ちゃれんじ園 オフ ~山奥集落の誘拐事件~  第8章

今週も、前回の続きをお届けする。

其れではスタート。

          第8章 消えた仲間
其の日の夕刻時、浜田市の国道9号沿いにある道の駅「ゆうひパーク浜田」では、
「いやあ、今日もお疲れさまだわ、たまさぶろうちゃん!」
「久し振りのちゃれんじ島以外でのロケでしたので、緊張しましたよ!」
たまさぶろう達一行は、道の駅内の海鮮レストランで、食事を楽しんでいた。
「ママも見ていた限り、たまさぶろうちゃんの演技は完璧でしたわよ!これが山陰放送でO.A.されるとなると、本当に楽しみですわね!山陰の人達にたまさぶろうちゃんが評価されたら、其れが切欠で、全国ネットになってTBSでも放送されちゃったりして~!オホホホホ・・・。」
まどかは思わず高笑いをした。
「もう、ママったら・・・。大袈裟なんだから・・・。」
たまさぶろうは苦笑を浮かべた。そうした中、一行はレストランでの食事を楽しんだ。
やがて、食事がお開きになった。
「さて、たまさぶろうちゃん、そろそろ行くとするかしらね・・・。」
「分かりました。サイ監督!」
一行は会計を済ますと、足早に駐車場に止めたキャラバンの元へと向かった。
と、その時、一台の車が国道から入って来た。其の車はたまさぶろうの元に来ると、彼の真横で止まった。車はグレーのギャランフォルティスだった。すると、助手席のドアが開き、豚の女性が降りた。
「貴方が、たまさぶろう君?」
「はい、そうですよ!ひょうどうたまさぶろうです!!」
彼はファンだと思い、ウィンクにピースサインの決めポーズを送った。
「そう、良かったわ。一寸、其方のサイ監督から依頼があってね、良いですよね?」
女性はサイ監督に右手を差し出しながら顔を向けた。
「あ、はい。構いませんわ。カメラクルーも同行していますので、大丈夫ですよ。」
サイ監督は少し離れた所に止めてあるキャラバンを顔で指した。
「サイ監督、この人は何か僕にやってもらいたいことでもあるんですか?」
たまさぶろうが疑問を浮かべる。
「うん。何だか、別撮りの撮影をさせて欲しいって言うのよ。まあ、たまさぶろうちゃんが良ければ其れで良いのだけど・・・。」
「あ、別に構いませんよ。僕のファンが喜びます!」
たまさぶろうは全く躊躇わずに了承した。すると、まどかが口を開く。
「あの、私はどうしたら?」
「出来れば、たまさぶろう君のみで撮影したんです。ですから、撮影が終わるまで、これからこの車で、私の家までお送りしますのでお待ち下さい。」
女性はギャランフォルティスを指で指した。
「そうですか、あ、其れで貴方は一体?」
まどかは女性に尋ねた。
「私は、BSSの社員で、こう言った者です。」
女性は着ているスーツの懐から、名刺入れを取り出した。そして、まどかにその名刺を見せた。
「あ、分かりました。其れでは、家の息子を宜しくお願いします。」
まどかが礼を言うと、ギャランフォルティスは一旦その場を離れた。
約1分後、其の車からドライバーと思われる豚の男性と、似たような顔立ちの二人の子どもの兄弟らしき人物が降りてきた。
そして、男性は口を開いた。
「ジャンとケン、くれぐれもたまさぶろう君の迷惑だけはしないでくれよ!」
「分かったよ、伯父さん。其れと、伯母さんも其処の監督さんと彼の母ちゃんを頼むな!」
ジャンが答えると、ジャン・ケン兄弟はたまさぶろうに自己紹介をした。
「あ、俺はジャンだ。」
「僕は弟のケン、宜しくね。」
「こちらこそ。」
たまさぶろうも挨拶を返した。そして、
「其れじゃあ、たまさぶろう君、行きましょう!」
男性は離れた所にあるキャラバンへと向かった。其れに釣られるように、たまさぶろうとジャン・ケン兄弟も続いた。
やがて、キャラバンのエンジンが掛かり、国道9号へと消えて行った。
「其れじゃあ、お母さんとサイ監督、行きましょうか!」
BSSの社員と名乗る女性が、サイ監督とまどかをギャランフォルティスへと誘導した。まどかは、物凄く心配そうな表情を浮かべていた。

其の頃、しまじろう達は、
屋敷での夕食を終え、再び訪ねて来た時に最初に入った部屋でソファーに座りながら仲間と談笑をしていた。しまじろう以外にも他の採掘者の姿もあった。そんな中でもしまたろうはやはり大星との昔話で盛り上がっていた。脇にはたま子やひつじい、よりこにぽんざえもんも交じっていた。
「何か、あのらまりんって子のお蔭で、皆に面倒な指示を出す手間が省けて良かったわ!」
「もう、きっこったら・・・でも本当に疲れたね。まるりんは?」
「私もくたくたよ・・・。さくらこにきっこ。」
きっこにさくらこにまるりんが、部屋の片隅で疲れ乍らも立ち話をしていた。そして、部屋のソファーでは、
「は~ぁ・・・。今日は本当に疲れたのだ!」
ぽん太郎は伸びをしながら疲れた表情を浮かべていた。
「今日ほど、真剣な感じのぽん太郎君は、僕も初めて見たよ!」
しまじろうが其れに答える。
「だって、普段はひつじいさんに任せっきりだから、凄く分かる気がするな~!」
とりっぴいが少し釘を刺した。すると、
「そう言えばにいすけ君、僕、前々から気になっていたんだけど、小学校でのぽん太郎君ってどんな感じ?」
しまじろうがにいすけに尋ねた。
「そうだね。僕が見ている感じでは、良くひつじいさんやお祖父さんと旅行をした時とかは、本当にクラスメイトに自慢しているね!其れに、ラットマンのグッズとかも偶に持ってきて、良く先生に怒られているよね!」
にいすけはぽん太郎の後ろ指を指した。
「に、にいすけ君・・・。」
ぽん太郎は若干赤面していた。だが、にいすけは続けた。
「其れに、休み時間に校庭や体育館で、彼と遊ぶ時は苦労するよ・・・。僕達は良く知っている遊びに「知らない」とかって言われると、一々教えなくっちゃいけないし、で、遊び方を間違えたりとかしてね!豪邸の子って、こう言った所が弱いんだなって凄く感じるよ!」
「フフフ・・・ぽんちゃんったら、ちゃれんじ園に居た時もそんな感じだったわね・・・。」
らまりんがそう言いながら忍び笑いをした。
「アハハハハ!ぽん太郎らしいや!其れを考えれば、ひつじいさんに「何も任せておけませんな!」って怒られるのも分かってくる気がするよ!」
とりっぴいはぽん太郎を小馬鹿にした。すると、
「とりっぴい君、そんなことで笑うことは無いだろう・・・。」
ぽん太郎は愕然とした表情を浮かべていた。
「あ、御免・・・。でも、にいすけ君から学校でのぽん太郎の話が何か可笑しくなっちゃって・・・。」
とりっぴいは未だ苦笑を浮かべていた。
「とりっぴい!貴方はそう言う所が駄目なのよ!普段、フランスに居る時もとりっぴいは口が軽いから、しまじろう達や皆を困らせていないかって、心配になるのよ!」
らむりんはとりっぴいに叱った。
「其れもそうよね。みみりんがおめかしをした時なんかも、平気で馬鹿にして泣かせたこともあったからね!」
みみりんがらむりんに続く。
「まあまあ、これ以上とりっぴいやぽん太郎君の悪口を言うと可哀想だよ!だから、其の位にしてあげようよ!」
しまじろうが言い争いになりそうな雰囲気を止めた。すると、らまりんがにいすけに尋ねる。
「そう言えばにいすけ君、行きのバスの中でも話になっていたらしいけど、未だ楽器は苦手なの?」
「え?」
にいすけは驚愕した。だが、普段の表情で答えた。
「あ、未だ苦手なんだよね!音楽の授業の時とか、特に鍵盤ハーモニカのミスは僕ばっかり目立つから、何時も音楽の先生に注意されたばかりだよ・・・。ガオ・・・いや、知り合いの発明家や其の発明したロボットとあんなに特訓したのにね・・・。」
「僕は、ちゃれんじ園に居た頃は気付かなかったが、まさかにいすけ君が楽器が苦手だったって言うのは、僕も吃驚したよ・・・。」
ぽん太郎が続けた。
「まあ、ぽん太郎が気付かないのも無理ないさ!ちゃれんじ園の学芸会でも、楽器の演奏とか無かったからね。で、僕が楽器が苦手だって、らまりんに気付かれたのは、確か・・・らまりんがバイオリンを習い始めた時だったっけ・・・。」
にいすけは上目をしながら続けた。
「その頃に、僕がらまりんの家に遊びに行って、らまりんに試しに弾いてみる?って言われたから弾いてみたけど、弦の押さえ方とか弓の扱い方とか何のこっちゃって思っていたっけ、其れで、らまりんから元々習っていたピアノを勧められたんで、弾いてみたら楽譜を見ながら演奏するなんて出来ないじゃないか!って物凄く思ったよ。」
「でも、ガオガオさんの所で特訓しに行っていたのは私も吃驚したよ!お兄ちゃんは、苦手を克服しようって言う所は本当に凄いと思うよ!」
にゃっきいはにいすけを讃えた。
「全く、あの時はとりっぴいにそのことをバラされた上に、お前に笑われたりして、とんだ赤っ恥をかいたよ・・・。あ、でも、若しも何か出来ないことがあったら、是非僕に頼みたまえよ!」
にいすけは最初は、赤面をしつつ不機嫌だったが、これ以上悪い空気が流れさせまいと途中から上機嫌になった。
「もう、お兄ちゃんったら・・・。」
にゃっきいは其の様子を見て苦笑した。
「本当に、皆変わっていないわね!にいすけ君もぽんちゃんも、其れにらむりんも・・・。私、本当に久々の再会が嬉しいよ!」
らまりんが思いを口にすると、
「私もまさか、らまりんに会えるとは思わなかったわ!」
らむりんが思いを返したのであった。
と、そんな中、他の採掘者と思われる少年がやって来た。其の人物は、縞馬の少年だった。
「あ、僕も仲間に入れて!」
「あ、良いよ!・・・あれ?君は確か・・・?」
しまじろうが座っている隣の空いている箇所に彼が座ると、しまじろうは其の人物を見るなりキョトンとした。縞馬の少年は続ける。
「あ、僕のこと覚えている?」
「うん、確か・・・しまいちろう君だっけ?」
「そうそう!で、確か君が、しまじろう君だよね!」
しまいちろうとしまじろうは、たがいに指を指しながら言った。すると、
「そう言えば、同じ縞模様同士で、似たような名前で貴方達も意気投合したのよね!」
にいすけ達の話を聞いていたみみりんが、こちらの輪に入った。
「そう言えば、あったわね!確か、お使いに行く途中に、スーパーの場所を尋ねたんだっけ?」
先程まで、らまりんと話していたらむりんもこちらに注目する。
「其れで確か、君のお祖父さんが僕の家に電話してきちゃったりして、一寸騒動になったよね!」
しまじろうが思い出すように語った。
「確か、しまいちろう君が間違えて、しまじろうの家の電話番号を書いちゃったんだよね!」
とりっぴいが続けた。
「そんなこともあったよね。あ、勿論、僕はお祖父ちゃんと来たんだよ!お祖父ちゃ~ん!」
しまいちろうは、リツ子と話していたしまいちろうと良く似た祖父を呼んだ。
「おお、しまいちろう。どうしたんじゃ?・・・おや、君は・・・?」
「覚えていますか?間違えた電話番号の相手のしまじろうです!」
「おお!覚えておるぞい!わしもあの時、行き成り見知らぬ君から、「電話番号が間違っていましたよ」とか「僕が荷物を運びます!」とかって言われて、何のことかと思って、吃驚したのう!」
祖父は思い出した。
「でも、有り難うな!お蔭であの時は助かったよ。何時まで経ってもしまいちろうが来なかったから、心配しながらバス停におったからのう・・・。最初は、見知らぬ君に声を掛けられたりして「何だ、この坊主は!」って思いながら、立腹したりもしたが・・・。」
「へ~、私がちゃれんじ島に引っ越してくる前、そんなことがあったんだ・・・。あ、私はにゃっきい。しまじろうの新しい友達だよ!宜しくね!」
にゃっきいも輪に入って来た。しまいちろうは続けた。
「あ、宜しく!・・・あ、そうそう、お祖父ちゃんの名前とか聞いていなかったよね!お祖父ちゃんの名前はしまるって言うんだ!」
「そうなんだ!あ、本当にあの時は有り難う御座います。」
しまじろうは改めてしまるに礼をした。
「僕もそそっかしいからね・・・。其れで今回は、お祖父ちゃんの知り合いの牧野さんの誘いで来たって訳さ!」
「へ~、あ、所でしまいちろう君って、今は何処に住んでいるの?」
しまじろうが質問をした。
「僕はあれから、ちゃれんじ島から引っ越して、今はお父さんの家がある金沢って所に住んでいるんだ!お祖父ちゃんはあの時、ちゃれんじ島で働いていて、其れで僕も一緒に住んでいたんだよ!」
しまいちろうが答える。すると、
「へ~、何か僕とにゃっきいのお父さんに似ているんだね!僕達のお父さんもちゃれんじ島とは違う島で働いているんだよ!」
更ににいすけが加わった。
「そうなんだね、あ、じゃあこれから宜しくね!しまいちろう君と、お祖父さん!」
こうしていく内に、屋敷での夜は更けていくのであった。

さてその頃、同じ島根県にあるとある四人家族の家では・・・、
「そろそろ、あの時間かな?」
其の家の次男が、其の家のLDKで、TVのリモコンを取り、部屋の隅にあるTVのスイッチを入れた。画面は『JNNフラッシュニュース』だった。
「さて、もうそろそろ始まるぞ~!」
次男は、TVの前のソファーに座り、期待を膨らませながら番組が始まるのを楽しみにしていた。
そして、午後9時。番組が始まると思われた。所が、次男は意外な物がTV画面に映ったのに首を傾げた。
「あれ?何これ?『世界ふしぎ発見!』じゃないの?」
画面は、まるで肝試しでもやっているかのように、暗闇の中を懐中電灯を灯し、草薮を掻き分け乍ら歩く少年が映っていた。すると、次男の後ろに居た長男がTVに近寄り、
「一寸、リモコン良い?」
「あ、良いよ。お兄ちゃん!」
と、言いながら長男は、リモコンの『番組表』ボタンを押し、EPGを表示させた。EPGには『世界ふしぎ発見!』と表示されていた。長男は画面を見ながら呟いた。
「若しかして、特別臨時番組かな?」
「え?臨時番組?」
次男は、ソファーに座った長男に聞く。
「うん。本来の番組とは、違う番組をやることだよ。」
「へ~!」
そんなやり取りをしていると、父親がやって来た。
「おや、どうしたんだい?今日は、『ふしぎ発見』を視ないのかい?」
「違うんだよ!今日は、どうも臨時番組をやっているらしい・・・。」
長男の言葉に父親はTVに注目した。
「え?チャンネル違うんじゃないの?張と、6チャンネルの山陰放送になってる?一寸、リモコン良い?」
父親は床に置いてあるリモコンを手に取り、『画面表示』ボタンを押した。画面には、時刻とチャンネルと番組名が表示された。
「あ、確かに『ふしぎ発見』になってる・・・。と言うことは、臨時番組なのかもな・・・。」
念のため父親は、部屋にあったマガジンラックから今日の島根日日新聞を取り出す。新聞のTV欄のBSSの箇所にも『日立 世界ふしぎ発見!』と書かれていた。
「新聞にも、書いてあるからな・・・。」
父親が、新聞のTV欄を見つめていた其の時、
「あ!たまさぶろうじゃん!」
「本当だ!」
TVに釘付けだった長男と次男は、画面にたまさぶろうが映り、思わず声をあげた。
「え?」
父親が、新聞からTVに再び注目した。
「え、たまさまですって!」
キッチンで、夕食の後の皿を洗っていた母親が、其の作業を中断し、彼女もTVに駆け寄って来た。
更に同じ頃、鳥取県内にあるとあるアパートの一人暮らしの部屋では、
「まさか、こんな時にたまさまを視れるとは思いもしなかったわ~!」
其の部屋の主で、たまさぶろうのファンでもある若い女性は、TVのたまさぶろうに惚れ乍ら、釘付けになっていた。
BSSを視ている鳥取、島根の両県では、似たような事態が他の世帯でも起こっていた。

