ちゃれんじ園 オフ ~狙われた子役(スター)・人気の座を手に入れろ!~ エピローグ

さて、去年秋頃からお送りしてきた「ちゃれんじ園 オフ3」は、今回を以って遂に完結である。

事件は解決し、どのような結末を迎えるのだろうか?
其れでは、スタート!

エピローグ

其の後、身柄を長野県警からちゃれんじ島の警察に移されたまさひろとマネジャーは、如何なる取締りにおいても素直に容疑を認めた。
そして、彼や行動を四六時中気にしていた母親の証言から、事件の様々なことが明らかになった。
長野県警が監禁場所を既に知っていたのは、母親の通報からだった。母親は、まさひろが「事務所の仲間と共に、暫らく出掛ける。」と言い軽井沢に出掛けていた。母親はこの時既に、「たまさぶろうを懲らしめるつもりだな」と感づいていた。
まさひろの父親は数ヶ月前から、双方の性格の不一致を理由に別居生活を過ごしていた。その時から母親は、「これが原因で、心理状態がおかしくなりそうだ。」と思っていた。まさひろは生まれながら父親をずっと尊敬してきていた。其のことから、恐らく今回の騒動は、其れから引き起こしたと母親は確信した。
母親は、まさひろが出掛けると、部屋の中を捜索した。すると其処には、計画書のようなものが残されていて、復讐の舞台として、軽井沢の地名があった。だが、具体的に軽井沢の何処で彼を懲らしめるかと言うことは記されていなかった。
そんな中、母親はあることを思い出した。
其れは、まさひろが幼少だった頃の話である。家族揃って、軽井沢にキャンプに行ったのであった。其の際、幼少だったまさひろはある一軒のログハウスが気に入り、其処で過ごすことになった。本人はかなり気に入ったらしく、帰る日になっても尚、「帰りたくない」と訴え、大変だったと言うことである。
其れを思い出すと母親は、其のキャンプ場を調べてみた。だが数年前に閉鎖されていた。そんな中、ログハウスだけは残っていたのだと言う。
こうして母親は、幼きまさひろのことを思い、「あの場所で懲らしめるに違いない」と言うことも確信した。確信した後、彼女は警察に其のことを伝え、逮捕に至ったのであった。
母親は逮捕時のニュースの取材に対し、「当てずっぽうで教えたつもりが、的中するとは思わなかった」と答えた。
そして、引退騒動は、しまじろう達がちゃれんじ島に帰った翌日の夕方頃から、TVやラジオ、ネットニュース、SNS等どのメディアも意外な結果だったことを伝えていた。
翌日には、朝のワイドショーを始め、各スポーツ紙や週刊誌でも「たまさまの引退騒動は嘘。兄貴分に狙われていた。」、「何故、たまさま引退を捏造したか?」や「たまさまを心配する声がネット上ではかなり書かれていた」等と伝え、ワイドショーの出演者やコメンテーター等も本当に引退すると信じていたため、引退が嘘だったと言うことが分かると、どの人も目を丸くしていた。
又、ちゃれんじ島のニュースでは「現在は長野県佐久市の病院に入院中で、近々退院出来るだろう」と伝えていた。
其れから数日後、ちゃれんじ園の休みも終わり、風邪で行けなかったぞうたも含め、すてっぷ組では全員登園して来た。更に、じゃんぷ組にもくにあきの姿があった。
勿論、ほっぷ組にもしんいちの姿があり、あの事件が解決したと言うこともあり、これまでと違った表情で登園してきていた。この姿に、担任のいぬ子も一安心した。
そんな中すてっぷ組では、行けなかったぞうたに各々が色々な思い出を話した。たまさぶろうとは一度、チラシで共演したことがあるぞうたが気になっていたのはやはり、たまさぶろうの引退のことだった。
だが彼らは、引退を止めたことはぞうたには打ち明けず、ぞうた以外の秘密と言うことにした。

そんなある日、ちゃれんじ拘置所に、とある面会人がまさひろの元を訪れた。
「かわいさん、面会人です。」
まさひろは、看守と共に面会室に足を踏み入れた。其処には、あいつの姿があった。
「よう、まさ兄!」
「た、たまさぶろう!」
まさひろは、たまさぶろうの元気そうな表情に一旦は驚いた。そんなたまさぶろうは、ガラスの仕切りの前の机に両手を付き、笑顔でまさひろを招いた。其の笑顔を見てまさひろは、驚きの表情から、少し不機嫌そうな表情で、仕切りの前の席に座った。
「僕、あの事故から3日程で退院出来たんだよ。軽井沢のロケは未だ残っているけど、まさ兄には是非会っておきたいって思って、休暇を取ったんだ。だけど、休暇は今日までだから、明日には又軽井沢に戻るけどな。だけど、そんな休暇中に、今度は木から落ちて足を捻挫するなんて、僕ってやっぱり災難だよな・・・。」
「捻挫?」
たまさぶろうは微笑していた。この捻挫はちゃれんじ島に一旦帰還した翌日、しまじろう達と遊んでいたたまさぶろうが、木の枝に引っ掛かった紙飛行機を取ろうとした際に誤って転落した時の物だった。最初は車椅子で動いていたが、怪我の程度はそんなに悪くなく、2,3日ほどで退院出来たのだと言う。
そんなことをまさひろに話すと、まさひろは本題を尋ねた。
「お前、何で来たんだ?」
「いや、何と無くだよ。まさ兄も元気で過ごしているのか?」
まさひろは相変わらずの調子付いた発言に若干の不快感を示した。だがまさひろは、空気を汚してしまうのは拙いと思い、ある話をたまさぶろうにすることにした。
「そういやお前、何でも海外映画出演のオファーが最近来たらしいな?スッポンバーグ監督作品の「ミラクル・スペース」だっけ?」
「そうそう!僕がこの間足を捻挫して入院していた時に、ママの携帯に掛かってきたんだよ。ママは英語が分からないから、偶々来ていた外国人で、僕の撮影のバイトをしたことがある知り合いが、その人と話したんだよ。僕のママや事務所の皆によると、あの映画の台詞は全部英語らしいから、これから本当に大変だよ。だから、軽井沢での撮影が終わったら、次は夏の映画の海外ロケに向けて、準備しなくっちゃ。」
「そ、そうなんだ。まあ、俺からもお前に其の声が掛かったことに激励を贈るよ。本当におめでとうさん。台詞が英語ともなると、お前も大変かも知れんが、せめて頑張れよ。」
まさひろは相変わらず、冷めた口調のまま激励を贈った。
「所でまさ兄は、スッポンバーグ監督については何か知っているの?」
「ああ。俺が幼い頃から、良く家族で映画を見に行っていたからな。俺のブレイクした要因の中に、スッポンバーグ監督の映画作品もある気がしたんだ。そもそも俺自身も、スッポンバーグ監督は其れなりに尊敬しているからな・・・。」
まさひろはそんな話をし出すと、段々と機嫌の良さそうな顔に変わっていった。
「其の話は僕も初めて聞いたよ。僕がまさ兄と仕事していた時は、結構けつかっちんだったっぽいから、あんまりそうした話は出来なかったのにね・・・。どうだい、まさ兄、釈放されたら、又芸能界に戻ってきなよ!出来れば、又同じ事務所で仕事が出来ればいいなって思っているんだ。僕は先輩スターの中では一番尊敬しているまさ兄と、又仕事が出来たり、ドラマや映画で共演できればいいかなって思っているんだ。」
まさひろは黙って、たまさぶろうの話を聞いていた。だがたまさぶろうは気にせず、真面目な顔でガラスの向こうのまさひろに言った。
「最初は「僕の時代だから、まさ兄は時代遅れだ」みたいに、世間から囃されるかも知れない。でも、そんなスターの僕がまさ兄と色んな所で共演して行く内に、世間の見る目も変わって来ると思う。だからまさ兄!釈放したら、芸能界に戻ってきて!多分、「ミラクル・スペース」の撮影がクランクアップして、帰国してきたら僕は「世界のたまさま」なんて言われるようになっていて、既に過去の人って見做されているまさ兄は、僕との共演を躊躇うかも知れない。でも僕は是非、尊敬しているまさ兄と一緒に活躍したいと思っているんだ!」
この言葉にまさひろは黙りながら考えていた。
そんな沈黙が数分間続いた後、まさひろはかなり微笑んだ表情を浮かべ答えた。
「そうだな。お前がクランクアップして帰国した際は、迎え入れてやるよ。お前が「世界のたまさま」って呼ばれるようになってから、俺の人気に又火が着いたら、「世界のたまさまとかっちゃん」とか、「たまかつ」とかって呼ばれるかも知れないな。いやあ、期待したいよ。本当に今回は、海外映画出演おめでとう。俺もお前のロケを見届けに行くかもな。是非、期待していてくれ・・・たまちゃん・・・。」
「まさ兄!」
たまさぶろうは行き成り、自分が今よりも幼かった頃の呼び名で呼ばれたことに驚いた。こうして僅かな面会時間を終え、たまさぶろうは拘置所を後にした。
そして翌日、たまさぶろうは撮影の残りの収録のため、再び軽井沢に戻った。数日前の怪我とあの時の痛みは未だ若干残っていたが、かんたの父・かんきちの診察によると、「ロケには特に支障は無い」と言われていたので、予定通り続行となった。

3日後、たまさぶろうは軽井沢での撮影はクランクアップした。一時は事故・行方不明・監禁・重傷により、予定は大幅に乱れたが、サイ監督はクランクアップの際は、思わず彼を抱き締めたのだという。
其の後、スタジオでの撮影も終え、完全にクランクアップした彼はちゃれんじ園にも登園し、相変わらずギザな姿を覗かせた。
そんな登園して来た彼をしまじろうは嬉しく思い、其のことを家族にも教えてあげようと思い、其の日は何時も以上の笑顔で帰宅した。
「ただ今~!」
「お兄たん、おかえんなた~い!」
帰ると、いつものようにはなが迎えてくれた。其の時だった。はなの後ろから、ある人物がやってきた。
「やあ、しまじろう君。久し振り。」
「あれ?マー君!久し振りだね。やっぱりお母さんの仕事なの?」
はなの背後からかけて来たマー君にしまじろうは驚いた。
「そうよ。しまじろうがちゃれんじ園に行った後に、お母さんが来たのよ。はなちゃん、久々にマー君に会えたことが嬉しいのか、今日はあんまり喧嘩せずに過ごしたのよね。」
更に、ダイニングに居たさくらも現れた。
そして、しまじろうは手洗い嗽を済ませた後、おやつが出来ていたのでダイニングに、はなとマー君を交えて頬張り始めた。
「でも僕吃驚しちゃった。久々にはなちゃんと遊んでいたら、外国人っぽいお兄さんが急に僕に話しかけてきたんだ。」
「其れって僕達の従兄弟のトミーのこと?・・・そう言えばお母さん!トミーは如何したの?」
菓子を一口口にしながらさくらに尋ねた。
「ついさっき、シティに住んでいる嘗ての友達に会いに出掛けたわ。」
食器洗いをしながらさくらは答えた。
「そうなんだ。あ、所でマー君、これから僕、公園で皆と遊ぶことになっているんだけど、マー君とはなちゃんもどう?」
「はなたん、皆と遊ぶ~!」
「はなちゃんが遊ぶなら、僕も遊ぶよ。」
二人は挙手をし、笑顔を浮かべながら答えた。
「じゃあ決まりね。」
「しま~じろ~!」
其の時、玄関から四人の声がした。
「あ、丁度来た所だ。」

