。ね?しまじろう!」
にゃっきいが答え、しまじろうに振った。
「其の子はプニたんって言って、僕ととりっぴいが今よりも小さい時に、ある絵本に描いた落書きから生まれた子なんだよ!そう、だからプニたんって言うのは僕が名付けてあげたんだ!」
「つまりしまじろうは、其のプニたんって子の生みの親ってことなのか?」
「じゃあ、しまじろう君は僕の夢に出て来たプニたんのお父さんなんだね!」
くにあきはプニたんについて理解し、しんいちはしまじろうに潤んだ目で見つめた。
「とりっぴいも描いてたんだけどね・・・。でも、しまじろう、お父さんだってよ?」
とりっぴいが横から目を半開きにしながら、羽でしまじろうの脇腹を突いた。
「お父さんなんて・・・照れちゃうな・・・。」
しまじろうは後頭部に手を当てながら赤面した。
「あ、其れでシンの見た夢に出て来た子は分かったけど、其の子は一体何を訴えていたんだ?」
くにあきが脱線していた話を戻した。
「実は、みみりん達も同じような夢を見たの!きっと、プニたんはみみりん達に何か大変なことが遭ったことを知らせたんだわ!」
「シン君、ほら前たまさぶろうのライバルでもあって、シン君の従兄弟でもある、まさひろ君について、色々と悩んでいたじゃない!そして、そのたまさぶろうが音信不通になっている。と言うことは、彼らの間で何かがあったことをプニたんがしまじろう達やシン君の夢の中で伝えたんだわ!」
みみりんとらむりんが口々にした。
「きっとそうよ。其れにらむりんは、昨日もんたと何かしていたみたいだし・・・。」
にゃっきいは疑り深いような横目をらむりんに送った。だがらむりんは、そのにゃっきいをそっちのけで続けた。
「今度の週末、私達すてっぷ組もシン君達もはリチャードさんと一緒に、ガオガオさんのお師匠さんの別荘に行くでしょ?若しかすると、何か手掛かりが掴めるかも知れないわ!」
「そうだな。改めて僕達も同行するよ。」
くにあきがそう言い、しまじろう達は決意した。

そして週末。ちゃれんじ空港の出発ロビーにすてっぷ組のメンツとしんいちとくにあき、リチャード、しか子、いぬ子、くう子の姿があった。
「皆ごめ~ん!」
其処にしまじろうがスーツケースを引き摺りながらかけてきた。
「もう、しまじろうが最後だったわよ。」
「今日も寝坊したの?」
みみりんが少し冷めた口調で言い、とりっぴいは少し冷やかすような口調で言った。
全員が揃ったことを確認すると、しか子は一行に向けて指示を出した。
「さて皆さん、お早う御座います!」
「お早う御座います。」
「今日は、リチャード先生の頼みと言うことで、お師匠さんに会いに行きます。決して、ご迷惑にならないようにして下さいね!」
「イヤ~、先生ダナンテ、照レチャイマスヨ~シカ子先生~!」
しか子から先生呼ばわりされたリチャードは、自分が未だ先生と呼べるほどの実力が無いとあってか、思わず後頭部に手を当て赤面した。
「其れと、今日はほっぷ組のしんいち君とじゃんぷ組のくにあき君も一緒に行きますので、くれぐれも宜しくお願いしますね。」
「先生!質問です!」
其処にきっこが挙手をした。
「ぞうたが未だなんですが・・・。」
「きっと、寝坊でもしたんでしょ・・・。」
とりっぴいがボソッと呟いた。
「ぞうた君は今日、風邪で行かれないということです。」
そして、一通りの説明が終わると、一行は早速出発ロビーに向けて歩き出すのであった。