さて、其のたまさぶろうはと言うと、
浜田市内の道の駅で、ジャン・ケン兄弟と彼らの伯父と名乗る人物や数人の撮影スタッフに同行された後、キャラバンは何処かの駐車場に止めた後、其処からは山奥と思われる所を歩かされていた。
「これ、本当に今度のドラマの撮影なの?」
たまさぶろうは、若干疲れ切った表情で、ジャン・ケン兄弟の伯父と名乗る人物に尋ねた。
「ああ、その通りだよ!」
伯父は特に何事も感じないように答えた。
「でも、サイ監督は、今度のドラマの舞台は海で、山奥を歩くシーンなんてないって言っていたし、其れにさっきから照明とカメラマンも付いて来て、録っているようにも見えるんだけど・・・。」
たまさぶろうが、後ろの照明やカメラマンを見ながら更に疑問を浮かべた。
「あ、サイ監督から聞いていなかったかな?実はだな、急遽このシーンを追加することになってな・・・其れで、今こうして撮影しているって訳なんだ!」
「そうなんだ・・・。」
其の男性の言葉に、若干の疑問を感じながらもたまさぶろうは草薮で、所々で歩きづらさを感じる箇所で歩を進めた。
「あ、所で君達は何なの?」
たまさぶろうは今度は、ジャン・ケン兄弟に尋ねる。
「あ、俺達は一応エキストラってことで、さっき居た伯母さんに頼まれたって訳よ。」
「そうだよね!伯父さん?」
ジャン・ケン兄弟はそう言うと、後ろを歩く伯父に振り向いた。
「あ、そう言えばたまさぶろう君、私の自己紹介が未だだったかな・・・。私はこのジャンとケンの伯父の岡本哲(おかもとてつ)って言うんだ!宜しく。そして、さっき道の駅であった女性が、私の妻の岡本紀子(おかもとのりこ)。一応、夫婦でBSSに勤めているんだ。宜しくな!」
「あ、宜しく・・・。」
そう言ったたまさぶろうは、険しい表情をしながら、草薮を歩き進めた。だが、彼らは鳥取・島根の山陰二県にこの模様が生放送されていること等知る由も無かった。そして、たまさぶろうは、ドラマやファンのためにと思い、ジャン・ケン兄弟達と共に草薮を歩き続けた。其れが、ジャン・ケン兄弟の策略であるとも知らずに・・・。

其れから数時間後、しまじろう達は翌日の作業に備え、床に就いていた。
翌日の作業に備え、其の日は午後10時半頃、就寝となった。既に屋敷の中に居る全員は寝静まり、屋敷の中は静まり返っていた。
そんな中、其の内の一人がトイレに行くために起き上がった。其の人物は、部屋を出ると、間接照明しかない薄暗く、長い廊下を恐る恐る歩いていた。
「うわ~・・・。やっぱ怖いぞ~!早い所、済ませて・・・。」
そんなことを呟きながら、漸くトイレに辿り着いた。
「あ~・・・すっきりした。さて、早い所戻らないと・・・。」
其の人物がトイレのドアを開けた時だった。
「え?お、お前・・・何でこんな所に?」
意外な人物が待ち伏せして、其の人物は驚いていた。だが、待機者は、何も言わず、突然、トイレに行った人物の手を取り、引っ張り出して行った。
「な、何をするんだそ~!」
やがて其の人物は、待機者と共に、屋敷の外に連れ出されて行った。

そして翌朝、屋敷の朝は早いようで、午前6時半に起床であった。其の時間になると、各々の部屋に置かれてある内線電話からコール音が鳴り、受話器を取ると、「お早う御座います。起床時間です。」と自動音声のようなものがスピーカーから聞こえてくるのであった。事前の説明で大星は、「モーニングコール」と言っていた。
「ふわ~!朝早いのは、僕も堪えるよ・・・。」
モーニングコールで起き上がったしまじろうが寝ぼけ眼を擦り乍ら、伸びをする。
「お!しまじろう、漸く起きたか!そろそろ、朝御飯だって言うから、行こうか?」
既に起きていたしまたろうは、凄く元気な様子で、しまじろうに語り掛けた。既に、普段着に着替えていた。
ダイニングに辿り着くと、未だ疎らではあったが、クラスメイトやその他の採掘者の姿が見られた。朝食はバイキング形式になっていて、ダイニングの出入り口付近には、多くの皿と料理が並べてあった。既に、他の採掘者が料理を自分の皿に取り分けていた。そして、其のダイニングは、まるでレストランのように、木製のテーブルと椅子が並べられていた。
「あ!お早う!しまじろう!」
既に、机で盛り付けられた食事を前にとりっぴいが笑顔で挨拶をした。
「お早う、皆!」
しまじろうは、とりっぴい達四人に笑顔で挨拶を返した。
「しまじろうったら、相変わらず寝坊助だね!」
真向いに座っていたみみりんも声を掛ける。
「しまじろうが一番遅かったよ!」
みみりんの隣に座っていたにゃっきいが続いた。
「さて、しまじろうも来たから、しまじろうが盛り付けを済ませたら、食べ始めようよ!」
更に隣に座っていたらむりんが指示を出した。
「うん、僕じゃあ、盛り付けてくる!」
そう言い、しまじろうはビュッフェスペースに、これから摂る料理を取りに行くのであった。
そして、五人が席に座ると、早速食事を始めた。
そんな食事をしている最中、しまじろうはふと、他の席に目が行った。先ず目に入ったのは、一緒に食堂に来た父親のしまたろうだった。しまたろうには、「皆が居たら、そっちと摂る」と命じ、別々に摂ることになった。そんな彼は偶々食事をしていたたま子、ひつじい、よりこの真向いに、ぽんざえもんの隣に座り、笑いを交えながら食事をしていた。
そんな様子を見ながらしまじろうは、他に目を行き届けた。次に目に入ったのは、クラスメイトのぶうたともんたときりんただった。しまじろうは、ぞうたが居ないことが気になったが、食器を持った手が止まっていたのを動かし、再び食事へと戻った。すると、
「ねえ、しまじろうは今日の発掘はどうなると思う?」
らむりんが突然しまじろうに尋ねてきた。
「え?何の話?」
当然、何も知らないしまじろうは疑問を浮かべた。
「もう、しまじろうったら、話を聞いていないんだから・・・。」
にゃっきいが少し呆れ交じりだった。
「今日は昨日よりも良い物が出てくるかな、って話だよ!」
とりっぴいが説明すると、漸く状況を理解した。
「あ、そ・・・そうだね。多分、昨日よりも出てくるんじゃないかな?未だ、掘っていない所もあるんだし・・・。」
適当に答えたしまじろうだったが、みみりんが話を聞いていなかったことの違和感を覚えた。
「何か、みみりん達が話している時、ずっと他の席を見ていたようだったけど、何かあったの?」
しまじろうは一旦答えるのを躊躇った。だが、らむりんに疑われるのも拙いと思い、思いっきり答えることにした。
「え、ほら、あそこに居るぶうた達を見ていたんだよ!」
しまじろうはぶうたともんたときりんたが座っている席を指で指しながら答えた。他の四人は、食事の手が止まり、其方に注目した。
「あ、とりっぴいも気付かなかったよ。もうぶうたときりんたともんたが起きていたんだね。」
「そうみたいね。もんたは朝に強いって感じがするけど、寝坊助の感じがするぶうたまで偉いよね!」
にゃっきいが褒め称えた。すると、
「あれ?何でぞうたが居ないのかしら・・・。う~ん、怪しい・・・。」
らむりんがぞうたが居ないのに気付き、半目状態で腕組みをした。
「そうね。怪しい・・・。」
にゃっきいがらむりんの真似のつもりなのか、半目状態で呟きながら言うと、
「もう、らむりんもにゃっきいもそんな疑り深い目で見つめなくても・・・。」
しまじろうが、二人揃って半目で腕を組んで、疑り深い表情をしている姿を見乍ら苦笑した。
「一寸、訊いてみようよ!」
とりっぴいが言うと、五人は一旦食事を中断し、ぶうたともんたときりんたの元に寄った。
「お早う、ぶうたときりんたともんた!」
しまじろうが挨拶をすると、
「あ、お早う!しまじろう、みみりん、とりっぴい、らむりん、にゃっきい!」
ぶうたが真っ先に返した。早速、とりっぴいが質問をする。
「ねえねえ、ぞうたは如何したの?」
「ぶうたはぞうたの部屋をノックしたんだけど、返事が無かったんだってさ!」
きりんたが代わりに答えた。すると、
「僕は妙だと思いますね。朝は、其々の部屋に6時半にモーニングコールが入ると、牧野さんが言っていましたからね・・・。電話が壊れていたことも考えられますが、ぞうたは其れに気付かなかったんでしょうか?」
もんたが疑問を浮かべた。
「ま、あのぞうたのことだよ!きっと、未だ部屋で寝ているんでしょ!ぞうたって寝起きが悪いって話だからね~。あ、でも後で起こしに行ってみるよ!」
ぶうたはそんな状態ではあったが、これ以上親友の心配を掛けさせないため、其の話題を終わらせようとした。
「あ、じゃあ僕達も行くよ!良いでしょ?」
しまじろうが尋ねた。
「良いよ!ね、ぶうたともんたも構わないでしょ?」
きりんたが即返答する。
「そうですね。其れじゃあ、朝御飯が済んだら、皆でぞうたの部屋に行ってみましょう!」
もんたが続けた。
「そうね。きっと、モーニングコールやぶうたのノックに気付かずに、未だ寝ているんでしょうね!」
みみりんがそう言うと、しまじろう達は再び、食事の席に戻るのであった。ぶうたにきりんたにもんたも食事を再開するのであった。
席に戻ったしまじろうは、食事を再び始めたにゃっきいにも質問をした。
「そう言えば、にゃっきい。にいすけ君は?」
「お兄ちゃんは、らまりんとぽん太郎君と一緒に食べるってさ!一応、食堂に来る前にお兄ちゃんに会ったんだけど、らまりんの所に寄ってから来るって言ってて、「先に食べててくれ」ってさ!」
「そうなんだ。」
しまじろうはふと、にいすけとぽん太郎が食堂に居ないのを見て尋ねたのであった。
やがて、五人は食事を終えた。ぶうた達も略同じくらいに食事が終わる。しまじろうとにゃっきいはしまたろうとよりこに其々先に部屋に戻るという風に伝えた。そして、食堂を出たその時である。
「あ、にゃっきい!お早う!」
「お早う、お兄ちゃん!」
にいすけがぽん太郎とらまりんと共に、食事に来たようだった。にいすけは急いでいる感じのするにゃっきいに尋ねた。
「おい、にゃっきい。如何したんだ?そんなに急いで・・・。」
「え、何でもない!後で事情は話すから!」
にゃっきいはそう言い残すと、足早にぞうたの部屋へと向かった。
「如何したんだ、にゃっきいの奴・・・。」
にいすけがそう呟くと、
「何か事件でもあったのか?そうだ!ひつじいとお祖父ちゃま、未だ食堂に居るかも知れないから、訊いてみようではないか。」
ぽん太郎も足早に何処かへ向かうしまじろう達を見ながら答えた。
「そうね。若しかしたら、今日の作業に影響が出そうだから・・・。」
らまりんがそう言い残すと、三人は朝食へと向かうのであった。
さて、しまじろう達はぞうたの部屋に辿り着いた。
「ここがぞうたの部屋?」
「うん、僕の隣の部屋なんだ。」
しまじろうの質問にぶうたは即答えた。早速しまじろうが、部屋をノックした。
「ぞうた!お早う!!しまじろうだよ!もう、御飯だよ!起きてよ!!」
後ろに居たとりっぴいがからかうような口調で続けた。
「ぞうた~!早く起きないと、ぶうたがぞうたの分、食べちゃうってよ~!」
「一寸とりっぴい!」
冗談交じりで言ったとりっぴいに少々ムキになったぶうたであった。が、しかし・・・、
「あれ?返事が無いよ・・・。」
と、きりんた。
「う~ん、益々怪しい・・・。」
らむりんは再び半目をし、疑り深そうな表情を浮かべた。
「どうする?もんた。」
みみりんがもんたに尋ねた。
「若しかすると、今のしまじろうの声が聞こえない位、爆睡しているのかも知れませんね。そしたら、部屋に入りましょうか!」
「そうね。そうしよう!」
にゃっきいが言うと、ドアの前に居たしまじろうは、
「ぞうた!入るよ~!」
そう言い、ドアノブを回した。鍵は掛かっておらず、あっさりと開いた。
「あれ?ぞうたったら、鍵も掛けずに寝ていたの?」
とりっぴいがそう言いながら、ぞうたの部屋に入った。ドアが開くと、部屋の全貌が目に入って来た。しかし、
「あれ?ぞうた居ないよ!」
しまじろうは部屋の奥の窓際にあるベットに寄り乍ら口に出した。他の七人もベットに目が行った。ベットは、まるで起きたばかりのようで、白いシーツには皺が寄っていて、布団は雑に折られていた。其れ以外、部屋は異常が全く無く、ベランダへ通じる窓にも鍵が掛けられていた。
「もんた、ぞうたは一体どうしたの?」
らむりんがもんたに尋ねた。
「若しかすると、もう起きたのかも知れませんね。其れにしても、何故、部屋の鍵が開きっ放しになっていたんでしょうか?」
もんたは困惑しながら答えた。
「そう言われてみれば変ね。部屋を出る時は鍵を掛けるように、牧野さんが言っていたのにね。」
と、にゃっきい。
「ひょっとすると、僕達がここに向かっている途中に、食堂に向かったのかも!ほら、この屋敷って広いから、ここから食堂に行くにも何通りかあるし・・・。」
きりんたはふと今閃いたことを口にした。
「そうかもね。其れじゃあ、皆で手分けをして、ぞうたを探しましょう!」
みみりんが指揮を執った。
「うん、そうだね!」
しまじろうがそう言うと、八人はぞうたを探しに出るのであった。

