しまじろうに於ける“スタッフクレジット”の考察

今朝、しまじろうを視た時にふと思った。

中の人繋がりは、何故クレジットされないのか。
ということである。

其れは一体、如何いうことなのか。

では、先ずは今朝のスタッフクレジットを見て頂きたい。(これ以降は、TXNの無い地域にお住まいの方は、若干のネタバレ要素が含まれています。)
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これが今朝の“声の出演”の所のクレジットである。
見た所、普通そうに見える。

だが・・・一つだけ問題がある。

其れは・・・、
「あれ?ライオンポリスは・・・?」

そう、今日のしまじろうにはライオンポリスが出演していたのである。しかし、クレジットされていないのである。
何故、クレジットされていなかったのか?

其れは、しまじろうに於けるスタッフクレジットは“中の人繋がり”を無視するという特徴がある。そのため、ライオンポリスはクレジットされなかったのである。

しかし、其れでは埒が明かないので、ライオンポリスを無理やりクレジットに挿入してみた。
すると、こうなるのである。
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無理やり入れたので、不自然になってしまったが、其れはさて置き、ライオンポリスは山崎たくみが演じているのである。
そして、其の山崎たくみはメインのキャストとしては、とりっぴいを演じている。
そのため、メインで演じているとりっぴいにのみクレジットし、明くまでも、“サブ”扱いのライオンポリスはクレジットしないのである。

しかし、他のアニメの場合は、二人分クレジットされているということがある。
其の点を考慮すれば、自分的には二人分クレジットして欲しいと思っている。

で、更にもう一つ特徴的なことがある。

其れは、メインキャラの4人は常にクレジットされているということである。
つまり、其の日はメインの誰かが例え(アニメパート後の実写・ダンスパートにも)出演していなくても4人は確実に載るのだ。

其れは自分にも分からない。
因みに、同じ様にメインキャラが常にクレジットされるアニメはこの他に忍たまが該当する。しかし、忍たまの場合はサブタイ読みは主人公である乱太郎だが、きり丸としんべヱが最後の部分だけ乱太郎と共に読む場面がある。其れを考えれば常にクレジットされている意味はあるかも知れない。(以前は、登場しなかったメインキャラに於いてはクレジットしていなかったらしい。)
だが、しまじろうはサブタイ読みはしまじろうのみだし、アニメパートに出演が無くても何処かで声入りで出演することが無ければ出演しなかったことになる。なのに、常にメインキャラはクレジットされている。

例えば、メインが揃って出演していない「ドキドキもりの はなのこえ」の時も実際にはこうなる。
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上手く編集が出来ないのでこのようになってしまったが、そう、みみりんとにゃっきいが本編に出ていなかった。
それを考えれば、こうであっても良かったと感じた。

そうした上で、以下はメインキャラとの中の人繋がりのために確実にクレジットされることが無い方々である。
・ライオンポリス(前述)
・はな(みみりん)
・とと(とりっぴい)
・りり(しまじろう)
・ぴぴ(とりっぴい)
・其の他、南央美・高橋美紀・山崎たくみ・杉本沙織が演じたゲストキャラ。

以上の方々が、出演があってもクレジットされない哀れな方達になる。
では、其の彼らの雪辱を晴らすため、クレジットに載せることにした。

先ずは、元の物を見て頂きたい。
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元は、9月5日放送の「しかこせんせいに あいたい」である。
しかし、やはり足りない人物が居る。
其れは、しか子である。しか子はけんとと中の人繋がりがある。そのため、けんとが登場するとクレジットされないのである。(しか子の場合はメインキャラと被っている訳ではないので載ることができる。)

其れを考慮した上で、先ずはしか子を載せてみた。
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これが、9月5日に於ける“正式な”クレジットなのである。

因みに、登場はしなかったが、さくらこもかんたと中の人繋がりがある。
若しも、かんたとさくらこが登場したら、こうして欲しい所である。
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と言うことで、ここからはメインキャラと被っていて、載ることのない人のために、独自に作成したクレジット集になる。
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とと・りり・ぴぴを載せてみた。
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はなを載せてみた。

そして、若しもらむりんが再登場したら、こうなって欲しい。
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らむりんを復活させてみた。
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+はなを加えてみた。

そして、全ての要素を加えてみるとこうなった。
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スタッフクレジットと言う物は、中の人を知りたい人にとってはとても大切な物になってくるのである。
しかし、其れが明記されていないと声の感じで掴むしか方法が無い。が、其れでも予想した人物ではない可能性がある。

そうしたことを考慮すると、やはり中の人繋がりがあってもクレジットして貰いたい所である。


さて、其れではここからは以前のスタッフクレジットはどうだったのかと言うことを述べていきたい。
先ずはしましまとらのしまじろうから。
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この頃は、メインの4人に加えて、ドカペまではしっかり役名と声優名がクレジットされていた。(勿論、この時から前述の4人のメインキャラの親族(草太=ドット、れんげ=ペイズリー、まっせい=からくさ)はクレジットされていなかった。)

だが、それ以外はと言うと・・・、
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と、声優名だけがクレジットされていただけであった。
この場合は、しまたろうとさくらである。
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これだと、しまたろうのみになる。
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因みに、しまたろうとさくらはVHSにはしっかりと載っていた。(唯、名前では無いが・・・。)

では、この他のパターンを見てみよう。
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とりごろう初登場会。
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みちよ初登場会。

勿論、常に同じではなく他にも演じた声優がいればしっかりとクレジットされた。
では、本題。何故、メインの4人とドカペ以外は役名のクレジットが無かったのか。

其れは、最初期のしまじろうは声優を使い回していたからだと言える。
ネット上で、放映リストを見かけた際、殆んどが一人何役も演じていた。勿論、メインの4人とドカペも例外ではない。このために、しましまとらのしまじろうの時はからくさと中の人繋がりのメエメエ博士が一度もクレジットされなかったという過去があった。
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だが、次第に他の声優も演じ始めるようになって来た。意外なのは、乱太郎とコ○ン役の高山みなみやカービィ役の大本真喜子も出演したことがあった。

因みに、それ以降のスタッフクレジットは以下の通り。
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しましまとらのしまじろうの頃は、全てこのような感じであった。
因みに、草太・れんげは、ドカペが居なくなったので、今は載るようになった。かんきちも然りである。(この頃は出ていないが。)

では、それ以降はと言うと・・・、
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はっけんたいけんだいすき!しまじろうになると、メインの4人はしっかりと示されていたが・・・、
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其れ以外は、声優名のみという物凄い手抜きであった。

これでは、誰が誰を演じていると言うことは間違いなく分からない。もう少し、“アニヲタ”に考慮してもいいのでは?と感じる次第である。(ヘソカは、未だ手元に無いので、見かけたらうpしたいと思う。)


其れでは、冒頭でも若干触れたが、今週のしまじろうについてである。(BS11の方は10月12日の放送になる。)

今週はきりんた(&ライオンポリス)主演会という感じで、「きりんたの ヒーロー」のリメイクと言ってもいいかも知れない。(自分はこの話見たこと無いが・・・。)
しかも、時期的に「秋の全国交通安全運動」(30日まで)の実施期間中でもあるので、その様に考えれば今回の展開は正しいと感じた。

印象的だったのは、何時もへまばかりで、自分的にはワースト5に入るライオンポリスであったが、今回は真面目に警官をしていた感じがした。是非ともこのようなライオンポリスを続けて欲しいと感じた。

だが、ガオガオは又正直、ガラクタとしか言えない発明品を公道で暴走した挙句、オーバーヒートを起こしたが、普通に考えれば、私有地でやれよ!と突っ込まざるを得ない展開であった。(てか、そもそも公道に出すこと自体間違っていないか・・・?其れよりガオガオって免許持ってる?)其れよりも、一度其の発明品、ジジに見て貰え!

其れと最後にきりんたが、ライオンポリスに「瞬時に決断が出来たのは良かった!」と誉めて貰えた時、しまじろうも「良かったね!きりんた!!」と返していたが、其の時自分は、

「久々に、話の主演になれて良かったね!」

と、捉えていた。
彼も又、(6月にぞうたと出ていたことはあったが)先日のかんた・けんと・もんた同様にたまさぶろう・ぞうた・ぶうたに出番を潰されまくっていたのである。彼自体の主演会は2回目であったが、久々に登場できたきりんたにとっては嬉しかったのではないだろうか?

所で、ガオガオは万一の時の救済処置も用意していたが、“紙に自画像”と言うのに少し疑問を覚えた。どうせなら、『SOS byガオガオ』等と書いてもいい気がした。
其れにしても、唯のパラシュートって、UFOに見えてしまうものなのだろうか・・・?

そんな今回であったが、次回は運動会に纏わる話である。予告を見た限りでは、女子キャラが出ていた。(男子キャラもいたが…。)
女子キャラも又、4月以降はまるりんしか出ていない。久々にさくらこときっこが活躍できれば、彼女達にとっては嬉しいのではないだろうか?

そんな訳で、次回は視れるかは分からないが期待したい。

因みに、サブタイの背景は漸く秋仕様になっていた。と言うことは今年の秋仕様はやはり、2ヶ月しか使われないことになる。
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ちゃれんじ園 オフ ~グルメ屋敷の恐るべき謎~ 第13章・エピローグ

遂に、このシリーズも完結の時がやってきた。
今年6月からの集大成となる今回は、果たしてどうなるのだろうか?

今宵は13章とエピローグを一括でうpする。
其れでは、うpしていこう。(今回は、前回までの粗筋を省略します。)

         第13章 久し振りのちゃれんじ島
帰りはけんとの嵯峨野線に乗りたいと言う希望から京都駅まで電車でホテルに戻ることになった。カズオは一行を先程のローザで亀岡駅へと送って行った。
ローザを降りた一行は、駅の改札前のコンコースに行く階段の所でカズオと話していた。
「本当にこの度は家内のために色々と有り難う・・・。其れに、家内が色々とやらかしてしまって本当にすまなかった・・・。」
カズオがしか子に向けて頭を下げて詫びた。
「良いのよ。叔父さん・・・。叔父さんもそれなりに楽しめたでしょ?」
しか子は感想を求めた。
「そうだな。家内は色々と煩かったが、私は特に何の意見も持たずに料理を楽しませて貰ったよ。」
すると、
「そうだよね。やっぱり、ご馳走は楽しく食べなくっちゃね!」
しまじろうが反応した。
「おお。君は良く分かっているじゃないか。本当にこの子の言う通りだよ。私も家内にあれ程伝えたのだが、中々分かって貰えなくてね・・・。」
カズオはしまじろうに向けて感心した。
「そうだったの・・・。」
と、みみりん。
「でも、パーティーはとても楽しめましたよ!本当に有り難う御座いました!」
らむりんが感謝の気持ちを伝えると、
「では、叔母さんにも宜しくって伝えて下さい!」
にゃっきいが続けた。すると、
「いやあ、坊や達も有り難う!お陰で私も楽しむことが出来たよ・・・。おお!そうだ!何か礼をしてあげなくてはな・・・。」
そう言うとカズオは、駅前の乗降車場に止めてあるローザの運転席に駆け込んだ。すると、何やら白いカードらしき物を持ってきた。そして、カズオは其れを持った手を差し出した。
「これをあげようかと思うんだ!」
受け取ったのはとりっぴいだった。すると、表情が輝きだした。
「あ!これは・・・!」
「そうだよ。これは、大阪市内の全ての蛸焼き専門店で使える『蛸焼きスーパープレミアム食べ放題カード』だよ!勿論、期限なんて無いから何時でも使えるさ!」
「とりっぴい、蛸焼き大好き!!」
とりっぴいは表情が輝いていた。
「え、良いんですか?貰っちゃっても・・・?」
しまじろうが問い掛けると、
「別に構わんよ!これは家内と大阪で食事をした時に貰った物なんだが、私は家内と違って、食べ放題に興味なんて無いし、これから使う予定も無いからな・・・。其れに未だ一度も使っていないのだよ!」
「有り難う!其れじゃあ、早速使おう!しか子先生、良いでしょ?」
とりっぴいは歓喜の表情を浮かべながら、しか子に問い掛けた。
「そうね。それじゃあ、帰る時のお昼に大阪市内の何処かで蛸焼きを食べましょう!」
「やった~!!」
とりっぴいはその場で嬉しさのあまり跳ね上がった。
「良かったな!とりっぴい!!」
ドットが言った。
「僕も欲しいな~・・・。」
「おいらもだよ・・・。いいな~とりっぴいは・・・。」
からくさとペイズリーは羨ましそうにとりっぴいを見つめていた。そして、
「あ、其れじゃあ叔父さん・・・。私達電車の時間があるからそろそろ行くわ!」
しか子が、腕時計を見ながら言った。
「そうか。其れじゃあ、又何時でもお出で!勿論、教え子の皆と其処の猫達もな!」
カズオは全員を見渡した。
「叔父さん、有り難う!又僕達も何時か行くからね!」
しまじろうが誓っていた。
「叔父さんもお元気で!あ、叔母さんにもくれぐれも宜しくね!」
しか子が動き出すと、
「さようなら!」
と、一同は一斉に声を出し、手を振った。
「おう!元気でな~!!」
カズオは改札への階段を登って行く一行に手を振りながら答えた。

一行は京都行きの電車に乗り込み、京都へと戻った。其の電車は221系と223系が連結されている物であり、やはりけんとが歓喜していた。其のけんとは途中、馬堀駅を通過した辺りから、嵯峨野トロッコ列車見たさに左側の車窓をずっと眺めていた。トロッコ列車は運よくトロッコ亀岡駅に停車中で、見た時はトロッコについて仲間に説明する等していた。その後は、保津峡駅の凄さ等、嵯峨野線の特徴を仲間に話し、改めて電車好きであることをアピールしていた。こうしている間に、電車は京都駅に着き、再びホテルに戻った。
そして、翌日は京都市内の観光を楽しんだ。たまさぶろうは自分がドラマでロケをやった所に行くと、其の自慢をするなどして、子役であることを鼻に掛けていた。こうしてしまじろう達は京都を満喫し、愈々ちゃれんじ島に戻る日になった。