一行は羽田行きの飛行機に乗り込み、無事に羽田空港に到着した。
其の後は京急とJRを乗り継ぎ、東京駅に辿り着いた。
「今回は山手線に乗るから、新型車輌のE235系に期待していたけど、残念だったな~!」
一行は山手・京浜東北線ホームから新幹線ホームに歩き進めていた。そんな中、やはりけんとは電車好きと言うこともあり、道中も京急やJRについて知っていることを必要以上に一行に話す一面があった。
「僕もついていけませんよ・・・。新幹線の運転手になりたい僕ですら、新幹線のことは分からないことだらけですから。」
もんたは少しはけんとの話に乗っていたようだった。
「じゃあ僕に聞いてよ!例えば、これから乗る北陸新幹線には、普通座席とグリーン車の他に、店員18人のグランクラスという車両があって・・・。」
「気になったらけんとに聞きます。ですから、今は大丈夫ですよ。」
もんたがそう言うとけんとは表情は変えなかったが、漸く口を閉じた。
「なあ、しまじろう。けんとって結構電車好きなのか?」
其の様子を後ろから見ていたくにあきが口を挟んだ。
「うん。けんとは電車がかなり大好きで、僕ととりっぴいとけんととリチャードさんで、水族館に行った時もずっと、電車のこと話していたよね!」
「そうそう。あの時はとりっぴいは車の方が興味があるって言うのに、電車のことばっかり話していたから、本当につまらなかったよね。」
しまじろうととりっぴいが、けんとについて説明した。
「でも凄いな~。僕なんてちゃれんじ島の電車ですら、あんまり乗ったことがないのに、いきなりこんな所で電車に乗ったからね。でも僕は、けんと君には感謝しているよ。さっき、駅に着く前にも「ここで降りるよ!」って僕に声を掛けてくれたりして。」
しんいちはけんとに感激していた。
「そっか。さっきシン君、けんとに「次の駅についてはここを見て!」って、電車のドアの上にある案内表示について説明を受けていたもんね。」
らむりんが口を挟んだ。
「私はこういう時は、けんとが頼りになると思うけどね。けんとはちゃれんじ島を走る電車は全部分かっているし、多分ここから長野に向かう路線も分かっていると思うから!」
其処ににゃっきいも加わった。
「だからシン君、電車で分からないことがあったら、けんとに聞いてね!」
みみりんがそう言った所で、一行は東北・北海道・上越・北陸新幹線ホームに辿り着いた。

どの位時間が経ったか、彼は考えていた。
同じように、部屋からは木漏れ日がうっすら窓から差し込んできた。しかし、今日は雲が多いのか、時に木漏れ日が消えることがあった。
体の痛みは未だに衰えることが無く、それどころか熱っぽくなってきた。
「僕は・・・もう、スターとして・・・過ごせないのか・・・。」
たまさぶろうは目に大量の涙を浮かべながら、床に突っ伏し、それ以上のことは考えたくも無かった。
そんな姿を、木漏れ日の差し込んでいる窓から眺める、水色の妖精らしき姿があった。プニたんだった。
「プ・・・ニ~・・・。」
プニたんは既に泣きそうな表情を浮かべながら、酷く打ちひしがれているたまさぶろうを見ていた。
プニたんは考えた。
どうすれば彼を助けられるかと言うこと、其れと夢中で一旦は、生みの親と其の仲間に知らせることが出来たが、もっと詳しく知らせるためにはどうすればいいのかということを。
プニたんは、床に突っ伏したままのたまさぶろうを窓越しで見ながら考えた。

次回、第5章「山奥の別荘」お楽しみに!

其れではここからは今週のしまじろうについてである。(BS11の場合は10月17日の放送になる。)

今週は、7月に精勤を取って以来、3ヶ月振りの登場となったもんたも交え、博物館に行くと言う話であった。其ればかりではなく、去年のハロウィン以来、約1年振りの登場となったイモ仙人も登場していた。
さて、そんな中で又色々と思ったことを述べる。

先ず、しまじろう達が行ったのは、博物館なのだろうか?と言うことである。

展開中に登場した博物館は、恐竜の化石や最近、各地の恐竜展等でも良く見かけるようになった“生きた”恐竜(実際に動く、機械式の恐竜)が展示されている言わば“歴史博物館”や“恐竜博物館”のような箇所もあれば、昆虫の標本等が収められている箇所甲冑の騎士などが展示されている物スーパーカー何気にランボルギーニーカウンタックがあった気がしたw蒸気機関車のHOゲージのような模型があったり、昔の典型的な自転車としてよく見かける、前輪が大きいことが特徴の“ペニーファージング型”(オーディナリー型、ダルマ型とも。)がある乗り物系のコーナーもあったりした。

一般的に博物館と言うと、主に古生物をイメージすることが多い。“博物館”と言う名前になっていないこともあるが・・・。そして、主に“歴史”や“生物”に纏わる物が展示されていたりする。又、何らかのジャンルがあることも重要である。

ではそのようなことを踏まえて、今回登場した博物館はどうだろうか?恐竜の化石や生物の標本は未だ良いかも知れない。だが、其の前に、良い子の皆に“鋼”の意味は分かるのだろうか?恐らく、一緒に視ていた親に「鋼って何?」と間違いなく質問していたことだろう。で出来た甲冑の騎士、舞踏会でのファッションのマネキン人形其のシーンの時に、ファッションに興味が無いにゃっきいが「此れじゃあサッカー出来ないよ!」と言っていたシーンに、「何でサッカー?」と思わずにいられなかった。(どうせ、にゃっきいがスポーツ万能な所から、男勝りな所からと製作は言うだろうと思うが。)だと如何だろうか?