公園に着くとかくれんぼを始めた。鬼をしているのははなとマー君だった。
「はなちゃん、あそこにとりっぴい君が隠れているよ。」
「あ、み~ちゅけた~!」
「だからマー君、隠れている場所を教えちゃ駄目だって!」
草薮に隠れていたとりっぴいは、相変わらず邪道なやり方をしている二人に少し不満を覚えた。
だが、二人は辞めようとしなかった。
「あそこにらむりん、こっちににゃっきい!」
「有り難うはなちゃん。あ、二人共見つけた!」
「もうマー君ったら・・・らむりん、大体二人が鬼だった時のかくれんぼってこんな感じだったの?」
「そうそう。だからマー君が鬼になると、色々と喋っちゃうから大変だったよ。」
見つけられた二人は思わず不満を述べた。
其の時だった。
「カ~ット!!」
公園の片隅から、聞き覚えのある声がし、一行は其の方向に目をやった。
「あの声って・・・。」
しまじろうはそう言うと、其の方向に駆け出した。更に後ろから、他の一行も続き、とりっぴいは飛行をしながら向かった。
其の場所には、何らかの群衆が数人程度集まっていて、其の奥にTVカメラや照明等の機材を持った黒尽くめの格好をした犀のTVスタッフが数人居た。
そしてカメラの近くの木製の背凭れがある椅子に、スターターとメガホンを持ったサイ監督が座っていた。
「さて、この休憩後のワンシーンが終わったら、今日はばれるわよ。」
サイ監督は、出演者に促しをしたようである。其れを見ていた群集は次々と、出演者に握手やサインを求める声を上げた。
「あの監督さんは、よくたまさぶろうが撮影している時の監督さんだけど、今日はたまさぶろうじゃないのかな?」
しまじろうからは群衆のせいで、出演者が誰なのか分からなかった。そう言うと、とりっぴいが機転を利かせ、出演者が見える位置まで飛び上がった。
「そうだね。ん?あの子は確か・・・」
「どうしたのとりっぴい?」
みみりんが飛んでいるとりっぴいに声を掛けた其の時だった。
「あれ、にゃっきい!其れに皆揃って、この撮影の見物かい?」
「あ、お兄ちゃん!」
群衆の中ににいすけが居た。にゃっきいは少し驚きながら返した。
「とりっぴい、一寸降りてきて~!」
にいすけが居たことを伝えようとらむりんは、とりっぴいに降下を促した。程無くしてとりっぴいは着地した。
「とりっぴいににいすけ君、これは誰の撮影なの?」
らむりんは二人に尋ねた。
「みぞぶちみほって言う子役俳優だよ。ファンからは、「ぶっち」の愛称でも呼ばれているんだ。にゃっきい達が通っているちゃれんじ園のクラスメイトで、スッポンバーグ監督作品の海外映画に出演が決まったたまさぶろうと同じ事務所に所蔵している子だよ。ぶっちは、僕と同じ小学校に通っているんだ。そして、僕より一歳年上なんだけどね。」
「そうそう。あのみほお姉さんは、家のとと・りり・ぴぴがかなりのファンで、TVに出てくる度に凄く興奮しているんだよね・・・。」
「僕もそんなみほ姉さんのファンなんだ・・・。」
其処にはにいすけの同行者も居た。
「あ、キャミ君。」
にいすけと一緒にいたのはくにあきだった。みみりんが思わず声を上げた。
「ちゃれんじ園が終わった後も又会えたね。・・・ん?この子はしまじろうの妹かな、後もう一人は誰?」
「そうそう。僕ははなちゃんは知っているけど、もう一人は誰だっけ?」
くにあきは早速、はなとマー君に気付き二人に顔を合わせた。にいすけも又、マー君を良く知らないので首を傾げた。
「そっか、キャミ君はこの二人には初めて会うんだよね!じゃあ紹介するね、妹のはなちゃんと其の友達のマー君って言うんだ。二人の仲は好いんだけど、喧嘩も良くするんだよね。あ、そしてはなちゃんにマー君。僕の通っているちゃれんじ園の子で、年長クラスのじゃんぷ組のキャミ君。キャミ君と僕達とは一つ年上なんだ。だからお互いに宜しくね。」
しまじろうが紹介すると、マー君が早速、笑顔で挨拶をした。
「こんにちは、キャミ君。宜しくね。」
「こんちは~!はなた~ん。」
はなも吊られるように挨拶をした。
すると、他の群集とのやり取りを終えた子役のみほが、にいすけ達の元にやってきた。
「あ、にいちゃん。やっぱり来てくれたのね!そう言えば今日学校で、「友達を連れて来る」って言っていたけど、このコアラの子のこと?」
話しかけてきたのは、縞馬の少女だった。
「そうだよ、ぶっち。ぶっち、ちゃれんじ園に通っていた時のことを覚えているかな?結構物知りの・・・。」
「勿論よ。久し振りだね、くにっち。」
「こちらこそ、みほ姉さん。僕が年少のほっぷ組だった時のことを思い出すよ。」
そんな姿ににゃっきいは疑問を浮かべた。
「へ~お兄ちゃんとキャミ君って、友達同士だったの?」
「そっか、くにっちは一度も家に来なかったからにゃっきいは知らないんだっけ?そうなんだよ。僕達は、ちゃれんじ園に居た時からの仲良しなんだ!今でも僕は偶に、くにっちの家に行くんだけどな。」
「僕もちゃれんじ園に入園した当初はにいすけ兄さんに妹が居るなんてことは知らなかったんだ。其のことを知ったのは、ちゃれんじ園ににゃっきいが転入してきて、かなり仲良くなってからだもんな・・・。」
そんな話をしていると、みほは他の仲間にも気付いた。
「へ~、にいちゃんって妹が居たんだ。本当、良く似ているわ。この子達は皆、にいちゃんの友達なの?」
「そうだよ、僕はしまじろう!宜しくね、みほお姉さん。」
「みみりんよ。みみりんは良く、みほちゃんの活躍はTVで見ているから、本当に会えて嬉しいわ~!」
「私はらむりん。宜しくね。」
「そしてとりっぴい!弟達がかなりファンで、TVに出るたびに「みほお姉さん、みほお姉さん」って興奮するよ。」
「僕はマー君って言うんだ。」
「はなたん!」
他の一行は自己紹介をした。
「そうなんだね。其れで私はみぞぶちみほ。たまっち・・・いや、たまさぶろう君のことを話していたみたいだけど、私も其のたまさぶろう君と同じ事務所に所属している子役なのよ。私は彼みたいに「スター」と言えるほどの才能があるとは、そんなには思っていないけどね。でもTVで応援してくれて有り難う、又宜しくね。」
「所で、みほお姉さんはたまさぶろうの“あの騒動”のことは知ってるの?」
とりっぴいが尋ねてみた。
「勿論よ。でも私は、引退は捏造だってことは感づいていたわ。本当、あのかっちーと来たら、お父さんのことや自分の一番の座を取り戻したいって思うと・・・。其れで今は、「ミラクル・スペース」出演のために知り合いの外国人の方と、英語の勉強をしているわよ。私一度、ハリウッドに行ったことあるんだけど、出来ればたまっちみたいに海外の映画にも出てみたいもんだわ。」
みほは若干、真面目な表情で語った。
「そう言えば今日、ちゃれんじ園が終わった後、たまさぶろうはリチャードさん・・・いや、英語を教えてくれる外国人の所に向かったっけ・・・。」
にゃっきいはちゃれんじ園での終礼が終わった後、早速リチャードの元に行くたまさぶろうの姿を思い出した。
「出演が決まった時は、どう思ったの?」
其の様子を横目に、今度はらむりんが尋ねた。
「其の日は事務所の皆で盛大なパーティーをしたわ。特にサイ監督やたまさぶろうのお母さんは凄く感激していたよ。勿論、私からも祝福してあげたわよ。」
そんな話をしていると、サイ監督の声が響いた。
「みほちゃ~ん!次の撮影があるから準備するのよ~!」
「あ、もう時間だわ。にいちゃん、くにっち、其れに皆!来てくれて有り難う、後とりっぴい君だっけ?後でサインあげるから、是非弟君達にあげなよ!其れじゃあ皆、最後に私から握手をして、私は撮影に戻るわね。」
そう言うとみほは、一行一人一人に握手をした。
「やった~!とりっぴい、あのみほお姉さんと握手しちゃった~!!流石にみみりんがたまさぶろうと握手した時のように、手・・・じゃなくってを洗わないなんてことはしないけど、これはとと達に自慢出来るぞ~!!」
「でもみみりん、ちゃんとあの後手は洗ったんだけどね・・・。帰って其のこと話したらママに「帰ったら手はちゃんと洗わないと駄目よ!黴菌が体に入って、風邪引いちゃうでしょ!」って怒られたし・・・。」
握手されたことに興奮し、飛び上がったとりっぴいを見上げながらみみりんは、少し苦笑を交えながら言った。
「僕、有名な子と握手するなんて初めてだ。」
「良かったね、マー君。」
マー君もみほからの握手が嬉しそうだった。
「其れじゃあぶっち、又学校でな!」
「今日は有り難う、にいちゃん。後、くにっちも。」
「こちらこそ、みほ姉さんもロケ頑張ってな!」
「学校ではお兄ちゃんのこと、宜しくね!」
にいすけとくにあき、にゃっきいは其々、みほに感謝を伝えた。
其の後一行はみほのロケをクランクアップするまで見届けるのであった。

翌日、ちゃれんじ園ではほっぷ組で体験入園が行われるというが、しか子から朝礼で伝わった。しまじろう達は其々「来入児は誰なのか」と言う期待感を持っていた。そんな中、しまじろう達はちゃれんじ園の休み時間を利用し、ほっぷ組に行ってみることにした。
「あ、教室の入り口にけんと達が居る!」
「本当だ。やっぱり見に来たのかな?」
五人は、ほっぷ組のドアの所で覗いている三人を見つけた。
「けんと~かんた~もんた~!」
らむりんがそう叫んだ。三人は其の声に振り返った。
「しまじろう達も、来入児を見に来たの?」
もんたが尋ねた。
「そうよ。所で、どんな子がほっぷ組に来ているの?」
今度はにゃっきいである。
「あそこだよ。ほら、あのシン君と一緒に居る、猿の子だよ。」
かんたがそう言うと、其の場所を指差した。
「あ、あれは・・・マー君じゃないの!」
みみりんは其の姿に驚いた。
「え、あの子を知っているの?」
けんとが驚いた様子で首を傾げた。
「うん。はなちゃんの友達だからね・・・。」
「そうなんだ。」
そう、しんいちと一緒に居たのはマー君だった。マー君は、しんいちに連れられながら、園庭に出ようとしていた。
其の時、しんいちは彼らに気付いたようだった。
「お~い!すてっぷ組の皆も一緒にどう?」
しんいちはそう言い、マー君と共に駆け出した。
「いいですよ!」
もんたがそう言った。
「あ、しまじろう君達!本当に、ちゃれんじ園って良い所だね。僕、来年が凄く楽しみ!」
「へ~、マー君って、来年ちゃれんじ園に入園するんだ!」
しまじろうはマー君が来入児であることを知り、少し驚いた。
「ねえマー君、シン君はどんな感じ?」
らむりんが尋ねた。
「シンお兄さんは、結構役に立つよ!さっき粘土をやっていたんだけど、その時もシンお兄さんやいぬ子先生が色々と教えてくれて助かったよ。」
「僕、「お兄さん」って呼ばれたのは初めてだから嬉しいよ。マー君と同じように、僕も来年入ってくる子達から、「お兄さん」って呼ばれるのが凄く楽しみ!」
マー君としんいちが其々思いを述べた。
「じゃあ外遊びは、僕達すてっぷ組も協力するよ!かんたももんたも良いでしょ?」
「うん!僕も良いよ。あ、でもにゃっきい・・・ドッジボールをする時は、僕に思い切り投げないでね。ボールが口に挟まった姿はマー君には見せたくないから・・・。」
けんとが誘うと、かんたはある意味特技と言っても過言ではないことを赤面しながら話した。
「はいはい。もうかんたったら・・・じゃあマー君、皆でドッジボールでもしようよ!」
「うん!するする。」
にゃっきいはかんたの発言を受けて、即遊ぶことを決めた。だがマー君は特に気にせず、遊びに加わることにした。
「じゃあ先生は審判をしてもいいかしら?」
其処にいぬ子が通りかかった。
「あ、良いですよ。そう言えばいぬ子先生、ほっぷ組でのマー君はどうですか?」
「そうね。皆と結構仲良く遊べているわ。でもね、先生が一番驚いたのは朝、お母さんと来た時のことかな?体験入園に一緒に来たお家の人は、一旦離れることになっているけれど、其の時、あのマー君のことだから、泣き出しちゃうんじゃないかなって思ったの。でも、マー君ってお母さんと離れていることにはもう慣れているみたいね。だって、未だに「お母さんが恋しい」って言ってこないから。」
「そうなんですよ。実はマー君のお母さんはグリーンコーディネーターで、毎日働いているんです。だからマー君は、其のお母さんが仕事をしている時は、しまじろうの家に預けて貰っているんですよ。」
「私、らむりんから其の話聞いた時は吃驚したよ。だって、家のママのように働いているんだもん。」
いぬ子がマー君の様子を話し、らむりんとにゃっきいが答えた。
「そうだったの。あ、それより皆と遊びましょう。しんいち君、今日はマー君を宜しくね。後すてっぷ組のかんた君とけんと君、もんた君も一緒にどう?」
「ええ、行きますよ。」
いぬ子が改めて誘い、もんたが答えた。
そしてマー君を園庭に誘い出すのであった。

其れからかなりの月日が流れた。そんな中、しまじろう達の元に衝撃的な知らせが飛び込んだ。
其れは、くにあきが引っ越すという物だった。
この事実はしか子が朝礼ですてっぷ組のメンツに知らせていた。其のことを知るとしまじろう達はくう子を尋ねた。
くう子は卒園まで後僅かと言う時に引っ越しが決まり、帰ってからアルバムを見て号泣したと言うことを語っていた。又当のくにあきは、父親の転勤でちゃれんじ島ですら離れるのだという。本人も又、「このまま卒園して、じゃんぷ組の大半が入学することになる小学校に行きたかった。」と言うことを語っていた。そしてしんいちは、其のことを知ると涙を流したが、しまじろう達が懸命に励まし、ある程度立つと泣き止めていた。
しまじろう達は、寂しさは覚えたが、らむりんが一度引っ越していると言うことを経験しているので、極端に寂しいということにはならなかった。
そして其の日からすてっぷ組では、じゃんぷ組の園児やしか子、くう子にも協力して貰い、くにあきのお別れ会をサプライズで開こうという催しをする計画を始めた。
計画では、「一人だけを内緒に、上手く出来るのか」と言う所で頭を抱え込んだが、じゃんぷ組の他のメンツは、くにあきのリーダーシップ振りを思い出し、着々と計画を進めて行った。
このことは、すてっぷ組のメンツだけでなく、しか子も又驚いていた。其れに対しくう子は、「これもくにあき君のお陰だわ。」と改めて、くにあきに感謝する気持ちを示していた。

そんなこんなで遂にくにあきにとっては、最後の登園日になる日を迎えた。
しまじろうは其の日の朝、何時もと変わらぬ朝食を済ませていた。
「やあしまじろう!Good morning! How are you today? そろそろ、しまじろうも年長になるけど、どうだいこの一年を振り返ってみるとどうだい?」
トミーは朝食を口にしながら、相変わらず調子ずいた挨拶をしてきた。
「うん。でも今日は、僕の友達が転校する日だから、ちゃんとお別れ出来ればなって思っているんだ。」
しまじろうもトーストを含みながら話した。
「本当。らむりんちゃんの時のことを思い出すわね。あの時は、「行かないで~!」なんてらむりんちゃんの家に行ってまで、寂しがっていたのに・・・。」
さくらはらむりんがフランスに行ったあの日のことを思い出していた。
「でも今日は絶対に泣かないって決めているんだ!だって泣いちゃうと、キャミ君も悲しくなるかなって思うからなんだ!」
「It’s cool! 僕もそう思うよ。だから、You never cry and Go for it! 頑張れよ!」
「有り難う、トミー!あ、そろそろバスが来る時間だ。準備しなくっちゃ!」
トミーの言葉を受け、しまじろうは大急ぎで朝食を済ませ、二階の自室で着替えを始めた。
自室に引き上げ、着替えを始めるとある物を見つけ、しまじろうの手が止まった。
「あれは・・・。」
其れは、プニたんが描かれているあの絵本だった。
しまじろうは早速、プニたんが描かれているページを開き、落書きのプニたんに言った。
「プニたん、君は知っているかな?今日は、僕の大切な友達が引っ越しちゃうんだ。でも僕、プニたんと別れた時のことを思い出して、頑張るよ!あの時は泣いちゃったりして御免ね。」
其の時だった。
「しまじろう~!バス来ちゃったわよ~!早く降りて来て~!!」
「あ、は~い!!」
玄関からさくらの声がして、ふと絵本に夢中になってしまったしまじろうは我に返った。
窓の外を見ると、玄関前にはちゃれんじ園の通園バスが止まっていた。
「まずい!早く着替えないと!」
白いYシャツ姿のまま絵本を見ていたしまじろうは焦り、見ていた絵本を床に置き、いそいそとジャケットを羽織り、かけてあった通園カバンを肩に掛け、帽子を被り大急ぎで玄関に向かった。しまじろうが部屋を出ると、絵本からあの妖精が現れ、窓から大急ぎで通園バスに向かうしまじろうを見送った。
彼はしまじろうが乗り込むと、「元気に行ってらっしゃい」と言う気持ちで、バスが発車するまで見送った。
今日も何時もと代わらぬちゃれんじ島の一日が始まるのであった。