メエメエを含めた一行は京都駅の改札前で、未だ京都に残るドカペと話していた。
「そうなんだ・・・。未だドット達は残るんだね!」
しまじろうが言うと、
「ああ!俺達は父ちゃんと母ちゃんと一緒に、取り合えず旅行ってことで来たからな!だから、そろそろ母ちゃん達の所に戻らないと、俺達叱られちまう・・・。」
「そうだよね。僕達、しまじろうと行動しても良いかって母ちゃんから許可貰うのに苦労したんだから・・・。」
「母ちゃん、次の用があるって言うから、本当に早い所戻らないとね・・・。」
ドカペは口々に言った。
「でも、みみりん、貴方達に会えただけでも楽しかったわ!」
と、みみりん。
「そうだね。とりっぴいも楽しめたよ!」
「今度は貴方達も、私の所に遊びにお出でよ!私も数日ちゃれんじ島に滞在したら、又フランスに戻るし・・・。」
「私は未だ貴方達のこと、良く分からないから、又会えて遊ぶのが楽しみだわ!」
とりっぴいとらむりんとにゃっきいが口々に思いを述べた。すると、
「ああ!俺達も楽しみだよ!あ、其れと・・・。」
ドットがそう言うと、メエメエに顔を向けた。
「メエメエ博士!今回は本当に御免なさい。俺達の運転役とは言え、変なことを依頼してしまって・・・。」
ドットが若干下を向きながら詫びると、からくさとペイズリーも頭を下げた。すると、
「いや。良いんじゃよ。わしもあの屋敷に招待されるとは思わんかったからな。其れに、あの夫人を改心させたのじゃから、今回は特別に良しとしてあげよう!」
メエメエはドカペの行いを許した。すると、
「え?良いんですか?有り難う御座います!メエメエ博士!」
「おいらも嬉しいです。本当に感謝してます!」
からくさとペイズリーは礼を言うと共に、喜んだ。
「良かったね!ドット達!!」
しまじろうが笑顔で答えた。すると、
「では皆さ~ん!そろそろ電車の時間ですので、行きますよ~!」
しか子が呼び掛けた。
「じゃあ、ドット達!又僕ん家にも遊びに来てね!はなちゃん、からくさが来れば特に喜ぶと思うよ!」
すると、からくさは
「ああ、そうだった!そう言えばはなちゃん、元気かな~?」
と、はなのことを思い出したようだった。
「うん!はなちゃんは相変わらず元気だよ。」
しまじろうの代わりにみみりんが答えた。みみりんは続けた。
「それじゃあ、又ね。ドット達・・・。ペイズリーも又ね!」
ペイズリーは呼ばれたことに反応し、思わず赤面した。
「あ、ああ!おいらも又、みみりんの家にも遊びに行くからな・・・。」
「じゃあ、又フランスから戻ったら遊ぼうね!」
らむりんが続けると、
「私達猫同士、これからも仲良くしようね!」
と、にゃっきい。
「じゃあ、まったね~!ドット達!」
とりっぴいは羽を上に掲げながら言った。
しまじろう達もドカペも手を振り、互いに見送った。そして、メエメエもしまじろう達の後に続いて行くのであった。

一行は、JR京都線のホームへと続く階段の所まで来た。ここではメエメエとも別れることになっていた。
「あ、それじゃあ、しまじろう達!又何処かで会おう!」
メエメエが言うと、
「そうですね。所で、メエメエ博士はこれから何処へ行くんですか?」
しまじろうが問い掛ける。
「わしはこれから他の博士仲間との集まりがあって、新幹線で東京へ向かうのじゃよ。」
「そうなんだ~・・・。」
とりっぴいが答えた。
「何かガオガオさんみたいですね!」
にゃっきいが思いを口にすると、
「ガオガオさん・・・?おお!そう言えば、そのような名前を聞いたような気がするのう・・・。確か、ちゃれんじ島でふしぎ堂って店を開いているのかのう?」
メエメエの疑問にみみりんが答えた。
「そうですよ。博士もガオガオさんのこと知っているんですね・・・。」
「其の通りじゃ!ガオガオさんとも偶に会うからのう・・・。」
「そうなんですね。私もこれからちゃれんじ島に向かうので、ガオガオさんに会えるのが楽しみです!」
と、らむりん。
「そうなのか。あ、それじゃあわしはこれで失礼!有り難うな、しまじろうにとりっぴいにみみりんにらむりんに・・・えっと君は・・・?」
と、メエメエはにゃっきいに顔を向けた。すると、
「にゃっきいです!そう言えば、自己紹介が未だでしたね!しまじろう達の新しい友達です!」
にゃっきいは首を傾げているメエメエに自己紹介をした。すると、
「こちらこそ宜しく!わしはメエメエ博士じゃよ。又何処かで会えると良いのう・・・。」
メエメエも自己紹介をし、思いを述べた。
「そうですね。是非、貴方の発明品の話も今度聞かせて下さい!」
にゃっきいが言うと、
「それじゃあ、わしはこの辺で・・・。しまじろう達も気をつけて!」
「博士も気を付けて下さい!」
しまじろうが返した。そして、しまじろう達は手を振り、
「メエメエ博士、さようなら!」
と言い、新幹線改札に向かうメエメエを見送るのであった。

一行はその後、新快速電車に乗り込み新大阪駅に向かった。新大阪駅に着くと、丁度昼時になっていたので、早速カズオから貰った「蛸焼きスーパープレミアム食べ放題カード」を使うべく、駅近くの蛸焼き専門店で食事をするのであった。
そして一行は、例のカードがあると言うこともあり、かなりの量の食事を楽しんだ。そして、食べ終わり、会計の時になった。
「はい、これで!」
とりっぴいはドヤ顔をしながら、例のカードをレジの店員に差し出した。すると店員は一旦カードを確認し、一枚の紙を出してきた。
「有り難う御座います!其れではこちらに、カードを利用したと言うことで、お名前とご住所等、連絡先の記入をお願いします。」
とりっぴいは特に躊躇うことなく、連絡先を記入した。紙を店員に渡すと、
「有り難う御座いました!又のご来店お待ちしております!」
と、挨拶をするのであった。
更にその後、一行はしまじろうの「虎と話したい」と言う希望から、天王寺動物園に行くことになった。しまじろうは早速、虎の飼育されている檻に行き、
「こんにちは!僕、しまじろう!君は何ていうの?ガオガオガオ~ガルル・・・。」
と、檻の中の虎に話しかけた。すると、檻の虎は吼え声を上げた。
「へ~そうなんだ!じゃあ宜しくね!ガアガア、ガルルル。」
積極的に虎に話しかけているしまじろうに、後ろに居たみみりん達が聞いた。
「ねえ、今何を話したの?」
「あのね、この虎は結構長いこと動物園に居るんだって!勿論、飼育員さん達のあげる餌もとっても美味しいって言っていたよ!」
と、虎の言葉を通訳した。そう言うと、しまじろうは再び虎に向かって話し掛けた。
そして、虎と楽しそうに話しかけている姿を見ていたみみりんは、
「しまじろうったら、本当に楽しそうね・・・。」
隣に居たとりっぴいも口を開く。
「本当に、あの時鹿と話せなかったことを思うと分かる気がするよ・・・。」
と、虎と話しているしまじろうを眺めていた。すると、
「ねえ、みみりんは兎さんと話したいわ!一寸兎さんの所に行かない?」
「あ、とりっぴいは・・・孔雀が居たら、孔雀と話そうかな・・・。」
「そうね。其々自分の動物の所に行って話しましょう!」
「良いね、其れ!」
そう言うと、みみりんととりっぴいは、虎と話すことに夢中なしまじろうを置いて、みみりんは兎が居る所に向かった。そして、とりっぴいは何か鳥類が飼育されていないかを探しに行くのであった。
更に、其の姿をらむりんとにゃっきいが、虎の檻が見え、少し離れた所にあるベンチに座りながら眺めていた。
「良いわよね。自分の動物が居るって・・・。」
らむりんがにゃっきいに思いを伝えると、
「私は、この前のホテルに偶々入って来た猫と話せたから良かったけど・・・。らむりんは如何思う?」
「そうね。羊は動物園には居ないけど、何時か牧場に行ったら、羊と話してみたいものだわ・・・。そう言えば、にゃっきいってこの間、ちゃれんじ島の牧場に皆で行ったんだっけ?」
らむりんはにゃっきいに顔を向けた。
「そうよ。でもあの時は、まるりんが動物が苦手だったってことが分かって、まるりんを励ますことに一生懸命だったのと、子牛が牛舎から逃げ出す騒動もあったりしたから、あまり牧場の動物とは触れ合えなかったな・・・。あ、でも雛と触れ合ったか・・・。」
「そうなんだ・・・。そしたら私、ちゃれんじ島に行ったら、其の牧場に、お父さんとお母さんと一緒に行ってみようかな・・・。そしたら私も羊と話せるわ!」
らむりんは期待を滲ませた。すると、
「ねえ、僕達も良い?」
ベンチの前に、けんととさくらこがやって来た。
「あら?けんとにさくらこ・・・。」
と、にゃっきい。
「うん。良いよ。じゃあ、ここに座りなよ。」
らむりんが言うと、にゃっきいの方に席を詰めた。そして、けんととさくらこが、らむりんの隣に座った。
「皆、すっかり、自分の動物の所に行って、其の動物と話しているわね。」
さくらこが其々の動物の所で話している仲間を見渡しながら言った。
「僕達は犬だから、動物園に居なくて一寸残念だよ・・・。でも、散歩中の犬とは、時々話したんだけどね・・・。」
けんとは少し残念そうな表情だった。其の様子にさくらこも恨めしそうな表情を浮かべていた。
「私もそうだったわ・・・。其れで、らむりんとにゃっきいは如何思う?」
「私は特に平気だよ!ね?にゃっきい・・・。」
らむりんはにゃっきいに顔を向けた。
「うん。そうね。私も特に問題ないわ・・・。猫なんて何処にでも居るんだし・・・。ほら、犬だってそうじゃないの・・・。」
にゃっきいが言うと、
「そうだよね!犬だって色んな所で見るもんね!特に誰かと散歩している所とか・・・。」
「私もそう思うわ!其れに、牧場でプレーリードッグとも触れ合ったんだし・・・。」
と、少し元気を取り戻しそうな表情であった。
「其れよりさ、私達は話せなくっても、折角しまじろうのお願いで動物園に来たんだからさ、動物園を楽しもうよ!」
らむりんはそう言うと、ベンチから立ち上がった。すると、
「そうよ!らむりんの言う通りだわ!私達も楽しまなくっちゃ!」
にゃっきいも立ち上がった。すると、けんととさくらこも立ち上がり、
「そうだよね。僕も楽しもう!」
「私もよ!」
二人が言うと、らむりん達は走り出すのであった。

その後、カズミとカズエは更なる取り調べに対しても、自分の悪事をしっかり認め、罪を償った。又、カズミの屋敷の家宅捜査の結果、カズミの自室からPCと空き家の場所を示した地図が見つかった。そして、押収されたPCの閲覧履歴には、空き家について調べられていたことが判明した。更に、レクサスLSのナビにも、同じ様な検索履歴が残されていた。
又、カズミの屋敷の一角から、多量の危険ドラッグが発見された。其のことの調べに対し、カズミとカズエの姉妹は、「閉じ込めたシェフ達に飲ませて、更に自分達の行いを反省させるつもりだった。」と話し、カズエの家に閉じ込めていた「ビストロタケル」のシェフ、早川タケルにも飲ませるつもりだったことを告白した。しかし、二人は早川タケルは既に解放されていたことを知らず、ちゃれんじ島の警察からの連絡により、初めて分かったのであった。そして二人は危険ドラッグ所持と言うことで、薬事法違反で再逮捕されるのであった。クックパッドでも有名だった二人であったが、その後二人が登場することも次第に無くなっていった。
更に二人は、ドカペやマサシに拷問されたことも伝えようかと思ったが、二組の三兄弟を尊重し、このことに関しては特に何も伝えなかった。又、マルオとシカクが落とした吊り橋に関しては、後に地元住民から発見された物の「相当古かったから、自然に落ちたのだろう。」と判断し、騒ぎになることは無かった。
京都府警でカズミとカズエの取り調べが続かれる中、しまじろう達は関西空港から飛行機で、ちゃれんじ島への帰路に着いたのであった。

一行はちゃれんじ空港のターミナルを出た。
「おーい!しまじろう!!」
しまじろう達がターミナルを出て直ぐに、しまたろうが呼んでいた。
「あ!お父さん!!」
其の声に、しまじろう達はしまたろうの下に駆け寄った。
「おにいたん!!」
しまたろうの手を繋いでいたはなが、誰かに襲撃されたとはとても思えない元気そうな表情を見せていた。
「あ!はなちゃん!!良かった無事で!お兄ちゃん、心配で夜も眠れなかったよ・・・。」
しまじろうがはなに、若干心配そうな顔を合わせながら言うと、
「お父さんもはなちゃんが無事で良かったよ!はなちゃんは大したことが無くて、直ぐに帰れたのが良かったけど、お母さんが入院する程になってしまったのはお父さんも一寸ショックだったよ。」
しまたろうも少し残念そうな表情を浮かべた。
「うん!でも僕、お母さんもはなちゃんも無事で良かったよ!お父さんから電話があった時は、僕本当に心配で・・・。」
しまじろうは顔が引き攣り、思わず言葉を失った。するとしまたろうは、其の様子を見つつ、他のメンツに顔を向けた。
「皆も有り難うな!あ、其れと・・・」
と、らむりんに顔を向け、
「らむりんちゃんも久しぶりだね!!」
らむりんは笑顔で答えた。
「お久し振りです!おじさん!!其れとはなちゃんも・・・。」
らむりんははなに顔を向けると、
「久しぶり~久しぶり~!!」
はなはらむりんに笑顔を零した。
「はなちゃんもとっても嬉しそうね・・・。」
其の様子に他の三人も、
「良かったわね!らむりんとも会えて・・・。」
みみりんがはなに寄った。
「は~い!!」
笑顔で返事を交わすと、後から来た牧場夫妻も、しまたろうの元に駆け寄った。
「お久し振りです!縞野さん!!」
牧場夫妻がしまたろうに顔を合わせながら言った。
「牧場さんもお久し振りです!其れで、フランスの方はどうですか?」
しまたろうはまっせいに尋ねた。
「ええ、フランスでも画家として活躍していますよ!パリにあるルーブル美術館で個展開かないかって言う誘いもありましたから・・・。」
「私も、フランス出身の作曲家のピアノリサイタルで、よく演奏者として出演しましたよ!」
まっせいとゆめこは、其々出来事を語った。
「そうですか。お二人も向こうでも色々と活躍されているようで・・・。」
しまたろうと牧場夫妻が、話に夢中になっているのを横目にしまじろうは告げた。
「ねえ、僕はこれからお母さんの入院している病院にお見舞いに行くんだけど、みんなも行こうよ!」
「そうね。私も久し振りにちゃれんじ島に来たんだから、おばさんにも挨拶しておきたいし・・・。」
と、らむりん。
「とりっぴいも行く!」
「みみりんも!!」
「私も!!」
三人は一斉に返事をした。
「良し、其れじゃあみんなで行こう!!」
しまじろうはターミナルの入り口の所で、迎えを探していたしか子に駆け寄り、
「しか子先生!僕達はお母さんの入院している病院にお見舞いに行くので、ここで失礼します!」
するとしか子は若干笑顔を浮かべ、
「分かったわ!お母さん、早く元気になると良いわね!!其れじゃあ、お母さんにも宜しくって伝えてね!」
「はい、分かりました!!じゃあ皆、又ちゃれんじ園でね!!」
と、しまじろうは他の一同を見渡しながら手を振った。他の一同も其れに答えて手を振った。
「其れじゃあ皆さ~ん!リチャードさんが待っている所まで行きますよ!」
しか子は、残ったメンツに向かい、告げた。
そして、しまじろう達と他のすてっぷ組のメンツは、其々違う方向に歩き始めるのであった。