寧ろ、これらが展示されているとするならば、美術館な気がする。言い換えると、甲冑の騎士とマネキンは、“場違い”であるということである。

又、蒸気機関車のHOゲージやペニーファージング型自転車も博物館の雰囲気としては合わない気がする。余談だが、自分の近所には、乗り物系や生物系が複合した“少年科学館”的な施設ならあるが・・・。

とまあ、“博物館”に“美術館”が混じっていたりして、典型的な“博物館”では無かったと思う。このことから、やはり“場違い”な物を出すべきではないのは言うまでもない。

次に、もんたがHOゲージの蒸気機関車を動かした時、蒸気機関車のメカニズムを説明していたが・・・。

あれ?この手に詳しい人、もんたの他にも居るよね?

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けんと「そうだよ!今回、僕も誘って欲しかったよ!蒸気機関車だって、僕詳しいんだよ!其れに、鉄道模型を運転出来るなんて其れこそ僕がぴったりだと思うんだけど!テレビせとうち、何で今回は僕を呼ばなかったの?」

そう鉄ヲタのけんとである。
確かに、もんたは、知識が豊富なキャラではあるが、其れこそ、鉄道好きのけんとの存在を忘れていないか?と思わずには居られなかった。
しかも、けんとの鉄道に絡む話はそうやっていないので、第93話「でんしゃで だいぼうけん」のリメイクのような話が欲しい所である。
後は、若しけんとが出ていたら、先月台詞は一言二言程度だったものの、一応出ているので、準精勤になれていた所だろう。

次に、もんたが言った難読な言葉に、果たして良い子の皆はついて行けたのだろうか?

もんたが蒸気機関車のメカニズムを説明した所は良いだろう。だが其の後、ペニーファージング型自転車の円周を測るのにメジャー(そもそも何で持ってきた?)で測ったシーンで、「円周は直径×3.14だから、前輪が1周する間に後輪は・・・(何週するのか?)」と言っていたが・・・。

あの時期の子どもに分かるかよ!

円周=直径×3.14(円周率)何て単位を習うのは、小4か小5の算数である。(因みに、円周率=πは中学の数学)と言うことは、あの展開は恐らく、小学校低学年が視ていても難しかっただろう。其れ所ではない。そもそも“円周”所か、“直径”の意味や“掛け算”や“小数”も分かっていないのでは?と思わずにはいられなかった。(因みに、掛け算を習うのは九九だけなら小2、小数は小3。)

これに関して、毎年敬老の日が近くなり、其れに纏わる話をやる時「敬老の日」とストレートには言わず、「高齢者に感謝する日」と回りくどい言い方をしているのは何故?と同じようなことである。

若し、「敬老の日」と言いたくないのなら、円周だの直径だの円周率だの難読な言葉は用いず、「タイヤの長さは、ああやって、こうやって・・・。」的な展開が望ましいだろう。
だが、こんな難読な言葉を使うのなら、やはり「敬老の日」とストレートに使うべきである。

つまり、難読な言葉を用いるか、分かりやすい言葉に言い換えるか、統一させて欲しい。

次に、今回は、とりっぴいが何か腹立たしかった。

先月、一度だけみちよとの飛行シーンがあったが、其れ以降やはり鳥類らしいシーンを視ていない。今回もそうである。始祖鳥の化石を見た時、寧ろとりっぴいだったら分かっているべきだったと思う。
と言うのも、しまとらの初期には、鳥類の特徴を把握していて、仲間に説明する展開があったからである。其れを踏まえれば、「あれは始祖鳥って鳥なんだよって前、父ちゃん(祖母ちゃんでも良い)言ってた!」と言った展開でも望ましかっただろう。

其れ以外にも冒頭で、ガオガオが「さあ博物館に行こう!」と誘った時、とりっぴいは「とりっぴい、博物館大好き!」って言っておきながら「何それ?美味しいの?」的なことを言ったり、もんたが色んな知識を持っていて、彼が「科学者になりたいえ?新幹線の運転手じゃ無いの?」と言った時、とりっぴいが「とりっぴいも、美味しい蛸焼きの作り方を知っているんだ!先ず蛸を茹でて・・・」等と場違いな話をしていた所が何か腹立たしかった。其の時、久々に「とりっぴい、てめえ黙れ!このお荷物鸚鵡!!何で、4年前降板したのがお前じゃなかったんだ!鳥類らしくないお前なんかもうアニメから降りちまえ!らむりん返せ!!」と思った。
此れは何度も言っているが、とりっぴいが最近お荷物に感じる悪い所である。本当に、あんな緑鸚鵡消して、らむりん返して頂きたいわ・・・。

