ちゃれんじ園 オフ ~山奥集落の誘拐事件~ 第12章

今週も、前回の続きをうpする。

其れでは、スタート。

           第12章 真実は明かされた
其の頃、ぞうた達はと言うと、
「あ~今日は疲れたぞ~!」
ぞうたは、連れて行かれた屋敷のダイニングのテーブルで、夕食を摂っていた。
「にしても、彼奴、本当に僕達を狙っているのかな?」
そう言うと、きりんたが、味噌汁が入ったお椀を啜った。
「そうね。私達、何か嫌なことされるかと思ったら、誰かの記念日の準備を手伝わされただけだったね。」
きっこが、大皿に盛られた温野菜を箸でつまみ乍ら口にした。
「でも、未だ分かりませんよ。きっと、あの人豹変して、とんでもないことをやらされるかも知れませんよ。」
と、ぽん太郎。
「でも僕は、初日にあのらまりんとかっていう奴に怒られたことを思うと、今日はそんなに現場監督の彼奴に怒られなくて良かったぞ~!」
「でも、僕は何で呼ばれたんだ?僕はこう見えても未だ撮影はクランクアップしてないんだよ?」
たまさぶろうはスプーンを手に持ちながら話し掛けた。
「私も吃驚しちゃったわ!まさか、たまさぶろう君に会えるなんて!」
「僕も驚いたのだよ!初めて会った時は、対抗意識を燃やしていたけど、今じゃ自然に仲良しだからな!」
きっことぽん太郎が口々にした。
「でも、私達やたまさぶろう君を浚って、一体何をしようとしているのかしらね。リーダーのあの人以外に、たまさぶろう君と一緒に来た豚の兄弟、其れに青い猫や土竜達に今ここに居るカメラマンは・・・。」
きっこは味噌汁を一口啜り乍ら言った。
「そう言えばきりんた、お前あの青い猫と土竜の兄弟のことを知っているんだったな!」
ぞうたは茶碗に盛られた白米を口にしながらきりんたに尋ねた。
「うん。其れにぞうたも、あの豚の兄弟のことを知っていたんだよね。」
と、きりんた。
「じゃあ、真の目的は何なのか分かるんじゃないの?」
たまさぶろうは、白米の盛られた茶碗を手に取りながら言った。
「うん、そうね。でも、どうやって問い詰める?」
きっこは真剣な表情でいた。
「僕も分からないのだよ・・・。其れに、僕達が何で撮られているのかって言うことも・・・。」
ぽん太郎は食事シーンを撮影しているカメラマンを見渡しながら答える。
「普通に食事していていいって言っていたけど、僕は何か怪しいな・・・。こんな撮影をされたことなんて一度もないし・・・。」
たまさぶろうも見渡していた。すると、部屋のドアが開いた。
「お~い、君達!食事は終わったか?」
「あ!ジャン!」
入って来たのはジャンだった。
「あ、未だ終わってなかったのか。食事が済んだら、彼奴から話があるそうだから来てくれってさ!」
ジャンが伝えると、
「分かったわ!其れより、そろそろ真実を話してよ!」
きっこは若干ムキになりながら、ジャンに迫った。
「其れは、後で彼奴が話してくれるよ!其れじゃあ、又後で。」
ジャンがそう言い残すと、部屋を即出た。そして、カメラマンも撮影を終えたのか、機材を床の上に置いた。

其の頃、屋敷の外では・・・、
「あんちゃん、そろそろしまじろう達に真実を明かそうよ!」
ドカペはしまじろう達が居る広間の窓を外から覗いていた。
「そうだな。あまりにも騒がれると、強盗がこの辺りに逃げているって思われちまう!」
と、ドット。
「そうだよね。さっきラジオで・・・。」
ペイズリーが言い掛けると、ドットはペイズリーの口を手で塞いだ。
「ペイズリー、余計なことは言うな!さて、其れじゃあそろそろ行くかね・・・。」
「うん、僕に任せて!」
そう言ったのは、ドカペの後ろで一連のやり取りを聞いていたモグちゃんだった。
「じゃあ、頼んだよ!モグちゃん。」
からくさに頼まれ、モグちゃんは少し上機嫌になりながら、
「うん、分かった!」
そう言い、モグちゃんは屋敷の玄関へと向かった。
ピンポーン。
「おや?又お客さんか・・・。」
大星はドアチャイムの音に気付き、玄関の方を伺った。
「きっと、ののちゃんみたいな人が又来るんだね!」
とりっぴいは、来訪者が嬉しいのか少しウキウキしていた。
「うん、じゃあ一寸行ってくるよ!」
大星がそう言うと、玄関へと向かった。
「は~い!!」
大星は玄関に聞こえるような声で返事をしながら小走りで向かった。そして大星は、玄関の扉を開けた。
「ご用件は何ですか?」
大星はモグちゃんを見つめながら言った。
「あの、僕しまじろう君の友達なんですけど、しまじろう君お邪魔していませんか?」
「あ、居ますけど、其の子に何の用ですか?」
「えっとですね・・・。あ、出来ればしまじろう君の友達も来ているとお聞きしているので、友達をここに集めて貰っていいですか?」
モグちゃんは、原稿を用意していなかったのか、答えに躊躇ったが、何とかアドリブで其の場を乗り切った。
「あ、良いけど、一寸待っててくれるかな?」
大星は若干疑問を浮かべながらもしまじろう達の元へと小走りで向かった。

「あ、こんばんは。モグちゃん!」
「しまじろうもこんばんは!」
モグちゃんはしまじろう達を見ると、早速互いに挨拶を交わした。すると、
「久し振りね、モグちゃん。」
「とりっぴい、元気そうで安心したよ。」
「私のこと、覚えている?」
みみりん、とりっぴい、らむりんの三人は表情を輝かせながらモグちゃんに尋ねた。
「うん。みみりんにとりっぴいにらむりんに・・・えっと君は?」
モグちゃんはしまじろう達と居るピンクの猫を首を傾げ乍ら尋ねた。
「あ、私にゃっきい。貴方はしまじろうの友達なの?」
「そうだよ。あ、僕モグちゃん。宜しく。」
モグちゃんはにゃっきいに自己紹介をした。すると、
「僕はにゃっきいの兄のにいすけ。宜しくね。」
「僕はぶうた。」
「僕、かんた。」
「僕はけんと。」
「僕はもんたと言います。宜しくお願いします。」
「そして、私はらまりん。宜しくね。」
其の場に居た全員がモグちゃんに自己紹介をした。
すると、
「へ~、らむりんにも未だ友達が居たんだね!」
らまりんが少し驚いた表情で尋ねた。
「うん、らまりんがちゃれんじ島に居た頃からの友達よ!」
「其れで、モグちゃん。僕に用事って言っていたけど、何の用なの?」
しまじろうは疑問に思っていたことを早速尋ねた。
「じゃあ、言うよ。・・・君達、この屋敷に来てから何か奇妙なことは起こっていないかい?」
モグちゃんは遠回しに今回の事件について尋ねた。
「うん。とりっぴいの友達が突然居なくなったりしたよ!」
とりっぴいは真剣な表情で答えた。
「やっぱり・・・。」
「何がやっぱりなの?」
にゃっきいが尋ねた。
「実はね、僕松江の強盗犯の知り合いでね、この辺に逃亡したってニュースで言っていたから、説得しようとこの辺に来ていたの。其れで、犯人を捜していたんだ。そしたら、見ちゃったんだ。この屋敷の方向に逃げていくのを・・・。」
モグちゃんは恐れる表情で答えた。
「え~!何ですって!!」
みみりんが思わず声をあげる。既に、目が滲んでいた。
「じゃあ、モグちゃんは犯人を追っていたの?」
らむりんが尋ねた。
「そうなんだよ。で、僕ね、犯人を追っていたんだけど、途中で見失っちゃったんだ!だから、僕と一緒に探してくれないかなって思ってね・・・。」
モグちゃんは顔を俯かせていた。だが、しまじろう達は決意した。
「そうなんだ。そういうことなら、僕達も協力するよ!絶対に・・・絶対に犯人を捕まえて、ぞうた達を助けるんだ!」
「そうだね。ぽん太郎も助け出そう!」
にいすけが続いた。
「良し、それじゃあ出発だ!」
しまじろうが指揮を執ると、早速一同は拳を上に掲げた。
「お~!」
「皆、有り難う!!」
モグちゃんは感謝の気持ちを伝えた。

しまたろうは自室のベットに座っていた。そして、唯ベットに座って考え事をしていた。
思えば、この屋敷に来てから、息子の友達が突然居なくなる事件が相次ぎ、殆んど口をきいていない。其ればかりでなく、実家から父親のしま吉や母親のすみれ、更に妻のさくらからも心配の声がLINEで送られてきたり、電話も来たりしていた。
だが、しまたろうはLINEに返信こそはしているが、殆んど『大丈夫だ』と言った返事の仕方であった。
其の事件のことだけでなく、食事や発掘の際もしまじろうは自分の友人の所に行ってしまい、部屋や行きの電車の中位でしか息子とは過ごしていない。そのため、しまたろうはそのことも考えていた。
(今回、僕は着いて来なかった方が良かったのかな・・・。)
だが、旧友である大星の誘いを受けたのはしまたろうだった。其の際に、家族にも誘い掛けたのは他ならぬ自分であった。
しかし、蓋を開ければ強盗犯と思われる誘拐事件が起きてしまった。折角、息子に快適で安心できる旅行をと思っていたのに、其の思いが打ち砕かれてしまった。
其れは、しまたろうにとって、深刻な問題と言えた。
と、其の時、自身のスマホにLINEの着信音がした。しまたろうはベッドの枕元に置いてあったスマホに駆け寄った。相手はやはり実家に居るさくらだった。
『今日もお疲れ様。貴方やしまじろうが無事であることを祈るよ。』
LINEには妻からの労いと祈りの言葉があった。しまたろうは黙ってスマホの画面を見つめていた。

よりこも又自室に居た。そして、この部屋にはよりこだけでなく、ひつじいとぽんざえもんも居た。
「あぁぁぁぁ~!!坊ちゃま~!!坊ちゃま、無事に帰って来て下さい~!!」
「ひつじい、きっと、ぽん太郎は無事じゃ!無事だということを信じるんじゃ!」
「御主人様は平気なのですか?」
「オッホン!私だって心配じゃよ!だが、今はぽん太郎の無事を祈るしかあるまい。」
そんな声がよりこの背後から聞こえてくる。
ひつじいとぽんざえもんは、ぽん太郎のことを大星に託すと、一旦各々の部屋に戻ったが、不安だったのか、突然よりこの部屋を訪ねてきたのであった。だが、よりこは特に何も考えずに二人を招き入れた。それから三人で、自分の孫のことについて話していた。だが、その最中にひつじいは感極まり、ずっと涙を流していたのであった。
其の様子を見たよりこも又、窓際に立ち、少し困惑した表情で、孫のにゃっきいとにいすけのことを考えていた。
よりこはにいすけと一緒に来たが、まさかこのような事件に巻き込まれるとは思っても居なかった。そして、仲間が浚われていく中、次は孫かも知れないとずっと考えていると、食事も殆んど喉が通らなかった。
そのため、よりこは今朝からあまり食欲が無く、出された食事も殆んど手をつけなかった。だが、よりこは空腹は全く感じなかった。よりこにとって、今大切なのは孫が浚われないことや仲間が無事に帰って来てくれること、唯それだけだった。
そして、唯一人、ちゃれんじ島に残っているのねねのことも考えた。
(ねね、今にいすけやにゃっきいは無事よ。だから、安心して・・・。)
よりこはテレパシーでねねに伝えようとしていた。するとその時、
「あの~、桃山様。私、一寸話があるんですが・・・。」
「あ、良いですよ。」
さっきまで嘆いていたひつじいが、よりこを呼んだ。よりこはひつじいとぽんざえもんの話を聞くことにし、窓際から離れた。
「あの、家のぽん太郎坊ちゃまは、無事に帰って来るのでしょうか?」
単刀直入にひつじいは尋ねた。ひつじいは既に泣き止んでいたのか、目が滲んでいる様子は無かった。しかし其れでも、困惑した表情を浮かべていた。
「きっと、大丈夫だと思いますよ。私も孫のにいすけとにゃっきいのことが心配ですけど、特ににゃっきいはガオガオさんとかと色々と実戦を積んでいますから、こういったことには強い筈だと信じていますよ。」
よりこは特に考えもせず、さらっと自分の思いを述べた。
「そうですか。私もこのようなことは本当に初めてですので、心配ですよ。本当にぽん太郎が無事にいることだけを思っていますから。」
ぽんざえもんが述べた。
「若しかすると、私達が豪邸に住んでいるということを見越しての犯行でしょうか?そしたら、身代金を請求するかも知れません・・・。あああ、どうしましょう・・・。」
ひつじいはパニックになり、頭を抱えて其の場にしゃがみ込んだ。だが、よりこは冷静だった。
「ひつじいさんにぽんざえもんさん、私も心配ですよ。若しかすると、犯人側から何か言って来るかも知れません。そうしたら、色々と考えましょう。」
「そうですね。いやあ、有り難う御座います、桃山さん。ほら、ひつじい、落ち着くんじゃ!」
ぽんざえもんもひつじいを慰めた。
「は、分かりました。御主人様・・・。」
ひつじいは漸く落ち着きを取り戻したようだった。