しまじろう達は、ちゃれんじ線の空港と直結する駅から病院の最寄り駅まで、電車で移動した。そして、さくらが入院している病院に辿り着き、一行は病室の前に居た。
「お母さ~ん!お見舞いに来たよ!!」
病室のドアを開けながらしまじろうが言った。
「あら、しまじろう・・・。其れに皆も・・・。」
ベッドの上には、さくらが元気そうな表情を浮かべていた。ベッドはリクライニングしている状態で、さくらは略座っているスタイルをとっていた。
「こんにちは~!」
しまじろう以外のメンツはさくらに向かい、挨拶をした。
「お母さん大丈夫?」
しまじろうは、若干心配そうな表情を浮かべつつも、さくらの枕元の辺りまで駆け寄った。他の四人も同じ様に枕元の近くに駆け寄る。
「うん、お母さんは大丈夫だよ!はなちゃんと襲われた時は本当に如何しようかって思ったよ・・・。本当にあの時、お父さんが来なかったら大事に至っていたかも知れないって、かばやま先生も言っていた位だったからね・・・。」
さくらは、無理やり笑顔を浮かべながら、しまじろう達の前で襲われた時の話をした。だが、若干怖々とした表情も浮かべていた。
「そうだったんだ・・・。其れでね、僕達も話しておきたいことがあるんだ!」
「え?」
さくらは若干表情を変えた。そして、しまじろう達は口々に、パーティーで起こった出来事や襲った人物と、パーティーの主催との繋がりについて等話していった。
「そうだったの・・・。やっぱりお母さん達を襲ったのは、しか子先生の叔母さんだったのね。まさか、そんな人だったとはね・・・。其れに、はなちゃんと話して居たって言う男の人も、そんなことがあったのね・・・。」
さくらは納得した表情を浮かべた。そして続けた。
「でもね、しまじろう、気持ちを変えない叔母さんを改心させたことは偉いと思ったわ!だけど、いくらしか子先生が居たからって、襲った犯人はどんな人か分からないって言うのに首を突っ込むのは危険だと思うわ!だから、もうしないでね・・・。」
さくらはしまじろうに忠告した。
「はい・・・御免なさい・・・。」
しまじろうはさくらに詫びた。するとしまじろうはふと疑問を浮かべた。
(あれ?何時も僕に怒る時のお母さんと違う・・・。)
其の時、一人の医師が病室に入ってきた。其のことにより疑問は掻き消された。
「縞野さん!どうですか、調子の方は?」
入ってきたのは、かんたの父で医師のかんきちだった。
「ええ!大分良くなったと思います。」
さくらは答えた。すると、
「あ、こんにちは!」
枕元に居たしまじろうは、かんきちに向かい挨拶をした。
「おお、しまじろう君達も来ていたのか・・・。いつも家のかんたと遊んでくれて有り難な!」
かんきちは“息子”に対しての礼をした。
「かばやま先生、家内は直、退院出来そうですか?」
部屋の隅にあった丸椅子にはなと並んで座っていたしまたろうはかんきちに問い掛けた。
「そうですね・・・。この後の診断で、特に問題が無ければ、明日には退院出来るかも知れませんね。」
「そうですか。有り難う御座います。」
しまたろうは浅い御辞儀をした。其の様子をさくらの足元辺りで見ていたみみりんは、
「良かったわね。しまじろう・・・。はなちゃん達も元気そうで・・・。」
「本当、あの時泣いていたしまじろうとは大違いだね!」
とりっぴいは笑顔を交えながら陽気な調子で言った。
「一寸とりっぴい!泣いていた話を人前でしないの!」
らむりんが忠告すると、
「別に良いよ!僕もあの時、心配のあまり泣いた訳なんだし・・・。」
しまじろうは何時もの表情で言った。
「そうね。あの時の出来事は水に流しても良いかも!」
にゃっきいが続けた。すると、さくらの枕元で軽い診察をしていたかんきちが全員に告げた。
「其れでは、私はこれで失礼します。引き続き水入らずの時を過ごして下さい。あ、縞野さんもどうかお大事に・・・。」
そう言うと、さくらは軽く会釈をし、かんきちは退室した。
その後病室内で、暫らく水入らずの時を過ごした。

それから数分後、一行は病院を後にすることになった。
「じゃあお母さん、僕達、お母さんが退院して帰ってくるまで待っているからね!」
「はなたんも!!」
しまじろうとはなは、枕元で告げた。
「しまじろうもはなちゃんも有り難う!お母さんも早く退院して、家に戻りたいわ!」
さくらは思いを募らせた。そして、
「では縞野さん、私達もこれで失礼します。私達とは、又暫らく会えなくなるかも知れませんが、お大事になさって下さい!」
「私からもお大事にね・・・。」
まっせいとゆめこが告げた。
「牧場さんも態々フランスから有り難う御座います!其れと、らむりんちゃんも来てくれて有り難うね!」
さくらはらむりんに顔を向けた。
「有り難う御座います!おばさんもお元気で!」
らむりんは礼をした。
「じゃあお母さん、これで帰るからね。」
しまたろうが病室の入り口の所で告げ、一行は退室した。さくらは笑顔を浮かべていた。
一行が病院のロビーまで出た時である。
「ねえお父さんとお母さん!」
らむりんは、まっせいとゆめこを見ながら伝えた。
「どうしたの?らむりん。」
ゆめこが言うと、
「私、久々にちゃれんじ島に来た訳だし、しまじろう達とこれから遊ぼうかなって思っているんだけど良いでしょ?」
「うん、別に良いよ!だけど、暗くなるまでには帰って来てな!」
まっせいはらむりんに言った。
「分かったわ。」
「其れじゃあ、お父さん達は、先に戻っているからね・・・。」
まっせいがそう言うと、らむりんから離れた。そして、らむりんはしまじろう達の所に駆け寄った。そして、一行がエントランスに向かい、歩いていた時である。
「あ、こんにちは!」
ふと、しまじろうは知人に出くわした様で、空かさず挨拶をした。知人は、近所に住んでいる高齢女性のメイだった。
「おや、こんにちは!」
メイも挨拶を返した。
「メイ御婆さん!今日は如何したんですか?」
みみりんは、メイに尋ねる。
「今日は、定期診断があって、其れを受けに来たのじゃよ・・・。」
「そうなんだ・・・。」
とりっぴいが返答する。するとらむりんが疑問を浮かべた。
「ねえ、あの御婆さんは知り合いなの?」
しまじろうが答える。
「うん、そうだよ!近所に住んでいるメイ御婆さんだよ!結構困ったり悩んだりしていることが多くて、其の度に僕達が解決してあげているんだよ!」
「そうなんだ・・・。」
すると、にゃっきいがメイに言った。
「あ、そうだ!メイ御婆さん!紹介したい子がいるの。この子なんだけど・・・。」
と、にゃっきいは左手の掌を向け、らむりんを指し示した。
「おや、新しい友達かい・・・?」
メイも疑問を浮かべる。すると、
「私、らむりんって言います。何時もしまじろう達が世話になっているようで・・・。」
らむりんが自己紹介をした。
「そうかい。私の方からも宜しく・・・。」
メイが返答すると、近くの時計にふと目を向けた。
「おや、もうそろそろ時間じゃのう・・・。」
「そうですか。其れじゃあ僕達もこれで失礼します!」
しまじろうが言い、メイの元から離れた。

その後、一行は再び電車で、病院の最寄り駅からしまじろう達の最寄り駅であるちゃれんじ駅に移動した。既に日も傾きつつあった。
駅前のバス停に来た時である。
「しまじろう!お父さんとはなちゃんは、もう家に帰るが、しまじろうは如何する?」
しまたろうが尋ねると、
「う~ん、僕は、らむりんと一寸街を探索してから帰るよ!」
「そうか。じゃあ、暗くなるまでにはちゃんと帰るんだよ!」
「うん、分かった!」
そう言うと、しまたろうとはなはしまじろう達と離れ、家に向かい歩き出した。そして、しまじろう達は、
「其れじゃあらむりん!僕達と一緒に街を歩きながら行こうよ!」
「うん!」
らむりんは笑顔で答えた。
「良し!じゃあ、らむりんも含めた五人で、私達の街を探索しよう!」
にゃっきいが陣取ると、早速一行は歩き始めた。
こうして一行は、間もなく夕暮れになりつつある街を歩き進めて行った。らむりんは、見覚えのある街並みを見つめ、感激している様子であった。他の四人も、そんならむりんの様子を温かく見守っていた。
そして、しまじろう達がある八百屋の前を通りかかろうとした時である。
「よう!皆お揃いで!!」
其の八百屋の店主(マスター)のセイが、しまじろう達に何時もと変わらぬ渋い声を掛けてきた。
「あ!セイさん、こんにちは!」
しまじろうは空かさず挨拶をする。
「いやあ、君達のことはライオンポリスから聞いたよ。何でも、京都にある凄い屋敷で起こった事件を解決したんだってな・・・。」
セイが少し上目になりながら続けた。
「ライオンポリス曰く、「大きな事件」と言っていたが、そんな事件を解決するとは本当に偉いぞ~!」
セイはしまじろう達を讃え、嬉し顔になった。
「セイさん、有り難う!そう言われると、とりっぴい嬉しい!!」
とりっぴいは思わず照れ笑いをした。
「もう、とりっぴいったら・・・。」
其の様子にみみりんが口にした。すると、
「其れと、その羊っぽいお譲ちゃんは誰だい?」
セイはらむりんに気が付き、目を合わせた。
「私はらむりんと言います。少し前まで、ちゃれんじ島に住んでいたんですが、今は違う所に住んでいます。貴方は、しまじろう達の知り合いなんですか?」
「おう、そうだとも!縞野さんの所の君と、空野さんの所の君は、少し前、この店に御使いにも来た程だからな・・・。何でも、初めての御使いだったんだとか・・・。」
と、セイはしまじろうととりっぴいを指しながら言った。
「そうなんですね・・・。」
らむりんが言うと、
「ねえ、らむりんも帰る時に、お父さんとお母さんと一緒にセイさんのこの店に寄ってみなよ。何か得することがあるかもよ・・・。」
にゃっきいが誘った。すると、
「おうよ!こっちも寄って貰えると嬉しいわい!是非帰る時にも寄ってくれたまえ!」
セイも誘いかけてきた。
「分かりました!其れじゃあ、お父さんとお母さんにも誘ってみますね!」
「有り難うな!其れじゃあ、気を付けて帰れよ!」
と、セイ。
「はい、じゃあセイさん、僕達はこれで・・・。」
しまじろうがそう言うと、一行は八百屋の前から離れた。

其れから数分後、
しまじろう達は夕暮れの住宅街を歩き続けていた。その時である。
「お~い!にゃっきい!!」
少し離れた所から、誰かがにゃっきいを呼ぶ声がした。にゃっきいは呼ばれた方向に注目した。
「あ!お兄ちゃん!!其れとママと御祖母ちゃんも・・・。」
見ると、にいすけがねねの前で右手を振っていて、ねねの右横にはよりこが居た。にゃっきいは、家族の元に駆け寄った。同時にしまじろう達も駆け寄る。
「お兄ちゃん、こんな所で如何したの?」
にゃっきいはにいすけに問い掛けた。
「今日は、学校でクラスマッチがあったから、其れの帰りさ!」
「そうなんだ。お兄ちゃんのクラスは活躍できた?」
「勿論さ!僕達のクラスが優勝できたよ!」
にいすけは思わず笑いながらジャンプした。
「良かったね!お兄ちゃん!」
にゃっきいは微笑んだ。すると、
「所で、にゃっきい・・・、京都は楽しかったかい?」
よりこが微笑みながら尋ねてきた。
「うん、とっても楽しかった!あ、そうだ!皆に紹介したい子がいるんだ!」
と、にゃっきいはらむりんを指した。指されたらむりんは、今まで後ろの方に居たが、前に出てきた。
「あら?京都で知り合った子?」
ねねが疑問を浮かべた。
「違うわよ!じゃあ、らむりん・・・自己紹介して!」
と、にゃっきいはらむりんに囁くように促した。そしてらむりんは、
「私、らむりんと言います。にゃっきいとは京都に行く道中で知り合いました。元々は、しまじろう達の友達でした。今はフランスに住んでいます。」
と、自己紹介をした。
「フランス!フランスって外国だよね・・・。」
にいすけが驚いた表情で答えていた。そして、にゃっきいが続ける。
「でね、らむりん。私からも紹介するわ。私のママと御祖母ちゃん、其れとお兄ちゃんだよ!」
「にゃっきいのお兄さんのにいすけ君も、にゃっきい同様に、スポーツ万能なんだよね!」
しまじろうが付け足した。
「でも、お兄さんの方が上なんだよね~!」
とりっぴいが羽を上に差しながら陽気な調子で言った。
「もう、とりっぴいったら・・・私がお兄ちゃんに叶わなくて悔しい思いしているの分かっているでしょ・・・。」
と、にゃっきいは若干表情を引き攣らせていた。
「あ、御免にゃっきい・・・。」
「もう、とりっぴいったら、何時も一言多いのよ!」
みみりんは苦笑した。其の様子に一同は笑いを浮かべた。其の様子を見ながらにゃっきいが言った。
「其れで、これから何かするの?」
すると、ねねが答える。
「さっき、にいすけが言った通り、クラスマッチで優勝したって言うから、これからお祝いとして、食事にでも行こうかなって思っていたの!まさか、こんな所でにゃっきいと出くわすとは思わなかったわ・・・。」
「僕も、お母さんは今日も仕事で来れないかなって思っていたんだけど、途中から来てくれて嬉しかったよ!久々に皆で過ごせると思うと本当に嬉しい!!」
にいすけが思いを募らせた。そして、
「じゃあ、にゃっきいとも会えた訳だし、このまま食事に行くとするかね・・・。」
よりこが誘いかけた。
「う~ん・・・そうね。じゃあそうしよう!!其れじゃあ、しまじろう達、又明日ね!!」
「うん!又明日!!じゃあね!にゃっきい!!」
しまじろうがそう言うと、にゃっきいは家族の所へ行き、しまじろう達から離れた。そして、しまじろう達も再び歩き始めた。

「・・・久々に、にゃっきいが来る前の四人になったね。」
とりっぴいが言うと、
「そう言えばそうね。にゃっきいが来る前は、何時もこの四人で、色々と活躍してきたわね・・・。」
みみりんが若干上の空で答えていた。
「私もちゃれんじ島に居た時のこと、思い出してきた気がしたわ!何時もこうして四人で冒険したり、探検したりして、何度も苦難を乗り越えたりして来たよね・・・。」
らむりんも昔を思い出すように語った。
「うん!僕も偶にらむりんのことを思い出すんだよね・・・。にゃっきいと一緒に居る時もそうだけど・・・。」
すると、しまじろうは何かを思い出すように言った。
「らむりんがちゃれんじ島を離れて、にゃっきいが引っ越してきて、僕達の友達になったってことは、にゃっきいは第二のらむりんって言えるよね。でも、僕はにゃっきいのことは嫌いじゃないけど、久々にらむりんと歩いていると、本当に昔を・・・にゃっきいと知り合う前のことを思い出すよ・・・。」
「そうだよね・・・。とりっぴい、そう考えると、らむりんに久々に会えて良かったよ!」
とりっぴいは思わず飛び上がった。そして、其のまましまじろう達の上を羽ばたいていた。気が付くと、既に日は西から差し、空は茜色が濃くなっていた。
「何か、とりっぴいがそうして、みみりん達の上を飛んでいるのも久々に見た気がするわ・・・。」
みみりんが、頭上で羽ばたいているとりっぴいを見ながら言った。
「そう言えば思い出したけど、とりっぴい、マルオ達が吊り橋を落としたあの時もそうだったけど、もっと飛ぶようになって欲しいわ・・・。」
と、らむりん。
「そう言えば、何でとりっぴい飛べるのに、最近飛ばなかったんだろう・・・。」
とりっぴいは羽ばたかせながら疑問を浮かべた。
「でも、良いんじゃない!とりっぴいがもっと飛ぶようにするのはとりっぴい次第で・・・。」
しまじろうが笑顔を浮かべると、
「うん、そうかもね・・・。」
らむりんが笑顔で答えた。とりっぴいは羽ばたかせながら笑顔を浮かべていた。
そして四人は、すっかり夕暮れに染まった住宅街を進み続けるのであった。

