ちゃれんじ園 オフ ~山奥集落の誘拐事件~ 第15章・エピローグ

さて、何時もだと土曜日にうpする予定であったが、しまじろうSPCのため、今日の更新となる。更新が遅くなったことをお詫びする。
そして、このシリーズは今回で最終話となる。そのため、第15章とエピローグを一挙うpすることとする。

其れでは、スタート。

            第15章 突然の別れ
「あ、お父さん。如何したの?」
『あ、らむりんか。お父さんからとっても大切な話があるんだ。良いかい?』
「うん、其れで何?」
らむりんは、電話口の向こうでまっせいが其の様子であることは分かっていた。
『実はな、急で悪いんだが、明日急遽、フランスに帰らなくちゃならなくなったんだ!』
「え~!!」
らむりんは思わず声をあげた。
『今日、お祖父ちゃんが、転倒した際に入院するほどの怪我をしたって、さっきお祖母ちゃんから連絡があったんだよ。だから、しまじろう君達には辛い思いをさせちゃうかもしれないけど、今回はちゃれんじ島には行けないって謝っといて・・・。』
らむりんはまっせいの言葉に、暫く何も言えない状態であった。らむりんは考えた。
(確かに、お祖父ちゃんが倒れたともなれば、私だって行かなくっちゃ!・・・でも、しまじろう達に詫びて、分かって貰えるかな・・・?)
『おい、らむりん?聞いているのか?』
ふと、まっせいの声が聞こえ、らむりんは咄嗟に返事をした。
「あ、分かったわ。伝えておくよ。」
『其れで何だが、出雲の駅を出る時と、岡山から新幹線に乗る前に、お父さんに電話してくれないか?お父さんとお母さん、らむりんが東京駅に着く時間に合わせて、こっちも向かうから。』
「分かった。其れじゃあ、又明日連絡するね。」
そう言い、らむりんは通話を終えた。だが、通話を終えた後もらむりんは、しまじろう達にはどのように伝えればいいのか迷っていた。
「私がちゃれんじ島に行けないってことになると、しまじろう達も悲しむわね・・・。本当に如何しよう・・・。」
そう言いらむりんは、途方に暮れていた。

其の頃、東名高速の足柄SAの客室では、
『いやあ、今回は色々と頼んで済まなかった。有り難うよ、ガオガオ。其れに、カーバーとメエメエにも伝えとくんじゃ!』
「お蔭で疲れましたよ。で、ジジ様、もう頼み事は本当にないんですね?」
『わしからは以上じゃ。其れより、カーバーの風邪は治ったかのう?一時は、つくばに行けるかが心配じゃったが・・・。』
「あ、大丈夫ですよ。風邪も大したことが無かったようで・・・。」
『そうかそうか。あ、其れじゃあわしはもう寝るから、これで失礼するよ。お休み、ガオガオ。』
「ジジ様もお休みなさい。」
ガオガオはジジとの通話を終えた。
「で、ジジ様の頼み事はもう終わりじゃと?」
客室の隅のソファーに座っていたメエメエが、ベッドに座っていたガオガオに尋ねた。
「ああ。もう無いってさ。これで明日は、漸く出雲に行けるぞ~!」
「やっと来たって感じですわね。其れに、私の風邪もすっかり治って本当に良かったですわ!」
カーバーはメエメエの真向いのソファーに座りながら話した。つくばへ向かう前、かなり咳き込んでいたあの時とは一転し、既に風は完治し、何時もの様子に戻っていた。
「其れで、今私達は、東名の足柄SAに居るが、ルート的には、東名、名神、中国道
と来て、松江道と山陰道を通って、出雲で良いかい?」
ガオガオはNEXCO中日本のフリーペーパー「高速家族」と「東名高速道路・中央自動車道」のエリアガイドを見乍ら、これから通るルートを指で辿った。カーバーとメエメエは、ソファーからガオガオの居るベッドに置かれた地図を見るため動き、地図に注目した。