たま子は食堂に居た。
部屋で何もせずに過ごすのも退屈かと思い、態々、絵本のためにとPCとデジカメとスケッチブックを持って食堂へと移動したのであった。
食堂には、自分以外は誰も居なかった。そんな中、たま子は画面がデスクトップの状態のままのPCを見つめていた。
何時もなら、デジカメで撮ったSDカードをPCに差し込んだり、スケッチブックを開いたりして、絵本の執筆と行きたいところだが、物騒な事件が続いているということもあり、中々その気にもなれなかった。
たま子はこの間、絵本の出版社に「最新作も期待して下さい!」と張り切って言ったのを思い出した。だが、其の張り切りは今は全く出せるような状態ではなかった。〆切等は定められていなかったが、書けないともなると、出版社や読者に迷惑を掛けてしまう。たま子は其ればかりを考えていた。
こんな時、たま子はよく、デスクトップの背景のつむりんとのろりんに話し掛けたくなる気分である。
たま子は声には出さないが、気分だけでもSkypeをしているかのようになれるのであった。
デスクトップのつむりんとのろりんに話し掛けてから1分程過ぎた。
(貴方達を楽しみにしている子ども達のために、私頑張るわ!)
つむりんとのろりんの励ます声が聞こえたのか、執筆を始める気になったようであった。
こうしてたま子は誰も居ない食堂でPCに向かい、執筆を始めようと思い、Wordを立ち上げたのであった。

そして、しまじろう達は屋敷の外を隈なく探していた。あの後、モグちゃんから手分けして犯人捜しを言い渡されたが、其れでも襲われたらどうしようという気持ちは物凄く強かった。
しまじろうは恐る恐る、屋敷の周囲を調べていた。
其の時だった。
「お~い!皆!!」
しまじろうは其の声の方に顔を向けた。モグちゃんだった。
「モグちゃん、如何したの?」
しまじろうはそう言い、モグちゃんの元へと駆けつけた。
しまじろうが駆け付けると、既に他の仲間は集合していた。其処は、屋敷の玄関前だった。
「如何、怪しい人居た?」
モグちゃんが尋ねた。
「いや、僕は見つからなかったよ。皆は?」
しまじろうが他を尋ねたが、返事は同じだった。
「そうか・・・。其れでね、僕若しかすると、アジトに居るんじゃないかなって思うんだ・・・。」
「え?アジト?」
とりっぴいが尋ねた。
「犯人が潜んでいる所だよ。」
らむりんが答えた。
「其れでモグちゃん、アジトを知っているの?」
と、にゃっきい。
「うん。此処から少し離れた場所にあるんだ。ひょっとすると、皆は其処に居るかも知れないよ!」
「そうなったら、行きましょう!」
みみりんが指揮を執った。すると、
「みみりんの言う通りだよ。僕はぞうたが無事ならば其れで良いよ!」
「僕もきりんたやきっこが無事ならば・・・。」
「そうだね。じゃあ、案内してよ!」
ぶうたとかんたともんたが口々にした。そして、
「ぽん太郎は僕にとってもにゃっきいにとっても大切な友達だ!絶対に助け出してみせる!」
にいすけは決意を固めた。
「じゃあ、案内宜しくね!」
らまりんが指示を出した。
「良し、じゃあ行くよ!」
モグちゃんがそう言い残すと、しまじろう達は後に続いた。
そして、
「良し、しまじろう達、モグちゃんに続いたよ!」
上手く見つからないように隠れていたドカペもその様子を伺い、からくさが言った。
「じゃあ、俺達も行こうか!」
と、ドット。
「きっと、あの子が一番驚くんじゃないかな~!」
ペイズリーは少しにこやかな表情を浮かべていた。
「そうだな。後はあいつ等が真実をちゃんと話せるかどうかだ・・・。」
ドットは少し緊迫していた。
「多分、大丈夫だよ。だって、しまじろうの友達でしょ?だったらきっと・・・。」
からくさがそう言い残した。
「うん。おいらも心配だけど、やってみなければ分からないよ。これ以上、しまじろう達に疑われるのも嫌だし・・・。」
と、ペイズリー。
「そうだな。其れじゃあ、俺達も行こう!」
ドットがそう言い、しまじろう達の後を見つからないように続いた。

そして、ぞうた達はと言うと、例の人物の話を終え、先程食事をしていた場所に腰を下ろしていた。
「いや~、彼奴の話は何だろう、って思っていたけど、もうあれは解決したようなもんだったのか。」
きりんたが安堵の表情を浮かべた。
「そうだぞ~!僕やきりんたが、撃退するようなことを考えなくても済みそうだぞ~!」
ぞうたもすっかり安心していた。
「そうね。でも私は、ぞうたときりんたのこのこと、しか子先生に言っちゃおうかな~って思っているんだけど・・・。」
きっこは鬼の首を取るような発言をした。すると、
「え~!そう言うきっこだって、連れて来られたじゃん!」
「そうだぞ~!僕が言い付けたい位だぞ~!」
きりんたとぞうたは其々不満を口にした。
「あ、なんて冗談よ!今回のことは水に流すわ!」
きっこは上機嫌な表情を浮かべた。
「ほ、良かった~!」
きりんたが胸に手を当て、軽く息を吐いた。ぞうたもすっかり安心した様子だった。
「でも、ぞうたは遺跡の仕事をサボって、らまりんって子に怒られていたわよね・・・。」
きっこはぞうたに少し殺気付いた目線を送った。すると、
「あ・・・いやあれは・・・その・・・。」
ぞうたは後頭部に手を当て、照れていた。
「其れより、僕達は何時になったら戻れるんだ?僕はひつじいやお祖父ちゃまのことが心配なのだよ。」
ぽん太郎が、和やかな雰囲気を濁すかのように、不満を口にした。
「そう言えば、忘れてた!全く、僕も同意見だよ!こんなことになるんだったら、あの時撮影を断っておけば良かったよ!僕はサイ監督やママが心配だよ・・・。」
たまさぶろうが直ぐに同調した。
「そうね。私も他のクラスメイトのことが心配だわ。だから、早く終わって欲しいわ・・・。」
きっこも又、先程のにこやかな雰囲気から一転し、心配そうな表情を浮かべていた。

そして、しまじろう達は漸くアジトに辿り着いた。そして、犯人側も準備が整い、しまじろう達の到着を待っていた。
「ここが、アジトだ・・・。」
モグちゃんは震えそうな声で言った。だが、らまりんは来た覚えのある場所なのか、何と無くこの先の道順が分かっている表情を浮かべていた。
すると、しまじろう達の前に、そいつは現われた。
「やっと、来たか・・・。」
「君、誰なの?如何して、僕の大切な友達を連れ去ったのさ!」
しまじろうは闇の向こうで、相手は確認出来なかったが、其処に居るのは明らかで、早速単刀直入に尋ねた。
「そうだな・・・。ま、俺達の目的は・・・、其のらまりんって子のためだよ!」
「え?何で、私のために、こんなことをしたのよ!其れより、貴方達は誰なの!!」
らまりんは激怒した。そして、そいつは闇の中から姿を現し、しまじろう達の持っている懐中電灯の明かりの前に出現した。
「あ!き・・・、君は!!」
しまじろうは意外な人物の登場に、驚愕の声をあげた。

次回予告
しまじろう「やあ、皆!遂にアジトに辿り着いた僕達、果たして、其処に皆は居るのか?そして、らまりんに意外なことが・・・。次回、第13章 事件の目的  おっ楽しみに!」

後記
今回は、事件関係者の思いや、黒幕に立ち向かうしまじろうを主に書いた。そろそろクライマックスが見えてきた今回の展開。懐かしいキャラの登場の中、果たして事件の真実は如何に?次回も期待せよ!


其れでは、ここからは今週のしまじろうについてである。(BS11の場合は、3月7日の放送になる。)


今週は、今年3回目となる再放送だったので、本編については深くは触れない。(若しも気になった方が居れば、DVD「ゆうきいっぱい傑作集」を視るか、TXNのある地域の場合で見逃した方はBS11の再放送を、無い地域の場合は、其々の地域で放送されている物を確認すると良いだろう。)

其れでも、良いシーンだと感じたのは、使いに自分から行こうとする所だと思う。実際、日テレの「はじめてのおつかい」今回のサブタイと被るがでは、大体親の方から頼むことが多い。(因みに、クレしんの第1話もみさえが野原しんのすけを使いに行かせる話だった。)
でも、さくらの「しまじろうは、未だ(使いなんて)早い!」って言ったシーンを聞くと、何と無く「日テレのあの番組知ってる?」と訪ねたくなる次第であった。

他に、とりっぴいが途中で介入した際、メモを飛ばしていたが、大体の方は「お前は飛べよ!」と突っ込んでいたこと間違い無しだったことだろう。こういうシーンで、とりっぴいがお荷物って感じがするわ。本当、とりっぴいを降板させて、らむりんを返して欲しい位だわ・・・。
・・・にしても、覗き見していたしまたろうは、しまじろうのメモを拾ったのは良いが、とりっぴいのは拾ったのだろうか?(終えて帰ろうとした際、渡している描写も無かったし・・・。)

さて、本編はこれ位にしておき、他に気になったことを述べる。
先ずはこちら。
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しまじろうSPCの告知である。
愈々、開催まで1ヶ月を切ったSPC。そんなことも有ってか、態々TVでも告知をしていた。又、会場の有明コロシアムは収容人数1万人であることから、まさに過去最大規模のしまコンと言われている感じが分かると思う。
因みに、この記事を書いている時点では、一般先行発売期間中であるが、明日28日までである。だが、先行発売は抽選で、1日の夜に結果が分かる。だから、早くても遅くても其の日で明らかになる。
落選したら、2日から始まる先着形式の一般発売になるが、これに関して言えば、早い者勝ちである。

と言うことで、チケットはお早めに・・・。

次に、
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製作さん、もう何が言いたいか、分かるよな?
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こうしてくれるのは、いつのことになるんだね?

前回も含め、散々中の人繋がりを無視するなと言う話をしてきた。がしかし、今日の本編でもこの様である。
視聴者の意見を聞く耳を持っているのだろうか?まさに、馬の耳に念仏と言えるだろう。

今回は再放送だったが、はなの出演があったからはなの名を載せる。当たり前のことだと思うが、間違っているだろうか?
若し、中の人繋がりを無視するというポリシーがあるのなら、其れは捨てて頂きたい。

声の出演テロップは、“中の人”を知るための最良の手段なのである。其れに対し、頑なに無視し続ける製作の意図が良く分からない。若し、今後もそうするつもりならば、どうしてそうしたいのか教えて頂きたい!