エピローグ

翌日、五人はある場所に向かっていた。
「へ~。にゃっきい、あの後、タケルさんのお店で食べたんだね!」
らむりんがあの日、にゃっきいと別れた後の出来事を話していたにゃっきいに向けて言った。
「そうなんだよ。タケルさんも助けてくれて有り難うだって!」
にゃっきいが、タケルに言われたことを笑顔で伝えると、
「良いことするって気持ちが良いよね~!」
とりっぴいが、何時も以上に明るい笑顔で答えた。
「本当よね!」
みみりんも答える。歩きながら話している内に、五人は其の場所に辿り着いた。其処はふしぎ堂だった。
「あれ?私がちゃれんじ島に居た時と大分雰囲気が変わっているわね。」
らむりんにとっては、初めて見た新しくなったふしぎ堂に思わず疑問を浮かべた。
「そうなんだよ。らむりんがフランスに行ってから、ふしぎ堂も変わったみたいなんだよね!」
しまじろうが疑問に答えた。
「そうなんだ・・・。」
らむりんが呟くと、五人は一斉に正面にあるふしぎ堂の玄関前を向いた。
「ガオガオさん、こんにちは!!」
五人は威勢のいい挨拶をした。すると、程無くしてガオガオが出て来た。
「やあ、皆お揃いで!」
「ハ~イ、皆サン!!」
ガオガオの後ろにはリチャードの姿もあった。リチャードは笑顔で左手を振っていた。リチャードは続けた。
「イヤァ~・・・。コノ度ハ、マイフレンドノMr.タケルヲ助ケテ頂イテ、本当ニ感謝シテイマ~ス!」
リチャードは、しまじろう達に礼を述べた。
「リチャードさんも良かったですね!其れで、タケルさんとは何か連絡をとったりとかしたんですか?」
しまじろうが尋ねると、
「勿論、致シマシタヨ~!レストランモチャント、開イテイマシタ~。其レデ、昨日ノ御昼ハ、ガオガオサント、其処ヘランチニ行キマシタ~!!」
「全く、リチャードもすっかり何時もの調子に戻ってしまって・・・。この間の私の手伝いをしている時に、手が動いていなかったあの頃と比べると比べようが無いよ・・・。」
と、ガオガオは少し不満を漏らした。
「イヤ~、アノ時ハ本当ニ、ガオガオサンニ迷惑ヲ掛ケテシマッテ、申シ訳無カッタデ~ス。」
リチャードがガオガオに向けて浅めに頭を下げながら詫びると、ガオガオは一瞬だけリチャードに普段の顔を向けた。しかし、直ぐにしまじろう達の方に顔を向け、
「さあさあ、皆上がって!お茶でも用意するから。」
と、中に誘導した。
一行は、広間の丸い木のテーブルを囲みながら茶を飲んでいた。
「それにしてもらむりんちゃん、久し振りだね~!!」
ガオガオはマグカップの飲み物を一口飲みながら、らむりんに話し掛けた。
「はい、ガオガオさんも相変わらず元気そうで!」
らむりんは、マグカップを両手で抱えながら言った。
「どうかね?フランスでも元気にやっているかね?」
「はい!フランスに来た時は、フランス語もたどたどしくって意味が通じているか不安になりましたけど・・・」
そう言うと、らむりんは又得意げな表情を浮かべ、
「Maintenant, le français est également parfait.」
らむりんの突然のフランス語に、ガオガオとリチャードは思わず言葉を失った。しかし、しまじろう達は、一度経験したので特に気にしている様子ではなかった。
「あ!又らむりんフランス語話したね!」
とりっぴいは、笑みを浮かべながら言った。
「其れで、らむりん、今はどういう意味なの?」
みみりんが尋ねると、
「私モ、物凄ク気ニナリマシタ~。「ボンジュール」ハフランス語デ「コンニチハ」デスケド・・・。其レヨリ、貴方ハシマジロウ君達ノ、新シイガールフレンド何デスカ~?」
言葉を失っていたリチャードが、らむりんに疑問を浮かべると、
「あ、御免なさい。自己紹介が未だでしたね。私はらむりんと言います。しまじろう達とはちゃれんじ島に居た時の友達で、今はフランスに住んでいます。其れで、ガオガオさんも私の知り合いだったんですよ。」
「ヘ~・・・。ソウナンデスカ~・・・。ア、私ノ名前ハ、リチャードデス。ガオガオサンノ知リ会イデ、外国人デ~ス!」
「其れでらむりん、さっきのフランス語はどういう意味なの?」
にゃっきいが、みみりんの疑問を繰り返した。
「あ~!其れはね、「今は、フランス語も完璧です。」って言ったのよ!」
「そんな感じするよね!だって、僕はフランス語なんて分からないけど、言いたい言葉が直ぐに出てきているもんね!」
しまじろうはらむりんを見直した。
「いやあ、私もらむりんちゃんのフランス語には吃驚したよ!」
「Merci. Professeur Gaogao.(有り難う御座います。ガオガオさん。)」
らむりんは又、フランス語で浅く頭を下げながら礼をした。
「あ!今のは分かったよ!「有り難う」って言ったんでしょ?」
しまじろうは相槌を打ちながら、らむりんに向けて言うと、
「其の通り!ガオガオさんにお礼を言ったのよ!」
「そうなのか・・・。ハハハ!其れは如何致しまして!」
ガオガオは、思わず笑顔を浮かべた。すると、にゃっきいに顔を向けた。
「あ!そうだ!にゃっきいちゃんに聞きたいことがあるんだが・・・。」
「あの、ブンブンパックの改良版のことでしょ?」
にゃっきいは即答した。
「え、良く分かったな・・・。」
「勿論分かるわ!其れで、どうしたの?」
「いやあ、若しかしたら試してくれたかな~って思ってな・・・。どうだい、上手く動作したかい?」
「勿論しましたよ!しまじろう達も驚いていましたから!」
にゃっきいが答えると、
「そうか。これで、ジジ様にも霧が島のチキ達にも、一寸自慢できるぞ!」
ガオガオは思わず立ち上がり、自信を見せ付けていた。
「あの~・・・。ジジ様とかチキというのは、誰ですか?」
らむりんが疑問を浮かべた。
「あ!そっか!らむりんは未だ彼らを知らないんだった!じゃあ、僕が教えるよ。ジジ様って言うのは、ガオガオさんの発明の師匠で、亀の御爺さんなんだけど、今はホタル島って言う所に住んでいるんだよね。其れで、チキって言うのは、霧が島に住んでいる猿の女の子だよ。」
「其のチキには弟が居て、弟はロキって言うの。他にもババ様とか、あの時はなちゃんを霧が島に浚ったくもたろうとかくもじろうとか、色々と仲間が居るのよね。」
みみりんが思わず続けた。
「其の霧が島には、マザー・ウッドって言う大きな木があって、其処から採れるマザー・ウッドの実がとっても美味しいんだよね~!」
とりっぴいも続ける。
「ねえ、皆!そんなこと言ったって、らむりんには分かりづらいでしょ!」
霧が島の話をリレーしていた三人をにゃっきいが止めた。すると、
「へえ!そうなんだね!私も何時か、其の霧が島って所に行って、チキって言う子と、ガオガオさんの師匠の、ジジ様に会ってみたいな~。」
らむりんは思いを募らせた。
「そうだよね。じゃあ又らむりんが帰ってきたら、皆で行こうよ!はなちゃんも誘って、ガオガオさんの発明品の「きぼう号」で!!」
しまじろうがらむりんの思いに答えた。其の様子をガオガオが横目に見ながら、
「さあさあ、私の新たな発明でも見るかい?」
と、話題を移した。
「え?又、何か作ったんですか?」
しまじろうが質問をすると、
「勿論作ったよ!あの時、リチャードが考えごとばかりして捗らなかったこともあったが、丁度君達が来てくれたお陰で、早速披露しようかと思ってな!」
「是非、皆サンモ見テ行ッテ下サ~イ!!」
ガオガオとリチャードが誘い掛けた。すると、
「へえ、ガオガオさんって今は発明品とかも作っているんですね~。私が居た時は、良く怪しい冒険話とか話してくれましたけど・・・。う~ん、今考えると、本当にあれらの話は怪しい・・・。」
らむりんが疑問を浮かべた様で、目を半開きにした。
「そうなんだ・・・。らむりんが居た時と今とで、ガオガオさんは変わったんだね。」
すると、にゃっきいも疑問に思ったようだった。
「そうなんだよ。発明は最近始めたんだけどな・・・。あ、其れより早速披露しなくてはな!」
と、ガオガオは一行を奥の工場に誘導した。
ふしぎ堂を堪能した五人はその後、ちゃれんじ島の色んな所を巡り、其の度、らむりんに色々と紹介してた。らむりんはしまじろう達三人と、知り合ったにゃっきいとの一時を物凄く満喫しているようであった。
そして、そんな楽しい時間もあっと言う間に過ぎ去り、とうとうらむりんがフランスに帰る日になった。

ちゃれんじ空港の出発ゲートの所には、らむりんと牧場夫妻、そしてしまじろう達四人と、しまたろうとはなに、退院したばかりのさくらに桃山一家が居た。
「いやあ、私達が帰国する前までに退院出来てとても嬉しいです!」
と、まっせい。
「牧場さんも有り難う御座います。私も大したことが無くて本当に良かったです。」
さくらはすっかり元気を取り戻していた。襲われた時に負った傷も既に治り、さくらは普段通りの姿になっていた。
「縞野さん、くれぐれも体には気をつけてね・・・。」
「ゆめこさんもどうかお気をつけて・・・。」
牧場夫妻とさくらが話している中、らむりんは、
「私、久々にちゃれんじ島を冒険出来てとっても楽しかったわ!」
らむりんが笑顔で言うと、
「僕もだよ!旅行途中にらむりんと会えただけでも嬉しかったけど、其の後、ちゃれんじ島にも寄ってくれたから、もっと嬉しかったよ!」
しまじろうが言うと、
「みみりんもよ!らむりんとは、良く喧嘩もしたけど、考えてみればずっと仲良しで来ていたもんね。何か、らむりんがちゃれんじ島から引っ越すことになって、皆で港に見送ったあの日のことを思い出したわ!」
「とりっぴいも、らむりんと会えて良かった!又、何時かちゃれんじ島に来てよ!とりっぴい、何時でも待っているよ!」
と、みみりんととりっぴいは笑顔を交えながら言った。すると、にゃっきいがらむりんの目の前に出て来た。
「らむりん!私達、折角友達になったんだから、これからもずっと仲良くしようね!!そうだ!手紙書いてよ!手紙でやり取りしようよ!!」
にゃっきいが提案した。すると、
「其れ良いね!私もにゃっきいに手紙出すわ!私、絵を描くのが好きだから、絵手紙でも書こうかしらね・・・。」
「そう言えば、らむりんって絵を描くのが好きなんだよね!そうだ!今度みみりんにも、描いた絵を見せてよ!」
みみりんが思い出したように語った。
「其れとにゃっきいは、スポーツが万能なんだよね!らむりん、今度はにゃっきいにどうしたら足が速くなるのか教えてもらいなよ!ほら、運動が出来なくて悩んでいたことあるじゃん!あ、でも、水泳はにゃっきいでも“僕”でも勘弁だけど・・・。」
と、しまじろう。
「そうなんだ・・・。え?しまじろうって泳げなかったっけ?私が知っている限りじゃあ、泳げていた筈なのに・・・。」
らむりんが疑問を浮かべた。
「其れが、何故か駄目になっちゃったんだよ!其れで、とりっぴいの御祖母ちゃんとかガオガオさんに特訓してもらったことあったけど・・・。でも、僕やにゃっきい以外にも、たまさぶろう君も泳げないんだって!」
「へ~・・・。私の身の回りって、他にまるりんもそうだったけど、泳げない人多いね!じゃあ、泳ぎはきっこにでも頼もうかしらね!」
らむりんが答えると、一同は一斉に笑った。すると、
「あ!でもさ、足速くなるのを教えて貰うのは、お兄さんでも良いかも!」
とりっぴいが言っていると、後ろから呼ばれたにいすけが出てきて、
「え?僕のこと呼んだ?」
「いや、何でも無いんだよ。お兄ちゃん・・・。」
にゃっきいは苦笑しながらにいすけに答えた。
「へ~・・・。君は運動が苦手なのか・・・。分かった!じゃあ、僕とにゃっきいで教えてあげるよ!今度僕ん家お出でよ!」
と、にいすけは一連の流れを理解していたようだった。
「其れ良いね!らむりん、にゃっきいとにいすけ君に教えて貰いなよ!」
「う~ん、そうね。そうしようかしらね!」
らむりんは瞬時に判断した。そして、らむりんはしまじろう達の直ぐ横に居たはなに顔を合わせるため中腰になり、
「はなちゃん!又会おうね!」
「は~い、バイバ~イ!!」
「はなちゃんは私に会えて如何思った?」
「楽ちかった~!」
らむりんもはなも互いに笑顔を浮かべていた。
「良かったね、はなちゃん!」
しまじろうが笑顔ではなに振り向いた。すると、
「お~い、らむりん!そろそろ搭乗手続きが始まるから行くぞ~!!」
出発ゲートの入り口の所で、縞野夫妻とねねとよりこと話していたまっせいがらむりんを呼んだ。
「あ、お父さん!今行く~!!」
らむりんはまっせいに向かい、駆け出した。同時に、しまじろう達も駆け寄った。
そして、出発ゲートの前で、まっせいが口を開いた。
「其れでは皆さん、私達はこれで失礼致します!」
「どうか、皆さん、お体にはお気をつけて・・・。」
ゆめこが続けた。
「牧場さんも、どうぞお気を付けてお帰り下さい。」
よりこが返答した。
「本当にこの度は、家のにゃっきいと仲良くして頂きまして、本当に有り難う御座いました!」
ねねは、娘の礼をした。すると、にゃっきいが口を開いた。
「ママも今日は偶々休みで、らむりんの見送り出来て良かったでしょ?」
「ええ。にゃっきいもあんな良いお友達が出来て、良かったわね。」
すると、らむりんが口を開いた。
「へえ、にゃっきいのお母さんって、結構忙しいんだね!」
「そうよ。其れに、私のパパは別の島で働いているから、普段はお兄ちゃんと御祖母ちゃんの三人ってことが多いのよ。偶の休みには私やお兄ちゃんに構ってばかりだけど・・・。」
にゃっきいは思わず横目で嫌々しい表情でねねを見た。ねねは特に何も思わず口にした。
「良いじゃないの!あ、牧場さんは普段はどういうお仕事をなさっているんですか?」
と、牧場夫妻に視線を移し質問した。
「私は画家として活躍していますよ。良く、パリのルーブル美術館で個展を開いて欲しいって言うオファーが来る位ですから・・・。」
「私は、普段は主婦なんですけど、偶にピアノリサイタルに出演して、ピアニストとしても活躍しています。」
まっせいとゆめこは、其々職業について語った。
「そうなんですね。二人共、芸術家として凄いですね。私なんか、出版社に勤務していて、偶に夜遅くまで残業する程忙しい日々ですから・・・。」
ねねも自分の仕事について語った。
「そうでしたか。あ、じゃあらむりん。そろそろ行こうか!」
と、まっせいはらむりんに誘い掛けた。
「そうだね。其れじゃあ色々と有り難う!しまじろう、とりっぴい、みみりん、其れに私の新しい友達のにゃっきいも!其れと、はなちゃんとにゃっきいのお兄さんのにいすけ君も・・・。又何時か、会おうね!!」
そう言うと、らむりんは一旦口を瞑らせた。そして、
「Je, je l'espère aussi que vous rencontrez tous!(私、又皆に会いたいわ!)」
と、フランス語を披露した。だがしまじろうは言葉の感じから意味が分かったようで、
「僕も会いたいよ!らむりん!!」
「みみりんも!」
「とりっぴいも!」
「私も!!」
「はなたんも!」
一行は一斉に続けた。すると、
「凄い!私の言った言葉が分かるなんて!しまじろう、フランス語でも習ったら?」
と、らむりんが驚き顔で誘いかけると、
「え~・・・。僕、偶にリチャードさんが言う英語だってそんなに分からないのに・・・。」
「Il semble Shimajiro.(しまじろうらしいわね。)」
と、らむりんは微笑んだ。そんなやり取りをしている間に、搭乗手続きが始まったようで、他の客はどんどん出発ゲートに入って行った。まっせいは其の様子を見ながら、
「良し!らむりん、行くかね!!」
「行きましょう!らむりん!」
ゆめこも答えた。
「其れじゃあ皆~、Au revoir!(又ね~!)」
らむりんは手を振りながら、牧場夫妻と共に出発ゲートへと歩き始めた。他の一同も手を振り返す。
「うん!らむりん、さようなら~!!又会おうね~!!」
しまじろうが言うと、他の一同も、
「さようなら~!!」
と、続けた。しまじろう達は、らむりん達が出発ゲートの陰に見えなくなるまで、手を振り続けた。
その後、らむりんを乗せた飛行機は無事に空港を離陸した。らむりんは窓から夕日に染まったちゃれんじ島を眺めながら呟いた。
「皆、あの時の私からの約束だった「これからもみんなと仲良くする。」って言うのを守ってくれたみたいね!本当に嬉しいわ・・・。」
そして、
「En outre, il ira à jour Challenge Île!(又何時か、ちゃれんじ島に行くわね!)」
らむりんはそう言い、再びフランスの少女へと戻ったのであった。