          ―THE・END―

キャストコメント脳内で、「ハッピージャムジャム」をお流し下さいませ。
しまじろう「皆!僕達の長野の旅はどうだったかな?一番心に残ったのは、「絵本の国」からプニたんが来てくれたことかな?きっと、プニたんも絵本の国で僕達との思い出をしろりんとかくろりんに語っているのかな~?でもやっぱり又会いたいな~・・・。後、たまさぶろうも無事でよかったよ。本当、アニメでも呼び捨てで呼びたいのにね・・・。ま、本当に今回も読んでくれて有り難う!又会おうね!」
みみりん「こんにちは、みみりんよ。みみりんは、やっぱりシン君の従兄弟のまさひろ君がスターのたまさぶろうを懲らしめるなんて本当に酷いと思ったわ。でも、皆のお陰で助かったし、シン君も笑顔に戻れてよかったわ~。其れと今回もらむりん、にゃっきいと一緒に旅が出来て嬉しかったわね。又皆と何処かへ行きたいな・・・。又会いましょうね!」
とりっぴい「やあ、とりっぴいだよ。今回はプニたんが大手柄だったかなって感じだよ。とりっぴいもあの絵本はしまじろうと一緒に読んだからね。あ、でも今度はとりっぴいが眉毛の落書きをしたマカロンおばさんに会いたいかな・・・。でも、何だかんだ言って今回も楽しかった!」
らむりん「Bon Jour!らむりんよ。そろそろ私が降板して5年になるのね。アニメにはもう出ていないけど、やっぱり一度はアニメでにゃっきいと共演してみたいな~。其れで私はプニたんには初めて会ったけど、本当に不思議な子ね。私はプニたんともっともっと仲良くなりたい!又次のシリーズでも活躍したいな~・・・。又会おうね!」
にゃっきい「にゃっきいです。この話でらむりんと話していると、本当にらむりんはしまじろう達から大切にされていたんだなって思うよ。其れに今回も、其のらむりんが居た時のことをもっと知れたから本当に楽しかった!後、お兄ちゃんも結構活躍できたことを喜んでいるみたい。又お兄ちゃんを活躍させてね!」

プニたん「プニ~!」

しまじろう「其れじゃあ、プニたんが揃った所で皆~!!」
一同「まったね~!!!!!」
トミー「Good bye next time!」
らむりん「Au revoir!」

後記
何度も休載があったが、無事に完結した今回は如何だっただろうか?話としては、やはり“子役”と言う物がいるのだから、所々で業界用語等も出したりしてきた。
そして、何よりも去年の映画キャラ・プニたんの活躍が目玉だったと思う。そんなプニたんが、一昨年の映画キャラ・ジジと絡むという、映画キャラ同士の共演も凄い気がした。
アニメでは未だ、映画キャラ同士の共演は無い物の、プニたんもジジのようにレギュラー化してもおかしくないキャラ立ちだと感じる。そんな今作も最後までお読み頂き、誠に有り難う。
さて、何時になるか分からないが「ちゃれんじ園オフ 4」も其の内執筆しようかと思っている。次は何処を旅し、どんなキャラが出て、どんなことが起こるのだろうか?是非、ご期待頂きたい。
改めて、最後までお読み頂き、誠に有り難う御座いました。


其れではここからは、今週のしまじろうについてである。(BS11の方は1月30日の放送になる。)


今週は、くまっきいが登場する本当、初登場から出なかった月が未だに無いからそろそろ自重して欲しい・・・。と言うことから、度々不快感を覚えた「大柄をアピールする」ことや「KYな言動」を見せるかと思いきや、そんなことは無かった。
だが、其れ以外の人物で不快感を覚えた奴は居た。

其れは・・・
とりっぴい、てめえだよ!!
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とりっぴい「今回とりっぴいが不愉快だったって?何言っているの。幾らあのプレーがくまっきいのまぐれだったとは言え、にゃっきいが三回でゴールしなかった所を、くまっきいは一回で出来ていたんだよ。そんな凄い所を見て、とりっぴいがはしゃいだ所の何が悪いのかな?確かに、にゃっきいを落ち込ませちゃったのは認めるけど、くまっきいが一回で決めたのは本当のことだし、だから不快って言われてもね・・・。」
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とりっぴい「そんなことよりも、今年初のアニメがお正月に纏わることだったのに、お正月が誕生日のとりっぴいを祝ってくれなかったテレビせとうちの方が不快だと思うけどね?」

お前、何度も同じことを言ってやろうか?
お前なんか降板して、らむりんを返せ!ってな!

最近昔ほど飛ぶ描写が見られなくなって、こんな哺乳類だらけの世界の中で唯一の鳥類のお前は、本当にお荷物だからな。
本当、5年前にお前が降板していれば良かったのにな。しかも、らむりん同様スターティングメンバーだし、血液型がしまじろうと被っているし、お前が降板していれば、途中加入途中降板なんてことも無かったし、血液型も全部揃っていたし、合理的だったと思うけどな?今回のようなことがあったから、お前を正月に祝って貰えなかったのかもよ?

さて、このまま行くととりっぴいに対する文句だけで終わってしまうので、話を整理しよう。

今回はどうやら、すてっぷ組の活動の一環なのか、体育館でフリースロー予告では「バスケ」と言っていたが、あの感じはフリースローである。)に夢中になっていたにゃっきいの所に、他の御三方が来た所から始まった。でも、活動の一環だとするならば、何でしか子の姿が無かったんだろう?
にゃっきいはボール投げでも御三方を負かし、フリースローでも唯一ゴール(三回目)したのである。(ボール投げの際、あの色付けしたバスケットボール黄色いバスケットボールだとポートボールのボールらしい)が凄く気になった。普通の描写のままでも良かったと思うがw
と其処に、トランポリンの待ちをしていたくまっきいが、まぐれで3ポイントを決めたと言う展開であった。(因みに、トランポリンの待ちの描写はまぐれで3ポイントを決めた冒頭と、まぐれだったと言うことが判明する終盤どちらもあった。だけど、冒頭の時はきりんたが使っている描写があったが、終盤の時は誰かが使っている描写が無かったので、終盤では誰が使っていたのかと言うのは不明である。そもそも、終盤ではメインとくまっきいしか居ない気もした。
そんなくまっきいを讃えたとりっぴいは、何時もの喋り癖で思っていることをベラベラ話し、にゃっきいをスランプに陥れたのである。
にゃっきいをスランプに陥れたとりっぴいにみみりんは「そんなことであんなにはしゃがなくたっていいでしょ!」と激怒した。と言う展開になった。

そして、にゃっきいがスランプから脱出してくれるよう、しまみみが模索すると言う展開になった訳である。

さて、にゃっきいが色紙が苦手と言うのは、第63話「えがおの かみひこうき」でも語っていたが、この提案をした時のみみりんに、「にゃっきいって折り紙苦手じゃなかった?」と指摘したとりっぴいは未だ良いだろう。結果として、不機嫌そうな感じでやることになったのだが・・・。因みに、第116話「おりがみなんて つまらない」でもやったのだろうか?(自分は未だ未見なので分かりかねる。)
だが結局は「苦手」と言うことにかなり固執し、駄目であった。

其の後しまじろうが偶々視ていたスポーツ選手のインタビューから、にゃっきいがスランプを脱出することが出来たのであった。
そして後に、くまっきいが「あれ(3ポイント)はまぐれだった。」とカミングアウトし、にゃっきいは“泣き損”だったと言うことである。

今回はこのような話だったことから、やはりにゃっきいのスランプの原因を作ったのは、他ならぬとりっぴいである。しかもとりっぴいは、しまとら時代から「口が軽い」「思ったことは相手のこと等お構い無しに話す」と言う所は度々問題視されてきた。
若し、わお!がヘソカ以前のように、らむりんが居たとするならば、「もうとりっぴいなんかアニメから居なくなれ。」とは思わなかっただろう。だが、ヘソカで他の御三方を上手く纏めていたある意味“姉貴分”のらむりんが降板し、最近飛ぶ描写が殆んど皆無で、ウザいお喋りなとりっぴいは残ったのである。
そんな唯でさえ“お荷物”と感じていたとりっぴいが、今回このようなザマを見せていたので、今回ばかりはとりっぴいに対しては苛立ちしか覚えない。

今回はくまっきいが出るので、「あいつ、又KYなこと言って、不快感を味わわせるだろうな」と思っていたが、くまっきいは視ていて、特に不快感は覚えなかった。
だが、あの緑鸚鵡は不快であった。
しかも、にゃっきいをスランプに陥れると言うことをしておきながら、とりっぴいはにゃっきいに詫びること無く、今回の話は終わった。
これに関しては、第217話「おねえたんが いい!」でも、絵本の読み聞かせを頼んだりりをそっちのけで、ジグソーパズルに没頭し、結局話の最後まで詫びなかったあの話を思い出させた。

幾ら、くまっきいのあの3ポイントがまぐれで、にゃっきいは無駄なスランプだったとしても、とりっぴいはにゃっきいを罵ったのだから、今回の話の最後に「にゃっきい、くまっきいの方が凄いとかってはしゃいだりして、ごめんね。」と詫びることは出来た筈である。又、みみりんもスランプに陥り、帰ったにゃっきいの姿を見て、激怒した際に「とりっぴい!にゃっきいに謝ってよ!!」の一言があるべきだと思う。

上記の描写は本当に“子どもアニメらしくない”タブーな描写である。
「他人を傷つけたら、詫びる。」―其れがあってこその、子どもアニメである。


と言う訳で先のとりっぴいの発言を受け、未だに反省していない(詫びずに終わっているので、そう判断した。本編では「反省した」とみみりんに激怒された時に言っていたが)ようなので、あの緑鸚鵡にきついお灸を据えることとしよう。
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にゃっきい「そうよね・・・、私に酷いことを言っておいて謝らないって、とりっぴいはどう言う神経をしているんだろうね?」
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らむりん「本当、テレビせとうちは不公平よ!何であんな口が軽いとりっぴいを残して、私を降板させたのよ!本当、この機会にとりっぴいに私が降板になった無念を味わわせてやるわよ!」

そして・・・
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とりっぴい「あれ、皆怖い顔して如何したの?其れに、らむりんも久し振り!」

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にゃっきい「どうせバスケットボールの腕は私よりくまっきいの方が上だよ!ゴールが下手で悪かったね!」
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らむりん「とりっぴい、貴方にも私が降板させられた無念を覚えさせてあげるわ!」
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みみりん「みみりんにも、お洒落した時に酷いことを言って泣かせたこともあったからね(しまとら時代)・・・。これはいい機会だわ・・・。」

一同「とりっぴい、覚悟!!」

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とりごろう「ハハハ、そうでえか。とりっぴい、そんなひでえことをしてたでんかあ。いやあ、父ちゃんも家で良く注意したんだが、中々直らんかったから苦労させられたんでえ。今回はとりっぴいのために有り難うでえ!」
とりっぴい「何で父ちゃんまで・・・。しかも、今年初の放送の時と同じことをされるのさ!」
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しまじろう「とりっぴい、ちゃんと反省したの?」
とりっぴい「もう懲りました。本当にとりっぴいは未だ降板したくない・・・。」
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にゃっきい「さあとりっぴい、私に今回のことを謝りなさい!」
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とりっぴい「にゃっきい、くまっきいの方が凄いとか言ってはしゃいだりして御免ね・・・。」

改めてお前に言っておこう。
お前、次こんな不快感を覚えさせたら、何するかは知らんからな?覚えとけよ?其れと、毎週のように飛べな?飛ばないとお前をお荷物とずっと見做し続けるからな?哺乳類だらけの中に唯一の飛ばない鳥類が居るのも邪魔だし・・・。
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とりっぴい「分かったよ。本当に御免・・・。」

さて、アニメに関しては・・・。
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くまっきい「私は今回良かったでしょ?貴方に良く、不快感を示されたからちゃんと直したのよ!今回は私のことを褒めてくれて有り難う!私、出番を多くしてくれるテレビせとうちにはずっと感謝しているんだから・・・。」

でもくまっきい、そろそろ自重しようか?
初登場当時のあの豹さん見たく、月1で出るのは、例え今回のような振る舞いがあったとしても、不快になる一方だぞ?其れに今回は特にお前を褒めていないが・・・。
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ぶうた「ぶう。そう言えばそろそろ僕、誕生日(2月2日)なんだよね。もう降板しちゃったから、今はもう誰も祝ってくれないけど。僕もらむりんと同じく、又出たいな。あのくまっきいって子が凄く気になるし・・・。後ぞうた、元気かな・・・?」

さてアニメに関してはこんな所として、それ以降では・・・。

今週はちゃんと、映画の挿入歌が流れ、其の後直ぐに予告も流れた。
所で映画といえば、ゲスト出演する山田花子・COWCOWが吉本と言うこともあり、先週末大阪で「しまじろう新喜劇」と題し、しまじろうが吉本に呼ばれたのである。
そしてこの模様は3月にDVD化されるのだという。

だが、吉本は全国の主要都市に“分署”があるので、例えば東京だと「ルミネ・ザ・よしもと」等で、再上演出来そうな感じである。
今回は、本場・大阪のみでしかやらなかったが、DVDの売れ行きが良ければ是非、東京や名古屋でも再上演して欲しいと思う。これを思うと、大阪からは、「去年東京でやったSPCを大阪でもやって欲しい。」って声が聞かれそう。

そして、挿入歌「まえにすすもう!てをたたこう!」では、「こはく」も出ているのだから、やはり月1単位である「こはく」出演回でもやって欲しく思う。(次、「こはく」は何時にやるかは知らんが)

其れと、例年2月11日にやっている映画スペシャルは、どうなるのだろうか?今年は2月11日が土曜日で、本来の放送日でもある。他のアニメのこともあるから、しまじろうだけ時間を引き延ばす訳にはいかない。
これに関しては、次回を待ちたいと思う。

そんな今回の話だったが、次回は雪が苦手のみみりんの苦悩を描く話である。
予告を視た際、みみりんは雪嫌いと言うのは多分初めて聞いた気がする。今の所は特に思うことは無いが、次回はどうなるのだろうか?

そんな中で心配なのが、両親が出た場合である。
れんげは特に問題ないが、草太はかなり問題視しているので、あのドットらしい言動やキ○ガイな行動が無いことを信じたい。ま、出ずに終われば心配もへったくりも無いが。

次回は視れるかどうかは分からないが、視れれば視たいと思う。
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ちゃれんじ園 オフ ~狙われた子役(スター)・人気の座を手に入れろ!~ 第13章

さて、今週も前作の続きをお送りする。

其れではスタート!