其の頃、縞野家では・・・
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はな「テロップに載らない、嫌!はなたんも載りたい!はなたんも載りたい!!」
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しまじろう「はなちゃん、諦めなよ!はなちゃんはみみりんと声が同じなんだから、載らなくてもしょうがないでしょ?」
さくら(しまじろうも言うわね・・・。お母さんはわお!以前は殆んどテロップされなかったのに・・・。)
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はな「ベネッセにテレビせとうち、め!おにいたん、ズルい!め!!」
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しまじろう「はなちゃんはそうやってしつこいから、載せて貰えないんだよ!もう知らない!」
はな「フン!」


数時間後・・・、

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はな「お兄たん、テロップ!」
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しまじろう「だからはなちゃん、何度も言ってるでしょ?はなちゃんは、みみりんと声が同じだから、載せる必要は無いの!其れに、声聞けば、TVの前の皆だって分かるから問題ないの!」
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しまじろう「其れに、去年のコンサートだって、僕としては居なくても良かったと思うよ!はなちゃん、ずっとロボットのパボのことばっかり心配して、ロボットの国の心配や、ワット君とちっとも絡んでなかったじゃん!其れに、季節は夏だって言うのに、衣装間違えてたし!お陰で、僕あの後叱られ・・・(後略)」
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はな「ベネッセ、テレビせとうち、嫌い!はなたんテロップ載らない、嫌い!!」
しまじろう(イニシャルが一人だけ、S・Sじゃないからって、いい気に乗るな~・・・。何処まで我が侭なんだろう・・・。)

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みみりん「みみりんと声が同じはなちゃんも結構大変ね!ま、みみりんは毎週載るから問題ないけど・・・。(他人事)」

さて、製作は上記のしまじろうのような考えをお持ちなのだろうか?そうだとしたら、止めて頂きたい!
次回、はなやとりぴ、ライオンポリス等、メインキャラと中の人繋がりがあった場合は、絶対に無視しないで頂きたい!次こうならなかったら、クレームだ。

そんな今回の話だったが、次回は映画公開直前と言うことで、映画の序章編である。思えば、去年のこの時期も序章編をやっていた。そして、今年も同じく序章編をやることになる。
だが、序章編は良いとしても、去年と同様に、夏頃になったら映画ネタのゴリ押しの話をやるのだけでは、本当に止めて頂きたい!
これは、何度も言っているが、映画を視ていない視聴者からすれば、意味も通じないだろうし、面白くも無い筈だからだ。若し、本編でプニたん等、映画キャラを登場させるなとは言わない(ひょっとすると、次回登場する可能性がある。去年は一切出なかったが・・・。)が、どうしても登場させたいと言うのなら、映画ネタは控えめにして貰いたい。(去年の例だと、ブンブンパックとか絶対に意味が分からないだろうし・・・。とか言いながら、ちゃれんじ園オフには出しまくりだけど・・・。

まあ、次回は視れるかは分からないが、視れれば視たいと思う。

因みに、次回の話を映画公開の11日までにやる地域は、TXNの他、沖縄(OTV)、青森(RAB)、三重(MTV)、奈良(TVN)、石川(KTK)、秋田(ABS)のみである。そして、最初の週末に放映するのは、山形(YTS)、滋賀(BBC)、和歌山(WTV)である。
又、BS11でも、公開直後に放送予定なので、今回は映画までのラグが有って良かったと思う。


おまけ
今日の実写パートにて、
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おや、アルマジロと言えば・・・、
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アルマジロ大王「フッフッフ・・・どうやら、ベネッセとテレビせとうちは、わしの存在だけは覚えてくれていたようだな!ま、邪魔者のつむりんとのろりんが忘れ去られた今、あの世界は、今後わしの物になるのじゃ~!!」

???「そうはさせるか!!」
アルマジロ大王「なぬ?!」

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つむりん「自分だけ出ようなんて許さないぞ!」
のろりん「そうだ!僕達は、突然、戦力外通告を受けて、絶望していたと言うのに・・・アルマジロ大王に、ベネッセにテレビせとうちめ!!!」

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つむ・のろ「アルマジロ大王、ベネッセ、テレビせとうち!!これでも食らえ!!!」
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つむ・のろ「友情パワー!!!!!」


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アルマジロ大王「何でわしまでこうならんきゃなんないんじゃ~!!!」
ハリネズミ軍団「あの、今回俺達の出番要ります?」
友情出演って奴っすよ!


・・・と言う訳で、たま子の自信作、「つむりんとのろりん」を思い出さずにはいれなかった。・・・でした~www!

たま子「そう言えば、私の出番も極端に減った気がするわ・・・。」


更におまけ
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今回は、しろ・くろりんだった。
こちらもあと一人・・・じゃなくて一くm・・・である。(誰かは次回の御楽しみに!あ、予告で分かるか・・・。
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ちゃれんじ園 オフ ~山奥集落の誘拐事件~ 第11章

愈々、完結が近づいて来たこのシリーズ。今週は、第11章をうpする。

其れでは、スタート。

        第11章 事件の真相に向けて・・・
四人は早速、広間へとやって来た。広間のドアを開けると、
「このまま、とりっぴいも連れ去られちゃうのかな・・・?」
とりっぴいは既に怯えた表情になっていた。
「大丈夫だよ・・・。きっと、其れにぞうたやきりんたは喧嘩に強いんだから、強盗犯もきっとやっつけちゃうって!」
「そうだと良いけど、みみりん、心配だわ・・・。」
「私も・・・。」
らまりんを交えた六人が、色々と話し合っているようだった。其の様子に特に躊躇いも無く、もんた達は輪に入ろうとした。
「あ、お兄ちゃん!部屋に戻ったんじゃなかったの?」
にゃっきいはもんた達と居るにいすけを驚きながら尋ねた。
「偶々、トイレに行ってて、部屋に戻ろうとしている時に擦れ違って、興味深そうだったから付いて来ただけだよ!」
「そうなんだ・・・。」
にゃっきいは納得した。そして、にいすけを含めたもんた達は、ソファーに座ろうとした。
「其れでもんた、ぞうた達について、何か分かったの?」
応接間のソファーに座ったもんた達に早速しまじろうが尋ねた。
「うん、じゃあ、話すよ・・・。先ず、僕が思ったのは・・・。」
言い掛けた其の時である。部屋のドアが軋む音を立て乍ら開いた。開くと、意外な人物の登場にしまじろう達は驚いていた。
「あれ?ぶうた!もう、夕ご飯は終わっちゃったけど、大丈夫?」
ぞうたのことで部屋で寝込んでいた筈のぶうたが突然部屋を訪ね、しまじろうが驚愕しながら聞いた。
「うん、僕、部屋でぞうたのことを考えていたら・・・居ても立っても居られなくなっちゃって・・・。其れで、部屋を出たら偶々もんたとかんたとけんとがにいすけ君と一緒に何処かへ行くのを見ちゃって・・・其れで、僕もついて来たんだよ・・・。」
そう答えたぶうただったが、やはりぞうたが居ない寂しさが表情に出ていたのは一目瞭然だった。
「あ、丁度良いよ。ぶうたも御出でよ!良いでしょ?かんたももんたも・・・。」
けんとはそう言い、部屋のドアの所に立っていたぶうたを手招きした。
「そうですね。ぶうたもこの事件に関して、何か知っていることがあるかも知れませんし・・・。」
もんたは直ぐ了承した。すると、
「え?事件って・・・ぞうたが居なくなったこと?」
ぶうたは部屋のソファーに座りながらもんたに尋ねた。
「うん。もんたが、其れなりの考えを私達に伝えたいって言うから、若しぶうたも何かあれば、教えて頂戴!」
と、らむりん。
「有り難う、皆!・・・あ、じゃあもんた、ぞうたが居なくなったことについて、気になったこととかあったの?」
ぶうたは早速もんたに尋ねる。
「そうですね。先ず、僕が思ったのは、遺跡で採掘された埴輪や土器に関してですよ。」
「え?其れがどうかしたの?僕は、特に何とも思わなかったけど・・・。」
しまじろうが疑問を浮かべた。もんたはしまじろうに向けて告げた。
「若しかしたら、疑問に思ったのは僕だけかも知れないですね。初日に採掘を行った際に、きりんたとも話したんですが、あそこから出てくる採掘された物は、どうも最近焼かれた焼き物を埋めたのでは?と思ったんです。」
「え?どうしてそう思ったの?みみりんはそんなこと思わなかったけど・・・。」
と、みみりん。
「普通、ああいった場所から採掘される物は、長年土の中に埋まっているのですから、かなりの土や泥が付着しているのが普通なんですよ。其れに、例え割れていない土器が採掘されたとしても、皹があったりと破損している箇所もあります。所が、僕が採掘した限りではそのような痕跡は全く見られませんでした。しまじろう達は如何ですか?」
「う~ん・・・。僕は最初、牧野さんと一緒に埴輪を採掘したけど・・・そう言えば、結構綺麗な状態で見つかったような・・・。」
しまじろうが上目をしながら思い出していた。
「え、とりっぴいもあの時しまじろうと一緒に掘っていたけど、特に何とも思わなかったよ・・・。」
と、とりっぴい。もんたは続けた。
「其れですよ!つまり、綺麗な状態で出てくるというのは、本来の遺跡ならば有り得ないんですよ。僕、家族と一緒に佐賀県の吉野ケ里遺跡公園に行ったことがあったので分かるんですが、ああいった遺跡から出される物と言うのは、当時の痕跡があるのは当然なんです。」
「つまり、もんたが言いたいのは、あの遺跡は誰かが最近作ったものだってことなの?」
らむりんが尋ねた。
「そう言うことになりますね。ですが、若し仮に作られた物だとしても、今回のぞうたやきりんたが連れ去られる事件とは、何かの関係があるんでしょうか?」
もんたが疑問を浮かべた其の時、ぶうたが何か閃いたことがあった。
「僕、一つだけ閃いたことがあるんだ。多分、けんとも知って居るかも知れないけど・・・。」
ぶうたはけんとを見つめた。
「え?僕も!其れで、どんな話なの?ぶうた。」
けんとは未だ閃いていないようだった。ぶうたは其れに答えるように続けた。
「うん。あのね、行きの電車の中で僕とぞうたとけんとは、とある豚の兄弟と知り合ったんだ!其の兄弟は、僕にあの遺跡に纏わる奇妙な話をしたんだ!」
「え?豚の兄弟って・・・。」
とりっぴいが答えようとした時だった。
「ぶうた、其の二人って、ジャンとケンのこと?」
しまじろうが尋ねた。
「あ、そうだよ!そう言えば、しまじろう達はもう知っているんだよね。」
「私は初めてあの場で知り合ったけど・・・。」
にゃっきいがボソッと呟く。だが、ぶうたは続けた。
「そう、其のジャンとケンから、こんな話を聞いたんだ。あの遺跡には昔から魔物が住み付いていて、遺跡を掘り起こそうとした者には閻魔大王が地獄へ連れ去って行ってしまう。って話をしていたんだよ。若しかするとぞうたは・・・。」
ぶうたは確信していた。だが、もんたは真剣な表情で口を開いた。
「まさか!閻魔大王なんて有り得ないですよ!・・・ってことは、あのジャンとケンと言う人物は一番怪しい!」
「其れじゃあ、ジャンとケンって言う人物が、この事件を引き起こしているって言うの?」
かんたは少し怖々しながらもんたに尋ねる。
「そうでしょうね。僕からすると、あの二人がぞうた達に出鱈目な伝説を流し、其れを信じ込ませ、浚ったのかも知れませんね。」
「そう言えば私も、そんな話聞いたことあったわ!」
今まで黙って聞いていたらまりんが、何かを閃いたのか口を開いた。
「え、らまりんも?」
と、にいすけ。
「うん。数日前に、謎の三人が、新たに遺跡が発見されたって話をしに家に来て、其の時その伝説を聞かされた気がするの。」
「らまりん、其の詳しい話をもんたにして貰っても良い?」
しまじろうが言うと、らまりんはもんたに顔を合わせた。
「其れから数日後、ここのテレビ局の一つであるBSSテレビの番組で、ここの遺跡の特集をやっていたのよ。・・・確か、本来は其の番組の時間帯は、違う番組をやって居る筈だから、あの時はあの遺跡が発見されたことが、かなりのニュースになったのか、臨時番組なのかなって思ったのよ。でも、お父さんは考古学の研究をしているから、すっかり興味を持っちゃって・・・。」
「其れで、其の遺跡は貴方やお父さんも知っている場所だったんですか?」
もんたは更にらまりんに尋ねた。
「いや、お父さんや私も初めて見たわ!まさか、家の近くに遺跡があったなんてお父さんも吃驚していた気がするわ・・・。若しかすると、私はそろそろあの日が近いから・・・。」
「となると、やっぱり怪しいわね。其れに、ジャンとケンって言ったら、行きの電車の中で私のことを噂していたようだし・・・。」
らむりんは半目状態になっていた。
「そう言えば、電車の中でジャンとケンが、僕は欺けてもらむりんが厄介とかって言ってたよね!ってことは、ジャン達があの時話していたのは・・・。」
しまじろうが言い掛けた。
「きっと、遺跡のことよ!あの時、ジャンとケンは、其の遺跡を誰かに作らせていたことを電話で話していたのよ!ほら、あの時あの二人、携帯持っていたじゃない!」
にゃっきいが続けた。
「あ、そう言えば、あの時ジャンが携帯持っていたよね!」
とりっぴいも思い出したようであった。
「じゃあ、あの遺跡は誰が作ったって言うのかしら?」
みみりんが疑問を浮かべた。
「うん、僕も気になる。どう、もんた?」
「けんとと同じく僕も気になるよ!」
けんととかんたが其々口にした。
「其れは分かりません。ですが、らまりんさんの言っていた謎の三人が、如何にも怪しいですね。恐らく、彼らが作ったんでしょう。」
「じゃあ、ラジオのニュースや牧野さんの言っていた強盗も、今回の事件と関係があるの?」
しまじろうが疑問に浮かべた。
「そうかも知れませんね。牧野さんによると、僕達が出雲大社を観光したその日、けんとの勧めで一畑電車とかって言う電車に乗って、松江で過ごしましたよね。其の松江に強盗が押し入ったって話です。そして、僕の今から言う言葉がヒントになるかは分かりませんが、言っておきます。犯人は、ネコ科の人物だと・・・。」
「ネコ科、ネコ科・・・。ネコ科って言うと、虎の僕もそうだし、後は猫のにゃっきいににいすけ君にたま子先生、後はライオンのガオガオさんや豹のたまさぶろうがそうだよね。でも、ガオガオさんとたまさぶろうは今回の事件とは関係が無い筈だし・・・。他にネコ科って言うと・・・。」
しまじろうが疑問を浮かべた其の時、らむりんがあることに閃いた。
「ねえ、私達、松江のホテルに着いた時、其のネコ科のある人物に会っていない?特にしまじろうは一番関係がある筈よ!」
「あ、そう言えば、とりっぴいも覚えている!確か会ったよね、しまじろう。」
「うん。えっと、あの時会ったのは・・・。あ!!」
しまじろうは全てを思い出し、思わずその場に立ち上がった。