しまじろう達はその後、各々の帰路についた。既に日は西の空に沈みかけ、空は青々しくなり始めていた。間もなく夜になろうとしていた。
そんな中、とりっぴいも同じ様に帰路についていた。とりっぴいは途中で歩き疲れ、飛んで家路を急いだ。
「らむりん・・・、又会えるよね・・・。」
夕暮れの住宅街の真上を飛びながら呟いた。そして只管飛んでいる内に家に到着した。家に辿り着くと、玄関前に着地した。
「ただ今~!!」
とりっぴいは笑顔で家中に響くような声を出し、玄関のドアを開けた。すると、
「か、母ちゃん・・・。」
とりっぴいから笑顔が消え、顔が一気に青ざめた。とりっぴいが恐る恐る見上げると、母親のかなえが仁王立ちをしながら睨み付けていた。其の表情のままかなえは口を開いた。
「とりっぴい!これは一体何なの?」
と、かなえは一枚の紙を見せ付けた。とりっぴいが其の紙を見ると、何やら請求書のようだった。
「えっと、請求書・・・。ん?これ、とりっぴいって書いてある!!」
とりっぴいは紙に印刷された自分の名前を見ながら言った。すると、かなえが口を開く。
「そうよ!あんた宛に届いていたのよ!この金額はどういうこと!!?」
かなえは怒り交じりのままとりっぴいに尋ねた。とりっぴいは請求額の箇所を確かめる。
「え~っと・・・。えええええ!!!!!」
とりっぴいは思わず目を丸くした。見ると、信じられない程、高額な金額が書かれていた。
「とりっぴい!こんなにお金を使った記憶が無いよ!!」
とりっぴいは悪徳業者からの架空請求かと思い、かなえに言うと、
「そんな訳無いでしょ!!とりっぴい、ちゃれんじ園の皆で京都に行った時に、帰りに大阪に寄って、御昼御飯に蛸焼きを食べたって言っていたでしょ!!これは、其のお店からの請求書よ!!封筒にもそう書いてあるわ!とりっぴい、幾ら蛸焼きが大好きだからって、限度って言う物があるでしょ!!」
かなえは、奥の机の上にある請求書が入っていた封筒を顔で指した。
「確かに、とりっぴい達は其処のお店で蛸焼きを食べたけど、あの時はしか子先生の叔父さんから、代金がタダになる「蛸焼き食べ放題スーパープレミアムカード」って言う物を貰って、其れを使ったんだよ!嘘だと思うなら、しか子先生に確認とったって良いんだよ!!」
とりっぴいは、キッパリと断言した。

其の頃、ちゃれんじ園では、いぬ子としか子、くう子の三人が残業をしていた。
「・・・もう、確かに叔母さんを救いたいって言う気持ちは分かるけど、犯人がどんな人か分からないのに、首を突っ込んじゃいけないでしょ!」
しか子は、職員室でカズミが連れ去られた時のことを二人の教員に話し、其のことに関して、じゃんぷ組の担任のくう子から怒られていた。
「はい・・・以後気をつけます・・・。」
しか子は、自分の椅子に座りながら、深々とくう子に頭を下げた。
「本当に無茶は駄目ですよ・・・。」
くう子は少し呆れ気味だった。そして、くう子は残業を終え、自分の椅子から立ち上がった。
「其れじゃあ、私はこれで帰ります。」
「私もこの辺で失礼致します。」
と、ほっぷ組の担任のいぬ子も残業を終え、椅子から立ち上がった。
「あ、分かりました。」
しか子が返事をすると、いぬ子とくう子は職員室から退出し、しか子が見える位置から、
「其れではお先失礼致します。」
と、いぬ子が言い、
「では、失礼します。」
くう子が続けた。
「はい、お疲れ様です。」
しか子が二人を労った。二人が立ち去ると、一人残ったしか子は再び残業を始めようとした。
と、その時である。しか子のスマホが鳴った。しか子はポケットからスマホを取り出した。
「はい、しかのですが・・・、」
『あ、もしもし、カズオだけど・・・。』
「あ、カズオ叔父さん!どうしたの?私は今残業中で、今は特に大丈夫そうだけど、なるべく手短にして・・・。」
『あ、分かった。じゃあ話すぞ!あのな、この間教え子の皆で家内の誕生日パーティーをした時のことなんだけど、あの時さ、食べ放題カードをあげただろ?あれのことなんだ!』
「うん、あれは私の教え子の皆で帰る時に、あの時話していたように、大阪の蛸焼き屋で使ったわよ・・・。」
『え~!!やっぱり使っちゃったのかい!!?そしたらもう手遅れかも・・・。』
電話の向こうでは、カズオがテンパる様子が伺えた。
「どういうことなの?叔父さん・・・。」
『実はな、物凄く言いづらいことなんだけど、あの食べ放題カードはな、私専用のカードだったんだよ!だから、私自身が使えば特に問題が無かったんだが、私以外の人が使うと、不正利用ってことで恐ろしいことが起こってしまうのだよ・・・。』
「何?その、恐ろしいことって・・・。」
しか子は顔を強張らせていた。カズオも、電話口の向こうで一旦間を置いた。
『・・・罰金として、食事代の100倍以上の増代金を支払うことになってしまうんだよ・・・。私も迂闊だった・・・。皆を送り出して、3日位してから気が付いたんだが、伝えようか伝えないかで迷っていたら今日になってしまったんだよ。本当にすまなかった・・・。』
と、カズオは電話口の向こうで詫びていた。
「そう言えば、お会計の時に、とり・・・いや、教え子の鸚鵡の子が、あのカードを店員さんに出した時、何か書かされていた気がするわ・・・。」
しか子は腰を抜かしそうになった。
『恐らく、其の子は名前や住所、連絡先を書かされていたんだろう。だが、残念ながらこうなってしまったら、其の子の家庭は支払うしかないな。その鸚鵡の子にも言っておいてくれ!支払わなければ、請求書を送り続ける所か最悪、レストランの人や発行者の社員が家に取り立てに来る可能性もあるだろうな。仮に引っ越したとしても、其処の社員は不正利用には厳しいから、あらゆる手段で追い続けるだろう。多分逃げることは難しいだろうね・・・。』
しか子は何も言えなかった。そんな状態で、思わず椅子から立ち上がると、全身が身震いをしていた。
『だから、諦めて支払って貰うしかないだろう。ま、又何かあったら電話してくれ!それじゃあしか子さん、仕事中にすまなかったな。それじゃあ又。』
と、カズオは電話を切った。しか子は氷のように固まり、口は開いたままになっていた。スマホからは虚しい発信音が流れ、其の音が耳に入ると、手をゆっくり下ろした。
「とりっぴい君・・・明日、どんな顔をしてくるんだろう・・・?」
しか子は顔を足元に向けた。其れ以上のことは考えたく無かった。ちゃれんじ園の職員室にも虚しい空気が流れていた。そんな中、しか子は誰もいない職員室に立ち続けていた。
そして、しか子からの連絡を受けた空野家では、一家全員が机を囲みながら、リビングの机上に置かれた請求書を眺めていた。其処には絶望の空気が流れていた。
「もう、本当にこんな高額のお金、如何したら良いんだい?」
とりっぴいの祖母のみちよが請求書の請求額の所を見ながら弱音を吐いた。
「まさか相手の勘違いとは言え、他人のタダ券を使ってしまっただけで、こんなことになるとは・・・。」
かなえも弱音を吐いていた。先程、とりっぴいを叱っていたとは思えない困り顔だった。
「とりっぴい、如何すればいいの?」
とりっぴいが疑問を投げかけた。それを受け取ったのは父親のとりごろうだった。
「てやんでえ!この家の家具やら電化製品や、おめえ達の玩具なんかも手当たり次第売り払って、金を作るしかねえだろ!父ちゃんの月々の稼ぎだけでも、未だ足りねえからな!」
「え~っ!そんなのとと、嫌!!」
「りりも嫌!!」
「ぴぴも!!」
三つ子の弟・妹のとと・りり・ぴぴも真っ向から拒否した。とりごろうが続けた。
「しょうがねえだろ!其れしか、金を作れねえんだからな!其れでも足りねえんだったら・・・、この家も売り払って、何処かの安アパートに・・・」
「安アパートって私が嫌よ!!エレキやボーカルが騒音の問題で出来なくなるじゃろ!!」
みちよが声を張りながら拒否をした。とりごろうが声を張り返しながら答える。
「其れは諦めな!其れに、場合に寄っちゃ、祖母さんのバンドの活動費も払えんくなっからよ!バンドも活動休止して貰うしかねえな!!ま、其処は上手い所仲間に詫びときな!」
「そ、そんな・・・。」
みちよは言葉を失い、その場にしゃがみ込んだ。其の弾みで、していたサングラスが床に落ちた。其の様子を見たとりごろうはとりっぴいに怒りの目を向け、
「てやんでえ!!そもそも、とりっぴいがいけねえんだろ!!カード使うめえに、何で叔父さんに、本当に使えっかの確認を取らなかったんでえ?」
すると、とと・りり・ぴぴも、とりっぴいに怒りの矛先を向け、
「そうだ!兄ちゃんがいけないんだ!!」
「りりの大切な玩具が全部無くなっちゃうなんて・・・。」
「酷いよ!責任とってよ!」
と、目にうっすら涙を浮かべながらとりっぴいに詰め寄り、再び口々にした。
「そんなこと言ったって・・・。」
とりっぴいは何も言えず、抗議デモをしているかのように飛び付いている弟達を見つめることしか出来なかった。其の様子を見ながら、かなえがピシャリと言った。
「其れと、明日から食事は毎日毎食お茶漬けだけにするわ!」
「え~っ、母ちゃん、明日の晩御飯は蛸パやるって・・・。」
とりっぴいが尋ねると、かなえは再び何時もの怒り顔に戻り、
「未だ材料を買っていないわ!悪いけど、其の予定も無しってことで!!」
「えええええ!!!!!そんな~~!!!!!」
とりっぴいの悲痛の叫びは、夜風に乗って、ちゃれんじ島の彼方に響き渡って行った。

               ―THE・END―

キャストコメント(脳内で、「ハッピージャムジャム」をお流し下さいw)

しまじろう「やあ、皆!僕達の京都への旅行のお話はどうだった?途中でらむりんやドット、からくさ、ペイズリー、マルオ、サンカク、シカクに加えて、メエメエ博士やカーバー博士に会えてとても楽しかった~!其れに、らむりんは久々にちゃれんじ島に来てくれたからもっと楽しかったよ!でも、其の傍ら、僕のお母さんとはなちゃんが、しか子先生の叔母さんに襲われたり、もう一人の叔母さんは、自分の我侭で、まるりんのお父さんやお母さんを含めた料理人さん達を苦しめていたって言う所が、とても悲しかった・・・。でも、皆が居てくれたお陰で、僕、最後まで頑張れたよ!本当にどうも有り難う!!」
みみりん「こんにちは!みみりんです!しか子先生の叔母さんの誕生日パーティーに、みみりん達が誘われたのはとても嬉しかったけど、らむりんに再会出来たのはもっと嬉しかった!久々に、らむりんと遊んだことを思い出しちゃったわ!其れに、ドット達もマルオ達も元気そうだったし~。今度、らむりんに会えたら、みみりんは何して遊ぼうかな~?又、会えるのが楽しみだわ~!らむりん!又会えたら遊ぼうね!」
とりっぴい「やあ!とりっぴいだよ!とりっぴいは~・・・、やっぱりらむりんに会えたことが一番嬉しかったかな・・・。にゃっきいと友達になって、結構経ったけど、とりっぴいはらむりんのことはずっと覚えていたよ!でも、最後にしか子先生の叔父さんから貰ったタダ券で、蛸焼き食べ放題していたら、まさかあんなことになるとは・・・。でも、ドット達やマルオ達にも会えたことだし~、パーティーの料理も美味しかったから、とりっぴい、其れなりに楽しめたって感じかな!」
にゃっきい「皆~!にゃっきいだよ!私は、らむりんのことは全く知らなかったから、空港で会った時は、「あの羊の子は誰だろう・・・?」って目で見ていたの!でもしまじろう達の昔の友達だったってことを知ると、直ぐにらむりんと仲良くなれちゃったわ!其れに、ドット、からくさ、ペイズリーにマルオ、サンカク、シカク、メエメエ博士、カーバー博士も初めて会ったけど、しまじろうも私の知らない友達が結構居るんだね~。私は今度らむりんに会ったら、何をしようかな~?」
らむりん「Salut à tous Mon nom est Ramurin!(こんにちは。私、らむりんよ!)久々に、フランスから一時帰国したけど、しまじろう達、相変わらず元気そうで良かった~!其れに、にゃっきいとも知り合っちゃったし!他にも、メイ御婆さんにセイさん、リチャードさんって言うしまじろう達の知人とも新たに知り合えたし・・・。其れに、パーティーはアクシデントは逢ったけど、とっても楽しかった!フランスに戻ったら、向こうの友達にも自慢出来るかもね!其れと、又ちゃれんじ島に行ったら、にゃっきいと又遊びたいわ~!」