             第13章 笑顔で帰ろう!
「たまさぶろう君!調子はどう?」
しか子がそう言い、病室のドアを開けた。
「あら、しか子先生に皆も!態々有り難うざます。」
たまさぶろうが寝ているベッドの脇には、まどかとサイ監督が椅子に座っていた。
「しか子先生ですか?僕は大丈夫ですよ!」
其処には、何時もと殆んど変わりないたまさぶろうが居た。ベッドは起こした状態になっていて、殆んど座っている体制になっていた。
「ひょうどうさん、この病院に運び込まれた時は、やはり嬉しかったですか?」
いぬ子がまどかに尋ねた。
「それは嬉しかったざます!本当に、家のたまさぶろうちゃんをここに運んでくれた其処の三人にはとても感謝しているざますよ。」
まどかはさくらこ、きっこ、メエメエの三人を顔で指した。
「でも、さくらこちゃんときっこちゃんは、どうしてこの病院にたまさぶろう君が入院していることが分かったの?」
くう子が三人に尋ねた。
「私達は偶々、このメエメエ博士が道に迷って、道を聞こうとした所がこの病院だったんです。」
「そしたらのう、あの土竜の兄弟がたまさぶろうを負ぶっていたもんじゃから、最初はここに家族の方や撮影スタッフが入院していると言うことに気付かなかったが、ここに居るまどかさんが、集中治療室に来た時にやっとわかったんじゃよ!」
「だから、メエメエ博士が道に迷ってくれたお陰って所かしらね!」
きっこ、メエメエ、さくらこの三人はあの夜の出来事を話した。
「先生も、ジジ様の別荘に戻った時、さくらこちゃんときっこちゃんの姿が無かったから吃驚しちゃったわ!でも、ジジ様がメエメエ博士に連絡を取って、さくらこちゃん達も無事だってことが分かって、一安心よ。」
「あ、しか子先生、連絡しなくて御免なさい!」
きっこは連絡すると言うことを忘れ、しか子に詫びた。
「良いのよ、きっこちゃん。たまさぶろう君を、寝る間も惜しんで看てくれたことは、先生もとっても感謝しているわ。本当に有り難う!」
「たまさぶろう君、調子はどう?」
「見るからに元気そうだな。退院は近いのかい?」
しんいちとくにあきが、たまさぶろうの枕元に寄った。
「確か、ほっぷ組のしんいちとじゃんぷ組のくにあきだっけ?君達も来ていたのかい?・・・あそう言えば、しか子先生の他に、いぬ子先生とくう子先生も居たな・・・。」
たまさぶろうは、クラスメイト以外の人物が混じっていることに気付いた。
「さっき、先生に診察を受けてもらったけど、多分2・3日位で退院出来そうだって!ママや監督と殆んど同じ位だって言っていたから、僕も安心だよ!」
「ぶう、あんなことがあったってことをぞうたが知ったら、どんな顔するんだろう?」
「あのぞうたのことだから、きっと吃驚するよ!」
ぶうたとかんたが、其の様子を見ながら呟いた。
「所でたまさぶろう。たまさぶろうは、まさひろ君のこと知っている?ここに居るシン君の従兄弟なんだ!」
しまじろうが其のことを尋ねると、今まで穏やかだったたまさぶろうの顔付きが変わり、少し真面目そうな表情を浮かべた。
「勿論、知っているさ!まさ兄のことだろ?・・・ま、僕を狙うだろうとは思っていたけど、本当にあの時、目を覚ましたらそいつが居るなんて考えられなかったよ。最も、シンの従兄弟だってことは、初めて知ったけどな・・・。」
「じゃあ、あのまさひろ君に狙われているってことは知っていたの?」
みみりんが驚愕の表情を浮かべたまま尋ねた。
「ああ。まさ兄が芸能活動を休止した時から、何と無くな・・・。まさ兄は、僕が芸能界に入った時には、まるで本当の兄のように扱ってくれて、先輩スターの中では凄く尊敬していたのに、僕が人気を出し始めると、急に人が変わるなんて・・・。」
そしてたまさぶろうは、まさひろの話を真剣な顔付きで話し始めた。
其の話は、殆んどまさひろを説得した時に、しか子達が言っていたことや、本人の自供と同じことを述べていた。やがて、事件の話になった。
たまさぶろうは、まさひろがもう一度、自分を抜きたいと思っていると言うことは既に知っていた。勿論、そのために自分を苦しめて、あらゆる手段を使ってでも抜きたいと思っていたことも。
表向きでは、何時もと変わらぬスターとして振舞う一方、裏向きでは「こんなに人気になると、嘗て、僕並みのスターだったまさ兄は黙っていないだろうな・・・。」と思い、何時自分が痛い目に合わされるのかと言うことを心配していた。
だが、子役俳優の中では、一番のスターとして輝いている自分が、そんな些細な悩みを引き摺っている訳にも行かなかった。其のことを何度か、まどかとも話したことはあったことを語った。だがまどかも毎回「気にしなくて良いざます」と言うことしか言っていなかった。そんなこともあり、まさひろのことは、マネジャーや事務所のサイ監督含むスタッフに打ち明けることは無く、心の奥底に収めることにした。
そして、運命の軽井沢での地方ロケに出る直前、公式サイトでは其の知らせが載ったが、其の際、まさひろはチェックしていたらしく、「ロケを中止しろ!さもないと、お前を苦しめる!」と自宅に、何者かが変声機を用いて脅迫電話が掛かってきたことを、まどかは述べていた。だが、まさひろの仕業だと言うことはもう分かっていた。そして、「ロケ中に何かが起こりそう・・・。」と思った。
このことを知ると、これ以上は目を瞑れなかった。其れを察したまどかやサイ監督は、警戒こそしていたものの、たまさぶろうにはやはり、「気にするな」としか述べなかった。だが、やはり気にせずには居られなかった。
ロケの最中では、何時もの調子で振舞っていたが、何時襲撃に来るのかと言う恐れも覚えながら仕事をしていた。其の後、事故が起こったのである。事故の記憶は未だに飛んだままだったが、其の直後から奇妙な夢を見たことを話した。
其の夢の中では、ある水色の妖精のような人物が、「嘗ての盟友に襲われた」と言うことや、「このままだと、芸能界から君は消される」ことを伝えていた。
其のことを話すと、しまじろうは其の人物について教えてくれた。
たまさぶろうはプニたんのことを知ると、とても感謝したいと言うことを述べていた。
若し、プニたんが居なかったら、最悪、命を落としていた状況だったのである。とりっぴいはこれから、プニたんを描いた絵本作家の記念館に行くと言うことを言うと、宜しく伝えるように言った。
そんな話の後、自分が監禁現場で意識を失うまでのこと、特にドカペやマサシのことを話し、たまさぶろうに付きっ切りで看ていたさくらこ達も、病院に運び込まれてからのことを話してくれた。
最初は集中治療室で、手当てを受けていたが、夜明けが近付くと、容態は安定に向かった。こうしたこともあり、日の出までには一般病棟に移れたのだという。
一般病棟に移って暫らくは意識が無かったが、其れでもさくらこ達は、意識が戻るまで見守っていたのだという。
さくらこは、彼の意識が戻り、瞼が開いた瞬間のことは一生忘れないと言うことを語り、きっこは意識が戻ると、「さくらこにきっこか?」と名前を呼んでくれたことを話してくれた。
そして、たまさぶろうを搬送したドカペとマサシのことをしまじろうが尋ねると、軽症で既に退院済みだった他の撮影スタッフに連れられ、両親の元に帰ったことを話していた。
そんな話をした後、又撮影が終わって、元気な姿でちゃれんじ園に来て欲しいと言うことを誓い、一行は病院を後にした。

病院を後にすると、今度はメエメエが、新潟で用事があると言うことで、一行とは佐久平駅の新幹線改札で別れた。そんな中けんとは病院に居る間は、黙りながらたまさぶろうの様子を見ているだけだったが、佐久平駅に戻ってくると、これから鉄道を使うと言うこともあり、テンションが上がっていた。
佐久平駅からの小海線の列車はやはり、けんとの望み通りの車両だった。
「やった!キハE200系だ!僕、一度は乗りたいと思っていたんだよね。何と言っても、他のキハ110系と違って、ハイブリッドカーだからね!」
「本当に、けんとは電車が好きだな~・・・。」
「あ、これは“電車”じゃないよ。“電車”って言うのは、電気で動く列車を言うんだ。でも、この小海線は非電化、つまり電気を使っていない路線だから、“電車”じゃないんだ・・・。」
「僕は、けんと君から鉄道の知識を色々と知れたから良かったよ!有り難う!」
そんな話をけんととくにあき、しんいちはしていた。
佐久平駅から小諸行きのハイブリッド列車に乗った一行は、先ずは小諸駅を目指した。やがて、小諸駅に着くと、今度は軽井沢行きの電車に乗り換えることになったが、けんとが一行を上手く誘導し、問題無く乗ることができた。
道中、けんとは特徴的な駅については色々なことを一行にしていた。しまじろう達も最初は退屈そうだったが、電車で水族館に行ったことを思い出し、あまりけんとを落ち込ませてはならないと思い、其処は抑えることにした。
こうして一行は、無事に中軽井沢駅に到着した。中軽井沢駅に着くと一行は、歩いて記念館を目指した。
記念館の玄関には既に、館長が待っていた。
「皆さん、ようこそ。ここが私の母、もりもとよしこの記念館です。母は生前、「よっぴー」の愛称でも親しまれていました。そして私は、ここの館長でもあり、娘のかげしまきょうこと申します。一部のファンからは、「あんこ先生」と呼ばれています。宜しくね!」
其処に居たのは、白いカナリヤで、化粧も決まっているかなりの美人の館長だった。
「宜しくお願いします。館長さん。早速ですが、ご案内をお願い致します。」
「はい、畏まりました。」
そういい館長は、一行を記念館の中へと誘導した。

一行は先ず、記念館を見学した。記念館の目玉の一つである読書スペースにはやはり、しまじろうがプニたんを描いたあの絵本もあり、しまじろう達は、其の絵本の国で起こった出来事を思い出していた。
一行は一通りの見学を終えると早速、本題を尋ねるのであった。
館内の片隅にある講習室に招かれ、しまじろうは早速プニたんが描かれている絵本を館長に見せた。
「この絵本はね、私の母が描いた作品の中では一番ヒットして、様々な子ども達が読んでくれたそうよ。」
「一番の見所はやっぱり、この絵本に出てくる王様と女王様が喧嘩する所ですか?」
「そうよ。他の子ども達から寄せられたお手紙の中にも、そうした声はかなりあったわよ。」
「そうなんですか・・・。」
みみりんがそう呟いた。
「其れで館長さん、ここのページを見て頂けますか?是非、館長さんに教えて置きたいことがあるんです。」
しまじろうはそう言いながら、プニたんのが描かれているページを開いた。館長は首を傾げつつも、其のページに注目した。落書きがあったと言うことは直ぐに分かった。
「この顔の落書きのことを言いたいのかしら?」
館長はプニたんを指で指し示しながら尋ねた。
「はいそうです!館長さん、信じて頂けないかも知れないですが、実は僕、この絵本に関して、不思議な体験をしたんです。」
しまじろうは早速、其の絵本の世界に入ったと言うことを語り始めた。この話は、しまじろうのみならず、みみりん、とりっぴい、にゃっきい、そして、しまじろう達から色々と聞いて、少しは理解できたらむりんが話した。
しまじろうが幼少の頃に、愛読していた際、「王と女王が喧嘩したら知らせて欲しい」と落書きに伝えていたこと、其の喧嘩は自分自身が愛読しなくなったために起こってしまったこと、そして何よりも、成長した落書きに会えたことを伝えた。其の落書きには、この絵本の国で、後に干ばつがあったことを知らせた時にも教えてくれ、そして解決に向かっているあの騒動も知らせてくれたと言うことを語った。
そんな一連の話を聞くと、館長は思いを述べた。
「実はね、私の母親は、「本当にこの絵本を好きになった子には、絵本の守り神が現れる」って思いで描いたのよ。きっと其の、プニたんって子は、しまじろう君がこの絵本を好きになってくれたお礼に、来てくれたのね。でも、この世界の中に入ったことがあったり、絵本の声を聞いたって話は私も吃驚しちゃったわ。SFやファンタジーな世界なら分かるけど、まさか本当にあるなんてね・・・。だから、其のプニたんって子をこれからも大切にするって言うなら、其の絵本も大切にしてあげなね。又、絵本の中で、王様と女王様が喧嘩することの無いように・・・。」
「はい、有り難う御座います!」
しまじろうは館長に礼を述べ、ページが開かれたまま、しまじろうの手元に返された。
返された其の時だった。しまじろうは、絵本の中から何か声が聞こえると思い、耳を傾けた。
「ん?如何したの、しまじろう。」
其の様子にとりっぴいが尋ねた。
「今、プニたんの声がしたような気がしたんだ!」
「きっと、館長さんに教えてくれたことに、感謝したのかもね!」
「そうかも。私も一度は、この絵本の国に行ってみたいわ・・・。」
にゃっきいとらむりんには聞こえはしなかったが、しまじろうのことを信じて返した。
「しまじろう君達、来てくれて有り難う。このことは母に伝えておくわね。きっと母親も喜んでくれるわ・・・。」
館長は亡き母を思い、ふと上を見上げた。
「所で館長さん、同じ絵本作家のたま子先生のことは知っていますか?」
らむりんがたま子のことを思い出し、尋ねた。
「ええ、知っているわ。一番人気だったのは、蝸牛のつむりんと亀ののろりんが、悪事ばかりを起こしているアルマジロのアルマジロ大王に挑む「つむりんとのろりん」シリーズが有名だったわね。貴方達は知っているかしら?」
「うん、とりっぴい達、其の絵本の中にも入って、つむりんとのろりんと一緒にアルマジロ大王と戦ったこともあるから!」
とりっぴいは特に躊躇い無く語った。
「とりっぴいったら、又何時もの調子で・・・。」
らむりんは困惑しながらそう呟いたが、館長は特に首を傾げなかった。
そんなやり取りを横目にしたいぬ子が館長に向けて言った。
「館長さん、今回はお話を頂きまして有り難う御座いました。」
「後、この記念館もご案内して頂いたことも、本当に有り難う御座いました。」
くう子も又、礼を述べた。
「ええ、どう致しまして。皆!絵本も皆の大切な友達よ。だから気に入った絵本を見つけて、何度も呼んであげて、ずっと絵本と友達で居てあげてね!後、私も絵本を書いているから本屋さんや図書館に行った時には、是非探してみてね!特に、私の愛称の由来にもなった「アンコロ餅と黄な粉餅」はかなりお勧めよ!あの絵本が、かなりヒットしたのが切欠で、私はあんこ先生って呼ばれるようになったの。」
館長は一行に伝えた。
「僕、家にあるラットマンの絵本、大切にする!将来、ラットマンのようなヒーローになりたいから!」
「僕は毎週視ているアニメのテレビ絵本を大切にしますよ。」
しんいちとくにあきがそう語った。其れを切欠に一行は各々の大切にしている絵本のことを語り始めた。館長はそれには黙って微笑んだ。
こうして一行は、館長に感謝の気持ちを伝えながら、記念館を後にした。