先ず、一行は食堂へと戻った。しかし、食堂には、先程出くわしたにいすけとぽん太郎とらまりんしか見られなかった。
「あれ、皆如何したの?」
にいすけは、戻って来た姿を疑問に思いながら尋ねた。
「あ、若しかして、未だお腹が空いていたのか?其れなら、僕の分を分けてあげるのだ!」
「そんなことないと思うよ。ぽんちゃん。」
ぽん太郎とらまりんのやり取りを聞いたしまじろうは早速ぞうたについて尋ねた。
「ねえ、にいすけ君とぽん太郎君とらまりん!ぞうた見なかった?」
「いや、僕は見ていないのだ!にいすけ君は見たかい?」
「僕も見ていないな!らまりんは?」
「私も知らないよ!其の子がどうかしたの?」
三人は食事の手を止め乍ら答えた。すると、とりっぴいが何の躊躇いも無しに口を開いた。
「あのね~、さっきぞうたの部屋に行ったら、ぞうたが居なくってね、若しかして食堂に来たのかな~って思っていただけなんだ!」
すると、にいすけが、少し呆れた表情でにゃっきいを見つめた。
「そう言えばにゃっきい、僕にさっき言いたかったのはそのことだったの?何も隠さなくても良かったのに・・・。」
「さっきまで食堂に居たひつじいやお祖父ちゃまも知らないって言っていたから気になっていたのだ!」
ぽん太郎が続けた。
「全く・・・とりっぴいったら!」
にゃっきいは囁くような声で言った。だが、にいすけには頷くだけだった。
「じゃあ、私達も探してあげるわ!食事が済んだら、私達も行くから、初日にお父さんが色々な説明をした広間に集合して!」
「分かった!有り難う、らまりん。」
らむりんが答えると、八人は足早にぞうたを探しに向かった。

次回予告
しまじろう「やあ、皆!大変だ!ぞうたが居なくなっちゃった!皆で手分けして探すことになったよ。でも、そんな中又一人、僕の友達が・・・。 次回、第9章 謎の失踪 おっ楽しみに!」

後記
遂に、今回でこの話の本題には言った感じである。そして、今日の本編でも出ていたたまさぶろうも出演させた。これからミステリー路線になっていくが、これからの展開に期待せよ。この他に、今回もこの間のにいすけ主演回の要素を取り入れてみた。更に、今回も懐キャラを登場させた。
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そう、しまいちろうである。因みに、彼の祖父も当時出演しているので気になる方は確認すると良いだろう。


其れでは、ここからは今週のしまじろうについてである。(BS11で視聴されている方は、2月8日の放送になる。)


今週は、前回良い顔が出来ないといったぞうぶうの話であった。しかも其の上、あの豹野郎ことたまさぶろうの出演があったことが本当に腑に落ちなかった。お前、本当にKYだな!
さて、あの豹野郎は去年11月以来2ヶ月振りの登場となった訳だが、だがあいつの出演回数の多さは異常である。しかも、話に因ると、ちゃれんじ園の関係者の中では、唯一のオリキャラだと言う。其処で、去年2月から今年1月に掛けての、主なサブキャラの出演回数を探ってみた。

・ぽん太郎・・・6回
・ひつじい・・・9回
・ガオガオ・・・10回
・たま子・・・3回
・メイ・・・5回
・セイ・・・3回
・リチャード・・・12回
・ライオンポリス・・・5回
・しか子・・・6回
・ぞうた・・・6回
・ぶうた・・・4回
・まるりん・・・4回
・たまさぶろう・・・10回

と、このようになってくる。回数では、リチャードには負けているが、以下に出しゃばっている感じがするか分かるだろう。これはリチャードにも同じことが言えるが、彼に関しては、あまりウザさを感じることが無い。だが、あいつは登場する度にあの決めポーズで、格好をつけている。其れがウザいのである。現に、たまさぶろうのように子役俳優と言うのは普通に居る。だが、あいつのような格好つけたがりな子役は現実的に感じないし、しまじろうの雰囲気にそぐわない感が有る。
其れと、登場回数も多過ぎである。(リチャードはいいとして・・・。と言うのも、自分的に教材登場候補だから。)教材に登場していないにも拘らずこれだけ出番が有るというのは如何言うことなのか?唯、あいつを目立たせたいとしか製作の頭には無いと思いたい。

つまり、今後はあいつの登場を自粛して欲しい。次は早くても5月か6月位の登場だと丁度いい。来月も登場したら、本当にクレームだ。(去年、そうやって2月~8月まで毎月出しやがったんだからな!)
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たまさぶろう「え?何で僕の出番が多いかって?其れは、僕は人気スターで、出来る子だからね~!其れをベネッセさんやテレビせとうちさんが評価してくれるから、多く出させて貰えるんだよ~!イエ~イ!」
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にゃっきい「こどもちゃれんじに登場していないくせに出しゃばるんじゃ無いわよ!このオリキャラ!!」たまさぶろう(君だって、他のしまじろう達三人と比べれば、出演歴浅いらしいじゃん・・・。)
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ぽん太郎「其れより、僕の出番をもっと増やして欲しいのだ!僕は、この春で登場から8年になるのだからな!」
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リチャード「Oh! 私ハ、特ニ出番ガ、多クテモ、問題ナサソウミタイデスネ~!是非、コノ調子デ、行キタイデ~ス!」

次に、前回、ぞうたは単独登場回があるが、ぶうたは無い。と言う話をしたが、途中、ぞうたが風邪で欠席をし、ぶうたのみの展開はあった。だが、そう言うことではないのである。
本編中に、ぞうたが一切登場しない話が欲しいのである。やはり、ぶうたはぞうた無しでは話が成立しないのだろうか?謎である。
しかも、来月2日は、ぶうたの誕生日でもある。どうせ登場させるなら、ぶうたの誕生日の要素があっても良かったと感じた。

さて、そんなぶうただが、実は弱虫と言う隠し設定がある。其れから、ぶうた主演回を持ってくることが出来そうではないだろうか?本当にそう感じる次第であった。
他に、さくらこも主演回が無い。(今日の本編に居たが、台詞は無し。)其れに、彼女は5歳年上の兄が居るという設定がある。彼女も又、其れから主演回が出来そうである。是非、さくらこの主演回も要望したい。

だが、今週のしまじろうは悪いことばかりではない。良いこともあった。其れは、ぞうぶうにたまさぶろう以外のメンツの出演があったことである。しかも、台詞も均等に与えられていた気がする。(自分的には、たまさぶろうが出なければよりグッドだった。製作よ・・・本当に解せぬ・・・。
でも、けんとの出演があった位だから、中の人繋がりのしか子の出演もあって欲しかったと思う。(其れに、さくらこの出演もあって欲しかった。となると、かんたもか・・・。

所で、本編中によりこが、ぞうたの母親と会ったとにゃっきいが言っていたシーンがあったが、ぞうたの母親はどんな人なのか?(ぞうたは、ドラえもんに例えるとジャイアンだから、自分的には怖いイメージがある。)何時かは登場して欲しい。

この他に、実写コーナーで一つ提案がある。はなのコーナー「どうぶつのあかちゃん」で、はなはパペット姿の登場であるが、去年折角着ぐるみ化したのだから、今後は其のコーナーのはなは着ぐるみがやって欲しい。
TVでもはなの着ぐるみを出しても良いんじゃないかと思う。

そして、今回は番組中に以下の予告があった。
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何と、去年上映された映画がO.A.されるのである。未だ、TXNでの日時しかないが、其れ以外の地方局&BS11ではネットするのだろうか?(BS11では出来そうな気がする。後、独立局がネットしている地域でも。)
去年、これのDVDを買おうとしたら、あの映画ネタゴリ押しの話があり、買うのを躊躇ったことがあった。だが、これにより、其の問題は解決しそうである。
脱線するが、一作目の「しまじろうとフフのたいぼうけん」もTXNで放送されたことがあったらしい。だが、二作目の「しまじろうとくじらのうた」がTXNで放送されたという話は聞いていない。「くじらのうた」はO.A.されたのだろうか?
まあ、当日を楽しみにしたい。(最悪、TXNしかやらない可能性もあるので・・・。)

そんな今回の話だったが、次回は又も再放送である。しかも、前回の再放送の本放送の前の週にやった話である。其の上、今度は傑作集DVDに収録されている話である。(因みに、けんと主演回)
去年も、1月に2度も再放送があり、今年も再放送は2度目である。今後の製作は如何に・・・?

だが、DVDで視るのと、TVで視るのでは違うと思うので、視れれば視たいと思う。

あ、これらのページの画像差し替えや、記述の追加を行ったので、宜しければどうぞ。

おまけ
今日は、地元でしまコンが開催されたので行ってみた。
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但し、「ロボットのくに」で二度目の観覧なので、何度も言っているが、リポートはしない。

だが、買った物があるので以下に記す。
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既に、この三人は居るが、改めて・・・、
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「なかよしセット」、インテリア用で一つ買いました。(でも、既に持っている物はこれからも“旅のお供”として色んな所へ行きますw(あのナイロン袋と一緒にw))見かけた際は、どうぞ遠慮なくお声を・・・。(一昨年8月に、来てくれた時の姿を見ている様だ・・・。)

因みに、今日のしまコンでの零れ話。
例の「はなのかくれんぼ」で、着ぐるみがステージから降りて来た際、今回はにゃっきいが自分の近くに来てくれた。(前回はとりっぴいも来てくれたが。)其のにゃっきいの目前で、「らむりん」と「ドカペ」の指人形を嵌めながら手を差し出したら、以外にもタッチしてくれた。其の際、“中の人”(勿論、杉本沙織のことではない。)が、何かを言った気がした。唯、何て言ったかは聞き取れなかった。(そりゃ、“中の人”が其れを見れば懐かしくなるわなwww)因みに、其のにゃっきいは客席を凄くジグザクするコースを辿っていたw

其れと、あの時はなは、会場のど真ん中を突っ切ったのではなく、真後ろを突っ切った。(2階席の客は見えないから涙目だったことだろう・・・。)この時取った席は、ど真ん中から2番目位だったので、間近で見られるかなと思ったら、意外だった。
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ちゃれんじ園 オフ ~山奥集落の誘拐事件~ 第7章

今週も、先週同様にちゃれんじ園オフ2をうpする。

其れでは、本編スタート!

          第7章 意外な再会
翌日、松江市内のホテルをチェックアウトしたしまじろう達は、早速出雲の遺跡を目指すのであった。一行は、ホテルの団体専用駐車場で、迎えの車を待っていた。
「え~っと、確か待ち合わせ場所はここで、と言っていた筈なんだが・・・。」
しまたろうが首を振ったり、腕時計を見たりしながら迎えを探していた。たま子も同じ様に首を振り、様子を伺っていた。
そんな中、しまじろう達は、駐車場の片隅で適当に談笑していた。
「ねえ、迎えには、にいすけ君も来るんだって?」
らむりんがにゃっきいに問い掛けた。
「うん。今朝、しまじろうのお父さんからの電話で言っていたの。これでお兄ちゃんに会えるとなると、本当に嬉しいわ!」
にゃっきいは物凄く気分が上々であった。その姿に
「にゃっきいって、本当ににいすけ君のことが大好きだからね~。其れを考えると、僕もはなちゃんを連れて来たかったよ・・・。」
「とりっぴいも、出掛ける時、とと・りり・ぴぴに心配されたけど、やっぱり連れて来ても良かったんじゃないかな、って思うよ・・・。」
「僕も、空港まで送って行って貰った時、空港に着いたらはなちゃんが凄く寂しそうな表情でいたよ・・・。」
「私もお兄ちゃんが出掛ける時、本当に寂しかったっけ。でも、何度も電話をくれて、妹としては嬉しかったわ!」
しまじろうととりっぴいが、にゃっきいを交えながら自分の弟・妹の話をし始めた。にゃっきいもにいすけの話を続け、兄弟の話で三人は盛り上がり始める。その姿にみみりんは、これ以上しまじろう達の輪に入るのを躊躇い、困り果てた表情を浮かべた。
「やっぱり、良いわよね・・・。兄弟が居るって・・・。」
しょんぼりし、顔を下に向けていた姿に、輪に入り切れていないらむりんが気遣った。
「みみりん、私だって一人っ子なのよ。だから、気にすることは無いわ。」
みみりんは、らむりんに顔を向ける。少し、元の表情を取り戻しつつあった。
「え?あ、そう言えば、らむりんも一人っ子だった!みみりん、何時も三人が、兄弟の話をし始めると、みみりんにも、はなちゃんのような可愛い妹が居たらな~って、つい思ってがっくししちゃうのよ。」
みみりんは、兄弟の話で盛り上がる三人を恨めしそうな表情でチラッと見た。らむりんは続けた。
「そうよね。私達五人の中で、一人っ子なのは私とみみりんだけだもんね!でも、そんなこと気にすることないわよ。逆に、一人っ子の方が有利なこととか考えてみなよ。何かを独り占めされることとかないし、喧嘩だって無いわけだし。」
「確かに、らむりんの言う通りね。にゃっきいが来る前は、しまじろうととりっぴいが、兄弟喧嘩したとかって言った際は、何時も「下らない」って話、良くしていたよね。でも、普段は同じ一人っ子だった、らむりんが居ないから・・・。」
「私も兄弟の願望は偶に出たりすることがあるわよ!でも、みみりんには兄弟よりも、しまじろう達のような信じ合える友達が多く居ることが幸せって思った方が良いと思うよ。勿論、普段は近くに居ない私も、その内の一人よ!」
らむりんのその言葉に、みみりんはすっかり調子を取り戻した。
「そうよね!兄弟のことを考えるよりは、友達の方も大事よね!有り難う、らむりん!」
みみりんは微笑んだ。
その時、兄弟の話をしていたしまじろうが、仲間外れの感じが漂うみみりんに気付いた。
「一寸、もう兄弟の話は辞めにしない?ほら、みみりんを見てみなよ!」
とりっぴいとにゃっきいもみみりんに注目する。らむりんと何かを話している姿が目に入った。
「あ、いけない!遂、お兄ちゃんの話で、みみりんをそっちのけで話しちゃっていたわ!以前、こんな話をして、みみりんを怒らせちゃったことあったわよね・・・。」
「とりっぴいも、何でとと達の話でこんなに盛り上がっちゃったんだろう?」
二人は、先程の行いを反省し、困惑した表情でみみりんとらむりんを見ていた。すると、しまじろうがみみりんとらむりんの元に駆け寄った。
「みみりん!御免ね、そう言えば以前、秘密基地で兄弟の話をしていたら、その話に耐えられなくなって、怒って帰っちゃったことあったよね。本当に御免!」
しまじろうは深々と頭を下げた。しかし、みみりんは何時もの表情のままだった。
「別に良いのよ。みみりんは、らむりんを含む友達が居るだけでも十分なんだから。」
「うん、そうだよね。あ、そう言えば、らむりんも一人っ子だったよね。何か、らむりんにも悪いことしちゃったかも・・・。」
しまじろうはらむりんを見つめた。
「私は特に気にしていないから大丈夫よ。其れよりも、迎えを待ちましょう!」
「そうだね!皆も待とうよ!」
残るとりっぴいとにゃっきいもしまじろう達の所に駆け寄った。今度は、五人ともしっかり輪に入っていた。
約10分後、こちらに一台のマイクロバスが道から入ってくるのが見えた。ベージュ色のコースターだった。しまたろうとたま子が呼び掛ける。
「さあ、皆!迎えが来たから、乗るよ!」
「これからお世話になる方への挨拶も忘れずにね!」
その言葉に、しまじろうを含む一行はこちらに注目した。駐車場はまだ朝なのでガラガラであり、コースターは駐車場内をゆっくりと走っていた。コースターはやがて、ある一つの駐車スペースに止まった。コースターが止まると、一旦エンジンを切り、横のスライドドアが開き、運転席から一人の茶色いラマの男性が降り立った。男はしまたろうを見つけると、にこやかになりながらしまたろうに声を掛けた。
「久し振り、縞野君!」
「マキノ君も相変わらずだね。如何だい、発掘の方は捗っているかい?」
「勿論さ。今は、地元の大学で偶に講師として特別講義を行うことがある程だよ!」
「其れは、凄いな。」
二人が、久々の再会を喜ぶ声を、たま子を含むしまじろう達一行が駆け寄りながら聞いていた。ふとしまたろうは、後ろを振り返り、マキノに告げた。
「あ、其れじゃあ皆、集まったな。其れじゃあ、紹介するよ。この人が、おじさんの昔の知り合いで、これからお世話になる牧野大星(まきのたいせい)さんだ。」
「お早う御座います!」
しまじろう達は、一斉に御辞儀をしながら挨拶をした。その姿に牧野は続けた。
「皆さん、初めまして。牧野大星と申します。これから数日間、どうぞ宜しく!・・・あ、其れと・・・君!良いよ!」
牧野は、コースターのスライドドアの所を振り向きながら、誰かに声を掛けた。すると、其の人物が登場した。
「あ!お兄ちゃん!」
にいすけを見つけたにゃっきいが、思わず声をあげた。
「にゃっきい!」
にいすけは、にゃっきいの所に駆け寄った。掛け寄ると、二人は互いに抱き合った。
「待っていたよ、にゃっきい!」
「私もお兄ちゃんに会えて、とても嬉しいよ!」
二人は抱き合いを辞めると、隣り合い、其の状態で牧野に注目した。
「其処の君、妹はその子で良いのかな?」
「はい、大丈夫です!」
にいすけは、威勢の良い返事を返した。牧野はしまたろうとたま子に顔を向けた。
「良し、其れじゃあ縞野君にたま子先生、今日はこれで全員で?」
「はい、大丈夫です。」
答えたのはたま子だった。
「良し、其れじゃあ皆、バスに乗って!早速、其の場所に向かうよ!」
「は~い!」
一斉に返事をすると、一行はバスに乗り込むのであった。