しまじろう「と言うことで、このお話はこれでお終い!皆はどんな感想を持ったかな~?」
みみりん「是非、皆の意見も聞かせてね!」
とりっぴい「とりっぴいは、かなり楽しい旅行だった!」
にゃっきい「らむりんと仲良くなれてとっても良かったわ!」
らむりん「私は、にゃっきいと仲良くなれたからとっても楽しめた!!」
しまじろう「是非聞かせてね!それじゃあ皆~!」

一同「まったね~!!!!!」
らむりん「Au revoir!(又ね!)」


ぽん太郎「所で、僕の出番は無かったのだ!僕は何時出れるんですか?」
ひつじい「そう言えば、私も今回は出なかったな・・・。」
ぽんざえもん「オッホン!今度は是非、わしにも出番を!!」
トミー「僕も是非、出てしまじろう達のFaceを見て見たいもんだぜ~!」
ジャン「次作は、俺達も登場できるかな~?な、ケン・・・。」
ケン「そうだね・・・。是非出たいね・・・。ジャン兄ちゃん!」
のの「あの~・・・私も・・・其の・・・是非、出たい・・・。」
たま子「そう言えば、私の出番も無かったわね・・・。」
しま吉「そう言えば、わしらは結局出れなかったのう・・・。」
すみれ「確かに其の通りね。」
草太「みみりん以外の親は出てきたのに、どうして、出してくれなかったんだ~!!」(嫌いだから。 byうp主)
れんげ「貴方、そんなこと思っていると、出してくれないわよ!」
ライオンポリス「タケルさんを助け出す時、私にも出番があったろ~!!」
まどか「たまさぶろうちゃんは出ていたのに、どうして私は出れなかったのかしら・・・。」
サイ監督「今度は、ドラマロケをする話で出たいもんだね~!」
園長「私も是非、でばん(序盤)から、出番を作ってくれたまえ!プップッ・・・あれ?どうしたの?皆冷めちゃって・・・。」

マー君「僕は・・・そもそも覚えてる??」

しまじろう「と言うように、次の作品で出して欲しいというリクエストがあったら、是非、コメントでお寄せ下さい!次は若しかしたら、ぽん太郎君とトミー辺りが活躍するかもしれません!!」


ジジ「所でわしは・・・?」
チキ「映画キャラの私達はあんまり期待しないほうが良いかも・・・。」
ロキ「え~!!姉ちゃん!僕は出たいよ~!!」
つむりん・のろりん「あの~?僕らは・・・。」
ラットマン「宜しければ自分も・・・。」
アルマジロ大王「わしも、次の話で是非、つむりんとのろりんを・・・。」
ババ「あんたらは、アニメの中のアニメキャラじゃから、もっと論外じゃよ!!」
一同「え~~!!!!!」


しまじろう「(苦笑)・・・と言うことで、お待ちしています!!」


其れでは最後に、今週のしまじろう・・・と行きたい所だが、今回は、今週のBS11のしまじろうについて述べていくとする。
と言うのも、自分はTXN8月29日分を見逃したからである。そして、今週のBS11が其れの放映だったので、其方から述べることとする。(この記事を書いている時点で、未放映なのは、IAT(岩手)BSN(新潟)UTY(山梨)TSB(長野)SBS(静岡)ncc(長崎)KAB(熊本)のみとなる。)

この時の話は、たまさぶろうが夏休み中にロケハンをしていて、休みが取れなかったと言う話であった。其れで、仮想で夏休みを満喫させて欲しいと頼んだと言う展開から始まった。
その際、偶々豆腐屋のバイト(今時の子どもに、豆腐配達なんて、昭和(恐らく1970年代的な・・・)チックな、表現が伝わるんだろうか?)をしていたリチャードが、其の悩みを話した時である。
その際、リチャードは海外に行った雰囲気を伝えようとした。其の海外とは、

何と、パリだった。

あれ?パリと言えば・・・、

では、しまじろう達に質問しよう!(にゃっきいは分からなくても構わないよ!)パリと言えばフランスの首都。フランスと言えば、お前のよく知っている人物が、其処に居る筈だよね・・・?さて、誰かな・・・?(悪いけど、忘れたとは言わせない。)


そう、らむりんが引っ越した場所なのである。らむりんは3年前のヘソカの最終話でフランスに渡った。それ以降、彼女とは音沙汰が無い訳である。だが、エッフェル塔が登場したシーンで、せめてらむりんを入れるべきだと思った。其れに、リチャードが其の話を出した時に、

「あれ?パリって、今らむりんが居る所だよね・・・。」

と言う台詞があってもいいと感じた。(唯、にゃっきいに「誰?」って顔はされただろうが・・・。)
本当に、らむりんを居なかったことにするのは止めて欲しい。其れが、しまじろうファンの思いである。
でも、この思いが番組関係者に届いているんだろうか・・・?てか、何方か御覧になっていないものか・・・。

さて、其れではここからが今週のしまじろうについてとなる。(BS11で視ていると言う方は、10月5日の放送になる。)

今週は「敬老の日」をテーマとした話(話中では「高齢者に感謝する日」という表現だったが、そもそもあの時期の子どもでも「敬老の日」の意味は分かると思うが・・・)で、近所に住む独居のメイが主役の話であった。メイは、恐らく今まで一度も主役になったことが無かったと思うので、メイにしてみれば活躍できたのでは?と感じる話であった。
其のメイには、前回も少し触れたが、生き別れの息子が居ると言うのである。唯、原因までは明かされなかったが、親子で衝突を起こし、家出をしたっきりと言う、寂しささえ覚える展開であった。後は、とりっぴいの祖母・みちよの友人であること位だろうか。(園芸大会の時に、メイが飛び入りしていたこともあるから・・・。(因みに本編でも語られていた。))

そんなメイが、郵便物をチェックしている時に、みみとりにゃきの御三方が「ポストに手紙を入れようとして、取り落とした。」と思い込んだ時にしまじろうが、「僕のお父さんは絶対そんなことをしない!!」と頑なに郵便局員であるしまたろうを庇っていたが、その際自分はこう思った。

「いつ、お前の親父がメイの家に郵便配達をしたと(御三方が)言った?」

これは、自分以外にも視ていた方の殆んどは思っただろう。これはしまじろうの早合点に過ぎないのである。
そもそも、郵便物を配達する配達員は毎日違うのである。しまたろうが一人で島中の郵便物を配達していたり、その日はしまたろうがメイの家に配達をしていたことが分かっているのなら、其れは分かるかも知れない。だが、あの後しまたろうが「お父さん以外の配達員だってそんなことをしない。」と言っていた様に、他にも配達員は居る訳だし、其の日はしまたろうが配達をしていた根拠が何処にも無いのである。
だから、その様に見れば、しまたろうがやらなかったにしても、何故、他の配達員に視野を広げなかったのが謎であった。

そして、気になるメイの息子は登場したのかと言うと、結局登場しなかった。
だが、何時かはベールを脱いでくれる日が来るのかも知れない。

因みに、冒頭で敬老の日のことを語っていた時、未だに祖父母がアニメ未登場のみみりんも同じ様に祖父母を敬ったと語っていた。みみりんは今のメインの4人の仲で唯一の一人っ子で且つ祖母が登場したことが無い(祖父は今で言えばしまじろうのみになる。アニメ化当初はとりっぴいも祖父が出ていた。)のだ。果たして、みみりんにも祖父母が出てくる日はあるのだろうか・・・?

其れともう一つ。メインキャラの服装についてである。服装は予告でもあった通り、既に冬服を着ていた。しかし、サブタイは未だに夏仕様になっていた。しかも、次回もである。これに関して言うと、YouTubeで、1年目の物がうpされているが、其の時もやはり夏仕様のままだった。と言うことは、今回は1年目の再現のつもりで、今でもサブタイの背景を変えないのだろうか?
真実は如何に・・・?

そして、次回であるが、何ときりんた主演会である。この間の「しかこせんせいに あいたい」を視た時、かんた・けんと・もんたが出ていたんだから、きりんたも登場して欲しかったと言っていたことを覚えているであろうか?其の願いが、形こそは変わったが、まあ叶ったと言うことになるだろう。其れに、今まで空気扱いだったちゃれんじ園の他の仲間が大活躍できて、彼らはとても満足なのではないだろうか?
因みに、きりんた主演会は「きりんたの ヒーロー」以来である。自分はこの話の展開は知らないが、次回はライオンポリスときりんたにどの様な展開が視れるのかが楽しみである。
是非、視れれば視たいと思う。(出来れば、たまさぶろうは出さんといてくれ!!)


P.S.
レギュラーキャラの紹介ページに、他の服装の描写があるキャラに関しては、それも新たに載せました。
こちらからどうぞ。

ちゃれんじ園 オフ ~グルメ屋敷の恐るべき謎~ 第12章

このシリーズの終わりも間もなくである。

其れでは、今回は12章をうpして行こう。

            前回までの粗筋
しか子の叔母であるカズミと言う人物から誕生日パーティーの招待状を貰ったしまじろうの担任のしか子。一行は、ちゃれんじ島から遥々、パーティーが行われる京都までやって来た。其処には、フランスに引っ越したらむりんや、ドカペ三兄弟の姿もあった。久々の再会に喜ぶしまじろう達。だが、パーティーの最中、カズミが何者かによって浚われてしまう。犯人側であったドカペとマサシは、カズミを苦しめた料理人のために浚ったことを自供した。そして、カズミも其のことを暴露した。だが、悪意を認めようとしないカズミに、しか子が鞭を打った。果たして、しか子の懸命な説得を受け入れ、悪事を認めるのか?そして、さくらとはなの運命は?

其れでは、第12章を始めよう。
         第12章 パーティーをやり直そう!
『その結果はだな・・・お母さんもはなちゃんも無事だったよ。唯、はなちゃんはそのまま帰っても大丈夫だってことになったんだが、お母さんは暫らく入院することになるって、かばやま先生・・・いや、かんた君のお父さんが言っていたよ。』
「そうなんだ・・・。有り難うお父さん・・・。」
『其れで、さっきしか子先生に飛行機が着く時間とかを聞いたから、その時間に合わせてお父さん、空港にはなちゃんと迎えに行くから。そしたら、お母さんのお見舞いに行こうな!』
しまじろうは若干ホッとした。気がつくと、完全に泣き止んでいた。
『其れじゃあ、パーティーの方、楽しんで!それじゃあ、悪いね!寝ているような時間に、二度も掛けちゃって・・・お休み!しまじろう。』
「うん、お休み。お父さん・・・。」
そう言い残すと、しまじろうは電話を切り、しか子にスマホを返した。
すると、今まで黙っていたカズミが、先程とは打って変わり、落ち着いた口調で言った。其の顔には涙が流れていた。
「しか子さん・・・御免なさいね・・・。其れに坊や達も・・・。私が悪かったわ。負けを認めるよ・・・。」
「反省しているってことだな!其れに、お前がした悪事も認めるってことだな!」
ドットも口を開く。
「ええそうよ!反省しているし、シェフ達を監禁したことも認めるわ!本当に、御免なさい・・・。シェフ達は返してあげるから許して頂戴!」
カズミは其の場にいる全員に訴えた。さっきまで大泣きしていたしまじろうも、涙目になっていたとりっぴい達も一斉に頷いた。
「何だか良く分からないけど、反省しているみたいだね・・・。」
と、とりっぴい。
「そうね。泣きながら反省しているみたいだし・・・。」
にゃっきいが続けた。そして、らむりんは顔をしか子に向けて、
「先生のお陰ですね!上手く説得してる姿に感動しましたよ!」
そう言うと、笑顔を浮かべた。だが、しか子はこちらには振り向かず、カズミに顔を合わせたままであった。
「お、叔母さん・・・。」
しか子はそう言うと、感激の嬉し涙を流していた。
「しか子さん・・・。」
カズミが言葉を返した。そして二人は、其のまま抱き合った。全員は其の姿を黙って見つめていた。そして、数秒程其のままの状態が続いた。
そして、すっかり何時もの調子に戻ったしまじろうが口を開く。
「さあ、皆!戻ろうよ!そして、料理人さん達を助けよう!!」
先程大鳴きしていたのが嘘かのように、全員に問い掛けた。
「うん!」
全員は一斉に頷いた。すると、ペイズリーが言った。
「おい、兄ちゃん達!どうする?もっと夫人を取っちめなくても大丈夫?」
「大丈夫だろ・・・。あの様子じゃあ、大分反省しているみたいだからな・・・。」
ドットは抱き合う二人を見ながら答えた。
「僕達が十分調教してあげたからな・・・。其れに罰も受けさせてあげたんだからな。」
と、からくさ。
「そうよね。本当にそう思うと可哀想になってきたわ・・・。」
らむりんが思いを口にした。
「私もそう思うわ!」
と、にゃっきい。すると、今までカズミと抱き合っていたしか子が、しまじろう達に顔をあわせ、
「さ、皆!それじゃあ、皆で戻りましょう!」
「はーい!」
しまじろう達は一斉に返事をした。