其の後、一行は再びしなの鉄道で一駅先の軽井沢駅に移動した。
館長は中軽井沢駅のホームまで一緒に行き、一行が電車に乗るまで見送ってくれた。一駅と言うことで、電車はあっという間に軽井沢駅に到着した。
駅に着くとやはりけんとが、昔はここから横川に向かう線路があったと言うことを話し、旧駅舎の片隅に保存されている電気機関車を指し示し、其れを連結して、この先の坂道を上り下りしていたことも話していた。勿論、何故電気機関車を連結して坂道を上り下りしなくてはならないのかと言うことも忘れていなかった。
この後は、東京行きの新幹線に乗ることになっていた。けんとは暫らく鉄道を使えると言うこともあり、未だに上機嫌になっていた。そんな中一行は、新幹線が来るまで時間があるので、一旦北口のペレストリアンデッキに出てみることにした。
既に夕焼けが近く、初日に長野に向かっている道中で見た浅間山は夕日が染まっていた。だがしまじろうは、初日と比べると其の浅間山は近くに見えた。そして、其れを見ながら、あの夜のことや、プニたんのことを思い出し、悲しげな表情を浮かべていた。
「しまじろう、やっぱりプニたんに又会いたいの?」
其の様子を見ていたみみりんが後ろから声を掛けた。しまじろうは、みみりんの方には振り向かずに答えた。
「僕・・・やっぱり、プニたんと一緒に過ごしたいよ・・・。特にはなちゃんは、プニたんを可愛がってくれると思うし・・・。」
既に声は掠れかけていた。
其処に、駅舎の入り口の所で三人で話していたとりっぴい、らむりん、にゃっきいの三人もやってきた。
「でもしまじろう、とりっぴいはしまじろうの家でずっと過ごすことになったら、最初は楽しいと思うけど、やっぱり父ちゃん、母ちゃん、祖母ちゃんや、とと・りり・ぴぴが恋しくなって、帰りたくなるよ。」
とりっぴいは何時もの雰囲気とは違う真面目な発言を、同情する表情で話した。
「とりっぴいの言う通りだわ。プニたんと別れる時にも言ったけれど、プニたんにとっては絵本の国が家なのよ?若ししまじろうが、絵本の国に又行ったとしても、帰りたくなるんじゃないかな?」
「そうよ。しまじろうが絵本の国で、プニたんと一緒に過ごすことになったら、はなちゃんとも別れなくちゃいけないんだよ。未だ幼くて、しまじろうを困らせることもあるはなちゃんとさよなら出来るの?」
らむりんやにゃっきいも、しまじろうを説得した。
其の言葉を聞くとしまじろうは、四人の方に顔を向け、とうとう感情が頂点に達し、咄嗟にみみりんの胸の辺りに顔を預けた。
みみりんは突然、顔を抱かれたことに驚いたが、何も思わずしまじろうをそっと抱き締め、目を閉じた。
「しまじろう・・・。」
其の姿に、他の三人は黙って見守っていた。
「皆~!そろそろ新幹線が来る時間になるから、行きますよ~!」
新幹線改札の所にある発車標を確認してきたしか子が戻ってきた。後ろからは、いぬ子とくう子、リチャードが新幹線の中での食事用として、駅構内のNEWDAYSで仕入れた荻野屋の峠の釜飯と、ペットボトル入りのオレンジジュースが入ったビニール袋を人数分持っていた。他の一行は、三人から釜飯とジュースの入ったビニール袋を受け取り始めていた。そんな中、しか子はしまじろうのことは直ぐに理解した。未だにみみりんに抱き締められたままのしまじろうに、しか子が励ますように声を掛けた。
「しまじろう君、ホームに移動しても、そのままでいてもいいけれど、新幹線が来るまでだよ!ずっとそのままだと、みみりんちゃんも余計に疲れちゃうからね!・・・後、何時までもそのままだと、あのプニたんちゃんもあの時のように悲しくなるわ!だから、新幹線に乗ったら、プニたんちゃんが皆に、良く笑顔を見せてくれたように、しまじろう君も笑顔で帰ろうね!」
しか子の言葉も、しまじろうは黙って聞いていた。
この時しまじろうはふと、幼少の頃に愛読していたあの絵本を思い出していた。其の光景は決して、デジャ・ビュでは無かった。
プニたんが生まれた、あの日のことだった。

次回、愈々最終回! おっ楽しみに!

後記
さて、前2作は、この後エピローグも続けて掲載したが、今回は敢えてエピローグは次回に掲載することとした。
去年の映画「しまじろうとえほんのくに」の要素が入ったストーリーも間も無くクライマックスである。
果たして、どんな結末を迎えるのか?次回まで待たれよ!


其れではここからは、今週のしまじろうについてである。(BS11の方は、1月23日の放送になる。)


今週は意外なことに・・・。
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「こはく」出演回だった。

今まで、「こはく」が出る回と言えば、自然に纏わる話(再放送も含む)だったので、しまじろう・はなの“従兄弟”を世話するこんな話が、「こはく」になるのは意外だと思った。

そんな今回の話は、先週に続き2週連続ではな主演回だった気がする。(これにより、縞野一家は精勤を達成。)
話は、しまたろう方(何故、しまたろう方と言えるのかは後述)のおじ・おば(しまたろうの上なのか下なのか不明なので、このように表記する。)が買い物中、しまじろう・はなにとっては、“従兄弟”に当たる子を世話することになったと言う話であった。
そんな中はなは、さくらが“従兄弟”にあやされる姿を見て、防衛機制の一つ、「退行」(赤ん坊帰り)を引き起こすと言うものであった。でも、其の姿を見たしまじろうも又、「僕もはなちゃんが生まれた時はああだった。」と話していたが、「良く覚えているな~。」と感じた。(そもそも、しまじろうは5歳と言う設定だから、覚えていても不思議ではないが・・・。)

では、この点から・・・。

「赤ん坊帰り」は、第二子が生まれたら第一子は必ず引き起こすのかと言うと、そうとも限らない。自分の場合、兄が居るが、親が上手く兄に、「弟が生まれる」ことや「育てている」と言うことを伝えてあったので、そのようなことは起こらなかったことを聞いた。しかも、妊娠中でさえも、兄は“胎動”を伺うことがあったというので、当時幼児だったとは言え、上手く兄にも理解は出来たようだった。
このように、「第二子以降が生まれる」ことになった場合、親は第一子や、新たに“兄”や“姉”になる子に、母親が妊婦の時は積極的に“胎動”を覗わせたり、積極的に世話をさせたりし、「退行」が起こらないようにして欲しいということが言える。

では次に、今回新たに“親戚”が登場したので、彼について触れようと思う。

彼は「しまと」土讃線を走っている特急ではないw(しまんと)と言い、名前や顔の感じから、しまたろう方の親戚であることが言えるだろう。(フルネームは恐らく、「縞野 しまと」だと感じる。)

と言う訳で去年8月に、メインキャラの親族を探った際の家系図に手を加えてみた。
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恐らくこうなるだろう。

今回は、“おば”は2カット程で登場した(台詞は無し)が、“おじ”が登場しなかったのでこのようになるが、その“おば”(しまと君から見ると母)が、何と無く“さくら似”なので、そうした特徴から、彼女はしまたろうの“義理姉妹”だろう。
そして、今回未登場の“おじ”は、しまたろうの兄(伯父)か弟(叔父)のどちらかと言うことになり、縞野家の特徴から名前に「しま」が入っているものと推測される。

因みに、しまと君だが・・・。
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第71話「しましまが いっぱい!」の時には居ないので、恐らく最近生まれた従兄弟なのだろう。でも、“おばらしき”人物は誰なんだろう?

そして、このしまと君がしまじろう・はなの従兄弟と来ると・・・。
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自分的に、さくら方の従兄弟のトミーを思い出す。

近年登場したゲストは、「ゲスト登場と見せかけて、数ヶ月先に再登場する」傾向がある。其れを考えると、このしまと君も数ヶ月後に再登場しそうな感じである。ましてや、親族キャラなので其の可能性は高いだろう。
そして、しまと君の容姿としては、何と無くこどもちゃれんじBabyのしまじろうにも見えてくる。実際、こちゃれBabyのエデュトイである起き上がり小帽子の格好を見ると、今回のしまと君の姿にそっくりである。

しまと君のモデルが、こちゃれBabyのしまじろうなのかと言うのは定かではないが、似ていると言うところからそんな感じがした次第である。

嘗て、今回のしまと君に似た“ある人物”が登場したことがある。
其れはしましまとらのしまじろう第373話「小さくなーれ!」での話である。
こちらである。
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さて、彼は誰でしょう?



正解は、「しまじろうが“幼児化した”姿」である。

この時の話は、はながさくらに甘やかされている姿を見て、しまじろうもふと“退行”してしまうのである。勿論、そんな姿にさくらは咎めた。
そんな時、公園で遊ぶ約束があり行ってみるが、未だ誰も来ていなかった。其処でふと、「自分が赤ん坊に退化したら・・・」と言う思いを懐いたその時だった・・・。

比較してみると・・・、
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しまと君
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幼児化したしまじろう

確かに、似ていると言えば似ているかも知れない。だが、画像にある通り、常に帽子を被っていたため、完全に似ているかという判定は出来かねる。
そしてこの時、はなはこの姿を見て「お兄たん!」と分かったが、其れ以外のみみとりらむやさくら、ドカペはこれが幼児化したしまじろうだと言うことは分からず、“赤の他人”に見えたようだった。余談だが、名前を聞かれた際「ちまじろ」と答えていた。(後の第460話「はなちゃんがお兄ちゃん?」でも、誕生日のことから、しまじろうを“弟扱い”し、「ちまじろ!」と呼ぶ一幕があった。)

次に、前回も触れたが「はなは昔、今よりも幼い感じだった」と言う点である。
どんな点で幼かったのかと言うと、“自力歩行”の点である。はなは今だったら、例えさくらと一緒でも、自力歩行をしている。
だがしまとら当初はと言うと・・・。
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そう、ベビーカーに乗る描写があったのである。
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これは「はっけん!」にリニューアルしてからも、こんな描写があった。
だが、ヘソカ以降だと無いので、はなが今よりも幼い印象があったというのは、「はっけん!」の頃までと言えるだろう。

勿論、今は先週、「赤たんじゃな~い!」言っていたように、「言葉遣いが未だたどたどしい幼児」という描写であろう。

所で、今回のように「赤ん坊の従兄弟が居る」と言う描写は嘗てもあった。
其れは、しまじろうヘソカ第77話「はなちゃんの金メダル」でのことである。
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画像から見て分かる通り、らむりんの従兄弟である。
しかもこの時のらむりんは、「母(ゆめこ)の妹(らむりんから見たら叔母)に赤ん坊が生まれた。」と、血縁関係も言っていたのである。今回のしまと君のように、「ひょっとすると、しまたろう方の親戚だろう」のような曖昧さが無いという違いである。

そして、今回のこの話だが、育児のことについてふんだんに触れられていたので、まあいいだろう。唯、う○この描写はもっと変えられたと思うが・・・。あの時期に見せるアニメとしては、何か首を傾げたい。単に、“オムツ交換”のみで良かった気もする。
更に、「退行」したはなにも、さくらは様々な名言を残し、全てが良かったのかと言うとそう言う訳にも行かない。

出来れば「退行」を起こしたはなには、「はなちゃん、しまとちゃんに取って、はなちゃんは"お姉ちゃん"なんだから、泣いてちゃみっともないでしょ?」とさくらが声をかけてあげても良かった気もする。(其の後の「はなちゃんは、立派なお母さんになれるわ」と言ったのは認めるが。)

其れと終盤で、しまと君一家が帰路に付き、一家でアルバムを見ていた際に、あの記号の描写が無ければ、今回こそは満点を上げれただろう・・・。「しまじろう 2歳」とか、「はな 1歳」、「しまじろう3歳の誕生日」みたいに書けただろ!どうしても方針に従いたいのなら、あの記号はマジ要らん!

さてアニメ以外だと、歌パートでは「スッキリおきたいそう」と「けのうた」の二曲が歌われた。(多分、「スッキリおきたいそう」は初見。)
そして何よりも良かったのは、「みみりんそうだんしつ」の内容が変わっていたことである!

振り返ると、彼是3,4回も「花はどうして様々な色があるの?」と言う内容で、飽き飽きしていた中、「家の蟋蟀が動きません」と言う内容になったのはとてもいいことだと感じた。其の中で、残念な結果にはなったものの、「バッテリー式の電化製品は充電が切れても、電源に繋げば復活するが、動物の命は一つであるから、命を大切に!」と言うことにも触れられていたので、これはこれで良い気がした。

だが、今回も責めて「花の色」の時と同様、何処の誰が質問をしたのかと言うテロップが欲しかった所である。(「○○けん(きょうとふ・おおさかふ・ほっかいどう・とうきょうと)○○し(まち(ちょう)・むら(そん)・く) ××(本名でも良ければ、“ペンネーム”でも良いだろう)君(ちゃん)△さいからのしつもん」のような感じで。)
そして最後には、「○○君、蟋蟀は残念だったけど、次はきっと大丈夫だよ!頑張ろうね!」と言った感じで、“エール”を贈って欲しかったようにも感じる。(今回は一度も“相談者”の名を呼ばれなかったので、本当に何処の誰なのか分からなかった。)

そして最後はやはり、募集のテロップを出す。(葉書きで贈るのか、公式サイトに寄せるのかと言うのも分からないので。)
これをすれば、完璧な「みみりんそうだんしつ」になると思う。

其の一方で、今週は「こはく」に纏わされたせいなのか、映画の挿入歌や予告が一切流れなかった。
「まえにすすもう!てをたたこう!」では、「こはく」が出演しているので、其れこそ流した方が自然だっただろう。(当然、予告も。)
去年までは、1月の放送が始まると、4月位まで予告が流れるのに、何故今年は未だ1回しかないのだろうか?

そんな今週の話だったが次回は、
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くまっきい「明けましておめでとう!今年は貴方に不快って思われないようにするわ~。だから、未だ登場して4ヶ月程しか経っていないけど、宜しくね!」

其の言葉、本当だな?
若し次回、この間までのお前のように、力を込める描写を必要以上にアピールしたり、KYな所を出したら分かっているな?本当は、これで5ヶ月連続になるこの“アスペルガー”白熊には出て貰いたくないがな!(先月のたまさぶろうとの件は本当に二度と視たくない。)
其れとお前、今度は防寒着着ているんだろうな?去年9月に初登場した新キャラの癖に、防寒着着ていないなんてことがあったら、其れも分かっているよな?