一行を乗せたバスは、松江市内のホテルを出発した後、国道9号を経由し、松江玉造ICから山陰自動車道に入った。
道中のバス内でも、其々の席では、談笑をしている様子が伺えた。そんな中、しまじろう達五人は、一番後部座席と、二番目の席でにいすけを交えながら、会話を弾ませていた。
「へ~。ぽん太郎君も、元気そうでいるんだね!」
しまじろうは、にいすけと一緒に行ったぽん太郎のことを話していた。
「うん。最初は、道具の使い方を教えて貰っても、全く覚えが悪くて、ひつじいさんが必死に牧野さんに謝っていたりしていたよ・・・。でも、ぽん太郎は其れでもめげることなく、使い方をマスターしようと一生懸命だったよ。」
「そう言えば、お兄ちゃん、良くお祖母ちゃんや私に言っていたけど、ぽん太郎君って、学校の成績もあんまり良くないんだよね!」
にゃっきいが尋ねた。
「うん。でも、彼奴はやる時はやるからね。僕もそこは凄いと思うよ。」
「そうなんだ。ぽん太郎君って、凄くお金持ちでいつもひつじいさんに色々とやって貰っている所を見ると、みみりん羨ましいな~って思うんだけど、其れは意外だったわ。」
みみりんが意外そうな顔を浮かべていた。
「そう言えば、ぽん太郎って何時もひつじいさんにくっ付いてばっかりで、何時だったか遊びに行った時とか、何も出来なくて、ひつじいさんに怒られていたよね。本当に楽器以外は何でも出来ちゃうにいすけ君とは大違いだよね!」
とりっぴいが笑みを浮かべ乍ら口を開いた。
「一寸、とりっぴい!楽器のことは余計だよ!でも、考えてみればそうだよね。僕も、ぽん太郎君の色々とやる姿には感心出来たけど、ひつじいさんに怒られるとなると辛いよね。」
しまじろうが続けた。
「ひつじいさんか。私、久々に聞いたわ・・・。ぽん太郎君もだけど、ひつじいさんも元気かな?」
らむりんは上目をしながら、ひつじいのことを懐かしんでいた。
「うん。僕が見た限りでは、二人とも元気そうだったよ。だから、らむりんに会えるとなると、ぽん太郎君もひつじいさんも喜ぶと思うよ!」
その姿を見て、しまじろうが答えた。とりっぴいが続けた。
「ひつじいさん何て、泣いて喜ぶんじゃないかな~・・・。」
「其れ、一番あり得るわね!」
らむりんが笑顔で言うと、一斉に笑った。
すると、にゃっきいが何かを思い出し、
「あ、元気って言うと、お祖母ちゃんは如何?」
「問題無いよ。牧野さんの手伝いをしたりして、少しでも疲れることがあったけど、適度に休みながら手伝っているから、安心して、にゃっきい!」
「有り難う。お兄ちゃん!」
「そう言えばにいすけ君、にいすけ君は発掘の作業はやっぱり得意?」
とりっぴいがにいすけに尋ねた。
「発掘の作業は未だ始まっていないけど、其れと似たようなことは得意だな!僕がちゃれんじ園に行っていた頃の話なんだけど、にゃっきい達は行けなかった芋掘り遠足の時、結構大きめの薩摩芋を一人で収穫して、しか子先生に吃驚されたっけ!其れを思えば、にゃっきい達が其れに行けなかったことが残念に思うよ・・・。」
「そう言えば、あの遠足って中止になっちゃったんだよね!僕も行きたかったな~・・・。」
しまじろうが少し恨めしそうな顔を浮かべた。
「でも、とりっぴいは、にいすけ君を頼りにしているよ!だって、楽器の演奏以外は何でも出来るんだから!」
とりっぴいは、にいすけの弱点に何故か固執していた。其れににゃっきいが突っ込む。
「そうよね。私も妹として、何でも出来るのかな~って思っていたら、あの時、お兄ちゃんがしまじろうととりっぴいとふしぎ堂に居て、ガオガオさんを交えながら何しているのかなって思ったら、とりっぴいが教えてくれたんだよね~!本当にあれは可笑しかったわ!」
とりっぴいとにゃっきいは思わず噴き出した。
「一寸にゃっきいにとりっぴい!もう、其の話は終わりにしてくれよ!にゃっきいには黙っておこうって思っていたのに、全くあの時のとりっぴいと来たら・・・!」
にいすけは怒りを露わにし乍ら、とりっぴいを睨みつけた。すると、らむりんが助け舟を出すように二人を叱った。
「一寸、とりっぴいににゃっきい!にいすけ君が可哀想じゃないの!ちゃんとにいすけ君のことを考えなさいよ!其れににゃっきいも、お兄ちゃんに申し訳ないって思っているの?」
一気に噴き出していた二人は、にゃっきいの怒りで納まり、一気にしょんぼりとした。
「あ、御免ね、お兄ちゃん・・・。」
「とりっぴいも、御免!」
二人はにいすけに詫びた。
やがて、コースターは山陰道出雲ICに辿り着いた。山陰道は其の場所で終点なので、そのまま出て、再び国道9号を進んだ。更にその後、国道9号からも離脱し、段々と山奥へと進んでいくのであった。

其の頃、ちゃれんじ島のしまたろうの実家では、居間に、さくらにはな、しま吉、すみれがBGMのつもりなのかTVを点けっ放しにしながら、出掛ける用意を進めていた。TVはNHKで、「みんなの体操」が流れていた。
「さくらさんにはなちゃん、今日も本当にしまたろうのために有り難うね。」
靴下を履いていたすみれは、はなの着付けを手伝うさくらに声を掛けた。
「いいえ、良いんですよ。これもお義母さんや主人のためですもの・・・。」
「はなたん、今日もお手伝いする~!」
さくらは、はなへの着付けの手を止めることなく、すみれに返事をした。そして、はなは笑顔で答えた。
「それにしても、しまたろうは今頃、其の昔の友達に再会したんだろうかね?」
Yシャツを着ながら、しま吉は思っていた。
「大丈夫だと思いますよ。お義父さん!」
「お祖父たん、平気!」
さくらとはなは再び答えた。時刻は午前10時を回っていた。TVには、10時のニュースが流れて始めた。
『一昨日、島根県松江市の銀行で起こった強盗誘拐事件で、犯人は未だに逃亡しているものと見られます。』
「え?」
さくらが声をあげた。其れだけではなく、今まで着替えを進めていた四人は、着替えの手を止め、TVに注目した。TVには、画面の下に『凶悪強盗誘拐犯、未だ逃亡中』とテロップが出ていた。画面は、事件当時の現場の映像だった。キャスターの声が、部屋中に響き渡る。
『・・・この事件は、一昨日、島根県松江市のJR松江駅近くにある、島根銀行松江本店に強盗が押し入り、現金100万円を奪った後、従業員1人を連れ去ったものです。犯人は、防犯カメラの映像等から、出雲方面に逃亡した物と思われますが、現在も発見には至っておらず、警察では引き続き行方を追っています。』
「おい、松江って言うと、昨日しまたろうとしまじろうが、過ごしていた所じゃないか!」
しま吉が声をあげる。
「其れに、出雲ってこれから向かう所だよね?」
すみれが声をあげると、二人の表情が強張った。
「アナタ、しまたろうに連絡しておいた方が良いんじゃ・・・?」
すみれが恐る恐る、しま吉に尋ねる。
「若しかしたら、未だ道中だったりするから、電話に出られないかも知れませんわ・・・。」
と、さくら。すると、しま吉が続けた。
「そうかも知れんな!ま、だが、メールだけでも入れておくよ。」
「そうね。其れじゃあアナタ、しまたろうにメール、宜しく頼むよ!」
すみれが答えると、しま吉はTVの前にあったガラケーを手に取り、しまたろうにメールを打ち始めた。すると、緊迫した空気を振り払うかのように、はなが声をあげた。
「お母たん、お着替え~!」
「あ、御免ね、はなちゃん。」
さくらはそう言い、再びはなの着付けの手伝いを始めるのであった。

更にその頃、東京都内の某所にあるホテルでは、
「全く、今日行けると思っていたのに、急遽、かの有名な発明家の講演会に誘われるとは・・・」
ガオガオは不満を漏らしながら、ホテルのロビーを歩いていた。
「ま、しょうがないじゃろ。今朝早く、ジジ様から見ておけって連絡が入ってしまったんじゃから。」
と、メエメエ。メエメエも表情には出していなかったが、其れでも不満だったのが伺えた。
「でも、これが終わったら、行けるのだから、見るだけ見ておいた方が良いと思うわ~。」
カーバーは物凄くウキウキしていた。
「いや~、カーバー博士は凄く調子が良いね!あの発明家の話って、私は何度も聞いたことあるけど、大学で講義を受けている時みたく、本当に眠くなってくるよ。ですよね、メエメエ博士?」
ガオガオは作り笑いを浮かべながら、メエメエに問い掛ける。
「本当にそうじゃの~。わしもちゃれんじ島に居た頃、姪のメエコから「シティで講演を開くから叔父ちゃんも行こうよ!」って言うんで、メエコに、其の息子のキットを連れて行ったんじゃが、メエコは、「つまらなかった」って、ずっと不満を漏らしていたのう。其れに、講演が終わった後、キットは不満が爆発したのか、ずっと「メエメエメエ!」って泣き喚いていたから、本当にわしもメエコも神経が磨り減ったわい。」
「其れは、とても大変でしたわね!」
だが、カーバーは未だにウキウキした表情だった。
「カーバー、今はそんな呑気でいられるが、途中からつまらなくなってくると思うぞい?」
メエメエはカーバーの揚げ足を取ろうとした。
「そんな物、聴かなくては分からないわよ。あ、其れより早く行きましょう!」
「本当に、カーバー博士は、調子がいいよね・・・。私もメエメエ博士のその言葉を聞いて、多少なり覚悟していますから・・・。」
ガオガオはそう言うと苦笑した。そして三人は、とある講堂へと入って行った。