「トミーだ!!僕の従兄弟のトミーのことだ!!!」
「じゃあ、トミーが遺跡を作り上げた上に、強盗をしたって言うの?」
みみりんが、怯え乍ら疑問を浮かべた。
「其の可能性もありますね。僕は、トミーと言う人物は良く分かりませんが、しまじろう、トミーが悪戯好きだったとか、そんなことありましたか?」
もんたはしまじろうに振った。
「そう言えばトミーって、僕達に悪戯をすることもあったよね!でも、其れ以外は本当に頼れる従兄弟だって思っていたのに・・・。」
しまじろうは強盗犯が自分の従兄弟だと思うと愕然とし、其れ以上言葉が出なかった。既に、悲しそうな表情を浮かべていた。
「でも、かんた!其のトミーって人が、強盗を起こしてまで遺跡を作るって何か意味があるのかな?」
けんとが尋ねた。
「きっと、骨董店や古道具屋なんかで、作り上げた遺跡に埋めるための土器や埴輪等の費用が欲しかったんでしょう・・・。でも、其れでも妙ですね。そしたら、其の強盗犯と一緒に連れ去った女性は、一体何のために連れ去ったんでしょうか?」
「多分、あの遺跡を作り上げるために連れ去ったんじゃないの?」
ぶうたが答えを口にした。すると、
「其れに、さっきらまりんが謎の三人に会ったって言っていたけど、若しかするとドット達かも知れないわよ・・・。」
らむりんが適当な言葉を口走った。
「え~!又、ドット達なの?」
とりっぴいが驚愕した其の瞬間である。ドアからノック音がした。しまじろう達はドアの方に注目した。
中に入って来たのは、大星だった。
「えっと、きむらもんたさんと言う方は・・・?」
「あ、僕ですけど・・・。」
もんたはスクッと立ち上がった。
「あ、君か。何だか知らないが、君に電話があるんだ!一寸、来て貰ってもいいかな?」
「良いですよ。」
そう言うと、もんたは大星に連れられ、部屋から退出した。

大星に連れられ、もんたがやって来たのは、何やら学校の事務室のような所だった。もんたは大星に電話のある箇所まで案内され、保留になっている電話の受話器をあげた。
「もしもし、きむらもんたですが・・・、」
『君がもんたか?僕は君の友達でもあるしまじろうの従兄弟のトミーと言うものだ!』
もんたの表情が強張った。
「其れなら、単刀直入に言います。如何して、僕達の友達のぞうたやきりんた達を連れ去ったりしたんですか?其れに、強盗を犯したのは何故ですか?」
『そう。君にだけは真実を話そうと思ってね!だから電話したのさ!・・・だが、このことは君だけの秘密にして欲しい。しまじろう達は、其の内この真実に辿り着ける筈だからな!』
もんたは一旦間を置いた。そして、口を開いた。
「分かった。其れじゃあ、その真実を話して下さい!」
『良し!其れじゃあ話すぞ!』
トミーは電話口の向こうで、もんたに真実を話し始めた。

其の頃、東京都内の某ホテルでは、
「カーバー博士、調子は如何?」
ガオガオが客室のベッドで寝込んでいるカーバーに尋ねた。
「ゲホゲホ!いやあ、未だ・・・ゲホ!・・・治りそうに無いかも知れないわ・・・。ゲホゲホ!」
カーバーは激しく咳き込み乍ら話した。
「全く、こんな時に風邪を拗らせてしまうとは、わし等はツイてないのう・・・。」
ガオガオの隣でカーバーを見つめていたメエメエも困り顔を浮かべ乍ら口にした。
「明日は、つくばに行く予定になったし、カーバー博士が何時治るかも分からないから、これじゃあ、何時になったら、出雲に行けるのか分かりませんね・・・。」
「全くじゃ!」
ガオガオとメエメエはベッドで激しく咳き込んでいるカーバーを黙って見下ろしていた。

もんたは通話を終えた。すると、大星に自分が思っていることを伝えることにし、部屋でPCに向かって、事務作業をしていた大星に尋ねた。
「牧野さん、すみませんが、今宜しいですか?」
「あ、何だい?」
大星は、キーボードを叩いていた手を止め、もんたに注目した。
「実はですね。今回の僕達の友達が突然居なくなる事件について、幾つか分かったことがあるんです。聞いて貰っても良いですか?」
唐突な質問に、大星は少し悩んだ。
(こんな子どもが、何を考えたんだろうか・・・?)
そんなことを思っていたが、ピシャリと言ってしまうのも拙いと思い、其の考えを聞くことにした。
「あ、良いよ。私も気になっていたからな。其れで、如何なんだい?」
「そうですね。では、お話致します。」
もんたは大星に、其の話を始めるのだった。

そして、広間に残っていたしまじろう達も、今回の事件について色々と話していた。
「そう言えば、らまりん!他にも、僕やぽん太郎達が此処に来る前、何か奇妙なことは無かった?」
にいすけがらまりんに尋ねた。
「そうね・・・。あ、そう言えば、食堂にあるTVが、映らなくなったのが挙げられるわね。」
「あ、そう言えば、食堂のTVに「故障中」って札が貼ってあったの、僕見たよ!」
しまじろうが早速思い出したようだった。
「其れが、今回の事件と関係あるの?とりっぴいは、単にTVが壊れちゃったんだろうなって位にしか感じなかったけど・・・。」
とりっぴいは疑問に思っていた。
「あのTVは、にいすけ君達が来た頃には、映っていたわ!ほら、覚えている?」
らまりんがにいすけを見つめた。
「あ、そう言えば、ぽん太郎とTVを視たりしたっけ・・・。」
「じゃあ、其のTVは突然壊れたってことなのかな?」
と、かんた。
「きっとそうよ。でも、何で壊れたのかな?」
みみりんが疑問を浮かべた。
「ひょっとすると、アンテナが折れたとかそう言ったことじゃないかな?とりっぴいの父ちゃんは、大工だけど、以前は電気関係の仕事をしていたから、何と無くわかる気がしてくる!」
とりっぴいの閃きに、誰もが注目した。
「其れ、有り得るわね!」
にゃっきいが指を指しながら言った。
「と言うことは、TVが視れなくなったのは、アンテナが何らかの理由で壊れたから、ってことになるわね。でも、何で壊れちゃったのかな?」
らむりんが話を整理した。
「父ちゃんの話だと、強い風や雪が積もったりすると、其れが原因でアンテナが折れたり、曲がったりすることが多いらしい。其れで、突然TVが視れなくなっちゃうってことがあるらしい!」
とりっぴいが頭がキレる発言をしたことに、一同は驚いていた。
「へ~、とりっぴい凄いじゃない!」
感心したのはけんとだった。
「じゃあ、もんたにも同じこと教えてあげようよ!」
ぶうたは、先程の鬱々とした雰囲気が一転し、今は安定した表情になっていた。
そして、もんたも同じ様なことを大星に伝えていた。
「ほう、そうなのか。では、アンテナが折れたせいでTVが視れなくなったと言うことなのか?」
大星がもんたと向き合いながら、答えた。
「そういうことですね。」
「で、私が思うのは、其れが今回の事件と関係があるってことなんだが・・・。」
大星の質問に、もんたは即答えた。
「其れに関してなんですが、広間でも其のことについて話されていますので、一寸来て頂いても良いですか?」
「あ、良いけど・・・一寸待ってな!」
そう言うと大星は、作業中のPCのシャットダウンをするため、PCを操作し始めた。そして、シャットダウンを終え、
「良し、じゃあ良いよ。」
「有り難う御座います!」
もんたは大星を連れ、広間へと向かった。

しまじろう達は、大星を交えて、真相の話を始めた。
「其れでもんた君、私にしていたTVが視れなくなったことと今回の事件については、どのような関連があるのかね?」
大星は早速疑問に浮かべた。
「うん。私も気になる。お父さんもお母さんも、突然TVが壊れたもんだから、凄く気になっているの!」
らまりんが続いた。
「そうですね。僕が思うのは、情報を断絶させたいがために、TVを視れなくしたのかと思います。」
もんたは単刀直入に述べた。
「え?情報を断絶?何それ?」
しまじろうはもんたの難解な言葉に、疑問を浮かべた。
「要は、遺跡の存在が嘘だということを感づかれないために、何者かがTVのアンテナを細工した可能性があるということですよ。若し、新たに遺跡が発見されたと言うことになれば、其れこそマスコミが嗅ぎ付けます。ですが、先程の牧野さんの話しに因ると、実際に来たTV局は1つだけで、他の局は来なかったと・・・。」
「うん、その通りだよ。其れに、発見したと伝えてきたのは、BSSテレビの人だったし・・・。」
「と言うことは、今回の事件はBSSテレビの策略とも考えられます。牧野さんや他の採掘仲間の皆さんを欺くために、遺跡を作って迄取材をするというデマを流した。」
「でも、さっきらまりんが言うには、TVで其の遺跡の特集をやっていたって言っていたよ。ね?」
にいすけが疑問を浮かべた。
「きっと其れは、予め架空の収録画像を意図的に見せていたのでしょう。僕は、詳しいことは分かりませんが、きっとアンテナなんかを改造して、実際のTVでは放送されていないものをここのTVに送っていたということも考えられます。ほら、あの番組について、こう言っていたじゃないですか。臨時番組だったと・・・。」
「成程、つまり君は、アンテナに何か秘密があるかと・・・。」
「其の通りです。」
もんたは其の言葉で締めた。
「アンテナか・・・。そしたら、とりっぴいの出番じゃないの?」
かんたが早速閃く。
「あ!」
とりっぴいは思わず立ち上がった。
「良し、其れじゃあとりっぴい!早速屋根を見てくるのよ!」
らむりんが告げた。
「良し、其れじゃあ、あの奥の窓を開けて!」
とりっぴいは自分の目線の先にある窓を指した。とりっぴいは離陸直前の飛行機のように、飛び立つ準備は整っていた。すると、
「あ!一寸!今は暗いから、懐中電灯を持ってくるよ!」
と大星は、部屋を出て、急ぎ足で取りに行った。そして、1分も経たない内に部屋に懐中電灯を持って戻って来た。
「有り難う!じゃあとりっぴい、行ってくる!」
とりっぴいは羽に懐中電灯を持ち、照らした状態で窓から外へと飛び出した。其の様子を神妙な面持ちで見送った。一同は、とりっぴいが飛び立った窓の所に駆け寄った。すると、
「もんた、私からも良い?」
にゃっきいが口を挟んだ。
「え?何でしょうか?」
と、もんた。
「一寸待っててね!直ぐ取って来るから!」
にゃっきいはそう言い残したまま、部屋から退出した。
「何だろう?にゃっきいがもんたにして貰いたいことって?」
「そうね。みみりんも気になるわ・・・。」
「うん、僕も・・・。」
しまじろうとみみりんとけんとが、其々口にした。
其れから1分後、部屋のドアが開いた。ドアが開くとにゃっきいが、ある物を持っていた。
「はい、もんた。これなんだけど?」
「え?何ですか?」
もんたの目に入ったのは、にゃっきいの右手には紫のストライプ柄の丸い形をしたものだった。そして、左手には何やら赤くて丸いスイッチのようなものだった。
「あ!其れって!」
しまじろうは閃いたのか、思わず声をあげる。
「あ、しまじろう閃いた?」
にゃっきいも声に出した。
「みみりんも分かったわ!其れって確か・・・。」
「そうだよ。これはブンブンパックって言って、これを背中につけて、この赤いボタンを押すのよ!」
にゃっきいが一通り説明すると、もんたは其れを言われるがにブンブンパックを装着した。
「装着しましたが、これは何でしょうか?」
もんたは服の辺りを見回していた。
「もんた、其れはブンブンパックって言って、其れをつけると空を飛べるんだよ!僕達は一も一度使ったんだよね!」
しまじろうがもんたが身に着けたブンブンパックを見ながら答えた。
「あ、そう言えばこの間、にゃっきいが使っていたような・・・。」
らむりんが思い出したようだった。
「じゃあもんたも見ておいでよ!とりっぴいだけだと心配だから・・・。」
にゃっきいはもんたを誘い掛けた。もんたは其れに黙って頷き、腹の辺りに装着したボタンを押した。すると本体が白く発行し、まるで昆虫の羽のようなものが微かに羽音を立てながら横に伸びた。伸びきっても尚、羽音は響いていた。
「うん、じゃあ僕も行ってくるよ!有り難う、にゃっきい。」
そう言うともんたは、気をつけの姿勢をしながら、床から足を離し、とりっぴいが先程出た窓から飛び立っていった。其の姿にしまじろうやみみりん、にゃっきい以外の一同は驚いていた。
「あ!本当に、もんたが空を飛んだ!」
ぶうたが驚きの声をあげた。
もんたが飛び立つと、早速しまじろうがにゃっきいに尋ねた。
「ねえ、にゃっきい。何で、ブンブンパックなんて持っていたの?」
「いや、特に大した意味は無いんだけどね。何処かで役に立てればなって思ってね・・・。」
「そうなの・・・。」
と、みみりん。
「でも、あれバッテリとか大丈夫?僕達、霧が島のマザー・ウッドで使った時とか、直ぐに切れちゃって、僕やにゃっきいとか落ちかけたじゃん!」
しまじろうが尋ねた。
「多分、大丈夫だと思う。私、この間ガオガオさんの所で充電して貰ってから一度も使っていないし・・・。」
だが、にゃっきいは少し心配そうな表情を浮かべた。
「まあ、これでとりっぴいが良く分からないなんてことは無くなりそうね・・・。」
らむりんは少しにこやかに返した。