「そうじゃのう。わしもこの通りがいいと思うわい。」
「私もですわ!ガオガオさん。」
「二人が良いと言うなら、そうしよう。あ、其れじゃあそろそろ寝る用意でもするかね?」
ガオガオがそう言うと、寝る用意をするためベッドから立ち上がった。同じく、カーバーとメエメエも立ち上がった。

翌朝、屋敷での起床時間は7時半だった。この日は、予定も特に無く、朝食が済んだら、各々準備を整え、出来た参加者から屋敷を後にすることになっていた。
しまじろう達は、最後の朝食をらまりんと一緒に楽しんだ。
こうして、午前9時頃、参加者は次々と準備を整え、屋敷を後にしようとしていた。
「しまいちろう君とお祖父さん。又、会おうね!」
「僕もしまじろう君に会えることを楽しみにしているよ。」
屋敷の駐車場では、牧野家の三人が、他の参加者の見送りを各々の車の所で行っていた。そんな中しまじろうも、一足先に屋敷を後にするしまいちろうとしまるに話し掛けていた。
「今回は、裏で物騒な事件も起こったりしたが、君は如何じゃった?」
しまるが尋ねた。
「はい、僕はしまいちろう君に会えたのが、とても嬉しかったです。お祖父さんも嬉しかったでしょ?」
しまじろうが聞き返す。
「勿論じゃよ。わしもしまいちろうも、久々の遠出を楽しめたよ。本当に有り難うな。あ、其れじゃあしまいちろう、行くとするかのう。」
そう言いしまるは、後ろにあった自身の愛車であるシルバーで、少し古い型のアコードの運転席のドアを開けた。開けると同時にしまるが乗り込み、乗り込み終えると、しまいちろうも助手席のドアからアコードに乗り込んだ。
そして、アコードのエンジンを掛け、しまいちろうが助手席の窓を開けた。
「其れじゃあ、又ね。しまじろう君。僕、金沢で君が来るのを何時でも待っているよ!」
「僕もちゃれんじ島で、しまいちろう君のことを待っているからね!」
しまじろうが言うと、アコードは適した位置までバックをし、其のまま幹線道路へと通じる道へと進んで行った。其れでもしまいちろうは、窓から顔を出し、しまじろうに手を振った。しまじろうも応えるように、アコードが駐車場の周りを覆った木々で見えなくなるまで手を振り続けた。
其れから数分後、のの達一行のレンタカー会社の迎えが来た。其の時は、玄関でのの達を見送った。
「この度は、お世話になりました。」
ののの父親が深々と頭を下げた。
「いえいえ、良いんです。其れに、私の娘の誕生日にも御付き合い頂いて、誠に有り難う御座います。」
「じゃあ、又会おうね!ののちゃん。」
「うん、私、しまじろう君達に会える日、楽しみにしているわ!」
ののがそう言うと、しまじろうは満面の笑みを浮かべた。
「あ、私のこともこれから宜しく!」
初めてののに知り合ったにゃっきいが、笑顔で答えた。
「うん!にゃっきい!」
こうしてのの達は感謝の気持ちを伝えて、屋敷を後にして行った。其の様子を一行は見届け、愈々、しまじろう達が屋敷を後にする時間になった。先程の駐車場には、らまりんがリツ子と隣り合いながら、コースターに乗り込もうとしているしまじろう達と会話をしていた。
既に、コースターにはすてっぷ組のメンツにぽん太郎とにいすけ、ドカペとマサシとモグちゃんにトミー、たま子、より子が乗り込んでいて、運転席にも大星、助手席にしまたろうが居た。
「今回は、本当に私のために、有り難うね。皆!」
らまりんは早速、感謝の言葉を伝えた。
「うん。こちらこそ。僕はあんまりちゃれんじ島から出たことが無かったから、こうやって遠くまで来れたのが嬉しかったよ。本当に、お父さんに感謝しなくっちゃ!」
しまじろうは笑顔で答えた。
「そう言えば、そうね。家のお父さんとも知り合いだっただなんて、私吃驚しちゃったわ!」