そして、しまじろう達一行はと言うと、コースターは何処かの峠道を走っていた。
「たま子先生、そろそろ着くということを言ってくれないか?」
牧野が直ぐ後ろに座っていたたま子に声を掛けた。すると、たま子は一旦よろめき乍ら立ち上がった。すると、きっこの元に来て言った。
「きっこちゃん、そろそろ着くって言って貰っても良い?」
「あ、良いですよ。」
そう言うときっこは、座席から立ち上がり、後ろに向かって呼び掛けた。
「皆!そろそろ着くって言うから、用意してね!」
「は~い!」
きっこの呼び掛けであったが、其れでも全員は威勢の良い返事をした。
「もう着くって言うから、本当に楽しみだね!」
しまじろうは期待を滲ませていた。
「本当ね!」
みみりんも同じく期待を滲ませていた。すると、後ろから3番目の座席に座っていたもんたが口を開いて来た。
「其れにしても、こんな所に古代遺跡があるって言うのは初耳ですね~。銀山があるっていうのは聞いたことがありますが・・・。」
その言葉に、もんたの後ろの席に座っていたにゃっきいが口を開いた。
「え?そうなの?もんた。」
「ええ、僕、予め古代遺跡について図鑑やインターネットで調べておいたんですが、この付近に遺跡があるって言う情報は無かったに等しかったんですよ。ですから、つい最近発掘されたのでしょうね。」
「へ~、所でもんた、銀山って何?」
にゃっきいの後ろに居たとりっぴいが疑問を浮かべた。
「銀山って言うのは、読んで字の如く、銀が採れる所ですよ。この近くには近年、世界遺産に登録された石見銀山って言う所がありますよ。僕も、一度は行きたいですね~。」
「へ~、凄いじゃない!もんた。」
とりっぴいの隣に座っていたらむりんが讃えた。
「でも、これから僕達が行く遺跡ってどんな所なんだろう?何だか楽しみだな~!」
しまじろうがそう言っている間に、コースターは何処かの駐車場に滑り込んで行った。
そして、コースターが完全に止まると、しまたろうが号令を掛けた。
「さあ、皆!着いたようだから、降りるよ!」
号令と同時に、ブザー音と共にバスのドアが開いた。ドアが開くと、近い順に降りて行った。降り立った場所は、舗装されている駐車場で、見た所20台程止められる場所であり、数台車が止まっていた。そして、駐車場を覆うように多くの木々があり、コースターが止めた直ぐ脇には、未舗装の通路があった。
「さ、皆居るかな?其れじゃあ行くよ!」
運転席から降りた牧野は、其の通路へと誘導した。一行は、引きずられるように其の通路へと流れ込んで行った。
通路は、未舗装ながらも綺麗に均されているようで、凸凹は多少ある程度だった。そして、直ぐ脇は木々が茂っていて、BGMのように鳥の囀りが響き渡った。そんな中、一行の先頭を歩いていたしまたろうが、牧野に尋ねた。
「牧野君、大体どの位で着くんだい?」
「まあ、10分位で辿り着くよ。」
「でも、こう言った所で自然を満喫できるって、何か良いですわね!」
同じく先頭を歩いていたたま子が言った。そんな中でも、一行はガヤガヤと賑わせ乍ら通路を進んで行った。
やがて、木々の合間から、古い木造二階建てで、まるで田舎の学校のような建物が目に入って来た。
「あれが、お兄ちゃんの昔の友達が住んでいる家なの?」
にゃっきいが疑問を浮かべた。
「うん!後で、あの牧野さんが説明するだろうけど、廃校になった小学校を、其のまま家にしたんだってさ!だから、君達のような大人数が来ても、部屋は其れなりにあるから大丈夫さ!」
にいすけが答えた。
「へ~、そう言われてみれば、本当に大きいね!」
しまじろうは、その建物を目にしながら思いを口にした。そうしている内にも、一行は雑木林を抜け、グラウンドのような場所を歩いていた。そして、玄関の前で牧野は足を止めた。一行も釣られるように足が止まった。其れを見て、牧野は告げた。
「さて、皆さん!ここが、これからの調査の拠点となる場所です!発掘調査の方は、他にもいらっしゃいますので、くれぐれも迷惑にならないようにして下さいね!」
「は~い!」
一同は一斉に返事をした。その姿を見て、牧野は玄関の茶色い両開きのドアを両方とも全開にして、一同を招き入れた。中に入ると、左右に廊下が通じていて、目の前は壁だった。其の壁の前には、牧野と顔がよく似ている夫人と思われる人物と娘と思われる人物が、正座をしながら一同を歓迎した。その姿に、靴脱ぎ場の所で足を止めた。
「皆さん、ようこそ!これからお世話になります、家内の牧野リツ子と申します。宜しくお願い致します!」
リツ子が土下座をするように頭を下げると、隣の娘らしき人物も続けた。
「私は、牧野らまりんです。宜しく!あ、お帰り、にいすけ君!貴方のお祖母ちゃんとぽんちゃんと彼のお祖父ちゃんとひつじいさんはもう起きているわよ!」
らまりんは言いながら目線をにいすけに移した。
「有り難う。らまりん!」
にいすけは即返答した。
「え?らまりん?」
すると、らむりんが逸早く反応した。らむりんは、らまりんの元に駆け寄る。
「らまりん、私のこと覚えている?ほら、其のバンダナの騒動の時の・・・。」
らむりんは、らまりんが頭に被っている青いバンダナを指差しながら尋ねた。らまりんも、らむりんが頭に被っているピンクのバンダナを見ながら答えた。
「あ、そうね!そう言えば、そんなことがあったわね!私達、名前も似ているし、頭にバンダナを巻いている同志だから、どっちがどっちだか分からなくなっちゃって・・・。そんなことがあったわね!」
すると、疑問に思ったのか大星が首を傾げ乍ら口を開いた。
「らまりん、その子は知り合いだったのか?」
「そうよ、お父さん。私達が、お祖母ちゃんと一緒にちゃれんじ島で暮らしていた時に知り合った子なの!お父さんやお母さんは、多分知らないだろうけど・・・。」
リツ子も口を開いた。
「そうだったの。そしたら、家の子と仲良くしてくれて有り難うね!え~っと、貴方の名前は何て言うの?」
リツ子はらむりんに目線を向ける。
「私は、牧場らむりんと言います。」
「本当ね、家の子と名前がよく似ているわ!其れじゃあ、これから宜しくね。らむりんさん!」
リツ子はらむりんに改めて御辞儀をした。その言葉を聞くと、一行は靴を脱ぎ、脇に備え付けられている下駄箱に各々の靴を入れ、廊下を進んで行った。
廊下を進みながら、しまじろうは口を開いた。
「そう言えば、僕のことは覚えている?」
しまじろうがらまりんに問い掛ける。
「勿論よ。確か、貴方がしまじろうで、隣の鸚鵡の子がとりっぴいで、その後ろの兎の子がみみりんで、その隣がらむりんで・・・あれ?その隣の猫の子は知らないわね・・・。見た所、にいすけ君の妹っぽいけど・・・。」
すると、にゃっきいが口を開く。
「あ、私の名前は、にいすけの妹で、桃山にゃっきいと言います!何時も、兄が世話になっています。宜しくね!」
「あ、其れじゃあ宜しくね、にゃっきい!」
らまりんが言うと、らむりんとにゃっきいが互いに会話を始めた。
「へ~、私も知らなかったわ!らむりんにも、未だ友達が居たなんて・・・。其れも、お兄ちゃんの友達だったのは、私も吃驚しちゃったよ!」
「そうかな?にゃっきい。私も久々に会ったから、本当に吃驚したわ。でも、彼女の青いバンダナを見て思い出したわ。確か、しまじろう達があの時、公園で青いバンダナを拾って、其れを持って、家に来たのが切欠だったっけ・・・。あの時は、もう一人の私が居るんじゃないかって心配になって、悪夢にも魘されたのよね・・・。」
「そうだったのね!そう言えば、私もママから聞いた話なんだけど、以前NHKのEテレだったかな~?ニャッキとかって言う、芋虫のようなキャラクターがいたらしいのよ。私も其れを知って、ママのPCで実際に見たことあるんだけど、何で私は、芋虫と似たような名前なんだろうって不思議に思っちゃったわ!」
「其れを考えれば、何か似た名前が居るって、不思議な感じよね、にゃっきい!」
「そうね、らむりん。」
「え、今私を呼んだ?」
前を歩いていたらまりんがにゃっきいに振り向いた。
「違うよ!今はらむりんを呼んだのよ、ね?」
にゃっきいはらむりんを見つめながら言った。すると、
「そう言えば、以前もこういったことがあったよね、貴方も交えながらサッカーをやった時、しまじろうが私を呼んだのか貴方を呼んだのか分からなくなっちゃって、私達一寸ムキになったわよね!」
「そう言えばあったね。懐かしいね~!」
しまじろうがそう言うと、らまりんは上目をしながら、昔を懐かしんでいた。そうこうしている内に、大星の足が止まった。大星の足が止まった箇所の左側には、とある木の扉があった。
「皆さん、こちらで暫くお待ち下さい。」
大星はそう言い、左手でドアを指し、ドアを開け放った。
「お兄ちゃん、家のお祖母ちゃんと、ぽん太郎君とひつじいさんとお祖父さんもこの中に居るの?」
と、にゃっきい。
「うん、さっきらまりんも言ってたけど、もう起きているってさ!」
そんな中、一行は其の部屋に吸い込まれるように入って行った。部屋は元々教室だった所なのか、其れなりに広く、床や壁には木材が使われていた。
「唯今、お祖母ちゃんにぽん太郎にひつじいさんに、お祖父さん!」
「あ、お帰り、にいすけ。」
真っ先に部屋に入ったにいすけがよりこに声を掛けた。
「お帰りなのだ、にいすけ君。」
「お帰りなさいませ、にいすけ様・・・。」
「にいすけ君、お帰り!」
しまじろうが中に入ると、奥の茶色いソファに、ぽん太郎とひつじい、より子、ぽんざえもんが談笑をしているのを見つけ、早速挙手をしながら、声をあげた。
「あ、ぽん太郎君、お早う!」
「やあ、しまじろう君ではないか!君もにいすけ君のお誘いを受けたのかい?」
ぽん太郎はしまじろうを見つけると、その場で立ち上がった。
「うん、そうだよ!あ、お早う御座います、ひつじいさんと御祖父さんに、にゃっきいのお祖母ちゃん。」
今度はひつじいとぽんざえもんとよりこに挨拶をする。ひつじいとぽんざえもんとよりこも立ち上がった。
「お早う御座います、しまじろう様。あ、皆様もお早う御座います!」
「しまじろう君、お早う!」
「お早う!」
部屋にドンドンと入ってくる一行を見ながら、他の人物にも挨拶をして行った。
「あ、みみりんさんにとりっぴい君ににゃっきいさんもお早うなのだ!」
「お早う、ぽん太郎君!」
しまじろうに次いで入って来たみみりん達にも挨拶をした。
「お早う、お祖母ちゃん!」
にゃっきいがよりこに挨拶をした。
「おや、にゃっきい。来てくれたんだね!」
「だって、お兄ちゃんの頼みだもの!」
にゃっきいの言葉に、よりこは微笑みながら、ソファーに腰を下ろした。
そして、らむりんが入室した時である。ぽん太郎とひつじいは思わず目を丸くした。
「あ、ぽん太郎君、お早う!其れに久し振り~!私のこと覚えてる?其れと、ひつじいさんとお祖父さんもお久し振りです!」
「ら、らむりんさん!!」
「何と、らむりん様。日本に帰国されたのですか?」
突然のらむりんに、ひつじいはまるで画鋲が尻に刺さったかのように、驚きながらその場から立ち上がる。手を振りながら笑顔を浮かべているらむりんに、ひつじいが疑問を浮かべた。
「いや、お父さんが東京で個展を開くって言うんで、其れで日本に来たんですよ。で、今回はお父さんの代わりと言うことで、知人の牧野さんを訪ねにこちらに来たんです。」
「何とまあ、フランスに行ったっきり全く音沙汰の無かったらむりん様に会えるなんて、私は物凄く感動しています!」
ひつじいの目には涙が溢れ掛けていた。その様子を見ながらぽん太郎が口を開いた。
「僕も吃驚なのだ!其れで、らむりんさん、フランス生活は如何なのだ?」
「うん、フランスも良いけどやっぱり日本の方がもっと良いわね!私、ぽん太郎君達にも会えて、凄く嬉しいわ!」
「僕もなのだ!じゃあ、久々の日本を満喫してくれたまえ!」
「わしからも歓迎するよ。何時もぽん太郎と仲良くしてくれて有り難うな!」
既に座っていたぽんざえもんが声を掛けた。その声を聴くとぽん太郎とひつじいもソファーに腰掛けた。
一行の入室が住むと、ぽん太郎達が居るソファーの隣にある紫のソファーに腰を下ろした。其のソファーとソファーの間は、若干の隙間があり、隔たれた状態で置かれていた。

その数分後、他の採掘者も部屋に入室して来た。そして、全員が入室し終わると、大星が先程、一行が入ったドアの前に立ち、其の日の過程を説明し始めた。
発掘現場は、やはり旅行前にしまたろうが言った通り、近々BSSの情報番組にも取り上げられる予定で、何度か連絡が来たことがあるということを説明した。そして、予め来ていたぽん太郎達には、事前に道具の使い方を説明していたが、遺跡の方には未だ手がついていない状態で、これから発掘されるのだという。その説明を聞きながらしまじろう達は、当時の思いを馳せていた。
大星からの説明が終わると、早速現場へと移動を始めるのであった。
そして、現場への道中、しまじろう達はぽん太郎やらまりんを交えながら、会話を弾ませていた。
「そう言えばぽん太郎君、にいすけ君が言っていたけど、道具の使い方に悪戦苦闘していたんだってね!」
しまじろうがぽん太郎に尋ねた。
「本当に苦労したのだ!僕の家でも使ったことが無ければ、ひつじいですら初めてだっていうものがあったからな!」
「其れを見ていて、私は懐かしいと思ったわ~!ほら、ぽんちゃん覚えている?しか子先生が担任だった時のこと・・・。」
らまりんが口を挟んだ。
「あれ、どんなことがあったっけ?」
ぽん太郎は首を傾げた。すると、にいすけが続けた。
「ほら、クリスマスの時だよ!ちゃれんじ園で毎年使われている、樅ノ木を出す時、ぽん太郎がらまりんと二人で運ぶことになったけど、ぽん太郎ったら結構非力で、「疲れた、疲れた。」って言いながら、何度も休んでいたよね。その姿を見て、らまりんが「やる気あるの?」とかってキレちゃって・・・。そうかと思ったら、ぽん太郎も逆ギレして一寸した小競り合いになったよね!」
「ああ、そんなことがあったような・・・。そう言えば、クリスマスの飾りを出していたにいすけ君が、あの時止めに入ってくれたような・・・。」
ぽん太郎は漸く思い出したようだった。
「僕も、あの時のらまりんには吃驚したな~。怒ると怖いって言う話だったが、本当に見ていて怖くて、仲裁に入ろうとした僕まで睨まれて、仕舞いに職員室で、しか子先生にぽん太郎とらまりんが怒られたよね!」
すると、らむりんが口を開いた。
「そう言えば、私もそんなことあったわね。公園に、餓鬼大将みたいな子が来て、私達を追い出そうとした所を、私とらまりんで追い払ったよね!」
「そうそう!そんなことあったわね。本当に懐かしい~!其れで私達、益々意気投合していったのよね!」
らまりんがらむりんに指を指しながら懐かしんだ。その姿に、みみりんが続けた。
「みみりんも覚えているわよ!同じ年のはずなのに、まるで大人同士の喧嘩のように、口論していたよね。」
「とりっぴいも吃驚しちゃったよ。一寸前には、しまじろうがどっちを呼んだのか分からないって口論になったりしたのに・・・。」
更にとりっぴいが続ける。
「そんなことがあったんだね。尤も、ツリーはあの時、ぞうた達が折っちゃったんだけどね・・・。其れを考えれば、私達、お兄ちゃん達にも思い入れのあるあのツリーに悪いことをしちゃったかも・・・。」
にゃっきいはそう言うと、らまりんを恐る恐る見つめた。
「良いのよ、にゃっきいも。其れよりも皆、何時かはTVが取材に来るんだから、張と気合を入れて行こうね!」
「良し皆、又らまりんが、特にらむりんと一緒に怒られないように頑張ろうね!」
しまじろうが呼び掛けると、
「一寸しまじろう、未だ私とらまりんのどっちを呼んだことで怒ったこと、根に持っているの?」
「そうよ。一言余計よ!」
らむりんとらまりんが、怒りだしそうな雰囲気になった。しかし、
「そうね。頑張ろうね!」
らむりんはつい、何時もの癖で怒りだしそうなのを抑えて、決意に答えた。