そして、とりっぴいはと言うと、
「う~ん・・・屋根の何処を見ればいいんだろう・・・。」
とりっぴいは羽搏かせ乍ら、懐中電灯をあちらこちらに振って、屋根の様子を見ていた。すると、
「とりっぴい!」
「ん?」
下から呼ぶ声が聞こえ、とりっぴいは其の方向に注目した。
「え!もんた?」
とりっぴいは、空を飛べる筈が無いもんたが飛んでいたことに驚いていた。
そして、もんたはとりっぴいが居る所に向けて、只管神妙な面持ちで、まるで特撮作品のヒーローのように両手をグーにしながら上昇していた。
そして、もんたはとりっぴいが居る所に辿り着いた。
「とりっぴい、如何ですか?」
「う~ん・・・。とりっぴい、一寸分からないかも・・・。」
とりっぴいは困惑した表情を浮かべていた。
「其れじゃあ、屋根の上に降りてみましょう!」
もんたが誘い掛け、とりっぴいともんたは屋根に向けて下降した。
そして、二人は屋根の稜線を歩いていた。するともんたが、痕跡を見つけたようだった。
「あ!これですよ!とりっぴい。」
「え?」
とりっぴいは其の箇所に懐中電灯を灯した。見ると、何やら電源コードのようなものが途中で途切れているのが分かった。其の線をよく見て見ると、何かに繋ぐための穴が開いているのが分かった。
「恐らく、屋根のアンテナを取り払って、ここに犯人達が作った映像を屋敷のTVに映し出すためのモニターか何かがあったんでしょう。」
「そう言えば、屋根を見渡すと、TVのアンテナらしきものが無いよね。ケーブルテレビがあるような所は、アンテナは無いって父ちゃんが言っていたけど・・・。」
と、とりっぴい。
「ですが、数日前からTVが映らないということですから、これは間違いありませんよ。元々は、ここにTVアンテナがあったということです。其れに先程、牧野さんからケーブルテレビを引いているか聞いてみたんですが、やっていないと仰っていました。」
「そうなんだ。所でもんた、若しかしてブンブンパック使ってきたの?ガオガオさんから貰ったの?」
とりっぴいはもんたが飛んで来たのを思い出し、早速その質問をもんたにした。
「いえ、これはにゃっきいの物ですよ。」
もんたは自分の背中に付けてあるブンブンパックをとりっぴいに見せた。
「あ、そうじゃん!紫色だからにゃっきいのだ!」
「でもまあ、これで事件の大体は解けましたね。後は、ぞうた達を返してくれるかどうかなんですが・・・。」
もんたは少し心配そうな表情を浮かべ、顔を俯けた。
「帰って来ることを信じようよ!」
とりっぴいはもんたを気遣った。
「そうですね!」
もんたがそう言うと、とりっぴいは羽を広げ、もんたは勢いよく屋根から足を離し飛び立った。

「あ!お帰り!とりっぴいともんた!」
らむりんが、先程飛び立った窓から部屋に入ったとりっぴいともんたに声を掛けた。
「其れで、如何だった?」
大星が真っ先に尋ねた。
「思った通りですよ。アンテナが無くなっていて、アンテナに繋ぐ線が改造されていましたよ。」
もんたは真剣な眼差しで大星に報告した。そしてそのまま、ブンブンパックを取り外し、にゃっきいに返した。
「じゃあきっと、家のTVが視れなかったのは、そういうことだったのね。」
らまりんは解決が見え、安心したようだった。
「でも、未だ終わっていないよ。ぽん太郎と、にゃっきいの友達を助け出さないと!」
にいすけがらまりんを見乍ら言った。
「あ!そうだよ。お兄ちゃん!私達で、ぞうた達を助け出しましょう!」
にいすけの言葉に、にゃっきいが逸早く反応した。
「にゃっきい、僕も協力するよ!絶対に、ぽん太郎やにゃっきいの仲間を助け出そうな!兄としては、大切なことなんだから!」
「そうね。じゃあ、やりましょう!お兄ちゃん!ぽん太郎君は私にとってもお兄ちゃんにとっても大切な友達なんだから!」
にいすけとにゃっきいは互いの手を取り合い、団結した。其れを見ていたしまじろうも、
「良し!皆で、僕達の友達を救おう!!」
「おー!!」
一斉に拳を上に掲げ、一同は結束した。

次回予告
しまじろう「やあ、皆!愈々、僕達はこの事件の黒幕の所に突入するよ!そして、僕のお父さんやひつじいさんは其々何を思っていたんだろう? 次回、第12章 真実は明かされた おっ楽しみに!」

後記
愈々、解決編へと突入した。仲間を助けるべく、そして行程が始まってから起こった奇妙な異変を解き明かすべく、遂に動き出すのが今回の特徴だったように思う。と言う訳で、事件解決まで期待せよ!


其れでは、ここからは今週のしまじろうについてである。(BS11では、2月29日の放送になる。)


今週は今年発のぽん太郎主演回であった。何故か、結婚式の披露宴の夢を見たぽん太郎は、“新婦”が誰なのかが気になっていた。其処で、其の正体を暴くべく、夢を見続けたが、肝心な時に目が覚めてしまい、中々辿り着けなかった。
というのが、今回の大まかな展開だったが、これを視た時、以前嵌まっていた忍たまでも似たようなことが有ったなと思い出した。

其の場面とは、ぽん太郎が夢の続きを見ようとした所である。
このシーンで思い出したのは、忍たまで、乱太郎達が通う忍術学園の先輩で、六年は組の食満(けま)留三郎が、クラスメイトで長屋(忍術学園は全寮制なので)のルームメイトでもある善法寺伊作の邪魔をされ、寝付けず、仕方なく乱太郎達三人(乱太郎・きり丸・しんべヱ(乱きりしん))の部屋で寝ることにした。其の際、やはり食満も夢の続きを見たかった(因みに、戦の夢だった)ようで、夢で熱中している様子が、偶々起きていた乱太郎の目に飛び込んできた。

・・・と言う場面を思い出した。(因みに、其の様子を一晩中見続けていた乱太郎は、翌日酷い寝不足に襲われた。)

其れ以外にも、新婦の正体は、以外にもひつじいが女装した姿だった(其れ以前にも所謂“御ふざけ”で、しまじろうの女装姿、『しまりん』やとりっぴいの女装姿『とりりん』等が登場していたが・・・。因みに、其の際、顔の“被り物”を脱ぐシーンを見て、同じく忍たまのはちや三郎を思い出したのは自分だけだろうか?(そして、はちや三郎(と小松田兄弟(優作・秀作(かの有名なへっぽこ事務員w)))はとりっぴいとは中の人繋がり。))と言うことが分かると、カービィの漫画作品であるDDPP(デデププ。星のカービィ デデデでプププなものがたり)の女装したカービィに一目惚れをしたDDD(デデデ。デデデ大王)を思い出したりした。

まあ、今回は色々と他作品を思い出す話だったように思う。

其れと、今週で通算200話(再放送を含めて)になるから、其れに関する演出は一切無かった。(もっと前から言っとくべきだったか・・・。)

そして、前回述べたこと・・・、そう、ぽん太郎にも防寒着を着せてくれたのかについてだが、意外な結果が待っていた。
其れでは、其の衝撃の結果の画像を御覧頂こう。
ytr_convert_20160220214305.png
・・・・・・・・・・え?

あれ?

し、しまじろう達が・・・、ふ、普段着を着ている!!

何と、未だ2月だというのに、もう3月以降の格好になっていたのだ。勿論、今週のサブタイ画像も未だ、冬仕様のままだ。
これは如何言うことなのか?

若しかすると、前回のぽん太郎にも防寒着を着せたのか?と言う発言を受け、未だに用意をしていなかったかったために、このような形にしてしまったのだろうか?

イラストレーターさん、設定資料如何したんですか?本当に、そう尋ねずにはいられない展開であった。要は、着させるつもりがないってことなの?当サイトを見ていたら、ご一報下さい。

しかも、他に花壇に花が咲いている描写もある。これについても気になる次第である。
若しかすると、去年9月の最初の週はしまじろうが未だ夏服を着ていた(サブタイは9月中は夏仕様のままだった。)ことから、今回はフライングしようと思ったのだろうか?其れにしても謎である。だが、去年のこの時期も視ていたが、当然2月最後の週まではメインキャラ(と縞野一家)は防寒着を着ていた。

そんな今回の話だったが、次回は又しても再放送である。しかも、去年のこの時期も1月に2回、2月に1回と3回も再放送をやり、今年も1月に1回、2月に2回と、やはり3回目となる。(しかも、2月最初の週の再放送同様、傑作集DVDにも収録されている物。)
去年のこの時期も同じことを思っていたが、やはり今後の製作が不安である。果たして、今後製作はどうなってしまうのだろうか?
其れに、以前さくらこの主演会を、と要望したが、来月3日はさくらこの誕生日である。(意外なことにらむりんと同じだったりする。)其れを考えれば、再放送では無く、さくらこの誕生日会を出来たのでは無いだろうか?