「そう言うらまりんは、私と知り合いになったのよね!」
其処にらむりんが口を挟んだ。
「そうね。私達、一寸怒りっぽい所とか、お姉さん的な感じがする所、其れと頭にバンダナを被っている同志で意気投合したのよね。又何時か、らむりん達に出会ったちゃれんじ島に行ってみたいわ・・・。でも、らむりんはもう居ないのよね。」
らまりんは少し残念そうな顔を浮かべた。
「そうなのよ。又何時か、日本に来れればいいんだけどね・・・。」
そう言うと、らむりんは顔が俯き、泣きそうな表情を浮かべていた。如何やら、急遽帰国しなければならないことが、気に掛かっていたようであった。
「あれ?らむりん、これからちゃれんじ島に行くんじゃなかったっけ?」
「そうよね。行く時に、みみりん達にそう言っていた筈なのに・・・。」
とりっぴいとみみりんが、其々疑問を浮かべた。
「あれ、そうだったっけ?ま、良いわ!じゃあ、又何時か会おうね、其れに元気でね!らまりん!」
「う~ん・・・らむりんったら、何か隠していそうね・・・。怪しい・・・。」
にゃっきいがしまじろう達には聞こえないような小声で、らむりんを半目にして、腕を組みながら疑った。
だが、にゃっきいの疑いに、しまじろう達は気付かず、やり取りは続いた。
「じゃあ、ちゃれんじ島に来る時になったら、私に知らせてよ!私も行くようにお父さんとお母さんに頼むから・・・。ね?良いでしょ?」
らまりんは隣に居たリツ子に誘い掛けた。
「そうね。考えておくわね・・・。其れに、貴方達、今日は有り難うね。気を付けて帰るんだよ!」
「はい、有り難う御座います!」
しまじろうが御辞儀をした。すると、
「お~い!そろそろ発車するよ!電車の時間が間に合わなくなっちゃうから・・・。」
運転席から大星が振り返り、しまじろう達を呼んだ。
「あ、其れじゃあ皆、又ね!」
らまりんがそう言い、手を振ると同時に、ブザー音と共にコースターのドアが閉まった。ドアが閉まると、しまじろう達は空いている席に座り、らまりんとリツ子に向かって手を振った。其れを見た一行も、手を振り出した。既にしまじろう達の目頭は熱くなっていた。
動き出したコースターの中で、手を振る一行を見乍ら、らまりんは手を振りながら呟いた。
「私達、離れていても、何時でも友達だよ!」
らまりんとリツ子は、一行の乗せたコースターが木々に隠れて見えなくなるまで、手を振り続けた。コースターが見えなくなるとらまりんの目から、涙が一粒零れ落ちた。
そして、しまじろう達も、らまりんが見えなくなると、暫く後ろを振り向いていた。そんな中、らむりんも又、別れに感極まり、涙を流した。
「らむりん。又何時か、らまりんに会えるわよ!」
其の姿に気付いたにゃっきいが、早速らむりんを元気付ける。
「そうね。一番らまりんに意気投合したのが私だからね。何時か又、日本に来た時に・・・。」
そう言うとらむりんは言葉を失い、顔を突っ伏した。
「らむりん、如何したの?」
にゃっきいがらむりんの異変に気づき、思わず声をあげた。だが、しまじろう達三人は、ドカペとマサシとモグちゃんとトミーとの会話が弾んでいて、気付いていなかった。
「ううん。何でもないの・・・。御免ね、にゃっきい。」
らむりんは、にゃっきいに表情だけは見せたくないようだった。
「ねえ、私さっきから、らむりんのこと見ていると、何かあったんじゃないかって思うの!何かあったのか話してもいいんじゃない?しまじろう達とは友達だったけど、私だって折角友達になったんだからさ!」
にゃっきいの言葉にらむりんは心が動き、にゃっきいにだけは、昨日のまっせいとの電話のことを話すことにした。
「分かった。じゃあ、にゃっきいにだけは話すよ・・・。」