やがて、遺跡に辿り着いた。見た所、まるでこれから種を蒔くかのような畑のような光景であった。しかし、この土の中には何百年、いや千年以上前のが埋まっているのである。大星の説明を聞きながら、一行は其れの思いを馳せていた。
斯くして、採掘作業が始まった。各々、鎌等の道具を使い、次々と遺跡を掘り始めて行った。
作業開始から数分後、しまじろうが鎌を使って、地面を掘っていた時のことである。
「カツン」と、何かが当たった音がした。
「あれ?何かあるのかな?」
すぐさま、大星がやって来た。
「ああ君!ここからは、其れを壊さないように、ゆっくりと手で掘り進めていくんだ。若し、地面が固いと思ったら、これを使いなよ!」
そう言い大星は、小さめのスコップを手渡した。
「有り難う御座います!」
「ああ、其れとね、軍手を嵌めるのも忘れないでね!」
更に、軍手も手渡した。そして、しまじろうは慎重に周りの地面を掘り進めていった。
やがて、其れは姿を現した。出てきたのは茶色いまるで木製のようにも見える埴輪であった。
「やった!採ったよ!」
思わずしまじろうは声に出した。すると、隣で見守っていた大星も讃えた。
「良くやったね!其れは、埴輪と言うものだよ!」
「しまじろう、凄いね!」
同じく、採掘を続けていたとりっぴいが口を開いた。
「そうね。みみりん達も頑張らなくっちゃね!」
「良し、良い物を掘り当てようよ!」
みみりんとらむりんも口々にする。
「良し、お兄ちゃんには負けないわよ!」
「へ~、僕に勝とうって言うのかい、にゃっきい。そう来たら僕も負けていられないな・・・。」
にゃっきいはにいすけに対戦意識を露わにすると、にいすけも同じように対戦意識を露わにした。
そして、何時もはひつじいに任せっきりのぽん太郎はと言うと、ひつじいと汗水を流しながら作業を進めていた。
「坊ちゃま、今回はやりますね。」
「そうだとも!今回ばかりはひつじいに任せてしまうと、らまりんさんに怒られちゃいますから・・・。」
ぽん太郎はらまりんを探すため、目を泳がせる。らまりんは、ぞうたとぶうたとかんたの近くで同じように採掘をしているようだった。
「流石、坊ちゃま!私、感動しそうです~!」
「ああ、ひつじい・・・。ここで泣かれると、涙が・・・。」
涙を出しそうになっていたひつじいをぽん太郎が焦りながら止めた。其の様子を、現場の隅でぽんざえもんとよりこが見守っていた。
更に、ぞうたはと言うと、
「は~ぁ・・・。何か、少し疲れて来ちゃったぞ~・・・。」
ぞうたは自分の肩を叩き乍ら、退屈そうな表情を浮かべた。
「ふああぁぁぁ~!本当だね、僕なんか眠くなってきちゃったよ・・・。」
かんたは欠伸を交え、伸びをしながら答えた。
「ぶう、一寸、休憩しないか?僕もくたくただよ・・・。」
ぶうたはそう言いながら、作業の手を止めた。すると、
「ほら其処の三人!何やっているのよ!休憩は未だ先よ!もう少し我慢して頂戴!」
近くで作業をしていたらまりんが、三人に怒鳴るようにピシャリと言った。三人はビクンとした。
「本当に、にゃっきいのお兄さんの友達のあの子、恐ろしいね!」
再び作業に手を戻しながら、ぶうたが口遊む。
「本当だぞ~!こっちは初めてだって言うのに、あんなに意地になっちゃってさ!」
ぞうたが陰口を叩いた。
「しょうがないよ。もう少しで休憩なんだから、作業進めようよ!」
かんたはさっきの怒号ですっかり目が覚めたようで、テキパキと作業を進めていた。
そして、もんたときりんたは、きりんたが掘り当てたようだった。
「ねえもんた、これは何なの?」
掘り当てた物を手に取りながらもんたに質問をする。
「見た所、土器のような物だと思いますが、後で大星さんに質問してみましょう。」
「そうだね。」
きりんたは、掘り当てた物を地面の上に優しく置いた。すると、もんたが其れをじっくりと見詰めた。
「う~ん・・・。」
「どうしたの?もんた。」
きりんたがもんたに注目した。
「これ、物凄く真新しい気がするんですよ。見た感じ、つい最近焼いたばかりの焼き物っぽい感じがしてならないんです。」
そう言ったもんたに、きりんたも其れに注目した。
「確かに、綺麗な感じがするけど、ここは未だ掘られたことが無い遺跡だって言っていたから、まさか、誰かが埋めたなんて考えられないよ!」
きりんたは苦笑した。だがもんたはしっくり来なかったようで、
「そうでしょうか?」
「其れよりももんた、作業を進めようよ!サボっていると僕達もぞうた達みたいに怒られちゃう。」
「そうですね!」
もんたはそう言いながら、作業に戻った。
其の日の作業は、午後3時頃に終了した。途中、昼食として軽く握り飯と味噌汁を振舞われたが、その後も一行は着実に作業を進めて行った。
採掘されたのは、埴輪を始め、土器や土器の欠片等であった。其の数は数十点に及んだ。作業を終えた一行は、再び先程の屋敷に戻るのであった。
だが、其の遺跡自体、彼らの策略であったことは知る由も無かった。

次回予告
しまじろう「やあ、皆!ぽん太郎君達も、久々のらむりんの再会に吃驚していたみたい!でもそんな中、屋敷から僕の仲間が突然姿を消しちゃったんだ~!ああ、如何したら良いんだろう・・・。 次回、 第8章 消えた仲間 おっ楽しみに!」

後記
今回、遂にこのストーリーのオリキャラが登場した。其の人物は、しましまとらのしまじろう第616話「二人のらむりん」で登場した、らまりんであった。其のらまりんは、其の時のままの設定で登場させてみた。尤も、今はらむりんが降板してしまったため、彼女は決して出てこないのは言うまでもない。だが、この話は降板されたらむりんを復活してまで執筆しているのである。そのため、今回彼女を登場させようと思った次第である。
さて、この他に先日放送されたにいすけ主演回の要素も加えてみたりした。そして、この話ではぽん太郎とにいすけは同級生と言う設定を加えた。是非とも、アニメでもぽん太郎が小学生と言う設定が欲しい所である。(ちゃれんじ園に行っていないのだから・・・。)
因みに、らまりんとはこの人物である。
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この時の話に、両親は登場していなかったので、この話から両親を連想するとなると、まあ彼女に似ているとしか言いようが無い。(出来れば、この話に絵を付けてくれる人が欲しい所である。若し、その様な方がいらしたらコメント欄でお寄せ頂きたい。)


其れでは、ここからは今週のしまじろうについてである。(BS11で毎週視聴されている方は、2月1日の放送になる。)


今週は、一昨年に放映した物の再放送だったので、本編については深くは触れない。(既に、一昨年御覧になった方もいる事だろう(今回の再放送は、傑作集DVDにも収録されていない)と思うので・・・。自分は今回初めて視たが・・・。(若し、気になったら、TXNの無い地域の場合は、お住まいの地域での放送日に、ネット局で確認するといいだろう。TXNの有る地域で見逃した方やお住まいの地域でネットされていない場合はBS11の物を確認するといいだろう。))

しかし、其れでも本編中に気になるシーンがあったので、お見せしたい。
其れは、はながリボンを外した姿であった。
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ご存知、はなと言えば公式サイトやしまコンのキャラ紹介に於いても「いつもリボンをつけている。」と書かれているように、彼女のトレードと言っても良い。又、20年以上出演してきて居る彼女は、本当にリボンを外したことは無いのでは?とも思える。寝ている時も着けていることが多かったし・・・。

だが、この話にはそんなはなが、リボンを外したシーンがあった。こちらである。
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多分、このはなを視たことがあるのは少ないのでは?とも思える。因みに、何故外していたのかと言うことだが、彼女は“外した”のでは無く、“外れた”のだ。(この詳細は、この話を視て下さい!)

印象としては、しまじろうが女児化したようにも見えてくる。若し、しまじろうが女だったら、こうなっていたかも知れない・・・。

さて、そんなはなであるが、過去にははなの他、もう一人リボンを着けていたキャラが居た。恐らくご存知の方も多いだろう。
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そう、らむりんである。
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彼女は、しまとらの途中からこちらのバンダナに付け替えたが、其れ以前は、上記の画像のようにリボンをつけていた。そして、らむりんの方は、リボンやバンダナを外した姿は偶にではあるが、目に出来た。
こちらである。
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彼女は、就寝時は基本的に頭には何も着けていなかった。

だが、話に寄っては・・・、
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リボンを着けたまま(因みに、画像の放映当時は、らむりんのは既にバンダナを着けていた。)だったり、
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バンダナを着けたまま就寝したことがあった。

だが、はなはこのようならむりんとは違い、略常時リボンを着けている。
確かに、しまじろうとの区別化を図るために、常時リボンを着けたままにするというのは分かる気がしてくる。だが、本当の答えはどうなのだろうか?

所で、らむりんの寝巻きは、メインキャラの服装がチェンジしたヘソカまで変わっていなかったようである。
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あ、其れとらむりんは、ヘソカの頃には話によっては、リボンを着けていたりした。(勿論、彼女にとって、最終話になった“あの話”の時も・・・。)

この他にも、さくらが「雪兎」を作り上げた際、はなに「ね?兎さんみたいでしょ?」と言っていたが、その台詞はしまじろうらしく、「みみりんちゃんみたいでしょ?」でも良かった気がする。(第126話「ふしぎな クレヨン」で、とりっぴいが「空気クレヨン」的な物でライオンを描いた時に「ガオガオさんみたい。」と言っていたように・・・。)
そして、話は変わるが・・・、

製作よ、一体何時になったら、スタッフロールを変えるつもりなんだね・・・。
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絶句・・・。

これを視たら、はなは間違いなくこうなるだろう。
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はな「うわ~ん!はなたんの名前、載ってな~い!!」

そう、何度も言っているが、中の人繋がりを無視するなということである。そして、この画像は今週放送されたEDである。
今週は、再放送と言うこともあったので、本放送時の物を使い回したんだろうと思うが、其れでもはなの名が載って居ないことが許せないのである。

と言うことで、はなのために修正致しました。
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そう、こうして欲しいのである。しかも、去年9月頃から言っているので、そろそろ聴く耳を持って欲しいと思う。(製作が見てくれていなければ、意味が無いが・・・。)本当に、馬の耳に念仏である。
実写パートや教養パートの改善は、春の改変期を待つにしても、こればかりは今すぐにでもやって欲しい位である。

ということで、今後このようなスタッフロールにするようお願い致します。
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はな「ベネッセ、め!!テレビせとうちも、め!!」
とと「ととも名前載せてよ!兄ちゃんの所に!」
ぴぴ「ぴぴも!」
りり「りりも載せてよ!しまじろうの所に!!」
ライオンポリス「私も載せて欲しいんだがな!」


さて、そんな今回の話だったが、次回はぞうぶうの話である。
これに関しては、悪いが良い顔は出来ない。と言うのも、ぞうぶうの話をやりすぎだからである。これは、製作がぞうぶうを好んでいるようにしか思えない。
其れに以前、ぞうたは単独登場をしたことがあるが、ぶうたは無いので、彼の単独登場話をやって欲しいと書いたことがあった。だが、やはり次回予告を見る限り、ぞうたが登場する。
やはり、ぶうたはぞうた無しでは話が成立しないとでも思っているのだろうか・・・。本当に制作の考えていることは謎である。
又、彼らに出番が偏りがちなので、ぞうぶう以外にもスポットを当てて欲しいとも要望した。製作は聴く耳を持っているのだろうか。其れに、次回はぶうたの誕生日が2月2日で、TXNだと、其の直前にやることになる。・・・と言うことは、彼の誕生日の要素が出てくるのだろうか。あのウザ子役が登場したら、本当にクレームだ。あいつもぞうぶうに出番の多さは負けていないからな・・・。
其れと、メインキャラ以外にも冬服を着せてくれたのだろうか・・・?オールちゃれんじ園の展開だったら何も言わんが、日常シーンがあって、其のシーンでなっていなければ、もうクレームである。

ま、次回は視れるかは分からないが、視れれば視たいと思う。

P.S.
愈々、来週に迫ったしまコン。だが、前回も言った通り、今回のしまコンに関しては特にリポートしないので悪しからず・・・。

ちゃれんじ園 オフ ~山奥集落の誘拐事件~ 第6章

さて、今週もちゃれんじ園オフ2の続編をお送りする。

其れでは、本編スタート!

            第6章 初めての山陰
午前9時58分、しまじろう達を乗せたサンライズは定刻通り、出雲市駅に到着した。
「やっと、着いたね!」
サンライズから降り立ったしまじろうは、伸びをしながら言った。
「そうね。初めて他所に来るとなると、本当にワクワクするわね!」
みみりんが続ける。その時である。
「じゃあ、しまじろう達!俺達はここで失礼するよ!」
そう言ったのはジャンだった。後ろには弟のケンにのの、ののの両親の姿もあった。
「あれ?ジャン達は一緒に行かないの?」
とりっぴいが疑問を挟む。
「うん。僕達は暫くののちゃんと一緒に過ごすから、行けないんだ。所で、皆はこの後何処かへ行くの?」
ケンが答える。
「私達は、これから一畑電車とかって言う電車に乗って、出雲大社へ行くんだけど・・・。」
らむりんが答えた。すると、ののの父親が口を挟んだ。
「出雲大社か・・・。結構この辺りでは有名な観光地だよね。十分に楽しんで!」
母親も続けた。
「其れじゃあ、又会いましょうね。」
「はい!あ、じゃあののちゃんも又ね!」
にゃっきいがののに話しかけた。するとののは満面の笑みを浮かべた。
「うん!又ね!」
しまじろう達はののの返答を聞くと、近くにあった改札口に通じる階段を降りて行った。その姿を見て、ジャン・ケン兄弟は足を止めた。そして、ジャンはポケットからスマホを取り出し、再び電話をし始めた。
「あ、もしもし。ジャンだ!今、俺達も到着したよ!如何だい?そっちの方は・・・。」

其の頃、電話の相手であるトミーは首にタオルを巻き、手には鎌を持ちながら、汗だくになり通話をしていた。未だに、作業中のようである。
「おう、漸く着いたか・・・。お疲れさん!其れじゃあ、君達も来れるよな?」
『ああ。しまじろう達とは遂今仕方、別れたばっかりだから、大丈夫だと思う。』
トミーは、電話をしながら作業をしているドカペを伺った。
「じゃあ、宜しく頼むよ!」
そう言うと、トミーは電話を切った。そして、トミーは作業に戻った。
その時である。地中から何者かが三人、顔を覗かせた。その中のピンクの丸い角のようなものが特徴の土竜が彼に言った。
「トミー。埋め具合は、バッチリだ!」
「そうか、有り難う!埋め具合のチェックは土竜である君達じゃないと、出来ないからな。宜しく頼むよ。マルオにサンカクにシカク・・・。」
黄色い正三角形の角のようなものが特徴のサンカクが答える。
「了解だよ。トミー!じゃあ、マルオあんちゃんにシカク、続けようか。」
「OK!サンカク兄ちゃん!」
そう答えたのは、水色の正方形の角のようなものが特徴のシカクだった。そして、彼らが再び地中に潜ろうとした時であった。
「あ、そうだ!もう一人のモグちゃんは、ちゃんと続けているか?」
少し離れた場所で作業をしていたドットが、マサシに気付き質問した。
「大丈夫さ!あいつはモグたろうとモグのすけと違って、しっかり者だから、しっかりやってくれているはずさ!な、弟達よ!」
マルオはサンカクとシカクを見渡した。
「うん!」
サンカクとシカクが同時に頷く。
「そうか。じゃあ、俺達三兄弟も地上で頑張るから、お前達もしっかりな!」
「あんちゃ~ん!」
からくさの声がした。
「あ、じゃあ又後で!」
そう言うと足早にからくさとペイズリーの所へと戻った。
「それじゃあ、俺達も作業を続けるか。」
マルオの言葉に、サンカクとシカクが頷き、マサシは地中へと再び潜った。