こうして、一行は先程の駐車場に動き始めた。廃寺の近くにあった吊り橋は落ちてしまったが、別の場所にあった橋をドット達が見つけてあったお陰で、先程の駐車場に戻ってくることが出来た。
「いやあ、本当にこの度はすみませんでしたわ。まさか、マルオ君達からそんな計画をされていただなんて知りもしなくて・・・。」
RX-8の運転席のドアの前で、先程まで車内で爆睡していたカーバーが、しまじろう達に向けて詫びた。
「じゃあ、カーバー博士もドット達がメエメエ博士に頼んだように、マルオ達から頼まれたんですか?」
しまじろうが質問をした。
「其の通りだわ!「ネットで知り合った三兄弟と一緒に、豪邸の夫人を浚う計画をするから、監禁場所へ運転して行って欲しい」って、連絡を貰ってね・・・。」
そう言うと、カーバーはメエメエと同じ自供を始めた。
「へえ、そうだったんだ!メエメエ博士と同じだ!」
自供が終わると、とりっぴいが真っ先に口を開いた。
「でも、改心させたということは私も認めてあげるわ!浚って、命に関わるようなことをしなくて本当に良かったわ・・・。」
カーバーが言った。
「でも、みみりん達は、カーバー博士にも久々に会えて嬉しかったです。」
そう言うと、みみりんはカーバーとジェッタの運転席のドアの所で立っていたメエメエを見渡した。メエメエは唯、ボーっと立ち尽くしているだけだった。
「そうかそうか。所で、さっきから私も気になっているんだが、其のピンクの猫は誰かしら?」
と、カーバーはにゃっきいを指差しながら言った。すると、
「私の名前はにゃっきいです。ちゃれんじ島に引っ越してきて、しまじろう達と友達になりました。」
と、自己紹介をした。
「そうだったのね。いやあ、私も偶にはちゃれんじ島のふしぎ堂に行って、ガオガオさんに会いたいものだわ~!」
「じゃあ、是非、ちゃれんじ島にも、そして、ふしぎ堂にも遊びに来て下さい!ガオガオさんも待っていますよ!」
「私も帰国前にちゃれんじ島に寄るつもりですので・・・。」
しまじろうとらむりんが口々に言うと、
「ああ!其の内行くわ!其れじゃあ、マルオ君達、行こうかしらね!」
と、カーバーは目の前に居たマサシを指しながら言った。そう言うと、カーバーはRX-8の運転席のドアと後部ドアを開けた。同時にマサシが車に寄る。
そして、カーバーはマサシを乗せるとRX-8のエンジンを掛けた。そして、運転席の窓を開けながら、
「其れでは私は、マルオ君達と、済ませなければならない用事が沢山ありますので・・・これにて失礼致します。」
カーバーが言うと、マサシも運転席の方に身を乗り出し、
「其れじゃあ、しまじろう、みみりん、とりっぴい、らむりん、そして新しい友達のにゃっきい!其れと、しか子先生ときりんた!又何処かで会おうな!」
「僕達も其の内、君達の所に遊びに行くからね!」
「おいら達もしまじろう達に会えて楽しかったよ!唯、色々と御免な。其れに、ドット達も有り難う!」
と、口々にしまじろう達に向け、シカクはドカペにも向かって言った。
「ああ!だが、今度はこんなことしないで、もっとまともなことをしような!」
ドットが答えた。
「折角、君達と会えたんだから、又何処かへ遊びに行こうね!」
からくさが続ける。
「其れと、メールでもやり取りを続けようぜ!」
そして、ペイズリーが続けた。
「僕も楽しかったよ!でも、今度は純粋に皆で仲良く遊ぼうね!」
しまじろうが言った。
「私も何時か貴方達と遊びたいわ!未だ貴方達のことは良く分からないし・・・。今度会ったら思い出話とか聞かせてね!」
にゃっきいは、すっかりマサシとも友達になったようだった。
「ああ!そうだな!」
マルオが言うと、
「其れでは、失礼致しますわ。どうか皆さんお元気で・・・。あ、其れとガオガオさんにも宜しくお伝え下さいね。」
カーバーがそう言うと、頭から入れてあったRX-8を適した位置までバックさせると、其のまま駐車場の出入り口の所まで前進し始めた。
「しまじろう達~!其れとドット達も元気でな~!!!」
運転席の窓に向かって、マルオが手を振りながら叫んだ。
「うん!さようなら~!!マルオ達~!!」
しまじろうが手を振りながら言うと、
「お前らも元気でな~!!」
ドットも続けた。すると、一同は一斉に、
「さようなら~!!」
と、RX-8のテールランプに向かって手を振って続けた。そして、マサシとカーバーを乗せたRX-8は、一旦駐車場の出入り口の前で、ウィンカーとブレーキランプを点しながら止まったが、直ぐに発進して行き、山中にエンジン音を轟かせながら、駐車場を囲っている木々の陰に消えて行った。
そして、
「さ、皆も行きましょう!ホテルで他の友達が待っているわ!其れと、叔母さんも乗って!」
と、しか子は乗ってきたセレナに乗るように促した。
「じゃあ、俺達も行くとするかね?メエメエ博士・・・。」
ドットは、ジェッタの運転席のドアの所で一連のやり取りを見ていただけだったメエメエに問い掛けた。
「ああ、そうじゃのう。それじゃあ皆、乗りたまえ。」
メエメエもドカペ達に乗るように促した。
「はい!メエメエ博士!」
「分かりましたよ!」
からくさとペイズリーが返事をした。ジェッタにドカペが乗り込むと、
「博士、しまじろう達と暫らく行動を共にしませんか?」
ドットが問い掛けた。
「う~ん、まあ、わしも久々に会ったしの~・・・ま、良いじゃろう!」
メエメエはあっさり認めた。
「じゃあ、そうしましょ!」
「おいらも!」
と、からくさとペイズリーも賛成した。

セレナは、夜明け前の舞鶴若狭道を先程とは逆の神戸方面に向けて走っていた。後ろには、ドカペとメエメエが乗ったジェッタも居た。
セレナの後部座席では、しまじろう達はすっかり寝息を立てていた。
すると、今まで黙って助手席に座っていたカズミが、運転席のしか子に顔を向けた。
「本当に、貴方には怖い思いをさせちゃって、御免ね・・・。」
「いいのよ叔母さん・・・。私も一寸言い過ぎちゃった所があったかも知れないわ・・・。」
しか子が詫びると、カズミは黙ったままであった。それから又、暫らくしまじろう達の寝息しか聞こえない無言の時間が流れた。
どれ程時間が経ったのだろうか、しか子が口を開いた。
「叔母さん、私から提案があるんだけど・・・良いかな?」
と、前を向いたままカズミに尋ねた。
「あら、何かしら?しか子さん・・・。」
カズミはしか子に顔を向ける。
「あのね、叔母さん・・・。もう一度、私の教え子達と叔母さんを浚ったあの猫達と、今でも閉じ込められているシェフ達だけで、誕生日パーティーを開きたいと思っているの。良いかな?」
「そうね。もう一度開きたいわ・・・。」
と、カズミは思いを募らせた。
「でもね、条件があるの。先ずは、あのシェフ達が作る料理にはもう絶対に反発しないこと、其れと、ちゃんと警察に自分の過ちを自首すること。この条件を守って欲しいの。若し、出来ないのならパーティーをやり直さない所か、まだ自分の過ちを認めていないって見做して、あの家を徹底的に調べるわ。如何かな?」
しか子は少し厳しめにカズミに告げた。すると、カズミは少し悩んだ。
「そうね・・・。分かったわ。もう口出しもしないし、ちゃんと自首もするわ!」
「じゃあ決まりね!付いたら私と警察に行きましょう!そして、シェフ達を閉じ込めていたことをちゃんと話すのよ!パーティーは警察の人に言って、二人で開いてもいいかお願いしましょう!」
カズミは黙って頷いた。そして、只管間も無く夜明けの舞鶴若狭道を走り続けるのであった。東の空は既に明るみ始めていた。

翌朝、カズミはしか子と京都に到着したカズミの妹のカズエと共に京都府警に出頭した。カズエはカズミから既に自分達の過ちがバレたと言うことを知るなり驚いていたが、素直に認めていた。カズミとカズエの姉妹は、料理人達を監禁していたことを正直に話した。其れ以外の取り調べにも反論することは無く、自分達の悪事を認めるのであった。
その後、カズミの自供により、信貴山の空き家に閉じ込められていた料理人達を奈良県警と共同で解放した。解放時は、何日も閉じ込められていた上に必要以上の食事を与えられていなかったということもあり、痩せ細る等していて弱り果てていたが、直ぐに元気を取り戻しそうであった。念のため料理人達は医師の診察を受けたが、特に健康面では問題が無かった。そしてカズエもちゃれんじ島の自宅に監禁している料理人が居るということも正直に白状した。
そして、パーティーの方であるが、最初は警察も良い顔をしなかったが、しか子の懸命な説得もあり、監視つきと言うことで許可が下りた。

しまじろう達は、一旦他のクラスメイトと牧場夫妻が居る京都市内のホテルに戻った。
「ただ今~!」
しまじろうは自分達の客室に入るなり、誰もいないと思っていた客室内に向かって言った。すると、
「あ!しまじろう!お帰り~!」
そう言ったのはけんとだった。しまじろう達が見ると其処には全員が集まっていた。
「いや~昨日は本当に眠れなかったぞ~!」
ぞうたは若干寝惚け眼を浮かべていた。
「うん、そうだね。」
そう答えたのはかんただった。
「でも、吃驚したわ!あんな事件が起こるなんて・・・。」
きっこが言うと、
「そうね・・・。たまさぶろうも怯えていたから、私も本当にあの時は怖かったわ・・・。」
まるりんは、たまさぶろうを見ながら答えた。たまさぶろうはすっかり何時もの調子を取り戻していた。
「其れで、しまじろう達は、しか子先生とあの後何をして、叔母さんはどうなったのですか?」
もんたがしまじろう達に尋ねると、各々出来事を話していった。
「へ~・・・そうだったのか・・・。まさか僕が食べていたビーフステーキにそんな秘密があったとは本当に吃驚だよ!」
たまさぶろうは納得した表情で答えた。
「其れに、ぞうたとけんとで台所を見た時、たったの三人しか居なかったと言うこともそう言う訳だったのか・・・。」
かんたも謎が解け、納得した表情で居た。
「其れでね、皆!これから又、あの屋敷で誕生日パーティの続きをやるんだって!」
しまじろうが言うと、
「さっき、叔母さんと警察に行ったしか子先生が、らむりんのお父さんに電話で伝えていたのよ!」
と、みみりん。
「昨日食べた料理も美味しかったけど、昨日より美味しい料理を用意して待っているってさ!」
とりっぴいが続けた。
「皆も行こうよ!今度は楽しくなると思うよ!」
らむりんが誘い掛けた。
「今度はどんなパーティーなのか楽しみだわ!」
にゃっきいが期待を膨らませた。すると、しまじろう達と同行したきりんたが言った。
「本当にあの時はどうなるかと思ったよ・・・。でも、楽しくなりそうって気がするな・・・。」
「ぶう!そうかもね。其れじゃあ、皆で行こう!」
ぶうたが決意すると、
「私もよ!」
さくらこも決意した。こうして再びしまじろう達はあの屋敷に行くことになった。

一行がホテルのエントランスを出ると、ホテルの前の道路には亭主であるカズオがしまじろう達の宿泊しているホテルまで、マイクロバスの三菱ふそうローザで迎えに来ていた。一行はローザに乗り込むと、早速あの屋敷を目指すのであった。
そして、一行を乗せたローザは屋敷の門の前で止まった。門の前には制服警官が守りを固める中、しか子とドカペが出迎えてくれた。もう既に準備は整ったようである。
そして、しまじろう達は、早速屋敷の中に入った。玄関から中に入っても制服警官の姿が見られた。すると屋敷の家政婦と思わしき人物が、屋敷の奥からやってきた。
「しかの様と牧場様、其れにお連れの皆様で御座いますね。この度は有り難う御座います。こちらの部屋で、シェフ達がお礼を申し上げたいと言っておりますので、御案内させて頂きますね。」
と、家政婦は入って直ぐ右側にあるドアを開け、其処に一行を招いた。
一行が部屋に入ると、其処には数多くの料理人が、ズラリと立っていた。中でも一番驚愕だったのはまるりんであった。まるりんが部屋に入ると、
「お父さん!?其れにお母さん・・・!?」
まるたとささこの姿を見ると、思わず声を上げた。そして、両親の元まで駆け寄った。
「まるりん!本当にすまなかったね・・・。」
まるたが言うと、
「まさか、あの夫人のためにパンを作ってあげたら、こんなことになってしまうなんて・・・まるりんも、御免ね!暫らく家を開けちゃって・・・其れに、家を空けている間は親戚の人に大分世話になったみたいで・・・。」
ささこが詫びた。だが、まるりんは何時もの調子のままだった。
「良いのよ!私、お父さんとお母さんが居なくても、何時もと同じく過ごせたから・・・。でも、お父さんとお母さんまでこんなことになっていたのは私も吃驚したわ・・・。パン職人としては、一二を争うって言うのに・・・。」
「お父さんも吃驚したよ!あんな我侭な人に作らせたことなんて無かったな・・・。」
「そうよね。でも、警察に救出された時は本当にホッとしたわ・・・。」
まるたとささこは口々に言った。すると、
「でもこれで帰ってきて、又お店が開けるとなると私も嬉しいし、お客さんも喜んでくれるわ!本当に良かった・・・。」
まるりんが思いを口にすると、まるたとささこは静かに微笑んだ。そして、まるりんは他の一行の元に戻った。
そして、代表して礼を言ったのは、たまさぶろうが食事をした店の店長であった。
「しかのさん、其れに牧場さん・・・其の他の皆さんも、本当に有り難う御座います。お陰様で、助かりました。」
先ずは全員に向けて礼を述べた。すると、其の店長はたまさぶろうに顔を向けた。
「いやあ、たまさぶろう君もあの時は来店してくれて本当に有り難う!でも、すまなかったな・・・。私の料理を振舞うことが出来なくて・・・。」
店長はたまさぶろうに詫びると、
「いいえ、良いんです。又何時か、撮影があったら寄らせて頂きますので・・・。」
「そうか。何時でも待っているからな・・・。」
そう言うと、顔をたまさぶろうから離して続けた。
「全く・・・自分にしろにしろ、今回は酷い目に逢ったわ!」
すると、其の言葉にしまじろうが反応した。
「え?って、若しかして・・・?」
「あ、そうなんだよ。君達はもう知っているかも知れないけど、ちゃれんじ島で長期に亘って休んでいるレストランがあるだろ?実はあのレストランは、私の弟が経営している物だったんだよ・・・。」
「へ~そうだったんですか・・・。」
と、しまじろうは納得したようである。すると、にゃっきいは何か閃いたのか、
「あ!そう言えば、クックパッドを見た時に、そんなことが書いてあったわ!ということは、貴方は若しかして、早川兄弟の兄のシュウサクさんで、『はやしゅー』の渾名で有名な人ですか?」
「其の通りさ!そして、私の弟のタケルがちゃれんじ島で「ビストロタケル」という店を開いているんだよ!」
「そうだったんですか。」
「まさか、兄弟同時にこんなことになってしまうなんてね・・・。」
らむりんとみみりんが口々に良い、みみりんは早川兄弟に同情した。すると、他の料理人の一人が不満を口にした。
「俺は、料理が温いと言われたぞ!あんなこと言う奴は初めてだったよ!」
と、先日料理の温度のことで怒られていた料理人が言った。すると、其れが反動になったのか、他の料理人が騒ぎ出した。
「私は人参が1㍉薄すぎるって言われたよ・・・。修学院にある私の店の常連ですらそんなこと言う者は居なかったのに・・・。」
「自分はさっき言った料理人とは逆で、熱過ぎて舌が焼けそうって言われたよ!何時も京都駅の地下街のポルタで営んでいる時はそんなこと無かったのに・・・。」
「俺なんて、何度百万遍の所にある店に戻りたいって思ったことか・・・。」
他の料理人たちも口々に文句をつけた。すると、大騒ぎになったのをしか子が止めた。
「貴方達・・・。本当に家の叔母が迷惑を掛けてしまって申し訳なかったわ!勿論、言い分は分かるわ。でも、ここは収めて、貴方達の腕を揮って料理を作って欲しいの。」
料理人達は黙り込んでしか子を見た。そして続けた。
「其れでね、私の叔母はもう直ぐ警察の人たちと到着する予定だわ!そしたら、あのパーティーの続きをしたいのよ!其々の一番得意な料理を作って欲しいの。」
「あの夫人のために!?」
料理人達はざわめいた。
「冗談じゃない!真っ平だ!!」
「あの婆の誕生日の料理なんて作るもんか!」
「悪いが、京大の直ぐ近くにある自分の料理屋に帰らせてもらうぞ!他の客、特に常連の京大生にも随分と迷惑かけているし・・・。」
出て行こうとする料理人達にしか子は語りかけた。
「不満は分かるわ。でもね、貴方達も料理人としてのプライドがある筈よ!」
「プライドだと?」
「そうよ。貴方達は私の叔母さんのために、叔母さんにお抱えシェフとしてこの屋敷に雇って貰って、満足の行く料理が作れたの?皆其々不満があるでしょ。だから其れを晴らして欲しいのよ・・・。」
しか子の説得に料理人達は顔を見合わせる。しか子は続けた。
「勿論、叔母さんのためだけではないわ!私や私の教え子の子ども達、其れに他の皆のためと思って作って欲しいの!」
「僕からもお願いします!僕も皆の得意料理を食べたいので・・・。」
しまじろうはそう言うと、料理人達に頭を下げた。すると、まるたが口を開いた。
「確かに其の通りだと思います。私達は皆、不満に思っていました。私の場合は折角腕によりを掛けてパンを作ってあげたというのに、其れが出来なかった・・・。」
すると、料理人達は揃って頷いた。そして、ささこが続けた。
「そうね。私達にとっては作って貰った料理を食べて貰うことが一番の幸せよ!では皆さん!最高の料理を作ってあげましょう!」
「皆さん、有り難う御座います!」
しか子は笑顔で礼をした。