話としては、バスケでにゃっきいVSくまっきいの“っきい”対決を繰り広げるようである。
唯、くまっきいがバスケが本当に得意なのかと言うのは、本当に次回を視なければ分からないだろう。

だが心配なことがある。
そう、若しかすると次回は、「くまっきいの誕生日が判明するのでは?」と言うことである。
と言うのも、去年降板したぶうたの誕生日が2月2日だったからである。其の“空いた”2月2日に、くまっきいが入り込む可能性があるかも知れない。
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とりっぴい「そうなったらとりっぴいは黙っちゃいないよ!今年初の放送で、とりっぴいを祝えそうだったのに、祝わなかったテレビせとうちを未だ許していないからね!これでくまっきいを祝う描写があったら、テレビせとうちに講義するつもりだからね!」

とりっぴいの動向は如何に?
次回は視れるかどうかは分からないが、視れれば視たいと思う。

ちゃれんじ園 オフ ~狙われた子役(スター)・人気の座を手に入れろ!~ 第12章

さて今週も、予告通り「ちゃれんじ園オフ3」の続きをお送りする。

早速だが始めよう。

          第12章 さよなら、プニたん
「結果なんだが、無事に一命を取り留めたよ!」
其の言葉に、一行の表情は輝き始めた。
「せ、先生・・・本当ざますか?」
「いやあ、漸くたまさぶろうちゃんを発見できて、何よりですわ。」
其処に現れたのは、先程まで影で他の一行のやり取りを聞いていた人物だった。
「あ、たまさぶろうのお母さんと・・・」
「監督さん!」
きっことさくらこが声を出した。其処に居たのはまどかとサイ監督だった。
どうやら、ドカペとマサシは運良く、他の被害者が入院している病院への道標を辿って来たようだった。
「あら、貴方達。何時も家のたまさぶろうちゃんと遊んでくれて有り難うざます。でも、本当に吃驚ざますね。私、たまさぶろうちゃんが呼んでいる気がしたので、偶々ICUに来てみたら、本当に居たなんて・・・。」
「所で、たまさぶろうちゃんは何時ここに運び込まれたんですか?」
まどかは驚愕し、サイ監督は疑問を浮かべた。
「其れは、ここに居るこの猫の子達と土竜の子達です。詳しいことは私共も分からないので、彼らから聞いてみて下さい。其れで、お母様や彼の撮影監督さんが居ますので、簡単に手術の結果をお伝え致します。」
そして医師は、結果を述べ始めた。
彼の傷の化膿はかなり進行していて、後数分遅れていたら、細胞の壊死等で命を落としていたり、取り留めたとしても後遺症を残す危険があったらしい。
未だ彼の意識は戻っていないが、早くても数時間の内に意識が戻るとのことであった。だが、傷が治るまで入院と言う形になり、ドラマの地方ロケのクランクアップにはかなり時間が掛かることになってしまった。
だが何よりも、まどかとサイ監督は偶々、自分達が入院している病院にたまさぶろうを運んでくれたことを喜び、搬送したドカペやマサシ、メエメエ、さくらこ、きっこには褒め称えてあげた。

「いないいない~ばあ~!!」
「いないいない~ばあ~!!」

そして、しまじろう達は大泣きしているプニたんを笑わすため、必死に「いないいないばあ」を続けていた。
プニたんとは初めて関わるらむりん、きりんた、しか子、くにあき、ジジ、更にあの時当事者ではなかったとりっぴいも必死にプニたんに変顔を次々と見せていった。又、先程まで打ちひしがれていたしんいちも、「いないいないばあ」に加わっていた。
プニたんは徐々に泣き止みつつあった。
「駄目だ・・・未だ、すすり泣いている・・・。皆、最高の変顔をするんだ!!」
しまじろうが未だ泣き止まないプニたんを見ながらそう言い、一行は今以上の変顔をし、プニたんを笑わせようと続けた。
と、其の時である。犯人であるまさひろ、そしてマネジャーの二人も加わり、プニたんに挑み始めた。まさひろは、しんいちと隣り合い、まるで競っているかのように次々と変顔をプニたんに見せて行った。
しんいちは今までは決裂していた従兄弟のまさひろと協力でき、心底嬉しくなった。
其の時プニたんは頭の中で、絵本の国での出来事が過ぎった。王と女王の側近が喧嘩をしていたが、自分が泣いたことで仲直りしたということを。
今自分の前で、今まで仲が悪そうだったしんいちとまさひろが協力しながら、自分を笑わせようとしてくれている。そんな姿が嬉しかった。これが、絵本の国での出来事と重なり、自然と涙が治まった。

「キャハ、キャハハハ!」

遂にプニたんが泣き止み、満面の笑みを浮かべた。
「やった!プニたんが笑ったわ!」
らむりんが其の姿ににこやかになった。
「本当、絵本の国での出来事を思い出すわね。みみりん、あの時はしまじろうとにゃっきいで笑わせたのよね・・・。」
「とりっぴいはこの時居合わせて居なかったんだよね・・・。でも、本当にプニたんが笑うと可愛い!」
可愛らしい笑顔を見せるプニたんに、みみりんととりっぴいが思い出した。
「本当に、しまじろう君の描いたプニたんちゃんって不思議よね。先生、そんな落書きの話を聞いて吃驚しちゃったわ!」
「本当、僕はちゃれんじ園に入る前からしまじろうとは仲良かったけど、こんな友達が居たって初めて知れたよ。」
しか子ときりんたが思いを述べた。
「だけど、あのでかくなったプニたんは、何時元に戻るんだ?」
くにあきが未だに巨人のプニたんを見て首を傾げた。
「確か、あの時は未だ絵本が喧嘩を許していなかったみたいで、其れをとりっぴいが解決したことで、元に戻ったんだよね。」
にゃっきいも又、プニたんを見上げていた。
「じゃあ未だ、何か遣り残していることがあるのね・・・。まさか、まさひろ君、未だたまさぶろうを許していないのかしら・・・?」
みみりんはふと、まさひろを見つけるため目を泳がせた。
「所でしんいち、お前最近ちゃれんじ園はどうだい?俺のことで、心配掛けさせちまって悪いな・・・。」
「別に良いよ、まさ兄ちゃんはまだまだたまさぶろう君の先輩スターとして、芸能活動は出来そうだよ!だから、芸能界に戻ったら?」
まさひろを見ると、まるで人が変わったかのように従兄弟のしんいちと楽しそうに話している姿が見えた。
と、其の時だった。パトカーのサイレン音が近付いて来た。
「まさか、お前達が通報したのか?」
まさひろは表情を少し強張らせながら吐いた。
「いいえ。私達じゃないわ。きっと、一緒に監禁されていた人じゃないの?」
しか子はそう言ったが、近付くサイレン音にまさひろは遂に負けを認めた。

「まさひろ、お主にこれだけは言っておこう。何時も自分が一番と言う安易な考え方は駄目じゃ!時には、今まで上手いと思っていた自分を越してしまう人が出る。そうした人には、逆にどうしたら其の人のようになれるのかと言うことを考えるんじゃ。時間が掛かるかも知れん。じゃが、分からなかったら幾らでも頼りになる人はいるはずじゃ!お主のマネジャーそして撮影スタッフ、後は家族とか、色々と居るはずじゃ。後、其の自分を越した人に尋ねても良いんじゃないかなと思っておる。其の気持ちは絶対忘れては駄目じゃ!」
ジジは県警の日産・シルフィーのパトカーの後部座席の前に警官にガードされていたまさひろに問い掛けた。
「僕、まさひろ君がTVで視られる日を何時でも待っているよ。たまさぶろうとの共演が楽しみだよ!」
「そうね。シン君も未だ、たまさぶろうと共演していた姿は見たことが無いって言っているから、本当に楽しみね。」
「何だったら、ちゃれんじ園に来る?たまさぶろうも居れば、シン君も居るし・・・。」
「私は日本を離れちゃうかも知れないけど、なるべくちゃれんじ島に居る内に視たいな・・・。」
「まさひろ君、何時でも待っているからね。本当に信じて!」
しまじろう、みみりん、とりっぴい、らむりん、にゃっきいの五人がまさひろに送った。まさひろは黙って頷くだけだった。
「さよなら・・・まさ兄ちゃん・・・。」
今まで黙って見守っていたしんいちが顔を覗かせ、手錠が掛けられたまさひろに言った。
「ああ。何時か、帰るからな・・・。」
まさひろはそう言い残すと、黙ってパトカーに乗り込んだ。
パトカーのドアが閉まると、すぐさま発進した。そして其の後ろからは、二人のマネジャーの乗ったパトカーが後に続いた。
「プニ!」
屋根が突き抜けたログハウスからは頭が覗いていたプニたんが一行を呼んだ。
其の刹那である。プニたんが縮み始め、やがて頭でさえも見えなくなった。
「あ、プニたん!」
しまじろうがそう言い、一行は再びログハウスの中に舞い戻った。
先程まで居た部屋に戻るとプニたんは未だ縮んでいたが、部屋に踏み入れてから数秒でプニたんは元のサイズに戻った。
しまじろうはプニたんを抱き上げ、一行はまるでバーゲン品に群がる客の如くプニたんを讃えた。一行は口々に「やったね!」「頑張ったね!」の言葉掛けをした。
其の姿を見守っていたしか子が一行に声掛けをした。
「さ、皆!ジジ様の別荘に皆待っているわ!戻りましょう!」
こうしてしまじろう達は再び、戸隠への帰路に着くのであった。

帰り道、上信越道を長野方面に向けて走るキャラバンの中で、しまじろうがプニたんに尋ねた。
「所でプニたん、どうやって絵本の国から来たの?」
「プニプニ~!」
プニたんは一行にどうやって来たのか説明し始めた。勿論、しまじろう達の通訳も含めてである。
しまじろうが幼少の頃に、プニたんを描いた絵本作家の出身は何と、軽井沢だったのである。其の絵本作家は昨年、病気で他界し、最近、其の作家の記念館が軽井沢に出来たのであった。其処には其の絵本作家が執筆した絵本全てが展示され、更には閲覧も出来るのだという。
そしてプニたんは、しまじろう達が絵本の国での喧嘩騒動を解決し、去った後、現実世界に飛び出せる能力と他の同じ絵本に飛び移る能力を持つことが出来た。そのため、しまじろうが持っていた絵本とは別の、同じ絵本から現実世界に出ることが出来たのであった。
プニたんは自分が描かれた絵本を又全く読まなくなり、今度は廃品回収等に出されることを考えたために、この能力が身についたと思っていた。
そんなある日のことだった。プニたんは、たまさぶろうと言う子役スターの存在を知り、彼がしまじろうの友達で、同じちゃれんじ園に通っていると言うことを知った。だが、其の彼が何者かに狙われていることを察知した。
たまさぶろうの危機を知ったプニたんは、「彼を守らなくてはならない」と言う意識を固めた。だが、何時何処で狙うのかと言うことまでは分からなかった。
しかしそんな中、彼が軽井沢で地方ロケをやることを知った。プニたんはたまさぶろうが軽井沢でクランクインをした日からあの事故が起こるまで、時偶にこっそりと見に来たのだという。
そしてあの事故の日。直前までロケをしているたまさぶろうを見届け、自分は記念館に戻ろうとした。だが、何かを察知し、途中で引き返したのだという。其の時、偶々あの事故を目撃したのであった。
そのようなことをプニたんは、しまじろうを介して伝えた。
「そうそう。僕があの絵本を読まなくなっちゃったから、絵本の国でアイロン王とトゥーリー女王が喧嘩しちゃったんだよね・・・。」
「とりっぴいがやっぱり小さい頃、しまじろうと一緒に其の絵本を読んだこと、思い出すな・・・。」
しまじろうととりっぴいが思いを語った。
「でもプニたん、安心して!一旦はガオガオさんの所で修理して貰って、今でも大切に持っているよ!」
「プニ~!!」
しまじろうの言葉にプニたんはかなり喜んだ。
しかし、其の喜びは一瞬でなくなり、急に悲しげな表情を浮かべた。
「如何したの、プニたん?」
後部座席に居たみみりんが、プニたんを見下ろした。
「プニ、プニ~!プ・・・ニ・・・。」
「何々?もう事件は解決したからお別れだって?そ、そうだよね。プニたん、帰らなくちゃ、しろりんやくろりん達にも悪いし・・・。」
しまじろうが通訳をした。
「そうだ!今度は、アイロン王やトゥーリー王女にしろりんとくろりんも連れて来てよ!特に、ここに居るらむりんも会いたいだろうし・・・。」
みみりんの隣に居たにゃっきいが、前のらむりんに振った。
「そうね。私が又、フランスに戻る前に一度でも会っておきたいわ・・・。」
「後、とりっぴいが眉毛の落書きをしたマカロンおばさんだっけ?」
とりっぴいは恥ずかしながら其の名を口に出した。
「僕も会いたいな、折角友達になったんだしさ!」
「僕もそう思う・・・。」
「うん。」
きりんた、しんいち、くにあきも賛成の声を上げた。
「そうだね。他の皆とも、絵本の国じゃなくって、こう言う所で会いたいよ!だから、又連れて来てね!」
「プニ~!」
しまじろうがそう言うとプニたんは又笑顔を浮かべた。どうやら、しまじろうの意見に大賛成のようであった。
そしてキャラバンは、深夜の上信越道を走り続けるのだった。