そして、4月以降はシリーズ5作目が始まるのだろうか?(今のシリーズは、前作と前々作の倍の4年はやっているんだから、そろそろ5作目を始めても良いと思う。)

だが、今回は意外な結果に終わったが、次回は一つ、製作には是非やって欲しいことがある。

そう、スタッフロールの中の人繋がりを無視しないことである。次回の話は、みみりんとはなの両方の出演がある話である。
だから、本放送当時は、無視していただろうが、今回こそは、1月の時見たく、無視せずに、高橋美紀の所に、二役分絶対載せて欲しい!(若し、無視したら、今度こそ次回の更新時でたっぷりと書かせて貰うからな!)
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はな「はなたんも、スタッフロールに載せるの~!!!みみりんの所!!!」

と言う訳で、次回は視れるかは分からないが、視れれば視たいと思う。

おまけ
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今週の映画キャラ紹介は、主役のプニたんだった。

ちゃれんじ園 オフ ~山奥集落の誘拐事件~ 第10章

さて、今週は映画スペシャルのため2回目の更新となるが、今回は先週の続きをうpする。

其れでは、スタート。

           第10章 失踪の続く中・・・
其の頃、きりんたはと言うと、
「本当に、ぞうたはここに居るのか?」
其処は、何処かの屋敷内にある茶色いドアの前だった。すると、きりんたを屋敷のトイレから連れ出した謎の人物は言った。
「ああ。ノープロブレム!お前のフレンドは張と居る。」
其の言葉にきりんたは、若干信用できなかったが、警戒心を抱きながら部屋のドアを開けた。部屋は、茶色いフローリングの床があるだけで、其れ以外は幾つか窓があるだけの質素な部屋だった。きりんたは其の部屋に入ると、
「き、きりんた!」
「あ、ぞうた!」
きりんたは、部屋の奥の壁に寄りかかって長座体制でいたぞうたを見つけ、声をあげた。きりんたは、ぞうたに近寄りながら続けた。
「ぞうた、大丈夫か?」
「僕は平気だぞ~!・・・にしても、彼奴何者なんだ・・・。」
ぞうたは顔を後ろに向け、部屋のドアの所で立ったままでいる謎の人物を見乍ら言った。其の人物は、ぞうたときりんたを黙って見詰めていただけだった。
「僕にも分からないよ・・・。」
其の時、謎の人物が口を開いた。
「良し、お前達!暫く、其の部屋で待っていろ!」
其の言葉を言い残し、謎の人物はドアを閉め、部屋を後にした。部屋を後にした其の人物は顔を覆っていた覆面を外した。
「これで、クラスメイトのリーダーも来ることだし、後は・・・。」
彼はそんなことを考えながら、廊下を歩き進めた。
そして、部屋に残されたぞうたときりんたはと言うと、
「なあ、きりんた。お前もやっぱり、彼奴に連れて来られたのか?」
ぞうたが隣に同じように座ったきりんたに尋ねた。
「うん。屋敷のトイレに行っていたら、彼奴が突然現れてね・・・。」
「そうなのか。僕も同じトイレだったよ!夜中にトイレに行きたくなって、トイレに行ったんだ。そしたら、彼奴が外で待ち伏せていて、其のままここに連れて来られたんだ!」
きりんたは、ぞうたが夜中にトイレに行った話を聞くと、ふとちゃれんじ園の宿泊会のことを思い出し、笑いそうになった。だが、其処はじっと堪え、彼の意見をしっかりと聞き入れた。
「そうだったんだ。若しかすると彼奴は、この前、銀行強盗をして、店員さんを連れ去った犯人かも知れないな・・・。」
きりんたは神妙な表情を浮かべた。すると、ぞうたは何かを思い出したのか、
「僕は、其の強盗のことは知らないが、有り得るぞ~。・・・あ、僕、今ふと思い出したことがあるぞ~。」
「何、ぞうた?」
「実はな、あの屋敷に向かう電車の中で・・・」
言い掛けた其の時である。部屋のドアが突然開き出した。二人はピクリと反応した。
所が、二人共謎の人物が戻って来たかと思っていた。しかし、意外な人物だったことに驚きを隠せなかった。
「・・・全く、こんな予定があるって聞いていないぞ!戻ったら、サイ監督に確認しないとな・・・。」
其の人物は、奇妙なロケが行われていることに愚痴を吐いていた。だが、部屋に居たぞうたときりんたを見つけると、彼も又、驚いた。
「ぞうた、其れにきりんた!どうしてここに?」
「あれ?たまさぶろうじゃん!其れはこっちの台詞だよ!」
ぞうたが声をあげた。
「たまさぶろう、確か行く前に、ドラマの撮影があるから行けないって言っていたよね?じゃあ何で・・・何でここに居るの?」
きりんたも続けた。二人は、今回の旅行に同行していない筈のたまさぶろうがこの場に居ることに首を傾げていた。だが、たまさぶろうは首を傾げている二人に答えた。
「僕は、丁度この近辺でロケをしていたんだ!だけど、サイ監督が僕に内緒で、本来の予定になかったシーンの撮影の依頼をしていたようで、ここに連れて来られたんだ!其れに、ここに来る道中でも、カメラマンに撮られていたんだ!」
「僕達は、遺跡の発掘をしていたら、あの人物に連れて来られたんだ!」
きりんたが答えた。すると、ぞうたは先程の話を三人にし始めようとした。
「あ、僕さっききりんたにしようとしていた話があったんだ!良ければ、たまさぶろうにもしてやるぞ~!」
「どんな話だい?ぞうたがきりんたにしようとしていた話って・・・。」
たまさぶろうも興味が引いたのか、二人の輪に更に入って行った。
「良いか、じゃあ話すぞ~・・・。あれは、僕とぶうたとけんとが行きの電車の中で、遺跡に纏わる奇妙な話があるという・・・。」
ぞうたは、きりんたとたまさぶろうに、其の話をし始めた。

其の頃きっこは・・・、
きっこは遺跡に居た。二人から手紙で呼び出された彼女は、遺跡の隅で二人を待っていた。
「全く、ぞうたもきりんたも、皆に迷惑かけて・・・。帰ったら、しか子先生にお説教するように言っとこう!」
不満の表情を出しつつ、きっこは二人を待っていた。
其の時である。ある人物がこちらに向かって歩いてくる姿が見えた。きっこは二人だと思い、叱る準備をした。
「さあ、ぞうたにきりんた!たっぷり叱ってやるからね!」
きっこは怒りが爆発寸前になっていた。だが、
「あれ?あの二人じゃないよ・・・。」
きっこの目に入って来たのは、三人の青い猫だった。彼等はきっこの目の前で足を止めた。
「君、きっこかい?」
ドットが早速きっこに尋ねた。
「そうだけど、貴方達何で私の名前を知っているの?」
「実は、さっき君の友達らしき人から聞いてね・・・。君を連れてくるように頼まれたんだ。」
と、からくさ。
「君がきっこで、おいら安心したよ。さ、君の友達の所へ行こうか。」
ペイズリーの言葉にきっこは安心し、怒りが和らいだ。きっこは見知らぬ三人の青い猫を全く疑う様子は無かった。
「私、すっごく心配しているの!だから、頼むわね!」
きっこはそう言うと、ドカペに付き添い、其のまま屋敷から姿を消していくのであった。

其の日の夕方、
ぽん太郎はふと、外の空気を吸いに屋敷の外に出た。
「ふあ~!全く、二人も居なくなってしまうとは・・・、僕も驚いたのだ!」
ぽん太郎は玄関の手前で伸びをしていた。其の時である。突然目の前の地面が盛り上がり、ぽん太郎はビクンとした。
「やあ、こんにちは!君、ぽん太郎君かい?」
ぽん太郎の目前には、グラサンをした土竜らしき人物が地面から顔を覗かせていた。
「あ~。吃驚した・・・。君は一体?」
ぽん太郎は其の人物に目を合わせた。
「僕、モグちゃん!君のことはしまじろうから聞いているよ!」
「あ~、しまじろう君の友達なのか!そうか、じゃあ僕も・・・エッヘン!僕の名前はぽん太郎!宜しく。」
ぽん太郎は気取った感じで自己紹介をした。すると、
「何だか知らないけど、君の仲間が二人も消えたそうだね・・・。心配かい?」
モグちゃんが早速尋ねた。
「凄く心配なのだよ・・・。僕も一生懸命探しているのに、中々見つからなくてな・・・。」
ぽん太郎は困惑した表情でいた。
「僕も手伝おうか?若しかすると、さっき遺跡の方に、君の仲間を見た気がするんだ!」
モグちゃんの言葉に、ぽん太郎の表情が煌めき出した。
「本当か?じゃあ、案内を頼むよ!」
そう言うとモグちゃんは、地面から完全に這い出し、ぽん太郎を連れて行くのであった。ぽん太郎は何の疑いも無く、モグちゃんの後に続いた。向かっているのは屋敷の駐車場の方向であるということも気付かずに・・・。

そして、サイ監督とまどかは、
「サイ監督、たまさぶろうちゃんの撮影はどの位掛かりますの?」
まどかは、サイ監督に尋ねた。道の駅で、紀子の家に案内された二人は、彼女の家で、たまさぶろうのクランクアップを待っていた。
「う~ん。其れが、誰にも言わないで欲しいって、岡本さん夫婦から言われているのよ・・・。」
サイ監督も首を傾げていた。実際の所、依頼された際も具体的な内容等は殆んど知らされていなかったのである。
「変ですわね・・・。撮影が延びるということは、あの哲さんと言う方からの電話で分かっていますが・・・。」
「私も心配ですわ。後で、紀子さんに哲さんから連絡を取るように言っておきますわ!」
二人は、心配そうな表情でたまさぶろうを待ち続けていた。だが、サイ監督は引っ掛かることがあった。
(そもそも、ドラマの撮影なのに、何でたまさぶろうちゃんの監督である私ではなく、BSSテレビの社員と名乗る哲さんが監督なのかしら?・・・其れに、監督の変更があるなら、私にも事前に伝わる筈なのに・・・。怪しいわ・・・。)
サイ監督はそう思っていたが、口には出さなかった。

其の頃、「ふしぎ発見!」を視ようとしていた島根県にあるとある一家では、
「ただ今~!」
「あ、お帰り!お父さん。」
其の家の長男が、会社帰りで、スーツ姿の父親を出迎えた。すると、
「あ、お父さん!今日も面白いTVやっているよ!来て来て~!」
次男が、TVのあるLDKから駆けてきた。
「お、そうか。じゃあ、お父さんも行くから待ってて!」
暫くして、スーツから普段着に着替えた父親が、LDKに入って来た。
「で、何だい?面白いTVってのは?」
「たまさぶろうが出ているドラマだよ!昨日の夜も視れて、今日も視れるなんて、ファンの僕達は嬉しいよ!」
次男が興奮しながら言う。
「おお、そうなのか!じゃあ、お父さんも視るとするか!」
そう言うと、父親もTVに向かった。序でに、部屋のマガジンラックから、今日の島根日日新聞の朝刊のTV欄をチェックした。
(あれ?この時間は、「Nスタ」になっているな・・・。今日も臨時番組か?)
多少、疑問に思いながらも父親はTVを視ている二人の息子の後ろに腰を下ろした。
更に、鳥取のとある若い女性のアパートでは、
「は~・・・。毎日たまさまが視れるなんて、本当に幸せね・・・。」
TVのたまさぶろうに釘付けになりながら、まるでイチャイチャしているカップルのような顔で、TVを視ていた。

そして、たまさぶろう達はと言うと、
「あの~?今日は、何の準備をしているんですか?」
たまさぶろうは、机を運びながら、哲に聞いた。
「まあ、その・・・。パーティーみたいなものかな・・・。」
適当に答えた哲に、きりんたは机を運びながら、疑問をぞうたに浮かべた。
「ねえ、ぞうた。誰のパーティーなんだ?」
「僕だって知らないぞ~!其れに、何かさっきから僕達、撮られている気がしないか?」
ぞうたは、部屋に何人か居るカメラマンが、こちらを撮っている様子を見ながら答えた。
「何で、撮っているんだ?たまさぶろうが今度出演するドラマで使うのかな?」
適当に答えたきりんただったが、ぞうたは其れを信じた。
「その通りかもしれないぞ~!そしたら、又僕がTVに出られるから、嬉しい限りだぞ~!!」
そう言いながらぞうたは、予め指定された位置に机を設置した。