らむりんは、重い口をにゃっきいに向けて開いた。

其の頃、静岡県内の東名高速では、とある一台の車が、名古屋方面、いや、出雲へと向かっていた。白のインプレッサだった。
「ガオガオさん、どの位で着きそうかしら?」
助手席のカーバーが、運転席のガオガオに尋ねた。
「そうだな。何しろ、東京から出雲までだから、日が暮れて、夜になってしまうな・・・。」
ガオガオは真剣な目付きで答えた。
「まあ、わし等は特に急いではいないのじゃから、こうしてゆっくり行くのが無難じゃ!」
後部座席にドッカリと座っているメエメエが口を挟んだ。
「そうですね。私達の目的は、遺跡で新発明のあれの成果を試すこと。唯それだけだからな。」
ガオガオはそう言うと、前方を走っていた黒のbBを追い越すため、ウィンカーを出すとともに、追い越し車線へと移動した。
「・・・其れにしても、今回は私のRX-8が使えなくて残念だわ・・・。結局、今回はレンタカーになってしまったけど・・・。」
追い越したbBを助手席の窓から目で追いながら、カーバーが言った。
「ま、しょうがないじゃないか。カーバー博士の車は、今故障中なんだから・・・。そんなことより、ジジ様から解放されて、出雲に迎えることを誇りに思わなくっちゃ!」
ガオガオはそう言うと、bBから見て、かなり前を走っていたクリーム色のアルトを追い越すため、アクセルを強めた。車内には、インプレッサの力強いエンジン音が響き渡った。
「そうじゃのう。全く、ガオガオ殿に出会った時も、随分と召し使いのように扱われたらしいが、わしやカーバーが弟子入りした時も、あんな感じじゃったからのう。」
「本当に思い出すわね。ジジ様の所に弟子入りをした時のことを・・・。私も、あの時不満で不満で帰ろうとしたら、あの『カメパック』だったかしら・・・。其れを使ってからにしろとかって言われて・・・其れで使ってみたら、あら吃驚。其れだけで泳げるんですもの・・・。本当に驚きましたわね!」
メエメエとカーバーの思い出話を耳にすると、ガオガオはアルトの追い越しを終え、アクセルを戻した。そして、口を開いた。
「やっぱり大変でしたね。私も似たようなこと、されましたよ!」
「そうじゃのう。其れよりわしは、あの発明品を使うのが楽しみじゃ!何せ、天才と言われたわしの超傑作じゃからのう!ホッホッホ!!」
メエメエは思わず高笑いをした。
「私も楽しみだよ。」
ガオガオがそう言い微笑むと、インプレッサのウィンカーを操作し、元居た走行車線へと戻した。ガオガオ達は間もなく静岡ICに差し掛かろうとしていた。

そして、一行は出雲市駅に到着した。ここでは、未だ出雲に残るトミーと別れることになっていた。
「そうなんだ。トミーはこれで伯父さんの所に戻るんだね!」
「ああ。僕は、ダディの用事ってことで来たからね。いや~、君達には色々と迷惑を掛けて済まんかった。」
駅舎の出入り口の所で、しまじろう達はトミーと話していた。
「全くだ!僕が連れて行かれた時は、本当に強盗かと思ったぞ~!」
「私も吃驚しちゃったわ!ぞうたときりんたを見つけたって言って、貴方達に付いて行ったら、トミーが居て・・・。」
「僕もだよ。トイレに行きたくなって戻ったら、不意を突かれたよ。で、まさか僕とぞうたはトイレに行くように仕向けただなんて思いもしなかったよ。」
「僕は遺跡じゃなくて、駐車場に向かわされていただなんて思いもしなかったのだよ。」
トミーに連れ去られたぞうた、きっこ、きりんた、ぽん太郎の四人が、其々の不満をぶつけた。
「オゥ、アイムソーリー!そう言えば、聞いていなかったけどしまじろう達、ちゃれんじ園は如何だい?」
トミーがしまじろう達に尋ねた。
「うん。毎日が楽しいよ!風邪引いてでも行きたいって思うもん!」