翌日、遂に別れの時を迎えていた。
別荘の玄関前には、救出に向かった一行が並んでいた。ジジは自室にあるある物を持ってくるため、其れを探していた。
其の間、しまじろう達は絵本の国で起こった話をらむりんを含めた他の一行にしていた。
程無くして、ジジがある物を持って、玄関から出て来た。
「あれ?ジジ様其れは・・・!」
「そうじゃよ。しまじろうが持っていたあの絵本じゃ!」
らむりん以外の四人が見ると、チェック柄が特徴的なあの絵本であった。そして、ジジがページを開くと、其処には、プニたんの元が描かれていた。
「そうそう!僕がここに、プニたんを描いたんだよね。あの時は顔だけしか描いていなかったけど、こんな形でアイロン王とトゥーリー女王の喧嘩を知らせてくるとは思わなかったよ!」
しまじろうは其の落書きを懐かしそうに見ていた。
「でもジジ様、どうしてしまじろうの絵本を持っているんですか?」
にゃっきいが尋ねた。
「数日前、わしに「しまじろうが落書きをした絵本を手にしろ。」って誰かが言っている気がしたんじゃ。じゃが、わしもそんなこと言われても、全く意味が分からないから、取り合えずガオガオに聞いてみたんじゃよ。そうしたら、ガオガオが持っているって言うから、こっちに贈るように頼んだんじゃ。」
「其れで、ジジ様がしまじろうの絵本を持っていたんだ・・・。」
とりっぴいが口にした。
「ってことは、プニたんはジジ様も知っていたことになるわね。そうなの?」
らむりんがプニたんに尋ねる。
「プニ、プニ!」
プニたんは二回頷いた。
「きっと、プニたんは絵本の国でもみみりん達のことを見守ってくれているのかもね。」
「そうだよ。だって、この僕がプニたんを描いたんだもの!初めて絵本の国に行った時、プニたんは直ぐに僕の顔を分かってくれたし。あの時、顔を嘗められた勢いで遂、「くすぐったいよ・・・プニたん!」って言っちゃったけど、あれがプニたんだってことも直ぐに分かったからね。今でも思い出すよ・・・。」
そう言うとしまじろうは、途端に寂しそうな顔を浮かべた。
「じゃあ、プニたん。お主はもう戻るんじゃな?くれぐれも元気でな。」
ジジは、プニたんが描かれているページを開いたまま、其の絵本を地面に置いた。
「プニたん、まさ兄ちゃんを救ってくれて有り難う!僕、今度は元気にちゃれんじ園に行けるよ!」
「僕からも感謝するよ。このシンを助けてくれて、有り難うな。今度は、僕達がしまじろう達と一緒に、絵本の国に行くから、案内してくれな!」
「プニたんちゃん。ちゃれんじ園での話もいっぱい聞けると良いね。本当に有り難うね。」
「僕からも有り難う。プニたんが動かないと、僕がやられる所だったよ・・・本当に有り難う!」
そう言うと、四人はプニたんに手を降り始めた。
プニたんは絵本の上を歩き、丁度落書きの上で足を止めた。
「又ね。プニたん!」
「元気でね!」
「私のことも忘れないで!」
「さようなら。」
しまじろう以外の四人も次々と絵本の国に戻るプニたんに声を掛けて行った。
其の時だった。しまじろうが目に大粒の涙を浮かべながら、プニたんに駆け寄った。
「待って!プニたん!!行っちゃ駄目~!!」
しまじろうがそう言うと、落書きの上に居たプニたんを思わず抱きしめた。
「プニたん・・・絵本の国に帰る前に、僕達と一緒にちゃれんじ島に行こうよ!他にもプニたんに紹介したい人が結構居るんだ!僕のお父さんやお母さん、其れに妹のはなちゃんに従兄弟のトミー・・・後、他のちゃれんじ園の仲間にも教えてあげたいんだ!だから行かないで~!!」
そう言うと、しまじろうを着付く抱いたまま、大号泣した。
だが、他の四人はしまじろうを説得し始めた。
「・・・しまじろう、もうそれ位にしてあげましょう!気持ちは分かるけど、しまじろうはプニたんのお父さんなのよ?泣いているお父さんなんて、プニたんは見たくないと思うわよ?」
「其れに、其の絵本はしまじろうのなんだから、何時でも其のページを開けば、プニたんに会えるんだからいいでしょ?」
「プニたんは、絵本の国が家なのよ?しまじろうだって、ちゃれんじ島に帰ったら、家に帰りたいでしょ?」
「だからしまじろう、暖かく見送ってあげようよ!」
みみりん、とりっぴい、らむりん、にゃっきいが其々励ました。
「皆の言う通りよ!本当に寂しかったら、ちゃれんじ園のお絵かきの時間で、プニたんちゃんを沢山描いて、絵本の其のプニたんちゃんに見せてあげましょうよ。そしたら、きっと喜んでくれるわよ。」
しか子も続いた。
「しまじろう君、僕にとってはお兄さんなのに泣いているなんて見っとも無いよ!」
「そうだよ。年下の子も居るんだから、泣くなんて恥ずかしいぞ!」
しんいちとくにあきも少しからかうような感じで問いかけた。
するとしまじろうの涙は治まっていた。
「皆・・・有り難う!・・・其れに、御免ねプニたん、悲しい所を見せちゃって・・・。僕、本当に別れるのは辛いけど、又何か遭ったら、僕達に夢の中でも良いから・・・教えてね!」
しまじろうは大粒の涙を腕で拭い、ある程度は泣き止んだようだった。
「プニ!」
プニたんは満面の笑みを浮かべた。其の笑みを見ると、しまじろうは抱き上げていたプニたんを再び絵本の上に戻した。
そして、落書きの上に丁度乗っかった時だった。
プニたんは白い光に覆われ、段々と其の光は上へ上へと上がっていった。
「さようなら~プニたん!!」
一行は、絵本の国に戻りかけているプニたんに別れを告げた。
「プニたん!何時か、僕の所にも遊びに来てね~!!」
しまじろうがそう言うと、プニたんも満面の笑みを浮かべたまま一行に手を振り、別れを告げた。
やげて、プニたんを覆っていた光は顔の辺りまで達し、次第に体全体が光に包まれた。
「しろりんやくろりん、其れにアイロン王やトゥーリー女王、後マカロンおばさんに宜しくね~!!」
しまじろうは、絵本の中に召還されかけのプニたんに登場人物の名前を挙げた。
「プニ~!プニ~!!」
プニたんが其の言葉を残すと、絵本から出ていた光は段々と弱まり、遂に光が治まった。
其処にはプニたんの姿はもう無かった。唯、しまじろうが幼少時に描いた落書きだけが其処に残されていた。
こうして、プニたんは絵本の国へと帰ったのであった。
「プニたん・・・有り難う・・・。」
しまじろうは、落書きに向かって声を出した。気が付くとしまじろうは泣き止んでいた。
若しかすると、プニたんが泣いている生みの親を見かね、力を与えてくれたのかも知れない。そう思った。

其の後、一行はジジの別荘を後にすることになった。
一行は別ルートで別荘に招待されたぽん太郎とひつじいと別れ、ジジの運転するローザで長野駅まで送ることになった。
其の際、佐久平駅まである人物も同行することになった。其の人物は、メエメエの姪、メエコの友人の子どものくまっきいだった。くまっきいは佐久平駅でメエメエと合流するのだという。又同じく、カーバーも佐久平駅で彼と合流することになった。
其ればかりでなく、さくらこときっこも佐久平駅で待っているのだという。たまさぶろうが一命を取り留めたと言うことは、今朝の電話で一行には伝わっていた。其の際、さくらこときっこはメエメエと一緒に、病院で一泊したのだという。
そんなこともあり、まるりんが朝目覚め、さくらこときっこの部屋を訪れたが、二人が居なくて驚いたのだという。
だが、其のことが伝わると、まるりんも安心できた。
「君達と一緒で、僕も楽しかったのだ!本当に、有り難うなのだ!」
ローザの降車口の所で、しまじろう達はぽん太郎とひつじいと話していた。
「僕もぽん太郎君と一緒に過ごせて楽しかったよ!有り難う。」
「私からも感謝申し上げます。本当にこの度は充実出来ました。」
しまじろうが礼を言うと、ひつじいが返した。
「所で、ぽん太郎君とひつじいさんはこの後何処へ行くの?」
みみりんが尋ねた。
「僕はこれで、お祖父さまが帰国してくるから、成田空港へ迎えに行って、お祖父さまと一緒に、ひつじいの親戚の家に行くのだよ。あの白い車は、ひつじいの親戚の家に置いてある物だからな!」
ぽん太郎は例のマイバッハに顔を向けた。
「昨日、旦那様がお帰りになられるということを知ると、坊ちゃまは相当嬉しそうな様子でしたな~。」
「そうなんだ。とりっぴい達はこの後、リチャードと一緒に観光するんだ!」
「ぽん太郎君にもお土産を買っていくから楽しみにしててね!」
「其れじゃあ、又ね!ぽん太郎!」
とりっぴい、らむりん、にゃっきいがそう言い残し、ローザに乗り込んだ。
程無くして、ドアが閉まり、ローザは走り始めた。
「又、ちゃれんじ島で待っているのだ~!お祖父さまにも是非会いに来てね~!」
ぽん太郎はそう言い、離れていくローザに手を振った。
「皆様どうかお気をつけて!」
ひつじいも手を振りながら見送った。
そして、しまじろう達もぽん太郎達に手を振り返した。

別荘を後にした一行は、漸くリチャードの真の目的だった観光をするのであった。
ジジ曰く、やはり戸隠といえば戸隠神社や忍者が有名なのだと言う。先ずは、神社を参拝し、其れから忍者屋敷へと足を運んだ。
リチャードは忍者と言う物は余り知らず、この屋敷を観光し、いい勉強になったと述べていた。そして、一行に同行していたくまっきいも尚、カーバーと一緒に楽しんでいたようだった。
戸隠からバードライン、浅川ループラインを経由し、下山すると一行は善光寺も参拝した。戒壇巡りは化け物が苦手なかんたとまるりんが躊躇いを見せていたが、ジジのサポートもあり、無事にこなすことが出来た。だが、リチャードは終始怖々としたままだった。
こうして、戸隠や長野市街地を観光し、一行は長野駅へと向かった。
そして、一行は長野駅の新幹線ホームに居た。
一行は東京行きのはくたかの到着を待っていた。程無くして、構内アナウンスが流れ、はくたかは直ぐ其処まで迫っていた。
「本当に、わしの別荘に遊びに来てくれて有り難う!又機会があったら何時でも来るんじゃ!」
「僕は長野に、しまおやしま子叔母さんが居ますので、夏休みとかにお邪魔したいと思います。あ、しまおも待っていてね!」
「この間、しまたろう伯父さん達と来たばかりだって言うのに、又来てくれて僕嬉しかったよ。本当に有り難うね!後、僕はプニたんをお見送り出来なかったけど、又絵本の国とかで会ったら、宜しくね。」
しまじろうは、ここで別れるしまおとしま子、ジジと話していた。
程無くして、はくたかが入線して来た。
「行きはE7系だったから、帰りはW7系だといいな~!」
けんとがそう言いながら、徐々にスピードを落としていくはくたかを見渡していた。
「所でけんと、W7系とE7系は何処が違うんでしょうか?」
そんなけんとにもんたが疑問を挟んだ。
「違いは・・・え~っと、あ!ここここ!このロゴマークを見て!・・・やった!W7系だ!『WEST JAPAN RALLWAY COMPANY』の文字があるし、あとここの数字もW7で始まっているから、W7系だ!」
「と言うことはE7系だと、この下にある数字がE7で始まっていて、後ドア横のロゴは『EAST JAPAN』とかって書いてあるんですね!」
「そうだよもんた。」
もんたはやはり、将来の夢が新幹線の運転手と言うこともあり、鉄道好きのけんとと其の子とで会話が弾んでいた。
程無くして、はくたかのドアが開いた。
「あ、其れじゃあジジ様と、しまおにしま子叔母さん!又来ます!有り難う御座いました!」
しまじろうが、はくたかのデッキからホームに居る三人に声を掛けた。
「私カラモ、有リ難ウ御座イマシタ~!本当ニ、違ウ日本ヲ見レテ、ヨカッタデス~!」
其処に、リチャードが加わった。
「おう、楽しんで貰えればわしも満足じゃよ!後、ガオガオにも宜しくな!」
「私からも有り難う御座いました。私の教え子ばかりでなく、私も思い出に残りました!」
「私もです。後、家のクラスのしんいち君や従兄弟を救ってくれたことも感謝しています!有り難う御座いました。」
「ジジ様もお体には気をつけて!後、しまお君達もしまじろう君達と過ごせて楽しかった?」
更にしか子、いぬ子、くう子も礼を述べ、くう子はしまおに尋ねた。
「うん。凄く楽しかった!あ、しまじろう!しまたろう伯父さんとさくら伯母さん、其れとはなちゃんにも宜しくね!」
「僕からも、叔父さんにも宜しくって伝えて~!」
そんな会話をしていると、発車メロディの「信濃の国」がホームに掛かった。
発車アナウンスが迫ると、デッキに居た一行は、誰一人残らず手を振った。やがて、ドアが閉まったが、其れでも尚、中と外で手を振り続けた。
はくたかが発車すると、どちらも手を振るのを辞めたが、三人は見えなくなるまで黙って見送った。

はくたかが発車すると、らむりんは車窓から外を眺めていた。
「フランスのTGVも良いけれど、やっぱり日本の新幹線も又良いよね~!」
らむりんはふと、家族でTGVに乗ったことを思い出していた。
と其処に、隣に座っていたある人物が声を掛けてきた。
「ねえ、貴方はたまさまどの位好きなの?」
其処に居たのはくまっきいだった。
「そうだね。私は大好きって程じゃないけれど、でも誕生日が同じって言うのが自慢かな?」
「そうなんだ。あ、私くまっきい!貴方は?」
「私、らむりん!くまっきいは結構たまさぶろうのファンなの?」
「そうよ。この間の「丁髷忍者」も家族と行ったけど、あの時のたまさま、凄くかっこ良かったわ~!本当、あのたまさまを見ていると、堪らないわ~!」
くまっきいは思わず興奮し、隣に座っていたらむりんの肩を思い切り叩いた。
「わ!・・・そ、そうなんだね。」
肩を強く叩かれたらむりんは凄く驚き、すっかり自分の世界に酔っているくまっきいに言葉を失った。
だが其れでも、らむりんは隣のくまっきいと会話を弾ませていた。
そんな中、一行が乗ったはくたかは間もなく、佐久平駅に到着した。
其処からは、さくらこときっこ、メエメエと合流した後に、たまさぶろうが入院している病院に見舞いに行くことになった。
そして、小海線としなの鉄道を使い、中軽井沢駅へ移動する予定である。何故なら、プニたんが描かれた絵本の絵本作家の記念館へ行くためである。
記念館では、其の絵本作家の娘で記念館の館長をしている人物が案内してくれることになった。記念館に行くことになったのは、やはりしまじろうの要望による物である。
その記念館が中軽井沢駅の最寄り駅と言うこともあり、経路を決めたのはやはりけんとだった。
「小海線ではハイブリッド車両のキハE200系、しな鉄では「ろくもん」が見たいな~!」
けんとは経路を一行に告げている時、自分のことも一緒に述べていた。一行はけんとしか知らない知識に首を傾げていたが、しまじろうだけは是非、記念館の館長に、あの絵本のことを話せればと思っていた。
絵本はジジからしまじろうの手に渡り、手荷物のリュックの中に入っていた。そのため、準備は万端だった。
そうこうしている内に、はくたかは佐久平駅に着き、改札にはメエメエとさくらこときっこが待っていた。
「あ!さくらこ!きっこ!」
そう叫んだのはまるりんだった。
「まるりん!昨日は良く眠れた?」
「私達、殆んどたまさぶろうに付きっ切りだったから、もう退屈!」
「私は、あのたまさま・・・たまさぶろうと一緒に過ごせたのは嬉しかったかな・・・。」
さくらこときっこは目の下に隈を作っていたが、寝不足と言うことも忘れ、まるりんとの再会を喜んだ。そしてさくらこは、少し下向きになり、赤面していた。
「あ、メエメエ博士!」
「おお、しまじろう達!待っておったぞい!」
メエメエは改札から出て来たしまじろう達を見つけ、少し安心したようだった。
「其れで、たまさぶろうは如何していますか?」
みみりんが早速、あのことを尋ねた。
「わしらが迎えに出る前に、意識を取り戻したよ!多分、皆が来るのを待っているぞい!さ、行こうか!」
「メエメエ博士、宜しくお願いします!」
しか子がメエメエに頼んだ。
「あ、其れじゃあ私はこの辺で失礼するわ~!」
「カーバー博士は、これからどちらへ行くんですか?」
一行の向かう方向とは逆方向へ行くカーバー達に、らむりんが尋ねた。
「私はこのくまっきいちゃんの家族とメエメエ博士の姪のメエコさん達が、野辺山で待っているって言うから、この子を送り届けるのよ。」
「私からも有り難う御座いました!」
カーバーとくまっきいは、一行に礼をした。
「ぶう、僕、くまっきいと友達になれてとても嬉しかったよ!又会おうね!」
そんなくまっきいに駆け寄ったのはぶうただった。
「じゃあ又ね!ぶうた。」
「くまっきいちゃん、有り難うね!お家の人に、くれぐれも宜しくね!」
しか子がそう言うと、くまっきいはメエメエと共に、其の場を後にした。
「サテめえめえ博士、私達モ行キマショウ!」
「そうじゃな。其れじゃあ着いて来るぞい!」
一行はカーバーとくまっきいを見届け、早速たまさぶろうの元に向かった。

次回、第13章「笑顔で帰ろう!」 おっ楽しみに!