其の数分後、警察の取り調べを終えたカズミとカズエの姉妹が、クラウンのパトカーに乗せられて屋敷に到着した。二人は無表情のまま屋敷の中に足を踏み入れた。そして、会場に入って行った。其処には料理人達全てが、腕によりを掛けて作った自慢の料理が揃えられて意た。既にしまじろう達は用意を済ませて待っていた。其の光景に二人はキョトンとしていた。
「では、叔母さん達が来ましたので、早速召し上がりたいと思います!」
しか子が伝えると、
「頂きます!!」
と、威勢のある声が広い会場内に響き渡った。
「うっわ~!美味しそう!!」
しまじろうが、料理が並べられた皿の前で言うと、
「そうだね。じゃあ、早速食べよう!!」
とりっぴいは目の前にあったカルボナーラを自分の皿に盛った。一同は忽ち夢中になっていった。そして、たまさぶろうは、
「確かにこれこそ、僕が食べたあの時のステーキだ!!」
と、以前と比べると確実に満足していた。そして、
「ねえ!皆も食べてみて!」
と、誘い掛けるのであった。其の様子をしか子は、静かに見守っていた。
そして、しか子は会場の隅にあるテーブルにカズミとカズエの二人で肩を並べるように座っていた。そして、料理を口にするなり、
「叔母さん達、どう?味の方は・・・。」
カズミはそれに対し、
「そ、そうね・・・。確かに美味しいわ・・・。」
と、何か意見を言いたそうな口調で味の感想を言っていた。そして、カズエは
「この野菜炒めの野菜の切り方が変だと思うわ。私はもっと厚めの方が好きなのに・・・。」
すると、後ろに立っていた温度のことで怒られていた料理人が説明した。
「歯触りが良いように工夫したのです。料理によって切り方を変えるのは当然ですよ。」
するとカズエは怒り出し、
「まあ!私に口答えするの!?生意気な・・・。」
怒ったカズエをしか子が嗜める。
「カズエ叔母さん、粗捜しをしながら食べても美味しくないと思うわ!素直に味わったらどうなの?ほら、あの子達みたいに・・・。」
カズエはしまじろう達の方に顔を向けた。笑顔で料理を口に入れている姿が見えた。
「この海老サラダ美味しい!」
「俺のこのカツレツも上手いぞ!!」
「あ、ドットも食べる?」
「お?良いのかしまじろう・・・。」
「うん!はいア~ン・・・何ちゃって~!」
「あ!ズルいぞ!しまじろう!」
ドットとのまるで漫才をやっているかのやり取りを見て、ふと、さくらとはなを襲った時のことを思い出した。
(まさか、こんな所にしまじろう君が居るとは思わなかったわ・・・。)
と、一層怖い顔になって詰まらなさそうに、料理を口に運ぶのであった。
其の時である。
「カズミ様、料理人の皆様からです。」
と、先程の家政婦がワゴンに乗った大きめの箱を運んできた。其の様子にしまじろう達も、一旦料理を味わうのを止め、こちらに集まってきた。
「其れ何?其の箱の中に何が入っているの?」
しまじろうが首を傾げながら、料理人に尋ねた。
「こちらは、我々一同が力を合わせて作ったケーキですよ!」
「え?ケーキですって?」
ショートケーキが好物であるみみりんが逸早く反応した。
「ええ。カズミ夫人のバースデーケーキですよ!」
そう言うと、料理人達も箱の所に集まり、其処に付いているリボンを引っ張った。そして、中から出てきたのは見上げるほど大きく、まるでウェデングケーキのような純白なバースデーケーキであった。其処にはフルーツがふんだんにトッピングされていた。
「凄いわ~!」
「本当にね~!!」
「美味しそう~!!」
らむりんとにゃっきいととりっぴいが揃って歓声を上げる。黙ったまま料理を口にしていたカズミもしかめっ面をしていたカズエも口をポカンとしていた。
すると、まるたがナイフをカズミに手渡した。
「夫人が好きな果物類を多く盛り付けてみました。どうぞ、これで切り分けてみて下さい!」
「分かりましたわ・・・。」
そう言うとカズミは、結婚式のウェディングケーキに入刀する時見たく、ケーキにそっとナイフを入れた。
其の刹那、
ポンッ!
何かが破裂するような音が会場内に響き渡った。ケーキの鉄片が開き、何やら小さいものが降って来るのが見えた。
「ま、まさか爆弾~・・・カ、カズエ・・・どうしましょう・・・?」
「そんなこと言われても困るわよ・・・。」
二人は床に座り込んだ。しかし、会場内を警備している制服警官は、事前に説明があったのか、特に何かする様子が見られなかった。すると、其の様子に料理人達は笑いの声を上げた。
「いやあ、申し訳無かったです。一寸驚かせ過ぎてしまいましたかね・・・。」
と、まるた。
「まさか、私に仕返しをしようとして・・・。」
「違いますわ!これは一寸したサプライズですよ!其れでは改めまして、カズミ夫人!お誕生日おめでとう御座います!!」
ささこが説明した。
しまじろう達は、先程ケーキの鉄片から降った物を拾い上げていた。
「あ!これキャンディーじゃん!!花の形になっているよ!!」
すると、カズミは勿論のこと、カズエも恐る恐る手を伸ばし、床に散らばっているキャンディーに手を伸ばした。
「あら、そうね。秋桜の形をしたキャンディーだわ!」
カズミは感激していた。
「夫人は秋桜が好きだと聞いていたので、花束でも良かったのですが、我々は料理人ですので、其れらしい仕掛けを考えたのですよ!」
そう言ったのは、たまさぶろうが食事をした店の店長のシュウサクだった。すると、カズミはふと考えていた。
「何故私達はこんなことをしてしまったのでしょう・・・?」
カズエも続けた。
「貴方達に酷い仕打ちをしてしまったのに・・・。」
「確かに其の通りです。勿論、仕返しをしてやりたいと思ったことだってありました。でも、其処のしかのさんと言う幼稚園の先生をやっていて、貴方方の姪の方に言われて思い返されました。「料理人としてのプライドがある筈だ」と・・・。」
シュウサクが続けた。其の言葉に、料理人達は頷いた。
「其の通りですよ。私はパン職人ですが、其れでも料理人の端くれです。仕返しなんかを考えるよりも、喜んで貰える料理を作った方がよっぽど良いと、皆さんで相談したんですよ。」
まるたの言葉を耳に傾けながらカズミとカズエは、キャンディーを大事そうに拾い集めるのであった。二人は険しい表情をしていたが、次第に笑顔になっていった。
「貴方達・・・。其れにしか子さんや、教え子の坊や達も本当に有り難う・・・。そして、苦しめてしまって本当に御免なさい・・・。こんな嬉しいプレゼントは初めてだわ・・・。」
カズミの目は潤んでいた。カズエも自分の行いを反省する表情を浮かべていた。そして、
「料理はまだまだありますわ!どうぞ、皆さんパーティーの方を遠慮無く続けて下さい!」
ささこの言葉で、しまじろう達は元居た場所に戻り、しか子とカズミとカズエの姉妹は再び席に着き直した。
しか子がカズミの表情を見ると、既に晴れやかになり、幾度も笑い声を上げるまでになっていた。
「本当に美味しいわ!こんな美味しい料理が食べられて、私は本当に幸せよ!」
カズミの言葉にしまじろうが反応した。
「僕も幸せだよ!ドーナツよりもこっちの料理の方が好きになりそうだよ!」
「とりっぴいも!!蛸焼きも良いけど、他の料理も良いよね~!!」
とりっぴいがしまじろうの言葉に反応するように返した。そして、其の言葉を聞いたカズエは一旦食器を置き、しみじみと口を開いた。
「私達・・・間違っていたわ・・・。」
カズミも同じくして、カズエの言葉を続けた。
「食べると言う楽しさを忘れて、偉そうにケチを付けてばかりいて・・・。本当の意味で料理を味わっていなかったんですわ・・・。」
カズエが続けた。
「貴方達とこうして食卓を囲むのは本当に何て楽しいことなの!」
しか子は黙って耳を傾けていた。すると、しまじろうが又口を開いた。
「うん!僕も楽しいよ!!」
「とりっぴいも!!」
「みみりんも!」
「私も!」
「私もよ!」
今まで食事を楽しんでいたみみりんとらむりんとにゃっきいも反応した。
「叔母さん、本当におめでとう!みみりんからも祝福してあげるわ!」
「私もよ!しかも今回は、私の好きなプリンもあったから、前よりも楽しめたよ!」
「私も葡萄ゼリーがとても美味しかったわ!本当に有り難う!」
と、三人はカズミに祝福と感謝の気持ちを伝えるのであった。
「貴方達とも過ごせて、本当に良かったわ!本当に有り難う!」
カズミは瞳を潤わせながら、感謝の言葉を返すのであった。
「さあさあ、カズミ姉さん、料理の方を楽しみましょう!」
カズエは、カズミに促した。
「そうよ。折角の誕生日なんだからね。本当は私にもこうやって祝って貰いたかったけど、もう過去は変えられないから、あの時のことは許すわ!」
しか子もカズミに促した。そして、再びパーティーの時間が流れていくのであった。

やがて、パーティーも大詰めとなり、料理人達は次々と感謝の気持ちを伝え、屋敷から自分の店へと帰って行った。そして、カズミとカズエが連行される時にもなった。警官は二人に手錠を掛けると、其のままクラウンのパトカーへ警官と共に歩み進めるのであった。
しか子はクラウンのパトカーに乗せられるカズミに問い掛けた。
「ねえ、叔母さん・・・。」
「何?しか子さん・・・。」
「叔母さんは、私の教え子達に祝われて如何思った?」
しか子はカズミに問い掛けた。すると少し悩み、
「そうね・・・。あの子達も美味しいって口々に言ってくれた位だから、本当にこれまでの私の意識が変わりそうだったわ・・・。」
「そう・・・。じゃあ、叔母さん、これだけは約束して、又親戚で食事に出掛けることとかあるかも知れないけど、もう絶対に料理に口出ししない。これだけのことだけど本当に約束できる?私だけじゃないわ。私の教え子達皆が思っていることだわ!」
すると、カズミは即答えた。
「ええ。勿論よ。これからは、たとえどんなに不味くても、不味かったら不味かったなりにちゃんと自分の意見を持つようにするわ・・・。」
「其の通りだよ。私は叔母さんの其の言葉が聞きたかったわ・・・。其れが食通と言う物なのよ!一々ケチを付けるようなら其れは食通とは言えないんだからね!」
「そうね・・・。あの時もそうだったけど、本当に御免なさいね・・・。」
カズミがそう言うと、クラウンのパトカーの後部座席に警官と付き添われながら乗り込んだ。そして、開いていたドアを警官が閉めると、直ぐに発進して行った。後ろからもカズエが乗ったパトカーが追走して行くのであった。
しか子は、山を下って行く2台のクラウンのパトカーを黙って見送った。

次回予告
しまじろう「やあ、皆!僕達は改めて、しか子先生の叔母さんの誕生日を祝ったよ!まるりんのお父さんとお母さんも含んだ料理人さん達も僕のお母さんもはなちゃんも皆が無事で良かった!そして、パーティーの後は、遂にらむりんが、久々にちゃれんじ島にやってくる!久々のちゃれんじ島に、らむりんはどんな意見を持ったのかな?次回、第13章「久し振りのちゃれんじ島」次回で、最終話だよ!おっ楽しみに!!」

後記
今回は、今年7月に初登場したまるりんの母・ささこを加えてみた。まるりんの家はパン屋で、両親共にパン職人であると言うことは、あの話を見ていればお分かり頂けたであろう。因みに、今回登場した人物の中に、進研ゼミ・小学講座のある人物の名前が含まれている。是非探して頂ければ幸いである。そして、次回で愈々最終回である。最終回は、13章とエピローグを纏めてうpする予定である。6月から始まったこのシリーズの集大成はどうなるのか?次回のうpを待たれよ!!


其れではここからは、今週のしまじろうについてである。

今週は、再放送であったので、本編については特に触れない。
(若しも、気になった方が居れば、DVD「ゆうきいっぱい傑作集」を視るか、TXNの無い地域にお住まいの方は、其々の地域で放送している物を確認すると良い。TXNのある地域で、今日見逃したと言う方や、お住まいの地域で放送されていない場合は、BS11で9月28日に放送予定なので確認すると良い。)

しかし、本編には触れないが、一寸気になったことがあったので、小ネタとして取り上げたい。
其れはサブタイトルの背景である。

では先ず、本放送でも使われたであろう物を見て頂きたい。(画像は「ゆうきいっぱい傑作集」の物)
20150912232954.jpg
サブタイトルの背景は、本放送当時が11月だったので、秋仕様になっているのがお分かり頂けるだろう。

其れを踏まえた上で、先週の予告の時の物を見て頂きたい。
w45uri766_convert_20150912233543.png
こちらも背景は秋仕様である。(上の画像と比較すると、何と無く違和感を感じるかも知れないが、其れは上は直撮りで、下は画面キャプチャだからである。)
勿論、今月は9月なので、何と無くイメージに合うかも知れない。

しかし、今日の放送はと言うと・・・、
yherthye_convert_20150912233653.png
何と、夏仕様に逆戻りしているのである。因みに、先週の放送も9月に入っているのに夏仕様であった。

このことについて説明すると、去年までは9月の放送分からは、サブタイの背景も秋仕様に変わっていた。しかし、今年は未だ夏仕様のままなのだ。先週、予告では秋仕様になっていたので、今日の放送から変わる物かと思われたが、今日の放送を視ていたら、こうなっていたということに驚愕であった。
ここで謎になってくるのは、何故、去年の今頃は、秋仕様に変わっていたのに、今年は未だ夏仕様のままなのか?と言うことである。勿論、しまじろうも先週の放送では、夏服を着ていた。

考えられる物としては、衣替えが10月と言うことの配慮のつもりなのだろうか・・・?
だが、今年の放送で、サブタイトルが春仕様から夏仕様になったのは7月であった。若し、衣替えの考慮をしたいのなら、6月に変わるべきだと思われるが・・・。謎は深まるばかりである。
若しも、10月に秋仕様になったとしたら、冬仕様になるのは12月なので、今年は僅か、2ヶ月しか秋仕様が使われないということになる。

この先は、果たしてどうなるのであろうか?

余談だが、サブタイトルの背景色が本放送と再放送で違うのは以前にもあった。
其れは、今年2月にやったこの話である。
20150912233133.jpg
本放送(で使われたであろう物。(画像はDVD「おやこポカポカ傑作集」から))
seryerikrly_convert_20150912233446.png
再放送

これに関しては本放送は10月だったが、再放送は2月なので、しっくり来ると思う。(唯、メインキャラは普段着で、ジャンパー等の描写が無かったので、これを視ていた時は何と無く違和感を感じた。)

そんな今回だったが、次回は「敬老の日」の話で、今年3月以来、久々にメイが登場する。更に、予告によると、メイの息子も登場するらしい。今まで親族が分からず、若しかして独居老人?と思っていたメイのイメージがガラリと変わるので、次回は注目である。
次回は視れるかは分からないが、期待したい。