日も暮れ、再び夜が始まろうとしていた。
そんな中、屋敷では夕食の時間が迫っていた。屋敷内に居る人物は全員、日が暮れかけると、外に居た人物も全員屋敷に入り、全てのドアと窓に鍵が掛けられた。何時もより厳戒態勢の中、夕食は始まった。唯、ぶうたはやはりぞうたが居ないことが鬱なのか、食事を摂ろうとせず、部屋で寝込むと大星に告げていた。
「は~。ぞうたもきりんたも、本当に何処へ行っちゃったんだろう?」
しまじろうは、食堂の椅子に座りながら、困惑していた。
「本当ね。強盗がうろついているって言うのに、強いあの二人が居ないと、みみりん心配になって来ちゃうわ・・・。」
みみりんは泣きそうな表情を浮かべていた。
「ぞうたは喧嘩に強い筈だし、きりんたは空手を習っているから、いざと言うときは頼りになると思うと・・・。」
らむりんは困惑した表情ではいなかったが、其れでも不安になっていた。
「本当ね。鍵を全部掛けていても、私不安だわ!今夜はお祖母ちゃんと寝ようかな・・・。」
にゃっきいは、離れた席に座って、しまたろう達と談笑していたよりこを見つめていた。よりこは、こんな状況にも拘らず、笑顔で会話を楽しんでいた。
「本当、にゃっきいの祖母ちゃんって、元気いいね!家の祖母ちゃんだって、何時もあんな感じだからね・・・。」
とりっぴいは呑気なことを口遊んだ。だが、とりっぴいも内心は心配なのか、直ぐに笑みが消えた。其の上、二人を探した際に飛んだ分、疲れ切っていた。
そんな雰囲気の中、夕食が運ばれてきた。やがて、運び終わり、食事を始めようとした其の時だった。
「やあ、にゃっきい!僕達もここで良いかい?」
にいすけがらまりんを連れて、食堂にやって来た。
「あ、良いよ!お兄ちゃんにらまりん!一緒に食べよ!」
にゃっきいは何時もの表情で、にいすけとらまりんを招いた。
こうして、しまじろう達も食事を始めた。しまじろう達が半分位食べ終わった時である。
「・・・ぽんちゃん、やけに遅いわね。にいすけ君、ぽんちゃんから何か聞いている?」
らまりんがぽん太郎を心配し、にいすけに尋ねた。
「僕は知らないよ。ぽん太郎がどうかしたの?」
「いや、もう夕食時間が始まって、大分経つって言うのに未だ来ないから、気になって・・・。」
らまりんがそう言った時である。
「え?ぽん太郎君がどうかしたの?」
しまじろうが介入して来た。にいすけは早速尋ねた。
「あ、そうだ!しまじろう、ぽん太郎見なかった?」
「え?そう言えば、お昼御飯の後から見ていないね・・・。皆は?」
しまじろうは、全員に振った。
「とりっぴいも知らないよ。」
「みみりんも。」
「私も。」
「私もよ。お兄ちゃん、ぽん太郎君がどうかしたの?」
にゃっきいがしまじろうと同じ疑問を浮かべた。
「いや、らまりんが、ぽん太郎が来るのが遅いからって心配しているから、如何しているのかなって・・・。」
と、にいすけ。
「でも、にいすけ君とぽんちゃんは同じ部屋でしょ?ぽんちゃん、にいすけ君に何処かへ行くとか言っていなかった?」
らまりんが尋ねた。
「いや、僕はお昼が済んでからも、ぽん太郎とずっと部屋に居たけど・・・。あ、そう言えば、夕方頃、僕に何も言わずに部屋から出て行ったっけ・・・。其れから見ていないような・・・。」
「其れよ!!・・・あ!」
らむりんとらまりんが、指をにいすけに指しながら、立ち上がった。らむりんとらまりんは、同じ動きをしたことに疑問を浮かべていた。
「らむりんにらまりん、ぽん太郎のこと、何か分かったの?」
とりっぴいがスープを啜り乍ら尋ねた。
「きっと、ぽん太郎君は、部屋から出た後、何らかの理由で屋敷の外に出て、その際に・・・。後は分かるよね?」
らむりんは、これ以上騒ぎになるのを躊躇い、途中で何があったかを言わなかった。だが、とりっぴいは、
「え?ご・・・。」
言い掛けた時、しまじろうがとりっぴいの嘴に手を当て、答えないようにした。
「僕は分かったよ。じゃあ、まさか・・・。」
其の時である。離れた席で食事を済ませたさくらこが、急ぎ足でしまじろうの所にやって来た。
「ねえ、しまじろう達!きっこのこと、何か知らない?」
「え?僕は知らないよ。さくらこ、きっこがどうかしたの?」
しまじろうが尋ねると、さくらこは心配そうな表情で、しまじろうに言った。
「あのね、きりんたがぞうたを見つけたって、きっこに手紙で知らせて来て、其れでぞうたときりんたを探しに行ったっきり、戻って来ないのよ!」
「・・・ってことは!!」
しまじろうは確信した。当然、みみりんもとりっぴいもらむりんもにゃっきいもにいすけもらまりんも確信した。
「さくらこ、後で私達も行くから、安心して!」
らむりんはさくらこを気遣った。
「うん、有り難う。」
そう言うと、さくらこは食事をしていた時に座っていた席に戻った。見ると、まるりんと共に、寂しそうな表情を浮かべていた。

一行は食事を終えると、先ずはまるりんとさくらこの元へと向かった。既に、二人も食事を終えて、きっこの元へ行く準備が整っていた。
「良し、行きましょう!」
らむりんが合図すると、一行は食事を片付け、きっこの部屋へと向かった。部屋へと辿り着くと、何も言わずに部屋のドアノブを回す。
当然、鍵も掛かっておらずあっさり開いた。中は真っ暗だったが、ドアの隅の電気のスイッチを入れると、矢張り蛻の空であった。
「やっぱり、きっこも強盗に連れ去られてしまったのか・・・。」
しまじろうが言い掛けた其の時である。
「坊ちゃま~!」
「お~い!ぽん太郎!!」
部屋の外からひつじいとぽんざえもんの声がした。其の声に、一斉に廊下に飛び出した。
「あ、ひつじいさんとぽん太郎のお祖父さん!!」
みみりんが言うと、二人はせかせかし乍ら向かってきた。
「あ、皆さんお揃いで・・・。」
ひつじいは既に汗だくになっていて、窮地に立たされたような表情でいた。
「オッホン!早速なんだが、ぽん太郎を見なかったか?」
案の定、ぽんざえもんが早速尋ねてきた。
「いいえ、僕達は見ていません。」
しまじろうがそう答えた。すると、
「あ、ぽん太郎と言ったら、さっきにいすけ君達も見なかったって言っていたよ!だから、強盗に襲われたのかな~って、とりっぴいは思うんだけど!」
とりっぴいは何の躊躇いも無しに、思いを口にした。
「一寸、とりっぴい!」
らむりんが一喝したが、二人の表情は既に強張っていた。
「ご、御主事様・・・。い、如何致しましょうか?」
ひつじいが其の表情で、ぽんざえもんに尋ねる。
「そうだな・・・。本当に、警察を呼んで・・・探して貰った方が良いんじゃ・・・。」
ぽんざえもんは冷静になりながら、ひつじいに告げた。すると、
「そうですね。牧野様に、警察に電話するように言ってきます!!」
そう言い残し、ひつじいは足早に大星の元へと向かった。
「オッホン!其れじゃあ君達、有り難うな!私もひつじいと行くから、君達も気を付けるんじゃぞ!」
ぽんざえもんは、ひつじいの後に付いて行った。
そして、きっこの部屋のドアの前で、しまじろう達は特に何も考えようとしなかった。其の状態が数秒続き、
「あ、皆!態々、有り難うな!僕は先に部屋に戻るから、にゃっきいも気をつけなよ!」
「うん、お兄ちゃんもね!心配なら、お祖母ちゃんの部屋に来ても良いのよ!」
「え?にゃっきい、今夜はお祖母ちゃんと過ごすのかい?」
「え、未だ考えていないけど・・・。」
にゃっきいは、若干赤面していた。だが、にいすけは特に気にせず続けた。
「まあ、良いや。其れじゃあ、僕はこの辺で・・・。」
にいすけはそう言い残すと、自分の部屋へと向かった。だが、ルームメイトのぽん太郎が居ないことが気に掛かるのか、若干肩を落としている姿が伺えた。
「僕達も行こうか!」
しまじろうが誘い掛けた時、さくらこが口を開いた。
「あ、私達も部屋に戻っていいかしら?」
「あ、良いけど、まるりんは大丈夫?」
しまじろうは、怯えた表情をしていたまるりんに声を掛けた。
「あ、私、今日はさくらこの部屋で過ごすわ!だから、心配しないで・・・。」
まるりんは既に泣きそうな表情になっていた。其の様子に一同は何も言えなかった。
「分かったわ!其れじゃあ、お休み、さくらことまるりん。」
「心配しなくていいよ!まるりん。部屋に入ったら、ちゃんと窓とドアに鍵さえかけておけば、大丈夫だから。」
みみりんとらむりんが其々述べた。
「其れに、若し何かあったら、私やお父さんを呼んで!」
更にらまりんが続けた。
「其れじゃあ、又・・・。」
さくらこはそう言い残し、まるりんと一緒に部屋へと向かって行った。
しまじろう達は黙って廊下を歩いていた。其の時である。
ピンポ~ン。
「ん?今何か音しなかった?ピンポ~ンって・・・。」
しまじろうはふと、耳に手を当て、玄関の方に耳を向けた。
「うん、聞こえたわ。誰かしら、こんな時間に?」
みみりんも自分の長い耳に手を当てながら答えた。
「一寸、行ってみましょうよ!」
らまりんが誘い掛けた。
「そうだね!行きましょう!」
らむりんが逸早く反応し、玄関へと急いだ。
玄関に辿り着くと、其処には親子連れと思われる三人の栗鼠が居た。彼らは、玄関で靴を脱ぎながら、大星にリツ子と話をしているようだった。
「あれ?あの子、確か・・・。」
にゃっきいが直ぐ反応した。
「確か、行きの電車で・・・。」
らむりんが言い掛けると、彼らはしまじろう達に気付いたようだった。
「あれ?こんばんは・・・。君達、ここで過ごしていたのか。」
其処に居たのは案の定、行きの電車で偶々出会ったのの達三人で、言い掛けたのはののの父親だった。
「あ、ののちゃんこんばんは!」
しまじろうが靴を脱いでいるののに声を掛けた。
「あ、こんばんは。」
ののは少し表情を輝かせながら返した。
「ののちゃん達、どうかしたんですか?」
らむりんが、早速ののの両親に尋ねた。
「この辺りをドライブしていたんだけど、車が故障しちゃって・・・。其れで、今夜はここで一晩過ごすことにしたのよ。何か、突然御免なさいね・・・。」
答えたのは、ののの母親だった。
「あ、良いんですよ。今、他にも宿泊客が居ますので、御心配には及びませんよ。」
大星が答えた。
「あ、其れじゃあ、応接間へご案内させて頂きますわね。」
リツ子がのの達三人を、広間へと誘導した。
広間へと向かう廊下で、らまりんがしまじろう達に尋ねた。
「あれ?皆はあの子達の知り合いなの?」
「うん。私達がちゃれんじ島に居た時に知り合った友達で、ののちゃんって言うんだ!」
先ずは、らむりんが答えた。
「ののちゃんの家はちゃれんじ島のシティで、ドーナツ屋をやっていたんだけど、みみりん達の近所に移転したのよね!其れで、知り合ったのよ!」
みみりんが続けた。
「でも、ののちゃんは結構恥ずかしがり屋さんで、とりっぴい達が知り合った時も、中々名前が言えなくって、違う名前を呼んだことあったんだよね!」
と、とりっぴい。
「でも、僕はののちゃんが引っ越して来た時は嬉しかったな~!だって、ののちゃんの家はドーナツ屋さんで、僕、ドーナツ大好きだから、良くお母さんに買って来て貰ったりしたっけ・・・。」
しまじろうは表情が輝いていた。
「あ、私は行きの電車の中で知り合ったんだけど、ののちゃんも可愛いかなって思ったよ!」
更に、にゃっきいも続けた。
「そうなんだね。」
らまりんが納得すると、広間に辿り着いた。
「あ、其れでは部屋の準備を致しますので、こちらで少々お待ち下さい。」
大星がそう言い、のの達を部屋へと招き入れた。
「有り難う御座います。」
ののの父親がそう言い、大星とリツ子はののの両親を連れて、客室へと向かって行った。