さて、マサシは地中に潜り、何やら地下通路の所に降り立った。そして、三人は何やら会話を始めた。
「ねえ、あんちゃん。トミーの思い通りに行くもんかな?」
サンカクがマルオに問い掛ける。
「大丈夫だって!サンカク、彼奴言っていただろ?『俺の計画に抜けている所は無い。』って・・・。」
「でも・・・不安だな・・・。この間も、あと少しって所でしまじろう達に、バレちゃったんだから。」
サンカクは下目をしながら、困惑な表情を浮かべた。すると、シカクが答えた。
「大丈夫だよ!サンカク兄ちゃん!あの時はあの時なんだし。今回は頼れるトミーがついているんだから、万が一バレそうになっても、トミーが何とかしてくれるって!」
シカクは明くまで冷静だった。マルオが続けた。
「そうだ!サンカク。トミーがついているんだから、怖いものは無いって!さ、さっさと作業を続けようぜ!昼飯は、トミーの奢りだって言ってくれているだからな!」
「うん。そうだね。」
サンカクは安心した表情で答えた。その時である。天井の部分から、誰かが顔を覗かせた。
「やあ、君達!作業は順調かい?」
花を模ったグラサンが特徴の土竜であった。マルオが答える。
「ああ!何とかこっちは順調さ!モグちゃんは如何だい?」
モグちゃんは下の床に飛び降り、答える。
「僕も大丈夫だよ!まあ、モグたろうとモグのすけなんかよりは、僕の方が捗ると思うからね!」
「そうか。じゃあ宜しく頼むよ!おいら達も続けるから。」
シカクが返答すると、マサシとモグちゃんは各々の作業に戻るのであった。

其れから数時間後、時刻は午後3時を過ぎていた。
トミーは、地面に顔を近づけ、地中のマサシとモグちゃんに向かって指示を出した。
「お~い!マルオにサンカクにシカクにモグちゃん!お疲れさん!僕から話があるから、出てきて!」
その合図に、四人が一気に地面から顔を覗かせた。四人の土竜達が見ると、既にトミーの傍には、ドカペが居るのが分かった。
「いや~、今日は本当に疲れたよ!なあ、弟達よ!」
陽気なマルオを尻目にサンカクとシカクが釘を刺す。
「何言ってるのさ!マルオ兄ちゃんは、おいら達に指示を出していただけで、自分は何もしなかったくせに・・・。」
シカクがマルオを横目で睨んでいた。サンカクも睨む。
「其れにあんちゃん。あんちゃんがやった所は、爪が甘くて、殆んどモグちゃんに直されたりして・・・。」
「いやあいやあ、すまなかった!あ、其れよりトミー、早く明日の指示を出してよ!」
マルオは自分の行いを棚に上げ、トミーを振った。
「うん。其れじゃあ、明日も同じ様に作業を続けるが、君達も知っての通り、この遺跡のことは、あのマキノという人物は知らないんだ。この情報を流す役割は、ジャンとケンに任せてあるが、もう少し欲しい所なんだよ。」
「じゃあ、あのマキノって奴に知らせて、ここを視察させるのか?」
ドットが疑問を浮かべた。
「いや、その必要はない。マキノって人に、知らせるだけでいいんだ。若しも、案内しろとかって言われたら、『場所が分からないから、分かったら又知らせる』的なことを言うだけで良い。まあ、役割と言うのは其れだけなんだが・・・。」
「あ、じゃあ俺達でやっていいか?トミー!」
「僕もやりたい!」
「おいらも!」
ドカペが口々にする。
「そうだな。じゃあ、ドットにからくさにペイズリーにやらせるとしよう!君達は、僕の従兄弟のしまじろうをそうやって騙したって話だそうだからね~・・・。」
トミーは鬼の首を取ったように、ドカペに言う。
「あ、あれはだな、唯、彼奴らがトロいから、其れでからかっただけだよな~、弟達よ!」
「う、うん。そうだよね。」
「そうそう。」
ドカペが冷や汗を流しながら答えた。が、トミーはその様子を全く気にせずに続けた。
「良し、それじゃあ君達のことは、ジャン達にも伝えておくよ!其れじゃあ、今日は御開きとしよう。」
トミーが言うと、今まで顔を地中から覗かせていただけだったマサシとモグちゃんが、完全に這い出した。
「はい、有り難う御座いました。トミー。」
モグちゃんが礼をすると、マサシも続けるように御辞儀をした。
ドカペとマサシにモグちゃんの輪から外れたトミーはポケットからスマホを取り出し、ジャン・ケン兄弟に報告を始めた。
「あ、もしもしトミーだ。そっちは如何だい?」

其の頃、ジャン・ケン兄弟は松江市内のとあるホテルの客室に居た。
「今俺達は、ホテルだ!そっちは、俺達の手伝いになってくれる物は決まったか?」
『ああ、ばっちりだ!其れで、どんな感じで、伝える感じかね?』
ジャンはトミーにその手口を伝えた。
『そうか。其れじゃあ、明日はドット達を送り込むから、宜しく頼むよ!あ、其れとののちゃん達には、『明日は別行動で』ってこと、伝えるのを忘れないでくれよ!』
「有り難う。其れじゃあ又、トミー。」
ジャンは電話を切った。そして、スマホをベッドの脇の棚の上に置いた。
「ジャン兄ちゃん、如何だった?」
ケンがジャンに問い掛ける。
「どうやら、今終わった所で、明日はドット達が俺達とやることになったってさ!」
「そうなんだ。其れよりも、明日のこと、ののちゃんに言っておいた方が良いかもね。僕達は、偶々島根を旅行するののちゃん達について来ただけなんだからね!」
「そうだよな。ののちゃん、未だこのことは知らないからね。この間、ののちゃんの所に遊びに行ったら、旅行に行くって言っていたから、俺達も一緒に行っていいかって頼んで、父ちゃんと母ちゃんがOKしてくれて、ここまで来れたんだからな。」
「でも、本来はののちゃんの家族旅行なんだから、あまりにも一緒に居ると邪魔することになっちゃうしね!」
「良し、それじゃあ、ののちゃんの所に行って、あの計画を立てようじゃないか!」
ジャン・ケン兄弟は、早速行動を起こし始めた。

さて、しまじろう達はと言うと、出雲市駅に降り立った後は、一畑電車で出雲大社へと向かった。一畑電車に於いては、やはりけんとが鉄道ファンと言うこともあり、一番興奮していた。そして、出雲大社に着くと、もんたが色々な豆知識をしまじろう達に教えてくれた。そんな光景をたま子はスケッチをしたり、写真に収めたりしていた。出雲大社内では、ぞうたとぶうたが迷い掛け、きっこに注意される場面もあった。参拝を終えると、再び一畑電車に乗り込み、その後は軽く松江市内を観光しながら、其の日の夕方には松江市内にある宍道湖が一望出来るホテルに到着した。
「今日は、ここで一晩過ごすよ!其れじゃあ、早速行こう!」
しまたろうがホテルの出入り口の所で、指示を出した。一行はしまたろうに続き、ホテルへと足を進めた。そして、しまたろうとたま子はチェックインをするため、フロントへと向かった。
しまたろうを待っていた時である。しまじろうが奥の売店で、商品と睨めっこしている誰かを見つけた。
「あれ?若しかして・・・。」
「どうしたの?しまじろう・・・。」
にゃっきいが声を掛ける。
「あ、御免ね。僕の従兄弟らしき人を見つけちゃってね・・・。」
しまじろうが言うと、にゃっきいは売店に見入る。目に入って来たのは、何やら赤いタンクトップを着たしまじろうにそっくりな人物であった。
「そうね。良く見て見れば、しまじろうにそっくりだね。」
すると、らむりんが割り込んだ。
「そっくりと言うよりは、本当に従兄弟じゃないの?」
「そうよね。あの赤い服に見覚えあるわ!」
みみりんが続ける。
「しまじろう、あの従兄弟の名前ってなんだったっけ?」
とりっぴいが疑問を浮かべた。
「確か・・・」
言い掛けたその時である。トミーがこちらを振り向き、すぐさま気づいたようである。トミーは特に躊躇うことなく、こちらに向かい走り出した。
「あれ?しまじろうだよね!」
トミーは走って手を振りながら、しまじろうに言った。
「やあ、トミー!久し振りだね!」
しまじろうは手を振り返した。そして、トミーがこちらに着くと続けた。
「おう!其れに、みみりんにとりっぴいにらむりんも・・・。君達も久し振りだね~!」
「トミーも元気そうで、とりっぴい安心したよ!」
「らむりんもさくら叔母さんによると、今はフランスに住んでいるらしいじゃないか。如何だい、久々のジャパンは?」
「あ、知っていたんだね!うん、こうしてしまじろう達にも会えて、向こうに居る時よりも楽しいわ!」
らむりんは満面の笑みを浮かべた。すると、トミーはにゃっきいに目を合わせた。
「え~っと、君は確かにゃっきいだっけ。チャレンジアイランドに引っ越してきて、慣れてきたかい?」
初対面のにゃっきいは、何故か自分の名前を知っていることに疑問を抱きつつも答えた。
「あ・・・。は、はい。」
にゃっきいは緊張を交えながら答えた。その姿を見てしまじろうが答える。
「あ、にゃっきい。御免ね、にゃっきいは初めてトミーに会ったんだよね!じゃあ、紹介するね。僕のお母さんのお兄さんの子どもで、トミーって言うんだ。トミーは、リチャードさんと同じで外国育ちなんだ!あ、其れよりトミーは、にゃっきいのことはお母さんから聞いているよね?」
しまじろうはトミーに目を合わせた。
「オブコース!にゃっきいのことも勿論、叔母さんから聞いているから分かるさ!・・・其れよりも、にゃっきい、握手握手!」
トミーはにゃっきいに右手を差し出した。にゃっきいは次第ににこやかになりながら、自分の右手を差し出し、トミーと握手をした。
「私はにゃっきいだよ。宜しくね、トミー!」
にゃっきいは握手をしながら、タメ口で返した。
「ミートゥー。」
トミーが言うと、フロントに居るしまたろうの声が聞こえてきた。
「しまじろうに皆!チェックインが済んだから、部屋に行くよ!」
「は~い!」
しまじろう達はしまたろうの元へ向かう。トミーも向かった。
「おや?トミーも来ていたのか・・・。」
しまたろうがトミーに気付き、口にした。
「あ、しまたろう叔父さんこんにちは。あれ?叔母さんとはなちゃんは?」
トミーが叔母従妹が居ないのに気付き、問い掛けた。
「御免ね。叔父さんの家の手伝いに行くことになっちゃって居ないんだ。其れより、トミーはどうしてここに?」
「一応、ダディの仕事の関係で、島根に来ているんだ!でも、叔父さんやしまじろうと一緒になるなんて、奇遇だね。」
「そうか。其れじゃあ、お義兄さんにくれぐれも宜しくな!其れより、トミー、今から叔父さんとしまじろうは部屋に向かうんだが、トミーも如何だい?」
「あ、僕は一旦部屋に行ってから来るよ。」
「そう。じゃあ、何時でも御出で!」
トミーはしまじろう達の輪から外れた。

その同時刻、同じ島根県内にある出雲縁結び空港では、とある三人が降り立っていた。三人は、出雲空港のロビーを出てきた。
「漸く着きましたわよ。たまさぶろうちゃん。」
「ここが、島根か・・・。島根は隠岐の島のロケ以来だからな・・・。」
「そうですわね。今回も活躍を期待しているわよ!たまさぶろうちゃん!」
たまさぶろうと母親のまどか、其れとロケをする際の監督であるサイ監督だった。三人は、到着ロビーの出口の所で迎えを待っているようだった。
「サイ監督、迎えはそろそろ来るの?」
たまさぶろうがサイ監督に早速疑問を浮かべる。
「そろそろ、来ると思いますけど・・・。」
サイ監督は首を左右に振りながら、迎えの車を伺った。たまさぶろうはそんな中、今度はまどかに目を向けた。
「ねえ、ママ。今度のドラマ、山陰の人達に楽しんで貰えるかな?」
「そうね・・・。大丈夫ですわよ!たまさぶろうちゃんは、今人気上昇中の子役スターなんですから、きっと楽しんで貰えると思うわよ!」
「そうだと良いね!」
たまさぶろうが言い掛けたその時、迎えの車が到着したようだった。
「あ、たまさぶろうちゃんにお母さん!到着しましたわ。」
やってきたのは、グレーのキャラバンだった。どうやら、ドラマを制作するTV局の車らしく、キャラバンのサイドには『BSS』と局ロゴが描かれていた。其の車から、豚のドライバーが降りてきた。
「えっと、ひょうどうたまさぶろう様とお母様のまどか様で御座いますね。この度は宜しくお願い致します。」
ドライバーは二人を確認すると、浅い御辞儀をした。
「はい、宜しくお願いします。」
たまさぶろうは礼を返した。その姿を見て、ドライバーは言った。
「私も、今子役スターとして、人気上昇中のたまさぶろう君にお会い出来て且つ、ドラマを制作出来るのが光栄です。さて、早速乗りましょうか。」
ドライバーは、後ろのスライドドアを開けた。
「宜しくお願いします。」
「私からもどうか、家の子を宜しくお願い致します。」
たまさぶろうとまどかは、ドライバーに言いながらキャラバンに乗り込んだ。そして、助手席にはサイ監督が乗り込んだのであった。
しかし、其れを陰から見ていた傍観者には、彼らは気付く筈もなかった。傍観者は、キャラバンが発進するのを見届けると、直ぐにその場を立ち去るのであった。