次に、思ったことは、あれ?この博物館は貸切?と言うことである。

視ていると、他の観覧客の姿が無かった。それどころか学芸員や事務員等、従業員の姿ですらなかったのである。
其れに関して、閉館間際になって、依然、ペニーファージング型自転車に興味を持っていたもんたに閉館アナウンスが入り、急いで出口を目指そうとする所に、怒り爆発のイモ仙人が現れたと言う時にも、もんたはかなりドタバタをやっていた(現れた際に悲鳴を上げる等)と言うのに、従業員が来ないのは妙であった。
しかも其の後、イモ仙人が現れた弾みで、展示品の化石を破壊したので、かなりの物音がした筈である。なのに誰も来ないのもやはり妙である。
はて、今回行った博物館は、従業員不在の完全無人の博物館(閉館のアナウンスも無人で動くようにプログラムすれば、無人可も出来なくは無い。)なのだろうか?

他のアニメでありがちなのは、他の“第三者”は、全く動いていないと言う形で登場している。他の客や従業員が居ない(描写が無い)博物館は奇妙過ぎである。あれだと極端な話、廃館になった博物館に行った、或いは幽霊屋敷にでも行ったかのように捉えられても不思議ではないだろう。

後、もんたがイモ仙人が現れた弾みで壊した展示品を見てガオガオが「係りの人に謝らないと・・・。」(勿論、この一言で従業員が居ることは明らかな訳だが。)とぼやいたが、イモ仙人が来なかったり、イモ仙人が修復できる"超能力"を持っていなければ、もはや“謝る”では済まされなかっただろう。最悪、損害賠償(修繕費、後は修繕期間中、其のスペースを見れなくなることで発生する対価等)をガオガオに請求されたのは言うまでも無い。(唯、破壊したのはイモ仙人が現れたことによるものなので、来なければそもそも破壊すらしていない。

さて、今回は前述したが、イモ仙人が約一年振りに登場したことである。一寸彼に今の思いを聞いてみようと思う。
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イモ仙人「パオパオ!芋掘りに来てくれないことを知った時もガッカリじゃったが、1年もの間呼んでくれなかったこともガッカリじゃ!幾らわしが、薩摩芋で季節が今ならではとは言っても、薩摩芋自体は何時でも食えるわけじゃろ?パオパオ~!!折角レギュラーになれたのじゃから、もっとわしを呼んで欲しい者じゃ!其れと、「ちゃれんじ園オフ」にも頼むぞい!」はいはい、検討します・・・。(オチで、芋掘りに来いと命じた際に、其れに答えたガオガオ風に。)
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ぽん太郎「とりっぴい君が今日のアニメで僕のことを言っていたようだが、僕の次の出番は何時なのだ?6月以降、僕の出番が無いのだよ!テレビせとうちさん、僕を早く出すのだ!」
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ひつじい「坊ちゃまの仰る通りで御座います。私も最近出番がありませんが、テレビせとうち様、私には何時お声を掛けてくれるんでしょうか?」

おっと。
そう言えば、ぽん太郎もひつじいも今年6月以来、既に4ヶ月も出演が無いのである。果たして彼らは今月出れるのだろうか?
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みみりん「其れより、前回も言ったけど、明後日はみみりんの誕生日だって言うのに、何でみみりんを祝ってくれないの!このアニメのヒロインのみみりんだって、毎年祝われているしまじろうみたく祝われたいよ!若しみみりんを祝うつもりが無いのなら、もうしまじろうを毎年祝わないで!後まるりんもよ!みみりんはメインキャラクターだけど、まるりんなんて唯のレギュラーキャラよ!本当に不公平だわ!テレビせとうち!」

これに関して自分からも。
最近、教養パートを視ていると、本編に関連したことが連動している気がする。だから今回も、「ちきゅうずかん」や化石特集、歌パートでも「おいかけてきたぞ!」等、本編に纏わる物ばかりであった。
と言うことは若し、今週がみみりんの誕生日回だったならば、其れこそ教養パートでも連動できた筈である。