其れではここからは今週のしまじろうについてである。(BS11の方は、先週で遅れが9日から2日に縮んだので、1月16日の放送になる。)


今週は、早速冒頭でしまじろうが風邪を拗らすかと思いきや、TVに於いて、成人式の一環としてボランティア活動をする新成人の話題から、しまじろうが「僕、今日から大人になる!」と決意したことから始まった。

さて、色々な思いを述べていくとすると・・・。

先ず、ちゃれんじ島での成人式の挙げ方は、とても味があっていいと思った。ま、あのニュースを視る限り、新成人が晴れ着やスーツ姿じゃなかったから、挙式の後に行っていたのかも知れないが・・・。
例年、成人式と言うと、唯二十歳になったことを、市町村長やら様々な来賓、場合によっては其の地区にある学校の恩師等が祝ってくれるだけと言うことが多い。
又、沖縄等では、ド派手に祝うなんてのも話題である。(沖縄の皆さん、明日(1/15)放送されるので、どちらの方が良いか、比較してみて下さい。)そして、この“派手”と言った所で、市長が歌う所や、TDRでも派手に祝うと言うこともある。

そうした意味を踏まえ、ちゃれんじ島の成人式はどうだろうか?

実際に新成人がボランティアしていると言う所があるかは不明だが、新成人は、“第二の人生が始まる”ということもあるし、場合によっては、“就活”にも繋がるので、そうした“社会勉強”のためには、こうした成人式も又良いと思っている。流石に、このような表現は良い子の皆には分かりにくい気もするが、まあ事実なので・・・。

でもどうせなら、何処かの講堂に新成人が晴れ着姿で成人式を祝う場面が欲しかったようにも思う。後言いたいのは、「あの新成人達、老けてね?」と思わんばかりに、オッサンぽく見えたw

さて、そんなニュースからすっかり“大人”を気取り始めるしまじろうは、逆にはなを“餓鬼扱い”し始めることになる。(はながやり掛けの“パズル”を勝手に仕上げる、食事介助をする等で。)
其処で思ったのは、先ず“パズル”の場面では、「しまじろう、はな位の年の子だと、お前には簡単に出来てもはなにとっては難しいことはかなりあるんだぞ?折角はなが一生懸命やっているんだから、見守ってあげるのが、本当の大人だと思うんだけどな?」と感じた。
次に、食事介助の場面。

これに関して述べると、今のはなを視る限りだと、一人で食事をしているが、しまとら時代だと、さくらに介助されていたのである。
そんな中で、しましまとらのしまじろう第373話「小さくなーれ!」では、毎回食事介助されているはなに見かねたしまじろうは、「僕にも食べさせて~!」と、さくらにはなのような介助を求め、今回とは逆の“赤ん坊帰り”すると言う話もあった程である。

まあ、しまじろうが5歳と言う設定なら、年齢差が3歳のはなは2歳と言うことになるが、実際の2歳児が、介助無しで食事が出来るのは微妙である。でも、介助された際、「あでも、口は開けるんだね・・・。」と思った。

其の後、しまじろうははなに、昼寝を促したが、「眠くない」と訴えるはなに、餓鬼扱いする発言をした。

「はなちゃんは、赤ちゃんなんだから!」

この言葉にはなは、「はなたん、あかたんじゃな~い!!」と餓鬼扱いされたことに激怒した訳だが、そんなはなが、しまとら初期だと本当にベビーカーに乗る描写があった。
しましまとらのしまじろう第17話A「一人ぼっちのしまじろう」では、ベビーカーに乗っているはなをあやす一幕もあった。しかも、はっけんたいけんだいすき!しまじろう第21話「ビックリはなび」でも、花火大会へ行く際、はなはベビーカーに乗せられて、会場に向かうシーンもあった。
このことから、アニメ化初期は本当にはなは“赤ん坊”のような描写だったことが覗える。

さて、はなを餓鬼扱いした所で、メインが登場である。
だがここでも、何時ものしまじろうらしからぬ一幕を見せる。

普通だったら、「はなちゃん、今日お兄ちゃん、皆と遊びに行くことになっているんだけど、はなちゃんも行く?」と尋ねそうな所である。だが、今回は「大人同士の付き合いだから、はなちゃんは寝ててね!」と(あの時期の子にしては)難解なことを言い、はなをそっちのけで置いてけ堀にしていた。

「はなたんも行く!」とはなが無理矢理、兄に付いて行くが、しまじろうははなを置いてけ堀にすると言うことは過去にも何回かあった。大抵は、「はなが居ると支障を来たす」と言うことが多く、まあここでも「大人らしからぬ行動」と言えるだろう。

そしてこの後、しまじろうが風邪を拗らせ、はなとの立場が逆転されることになる。

次に述べることとして、しまじろうの風邪の引き方である。
しまじろうが本編中に風邪を引くと言うことは何回かあった。以下が其のリストである。

・2013年3月18日 第50話   「げんきの ゆうびんきょく」
・2015年3月16日 第152話  「おにいちゃんの かわり」
・2016年4月16日 第209話  「みみりんと みかんひめ」

そして今回と言うことで計4回あるのだが、これらに共通することとして、しまじろうが風邪を拗らす切欠の描写があることである。
「げんきの ゆうびんきょく」では、ちゃれんじ園の園庭で遊んでいる際に、くしゃみをし、其の後に公園で遊んだ際もくしゃみを繰り返し、其の後風邪を拗らすと言う展開だった。これは、「みみりんと みかんひめ」でも同様の展開だった。
そして、「おにいちゃんの かわり」だと、ちゃれんじ園に提出しなければならない似顔絵の宿題をやっている最中に、風邪を拗らすと言うものだった。
今回は、突然の雨にも拘らず、公園で遊んでいたために、風邪を拗らすと言うものだった。(「雨の中でサッカーするなんて大人っぽくって格好良くない?」と話すが、御三方は「家で遊んだ方が良くない?」や「濡れたら風邪引いちゃうんじゃない?」と促しても尚、「大丈夫だよ!大人だから!」や「大人は風邪引かないんだ~!」等とやはり、“大人である”ことをゴリ押ししていたが、結局ダウンしてしまうと言う展開。)

まあ、何の意味も無く行き成り冒頭から「風邪引きました。」と言った展開では無かったので、其れらの展開については良しとしておこう。

ここからは小ネタである。
しまじろうが風邪を拗らした際に、恐らく診断のために僅かにかんきちが登場したのだが、さくらはかんきちを「かばやま先生」と言っていた。
どうせなら、かんきちはかんたの実の父なのだから、「かんた君のお父さん」と言った方が、関係性があることが強調できた気がする。
又、しまじろうが寝込んでいる際、「今頃ちゃれんじ園はお弁当の時間だろうな・・・。」と、ちゃれんじ園を思い返し、御三方が弁当を食うシーンになったのだが、やはりとりっぴいの弁当が問題である。

そう、蛸焼きだったからである。

「弁当に蛸焼きって似合わなくね?」とも思うが、はっきり言って、製作はとりっぴいの蛸焼き好きをアピールしすぎである。
最近は、弁当のシーンが無かったので特に問題は無かったが、やはりちゃれんじ園の昼食になると、とりっぴいが毎回蛸焼きなのを如何にかして欲しい。以前は、「蛸焼きの次に焼き蕎麦が好き」と言っていたから、例えば焼き蕎麦弁当(これなら弁当に合い易い)にするとか・・・。

後、やはりわお!だと夜寝る時に、しまじろうがさくらやはなの隣で寝ているのは、どうもしっくり来ない。
其れこそ今回は、「僕大人なんだから、今日から一人で寝る!」と言って、ヘソカ以前のように、一人で寝る描写が欲しかった所である。(其れこそ、“大人”としての描写が完璧なように思う。実際に、第78話「おとまり なのだ!」では、ぽん太郎が宿泊するからと言って、自分のベッドが自室にある描写もあったし・・・。

そして最後に、今回のサブタイは、過去に被ったことは全く無かったが、良く似たサブタイならあった。
其れは、第13話「ぽんたろう おとなになる!?」である。

粗筋として、何時もひつじいに頼りっきりのぽん太郎は、メインから「子どもっぽい」と貶されてしまう。
其処で、「自分が大人っぽい所を見せたい!」と思うばかり、心底から思いを寄せているみみりんを守る“ボディーガード”の役を務めることになるのだが・・・。と言った感じの話だった。

両者のサブタイを比較すると、今回は「おとなになる」で終わっているが、ぽん太郎の時は、「!?」も付いていると言う点があった。
でもまあ、似たようなサブタイだったと言うことには変わりは無い。

さて次に・・・。
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とりっぴい「今回の話、最初に「成人式」の描写があったけど、もう其の日は終わっているんだよ?過ぎたことも取り上げるのなら、じゃあ何で先週はとりっぴいの誕生日の描写が無かったのさ?ズルいじゃ無いか、テレビせとうち!」

自分がしまじろう位の頃は、成人の日は1月15日だったので、今でも1月15日のままなら、TXNの放送日としては適切だっただろう。
だが、今は1月第二月曜日なのである。そして、以前は月曜日に放送していたしまじろう(TXN)も、今は土曜日なのである。(“再放送”扱いのBS11は月曜のままだが。)
ではそのようなことを踏まえて、とりっぴいの意見はどうだろうか?

若し、以前の成人の日のことを言いたかったのなら、「前は1月15日だった」的な要素を出しても良かっただろう。しかし其れが無ければ、もう成人の日は終わったことなのである。
終わったことを、後日に放送出来るのなら、やはり先週、とりっぴいの誕生日の要素を出さなかったのは謎である。
つまり、とりっぴいの気持ちは分からないまでも無い。あ、流石に今週は飛ぶシーンは無かった。

他に、今回はメインが登場する必然性はあったと言えるだろう。
去年11月の最後の2週で、“無理矢理出している感”があったメインだったが、今回は流石にメインを出さないと話が成立しないので、問題無しである。


さて、アニメ以外だと・・・。
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遂に、映画の挿入歌と予告が流され始めたことが印象的だった。
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画像は「えほんのくに」CDのCMから。

去年までだと、挿入歌に着ぐるみが登場し、更に去年はプニたんも登場していたが、今年は着ぐるみではなく、人形劇の人形のような物(タコハチ、こはく仕様のしまじろうに加え、他の仲間にも反映されていた。)が登場し、去年のような、ある意味“難しい”振り付けは無く、唯の手拍子だけだったので、これはこれで良いと感じた。又、今年の映画の主役・ココが居なかったのもある意味では“ネタバレ”が無かったと思う。

しかし思ったのは、何故か今週は挿入歌の後、「カミイチ劇場」を挟んで、予告が流れていた。
去年や一昨年は、挿入歌の後、直ぐに予告に入っていたのでこればかりは謎であった。

更に、映画題が記される所にも、過去2年間と違っていた箇所があった。
と言うことで比較してみると・・・
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今年
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去年
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一昨年

三者を比較すると、「きてね!」のテロップが無いことが覗える。
「きてね!」は強調性があったように感じるのに、何故今年は無いのだろうか?
又、検索ワードが変わっているのも覗える。
これに関しては、過去二年間と比較すれば“味がある”ので、良しとしようか・・・。

だがその一方で、漢字にルビが無いのが気になる。
或いは、これは子どもアニメなんだから、全部仮名文字だったとしても文句は無い。

そして、去年は公開日が近くなってから、AKBとSKEがゲスト声優を勤めることを伝えていたが、今年は早速山田花子とCOWCOWが、ゲスト声優を努めることを伝えていた。
所で、COWCOWと来れば、「あたりまえ体操」の要素があるのだろうか?

又、映画に関しては、昨日から前売り券の発売が始まり、今年は“おまけ付き”の前売り券も発売されている。
この“おまけ”に関しては、「ドラえもん」でも、大山のぶ代時代からあり、「劇場で買うと、更なるおまけが付く」と言う物もあった程である。

まあ、予告は次回以降、挿入歌の後にかかるかも知れないので、これはこれで次回以降も観察したい。

さて其れ以外だと、映画の挿入歌と予告の間にあった「カミイチ劇場」の内容である。

“元祖”カミイチが、紙をボロボロにされ、和紙から出来た“新”カミイチに進化するという内容だが、あの展開は何度も見て来たので、正直もう飽きている。
其れに、“推理”の要素もあるが、普通、推理要素のあるものと言うのは、「犯人が誰か?」と言う疑問があるから面白いのである。
だが、そんな推理要素のある話も、何度もやってしまうと「犯人が分かっている。」ので、正直つまらない。

制作の方針である「同じことを繰り返す」と言う意図があるのだろうが、何もかもこの意図に則るのは違う気がする。
よって、あのような推理要素のある話は、今後は一切不要である。

どうしてもやりたいのなら、其れこそ“事件”を変えるなりして、“リメイク”して、全く違う話でやって欲しいと思う。

そんな今回の話だったが、次回も又、はなが主役の話である。

見た所、どうもしまじろう・はなの“従兄弟”と思われる赤ん坊を預かるような話である。
しまじろうの親戚に関しては、現在連載中の「ちゃれんじ園オフ3」でも載せているので、まあ彼も、似た者同士と言ったところだろう。
そして予告を視た際、「どうも、0歳児向けの「こどもちゃれんじBaby」や1歳児向けの「こどもちゃれんじぷちファースト」のしまじろうに似ているな~」とも感じた。又、はなには嘗て「マー君」と言う盟友も居た。
そんな中で、次回はどうなるだろうか?
次回は視れるかどうかは分からないが、視れれば視たいと思う。