部屋に入ると、しまじろう達はののを交え、部屋のソファーに座りながら会話を始めた。
「そう言えば、ののちゃん。ジャンとケンは如何したの?」
しまじろうは、のの達が訪ねてきた時から気になっていたことを口にした。
「出雲の駅に着いた後、別に観光をしたいからって、別れたきりよ・・・。でも、ジャン君達は携帯を持っているし、お父さんの番号も教えてあるから、何かあったら電話して来る筈よ。」
ののは、何時もの表情であった。が、らむりんはふと、ジャン・ケン兄弟について疑問に思ったのか、ののに尋ねた。
「其れで、ジャン達から電話はあったの?」
すると、ののは先程の表情から微妙に曇り始めた。
「そう言えば、別れたっきり無いわね・・・。私、出雲に着いた日にやっていたTVのニュースや、さっき車のラジオでも、強盗が逃げているって言っていたから、私も心配だわ・・・。」
「そうよね。でも、心配しないで、ののちゃん。あの二人は、いざと言う時は頼りになる所があるのよ。きっと、強盗の一人や二人、簡単に遣っ付けちゃうんじゃないかしら?」
と、みみりん。
「でも、若しやられたとしたら、「ののちゃん、助けて~!」って、電話してきそうだな~って思うな。」
とりっぴいは呑気に語っていた。
「其れに、この屋敷も強盗の備えは万全だから、安心して過ごしていいのよ、ののちゃん。」
にゃっきいが、最初のやり取りを締めた。
「うん、私頼りにしているわ!」
ののは満面の笑みを浮かべていた。すると、部屋のドアが開いた。入って来たのはののの母親だった。
「ののちゃん。部屋の準備が済んだみたいだから、行くわよ!」
「うん、分かった。」
ののはソファーから立ち上がり、母親の元へと向かった。
「あ、ののちゃん、くれぐれも気をつけてね!其れと、オバさんも気をつけて!」
しまじろうもソファーから立ち上がり、注意を呼びかけた。
「有り難う、其れじゃあ又ね。」
ののはそう言い残し、部屋から退出した。

けんとはかんたと部屋で過ごしていた。
「一気に、四人も居なくなっちゃうなんて、僕心配だよ。ね、けんと。」
「そうだね。特に喧嘩に強いぞうたと、空手が得意なきりんたが居ないと、若し強盗が逃げ込んで来たら、僕困っちゃうよ・・・。」
けんとがそう言い残すと、二人は黙り込み、困り顔を浮かべていた。
かんたは、けんとの部屋で一晩を過ごすことにしていた。最初はかんた自身も戸惑いがあったが、けんとに事情を説明すると、あっさりと部屋に入れてくれ、安心した。
だが、互いに怖々としていることに変わりは無かった。二人は、黙り込みながら考えていた。(若し、二人して襲われちゃったらどうしよう・・・。)
そんな沈黙の雰囲気を吹き飛ばすかのように、ドアのノック音がした。
「あ、僕が出る!」
本来の部屋の主であるけんとがドアへと寄る。すると、ドアが開いた。
「あ、けんと。かんたはここに居るの?」
「あ、居るよ。もんた、其れで如何したの?」
けんとは、突然部屋を訪れたもんたに疑問を投げ掛けた。
「僕なりに、今回の事件の考えを纏めたんです。是非、けんとやかんたに話したいと思って・・・。」
「そうなのか。あ、じゃあ一寸良い?・・・かんた!」
けんとは後ろに振り向き、かんたを手招きした。
「ん?僕に何か用なの?」
かんたは疑問を浮かべていた。
「あ、大丈夫!もんただよ。かんたにも話があるって言うから・・・。」
「あ、分かった。」
ベットの手前に座っていたかんたは、立ち上がり部屋のドアへと向かった。
「其れで、僕にはどんな話なの?」
かんたが早速、もんたに問い掛ける。すると、もんたの代わりにけんとが答えた。
「あのね、もんたがぞうたやきりんた、きっこ達が消えたこの事件についての考えがあるんだって!でも、どうせならしまじろう達にも聞いて貰いたいって思っただけなんだ!」
「あ、其れ良いですね!確か、しまじろうは応接間に居る筈です。早速行きましょうか。」
「あ、僕も行くよ!」
かんたが言うと、二人は一斉に部屋を飛び出した。そして、広間へと向かった。
と、其の時、トイレに行っていたにいすけと擦れ違った。
「あ!如何したの?もんた達・・・。」
「僕達、これからしまじろう達と用があるんですよ。」
もんたが答えた。すると、
「あ、じゃあ僕も良いかな?」
にいすけは興味を持ったのか、もんた達に誘いかけた。
「あ、良いよ。かんたは?」
「僕も全然良いけど。」
けんととかんたが答え、もんた達はにいすけを交えながら広間へと向かった。そして、更に一人、彼らの後に続いた者が居た。

次回予告
しまじろう「やあ、皆!きっことぽん太郎君も居なくなっちゃった!でも、そんな中もんたが、この事件の真相を解き明かしてくれたみたいなんだ!其のもんたの真相によると・・・。 次回、 第11章 事件の真相に向けて・・・ おっ楽しみに!」

後記
愈々終盤戦に突入した一連の事件。今回は、色々な所で同時進行で物事が進んでいくという所も見所だったと思う。さあ、愈々次回からはこの事件の解答編へと突入していく。其の前に、先ずは真相を解き明かす。果たして、この事件の真相に辿り着けるのか、次回以降に期待せよ!


其れでは、ここからは今週のしまじろうについてである。(BS11で毎週視聴されている方は、2月22日の放送になる。)


今週のTXNは、11日に映画スペシャルがあり、其の2日後に本放送が有るという、2回しまじろうを楽しめる1週間であった。(前回も言ったが、TXNが無い地域の方には大変申し訳ない気がしてならない。)
そんな今週の話はというと、“雪男”に纏わる話だった。雪男については、とりっぴいが終始存在を否定していたが、他の人物は実在すると思っていた。
そんな中、ドキドキ森で発見した何者かの足跡が、異常なデカさからそいつを推測したが、結果は園長であった。・・・にしても園長、あの足跡からすると、お前の足、異常にデカくね?

さて、雪男について話したのは、ガオガオであった。其の話をする際、ガオガオは「色んな所を旅していて、其の際に某村の村長から其の伝説を聞いた・・・が、其れは全て作り話だった。」と語っていた。(作り話だったというネタバらしをした際には、逃げていたが・・・。)
自分的に思ったのは、若しヘソカ以前だったら、「あれは私が若い頃、雪が深いある村を冒険していた時、雪塗れの大男に出会い・・・。」なんて高確率の作り話をしていたことだろう。(そして、らむりんに「怪しい・・・。」)でも、今回は村長の作り話だったという落ちであった。
どうせなら、嘗てのように作り話でも良かったと思った。(唯、らむりんポジションが居ないから厳しいかも知れんが・・・。え?にゃっきい?似合わねーよ!中の人は同じでも別人だから!)

そして、結果として正体は園長(ガオガオは、良く園長だって分かったね・・・。ちゃれんじ園や何処かで園長に会っているのなら話は別だが)だった。最初は、劇画風に描かれていたが、其の瞬間、製作に「解せぬ。」と言ってやりたかった。と言うのも、自分が大嫌いな園長が登場したからである。
そして、其の園長は終盤で「雪男、良い男!」とかくっだらないジョークを言っていたが、マジでウザイと思った。(くだらない親父ギャグは言わんかったのは許すが・・・。)本当に、ヘソカの頃の親父ギャグもジョークも無い頃に戻すか、このアニメから消えて欲しいと思った。

さて、其の園長だが、去年9月以来、5ヶ月振りの登場であった。そして、園長は4・5月と7・8・9月に出演した。ここ思うのは、必ず2月連続で登場していることである。
つまり、このままの予測だと、来月も登場しそうである。だが、自分は其れを許さない。と言うのも単に大嫌いだからである。(たまさぶろうに出演を自重して貰いたいのも略同理由。あいつも嫌いだから。)
其れに、どうせ登場するのなら、何度も言っているが、防寒着を着た姿で登場して欲しかったと思う。何故かと言うと、去年7月に出演した際は、夏らしい格好をしていたからである。(だが、その後の8・9月は、普段着の格好だった。)其れを考えれば、彼はあの時、雪掻きをしていたので尚更、防寒着を着ていて当たり前だと思った。(だって、其のままの格好だと、雪が服に付いたら濡れるし・・・。其れにスーツ着ていたんだから尚更である。)

あれ?所で、熊って今冬眠中じゃ・・・・・と言うジョークは放っておこうw

其れに、園長じゃなくてもいぬ子やくう子の出番が少ないんだから、彼女達でも良いと感じた。だって、通園バスを通すための雪掻きをしてたんでしょ?なら、何もお前がやらなくたって、“部下”にやらせていいだろ?

其れともう一つ、

園長の本名を明らかにしろ!!

これは、ちゃれんじ園の仲間の親が登場すれば、スタッフロールで名前を明かすからである。其れを考えれば、園長だって、本名を明らかにしても良い筈である。頑なに、名前を明かさないなんて不公平である。
例として、クレしんの野原しんのすけ含むかすかべ防衛隊が通っているふたば幼稚園の園長(組長)は、ちゃんと名前の設定がある。(高倉文太)其のことも含めれば、園長の名を明かしてもいいと思う。(教材で明かしていないから、何てのは唯の言い訳である。若しそう言うなら、ちゃれんじ園の仲間の親の名を明かさなくても良かった筈だ。)

この他に、メイが登場していたりもした。(今回はお前に出て貰わなくても良かったが・・・。因みに、去年12月以来。)キャラの使い方下手としか思えない・・・。

他には、とりっぴいがかなえに頼まれ、「シュプールを描く様子を収めてくれ」とデジカメを持たされたり、雪男に終始怯えていたみみりん(半泣きだったし・・・。)が印象に残ったと思う。

更に、サブタイトルに「さがせ」の単語が付くのは、結構あったりする。

しましまとらのしまじろう
・1996年5月3日    第120話 「氷をさがせ!」
・1996年10月28日  第144話 「ホウキをさがせ」
・2002年5月20日   第428話 「犯人をさがせ!」
・2005年10月3日   第600話 「しまじろうをさがせ?」
・2006年5月29日   第633話 「絵本をさがせ!」

しまじろうのわお!
・2012年9月10日   第24話 「ニュースを さがせ」
・2013年2月25日   第47話 「かせきを さがせ」
・2014年10月13日  第131話 「オードリーを さがせ!」
・2016年2月13日   第199話 「ゆきおとこを さがせ!」

と、しまとらで5回、わお!で4回目であった。因みに、「探せ」と漢字になっている話はなかった。

さて、アニメに関する感想はここまでで、これ以外のことで気になったことを記述する。

先ずは、あの実写パートである。
今回、視ていて不快だったのは、戦隊ヒーローで、「レッドは右から何番目?」とかそういう問題である。しかも、これとよく似たようなものを幾つも作っている。
これに関して思うのは、しまじろうは戦隊物ではないのを意識していないということである。戦隊物で、こういうのをやるのは分かる気がする。だが、あの戦隊物の立ち位置の問題は、本当にいらないと思った。
製作は、やる気があるのだろうか?其れを凄く感じた。(てか、そう言う算数的な問題はしまじろうらしい要素を加えるべきである。春の改変期以降、今のままだったら、本当にクレームである。あの程度は、毎週視れば子どもだって飽きてくる。ベネッセにテレビせとうちよ、そう言う意見視聴者から貰ったことない?それか無視しているの?

そして、先週気になっていた「えほんのうた」の件だが、
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予想通り、映画キャラが変わっていた。恐らく、次回も又、別のキャラが登場するのだろう。(本当は、ここにもしまじろうが描かれていても良かったと思う。)

さて、そんな今回の話だったが、次回は今年初のぽん太郎主演回である。しかも、リチャードも今年初登場となる。(先週登場しているが、再放送だったので登場とは見做さず。)どうやら、結婚式の披露宴の話らしい。
因みに、ぽん太郎は去年のこの頃は、にゃっきいから“友チョコ”を貰って、「にゃっきいさんは、僕のことが大好きなんだ!」と思い込んだりもしていた。(次回登場の格好も、其の時着ていた“正装”スタイルの方。)

さて、製作よ・・・、ぽん太郎に防寒着を着せてくれたんだろうね?ヘソカの頃の姿をこのブログで紹介したし、其の紹介から大分たったのだから、尚更である。(なっていなかったら、次回の更新でたっぷり書かせて貰うぞ・・・。)終始、正装スタイルのままだったら話は別だが・・・。

又、次回で、積算200話に達する。若し、出来れば200話記念の演出を制作に要望したい。是非、宜しくお願いします。

そう言う訳で、次回は視れるかどうかは分からないが視れれば視たいと思う。