みみりんの場合、歌パートとして「トマトビクス」、更には最近、公式サイトで募集を始めたという「みみりんのこどもそうだんしつ」を扱えただろう。
そして、「みみりんそうだんしつ」に関しては、先々週「はてなんだくん」が3本立てだったことから、「みみりんそうだんしつ」も同じように複数立てが出来るだろう。内容は、一本目は「花の色は何で違うの?」と言う、唯一取り扱っていてきた物でも良いが、残る二つ或いは全て、既に公式サイトから寄せられた質問を新たに扱う(因みに始まったのは7月辺りらしい。)と言う展開が出来た筈である。
其れに、今回の博物館の話は、季節なんか問わない話なので、何時でも出来た話である。だが、みみりんの誕生日はTXNの放送日から考えると今ならではになる。

つまり、今回の話は不適任であったことは言うまでも無い。

さて、そんな実写パートから一つ。
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前回もやっていて、前回も当ブログで触れたが、「ちきゅうずかん」のわおくんの後ろに書かれている番組ロゴに関してである。
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そう、この部分である。
このロゴは去年2月まで使われていた“古いロゴ”なので、いい加減“新しいロゴ”にして頂きたい。

そして久々にEDのネタを。
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あれ?
閉館のアナウンス役の人が居ないけど?中の人繋がり??

そんな今回の話だったが、次回は外出するさくらの変わりにはなが母親になりきるという話である。
そう言えば、縞野一家も7月以来、久々の登場である。そして次回は、一家で何処かに行くといった感じの話ではなく、はなに纏わる話なので、縞野一家しか出ない話ではなく、近況や相談の相手役として、他の御三方も登場することだろう。
この予告を視て、展開的にしまじろうが風邪を拗らせたさくらの代わりに母親になりきろうとしたしまじろうヘソカ第52話「いちにちおかあさん」を思い出し、サブタイを見て、しまじろうのわお!第60話「はなちゃんの おねえちゃん!?」を思い出した。

そして次回は先月のTVAに引き続き、TXN、即ちテレ東のある地域で視る予定である。又、何時もの“裏技”では使えない字幕が使えるので、此れも楽しみである。

と言う訳で、次回は視れるかどうかは分からないが、視れれば視たいと思う。

※お知らせ
次回の更新は、前述しましたが、多忙になる予定です。そのため、更新も遅くなる見込みです。現時点ではまだ不明ですが、内容も感想のみのシンプルな内容になるかも知れません。ご了承下さい。

おまけ
愈々、クリスマスシーズンが近付いてきたと言うことで、ある物を入手した。
其れは、
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この
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しまじろうクリスマス英語コンサート(以下:しま英クリコン)のチケットである。
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此れは今年7月、静岡でしま英コンを見たのだから、是非ともこちらの方も見たいと思い、先行発売に応募した。
結果、見事当選し、行くことになった。

唯、残念だったのは、しま英コンに引き続き、今回も2階席に当たってしまったことである。だが、今度の会場は、2階席の上に“3階席”もあるので、そんなに悪いと言うほどではないだろう。

そしてもう一つの、しまクリコンも愈々来週末から、先行発売が始まる。
こちらも是が非とも当選したいと思う。(因みに、今の所残席ありの判定。又、しま英クリコン同様、こちらも3階席がある会場である。)

更におまけ

このネタをやるのも久々である。
“あのイベント”から半年が経ったが、“ある物”を甦らせた。
其れは・・・、

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そう、
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マイラーバルーンのしまちゃんである!

当ブログで、6月頃、「マイラーバルーンは温度が上がると膨らみ、下がると萎むと言う特徴がある。其のことから、真夏の時期に外出時等、締め切った部屋に置いておくと、破裂のリスクが有るため、夏季は休ませる。」と記した。
其の夏も終わり、気温も下がってきたので、早速復活させたのである!

今回は、完全に萎んでいたので、今まで同様補充用のヘリウム缶で入れたのではなく、ヘリウムボンベ(縁日やイベントで、風船を浮かばすために傍らに置いてあるガスボンベのような物。唯、自分が手にしたのはあんなに巨大な物ではないが。)を使い膨らませた。
だが、見て分かる通り、(そもそも材質がアルミなので当然)も進み、何度も補充したので、当初のように長くは浮かんでいられない。(後、紐にも錘に巻いた癖が付いていて、上手く伸びなかったりもする。)

其れでも、この“膨らんだ”姿を見ていない“仲間”が居る。(例:Beepy Beepyが来た頃にはもう完全に萎んでいた。)と言うことで、もう少し“可愛がってあげたい”と思い、この度復活させたのである。多分、SPCで手にしたマイラーバルーンを未だに浮かばせているのは自分だけかも知れない。(17000人中何人が終演後に、手にしたかは知らんが。)

是非とも、しまちゃんにはもっと長く浮かんでいたい所である。
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