その夜、しまじろう達が宿泊しているホテルの一室では、
「あ、そう言えば、そろそろあの時間かな・・・。」
部屋から宍道湖を眺めていたしまじろうは何かを思い出し、TVに寄って来た。TVの前に置かれたリモコンを手に取り、TVのスイッチを入れた。画面はNHKで、『NHKニュース7』のエンディングが映っていた。
「これじゃない!え~っと・・・。」
そう言うと、しまじろうはリモコンのチャンネルボタンを適当に押し始めた。
「あれ?おかしいな。このTV壊れているのかな?あれが視れないよ~。」
しまじろうが首を傾げていたその時、トイレに行っていたしまたろうが戻って来た。
「しまじろう!戻ったよ。ん?何しているんだ。」
しまたろうは、リモコンにTVと睨めっこしているしまじろうに疑問を浮かべた。
「お父さん!僕、これから『クレヨンしんちゃん』視ようと思っているんだけど、5つしかTVが映らないんだよ~。」
しまたろうは、TVの所に寄って来た。
「ハッハッハ・・・。しまじろう、言い忘れていたけど、この島根はテレビ朝日系列が無くて、テレビ朝日の番組は視れないんだよ。そう言えば、しまじろうは良くこの時間、其のアニメをはなちゃんと視ていたからね~。大丈夫さ!今からお父さんがお祖父ちゃん家に電話して、お祖父ちゃんとお祖母ちゃんに録画しておくように頼んでおくよ!」
少ししょんぼりしていたしまじろうだったが、しまたろうの言葉に元気を取り戻したようだった。
「うん、頼むよ!お父さん。きっと、はなちゃんもお祖父ちゃん達と今頃視ていると思うから・・・。」
其れを聞くと、しまたろうはベッドの脇のテーブルに置かれた荷物からスマホを取り出し、実家に電話をし始めた。

その夜遅く、就寝前のぽん太郎とにいすけは・・・、
「愈々、明日だよね。にいすけ君。」
「そうだね、ぽん太郎。其れに、明日には妹のにゃっきいも来てくれるから、一寸楽しみだよ。」
二人は、布団に包まりながら会話をしていた。
「にゃっきいさん、結構頼りになる所があるから、僕も期待しているよ!」
「そう言われると、僕も兄として嬉しいよ。さ、明日は早いからもう寝ようか。ぽん太郎・・・。」
「ああ、お休みなのだ。にいすけ君。」
にいすけは、部屋の電気を消すため、一旦立ち上がり、電気から伸びている紐を引っ張り、消灯した。
だが、屋敷の外では“あること”が行われていたのは、彼らも知る由が無かった。そんなことが行われる中、彼らは床に就いた。

次回予告
しまじろう「やあ、皆!僕達は、遂ににいすけ君とぽん太郎君達に出会ったよ!そして、愈々にいすけ君の友達の家に向かったんだ!でも、其の友達を見た時、らむりんが・・・。 次回、 第7章 意外な再会 おっ楽しみに!」

後記
今作は、しまじろう達の影で行われていた出来事が主だった。そして、もう一つはしまじろうの母方の従兄弟、トミーの登場である。実は、前作を連載していた際、「是非、メエメエとトミーを登場させて欲しい、彼らとの再会を楽しみにしている。」と言うリクエストを頂いた。と言う訳で、其の方にとっては大変長らくお待たせしたことになる。遂に、トミーも登場である。序でに、モグちゃんも登場させてみたが、其方はどうだっただろうか?そして、次回はにいすけと同級生のぽん太郎との絡みも出てくるので、乞うご期待!


其れでは、ここからは今週のしまじろうについてである。(BS11で視聴されている方は、1月25日の放送になる。)


今週は、しまじろうのわお!始まって以来のにゃっきいの兄、にいすけ主演回であった。基本的に、サッカーが得意で妹のにゃっきいよりも勝るスポーツ少年の彼であるが、唯一苦手なこと、其れは楽器の演奏だった。と言う展開であった。
前回の予告時に気になっていたにいすけが鍵盤ハーモニカで悪戦苦闘していたのは、学校の演奏会が控えていて、音楽の授業でも彼だけ、ミスタッチが目立ってしまうということであった。余談だが、譜面台はどうやって用意したんだろうか?鍵盤ハーモニカには付いていないし・・・。
これを視て、にいすけも自分と正反対な所があるな~!と感じた。

実を言うと自分は、幼少の頃から楽器を習っていた。そのためにいすけが「楽譜を見いの、演奏するなんて出来ないじゃないか!」と、言っていたが、このシーンを見て「其れが出来るんだな~・・・。」と優越感に浸っていた自分が居たw(若しかすると、ピアノを習っているような子だったら、同じこと思ったんじゃないか?)
脱線するが、過去には何と、しまじろうがリコーダーを吹いている話もあった。(にいすけ、その点ではしまじろうにも負けているぞwだって、リコーダーを習うのは小3からで鍵盤ハーモニカを習う小1・2よりも上なんだから・・・。)

そんなにいすけだったが、「何でも出来る。」ということもあり、ガオガオを上回る発明をしたりしていた。其れにより終盤、ガオガオが「小学生に負けるなんて・・・」と絶句していたが、小学生(因みに、にゃっきいとの年齢差は2歳。若し、にゃっきいが5歳だとすると、彼は小1と言うことになる。)が、そんなメカ的なことをやるなんて難しいだろ!と突っ込まざるを得ない展開もあった。(其れこそ、あの場面は工学系の学生や高専学生、工学系で博士号を狙っている大学院生レベルである。(その人達でさえ顔負けである。)にいすけは将来、ノーベル賞でも受賞するつもりなんだろうか・・・。)

さて、にいすけは楽器が苦手だと言うことは、妹のにゃっきいには内緒だったようで、偶々、みみりんと後を追うと、ふしぎ堂で苦戦しているにいすけが目に入ると、とりっぴいが何の躊躇いもなしに何時もの口が軽さからカミングアウトし、にゃっきいが馬鹿笑いしていた。当然、言い争いになりそうな雰囲気であったが、特に何とも無かったという所に兄妹愛と言う物を感じた。
其れで、そのふしぎ堂を影からみみりんと覗いていた時のことである。録画されていた方がいらっしゃったら、もう一度視返して欲しい。(何処らへんかというのは、時刻テロップを参照のこと。)

みみりん「ガオガオさんの所に来るんなら、どうして教えてくれなかったのかしら・・・。」
其の時、にゃっきいの口から、思わぬ言葉が発せられた!
otr_convert_20160116225905.png
にゃっきい「怪しい・・・。」

え?

にゃっきい、今何と・・・!

Repeat・・・

otr_convert_20160116225905.png
にゃっきい「怪しい・・・。」

え?

お、お前・・・あの4年前に降板した・・・某バンダナ羊に・・・なりきったというのか・・・。

これを視ていた時、ガチでらむりんを思い出さない訳には行かなかった。其れも其の筈である。「怪しい・・・。」と言うのは、らむりんの口癖で、らむりんのイメージの一つであったからである。しかも其の上、らむりんが「怪しい・・・。」と言う前に入る「プン♪」という効果音まで入っていた。

因みに、本家・らむりんの「怪しい・・・。」はこんな感じ。
rtu_convert_20160116225930.png
あ、にゃっきいはジト目じゃなかった!
だが、これに関して思ったのは、確かに中の人は杉本沙織でらむりんとも繋がりがある。だが、やはり「怪しい・・・。」と言う言葉は、らむりんが言ってくれないと、全然しっくり来ない。と思った。
と言うのも、らむりんの前で気がかりなことがあると、「怪しい・・・。」となるのは、まさにらむりんならではとも言えたからである。例え、杉本沙織繋がりのにゃっきいが言っても、別人と言うこともあるので話にならないのである。其れを考えれば、らむりんが再登場した時にその言葉を聞きたいと思っている。(だからにゃっきい、お前が「怪しい・・・。」と言うのは相応しくないってことだ!今後は、他の台詞にしてくれ・・・。)
自分が、このブログで何度も「らむりん一話限りの復活をさせろ。らむりん一話限りの復活をさせろ。」と言って来た。其れの答えのつもりなのだろうか?
と言う訳で、製作の方、本当にこのシーンを入れた理由を教えて欲しい!多分、隣に居たみみりんも「え?らむりん?」ってなっていたことだろう・・・。

所で、らむりんは如何思っているんだろう・・・?
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らむりん「一寸~!私が良く言う台詞をパクらないでよ!この私を降板に追い込んだピンク猫!」

相当お怒りのようであります・・・。(おい、にゃっきい!らむりんになんて説明するつもりだい?)

そして、最後に前回「にいすけの小学校生活について語られるのだろうか?」と疑問に思っていたが、確かに其の通りだった。実際に、音楽室での授業シーンがあったので、まあ語られたと言うことになるだろう。
所で、にいすけが小学生であると言うのが語られたのは今回が初な気がしてならない。未だ、わお!でも未見エピソードが多いので、一概には言えないが若し初だったとするならば、現在連載中のストーリーに、にいすけが小学生ということが書かれていたのを見て、この話を見ることを思いついたのだろうか・・・?と言うことで、是非教えて下さい!

其れと、服装関係で指摘したいことが一つ。しまじろう達がふしぎ堂の屋内に入っても、上着を着たままだったが、普段着のにいすけやガオガオが目立つこともあり、室内なんだから上着脱げよ!と思ったのは自分だけだろうか?

今回もここから雑談をお送りする。今回の本編を視て、他に気になったのは、仮名文字の使用についてである。どういうこと?と思われるかも知れない。
では、下の画像を御覧頂こう。
tyid_convert_20160116230006.png
これは、其の本編のワンシーンであるが、注目して頂きたいのは、曲名の所である。
見た所、○とか△とかの文字が書かれているのが分かる。が、その下を見て頂ければ分かるが、この曲は言うまでも無く「きらきら星」である。多分、このシーンを視て「「きらきらぼし」って書けよ!」と突っ込まれた方は居るんじゃないかと思う。(楽譜が完璧な所は認める。)だが、わお!に於いては、仮名文字の表現が全く出てず、常に〇とか△とかの記号のである。
ouit_convert_20160116230314.png
そのため、免許でもこんな感じになってしまうのである。(名前の所は、普通に「縞野 さくら」って表せるし、「本籍」、「住所」、「生年月日」の所は欄は傍線や記号でもいいかもしれないが、これらの文字も表せそうである。他にも有効期限とか、免許の種類、何処の公安委員会発行(ちゃれんじ島公安委員会だろうか?)、「運転免許証」と言うのも表せそうである。)

しかも、しまじろうシリーズ全体を見ても、仮名文字が書かれた描写が出てくるのは稀だった。(文字だけで見れば、ヘソカのらむりんの服やとりぴの服の様に頭文字が書かれた服を着ている描写はある。)が、しかし、ヘソカの頃は、意外と仮名文字が出てきたことがあった。
こちらである。
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まあ、カルタ位なら「当たり前だろ!」と思うかも知れない。
けれども、
20160116222415.jpg
看板や、
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短冊にもこのように仮名文字の描写があった。しかも、其れだけではない。
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何と、漢字も堂々と書かれていたことがあった。

其れを考えれば、しまじろうにも仮名文字の表現があってもいいんじゃないかと思う。何故、こんな記号ばっかりにしているのだろうか?本当に疑問である。
このアニメを視ている子どもは、識字は片仮名は難しいにしても、平仮名位は出来そうである。決して字が読めないとは限らない(はなやとりぴ位の子は難しいとしても)ので、今後は仮名文字の描写を出してもいいんじゃないか?と思う。そもそも、ちゃれんじ島って日本の南の海に浮かぶ小さな島って設定なんだから・・・。(其れと、教養パートにしまじろうらしさを出したり、算数的な問題の改善を期待している!今日もなっていなかったから、本当にイチャモンつけたかったぞ!
この他に、今週の放送に、野菜や果物、魚等の断面や、料理礼のコーナーがあったので、そのことについて。其のコーナーでもしまじろうらしさがあって欲しいと思う。例として、しまじろうが「これは何かな?」と視聴者に振り、一定時間が経ったら「これは○○だよ。」と答えを言う。そして、断面等の図を見せて、「切るとこんな感じ!」と喋らせる。そして、料理例が出たら「○○の料理例だよ!これは○○の姿焼だよ!」の方がいいと思う。単に「○○・・・切る・・・スパ!・・・」と単語だけを言ったのみでは、本当につまらない。
何度も言うが、実写コーナーを設けるなら、しまじろうらしさを出すべきだと思う。其れが感じられないコーナーは、別の番組を制作し、そちらでやって頂きたい!制作局は岡山のテレビせとうちで、在京、在名、在阪メディアが制作したものとは違い、新たに番組を設け、其れを全国ネットさせるのは予算的にも厳しいかも知れない。だが、唯でさえ、「教養パートを辞めて欲しい。」と一部では言われているのだから、其れをどう改善するかを考案して欲しいと思う。

まあ、どうしても難しいと言うなら、30分枠では無く15分で仕切っても良い。確かに、メインであるアニメは前半10分しかやらないのである。其れを考えれば、流れとしては、先ず「しまじろうのわお! アニメへん」と題して、アニメをやって、次回予告をやって、EDを流して、「製作 ベネッセコーポレーション、TSCテレビせとうち」の所で、「このあと、きょうようへん!みてね!」と言うテロップを出し、その後、「しまじろうのわお! きょうようへん」と題して、教養パートにして欲しい所である。(だが、しまじろうらしさを感じられない教養パートを使うつもりなら「しまじろう」の名を外して良い。だって、何もしまじろう枠じゃなくっても出来るんだし・・・。)勿論、違う番組扱いになるので、スポンサーを入れ替え無くてはならないと思うが、ベネッセだけは「引き続き、ご覧のスポンサーの提供でお送りします」と言った感じで、スポンサー枠を継続させるといった方法もあるのでは無いだろうか?

若しやるとなれば、4月の改編期になるだろうが、そう言ったことを是非、実施して欲しい。(4月以降になるんだとしたら、アニメタイトルも変えて欲しい所。だって、しまじろうのわお!はもう4年もやっているんだし・・・。2年しかやらなかったはっけんやヘソカと比較すれば、本当に今年でタイトルを変えて欲しいと思っている。)

さて、そんな今回の話だったが、次回は一昨年放送された物の再放送となる。再放送といっても、自分は未だ未見である。思えば、去年は1月に2度も再放送があったので、不安であったが、今年は若しかすると1月の再放送は1度だけに留まるかも知れない。
其れにしても、予告でしまじろうが「皆の所はもう雪降った?」なんて言っていたけど、これを視ていた時、其の言葉が当て嵌まるのはTVh(テレビ北海道)で視ていた視聴者位じゃね?と突っ込みたかった。来週明けには東京でも雪が積もると言っているが、今年は暖冬だからまだまだだよと視ていて思った。(まあ、当時の予告を使い回しているんだと思うが、これが2ヶ月程遅れている地域だと、もう春なので、「え?もう冬なんてとっくに過ぎたけど?」となりそうな気がしてくる。)

では、次回は再放送と言うことで、新作が2週間後になり、製作に余裕が出来そうなので、製作の方に、冬服に関する意見を・・・。
これらはヘソカの時の服装である。
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勿論、ひつじいや・・・、
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たま子、
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ガオガオ等、変化が無いキャラも居た。だが、
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ぽん太郎は確実に冬服だった。
其れを考えれば、今後ぽん太郎が登場する際は、是非とも冬服で登場することを要望する。是非、お願いします。
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参考までに、この間のかなえも普段着だったが、これを視る限りジャンパーを身につけている。序でに、れんげも・・・。

これらを参考に、製作の皆さん、設定資料の方、宜しくお願い致します。(当然、EDテロップの件もある。次回ははなの出演があるので、例えみみりんの出演があったとしても『はな 高橋美紀』或るいは『みみりん(改行)はな 高橋美紀』の表記を忘れないで欲しい。)

と言う訳で、次回も視れるかは分からないが、視れれば視たいと思う。