と、しまじろう。
「そうだよね。一度風邪引いた時、無理に行こうとしてはなちゃんとかに怒られたんでしょ?」
とりっぴいの不意打ちの発言に、しまじろうは思わず図星を浮かべた。
「え~・・・あ、そうだっけ・・・。」
しまじろうは思わず赤面した。
「フフフ。でも、みみりんはトミーに会えて楽しかったわ!又会おうね、トミー!」
みみりんは、しまじろうととりっぴいのやり取りに微笑みつつ、トミーに答えた。
「そうだね。其れよりも、みみりんも相変わらず可愛いね!以前会った時は、赤い服に左耳には花飾りだったのに、今は水玉模様のワンピースに、ピンクのカーディガン、そして、左耳のピンクのリボンがとても似合っているよ!」
「あら、トミーったら御上手ね!」
みみりんは赤面した。
「其れに、みみりん。私がフランスに行く時にあげた其のリボン、大切にするって言っていたけど、本当に大切にしてくれて有り難うね!」
らむりんは、みみりんのリボンを指差しながら言った。
「あ、そうよね!このリボンは、らむりんの形見だもんね!みみりん、偶に其のリボンを見ると思い出すわ。らむりんと遊んだ楽しかった日々のことを・・・。」
みみりんは、耳に付けたリボンを一旦外し、掌中に収めながら言った。らむりんは思わず見入った。
「へえ、其れってらむりんのだったんだ。私は初めて知ったわ!」
にゃっきいがみみりんの掌中にあるリボンを見ながら言った。
「そうなの。みみりん、らむりんが引っ越すことになった時、見送りに間に合うようにせっせとらむりんの似顔絵を描いて、其れのお礼に貰ったのよ。らむりんが居ない今は、しまじろう達の中では、お絵かきは一番って思うけど、やっぱりらむりんの方が上手だと思うわ!あ、らむりんは、みみりんがあの時あげた似顔絵は大切にしているの?」
そう言うとみみりんは、再びリボンを左耳の辺りに付けた。
「勿論。家に飾ってあるわよ。今度、文通相手のにゃっきいに飾ってある写真と一緒に送るよ!」
「有り難う!らむりん!」
其の様子にトミーが微笑み続けた。
「らむりんは、其の『R』って服と、頭のバンダナが似合っているよ。僕に初めて会った時にはリボンをしていたけど、そっちよりこっちの方が好きかな。」
トミーはらむりんに振り向いて答えた。
「まあ、トミーったら。」
らむりんも赤面した。
「じゃあトミー、私は如何?」
にゃっきいは自分を指しながら尋ねた。
「そうだね。にゃっきいは僕としては、紫のベストと、ストライプ柄のスパッツがお似合いかな?其れにしても、にゃっきいは紫が好きなのかい?」
「あ、私は紫よりも黄色が好きよ。そうね、私って普段紫のファンッションをしているからね・・・。良くそう言われるのよ。」
にゃっきいはふと自分を見回した。
「あの、とりっぴいのこと、忘れていませんか?」
とりっぴいは少し苛立ちながら、トミーに尋ねた。
「とりっぴいね。相変わらず蝶ネクタイだね。柄と大きさがあの時と変わっているけど・・・。其れに、下腹部の所と蝶ネクタイの白のストライプが似合っているよ!」
「え?其れだけ?」
「うん、其れだけ。」
「もう、トミーったら、初めて会った時と全然変わってないじゃん!」
とりっぴいは立腹したままだった。
「本当、トミーったら女の子のことばっかりだね!あ、でも僕はトミーに会えてとても嬉しかったよ!又会おうね!」
「イエス!所で、しまじろうは以前、青いオーバーオールを着ていたのに、今は赤いトレーナーって僕の真似のつもりかい?」
「あ、別にそう言う訳じゃないんだよ。そう言えばトミーも相変わらず、赤い服だね!」
しまじろうとトミーの服装に一同が見入った。
「そう言えばそうね。しまじろうとトミーって、赤い服同士ね!」
みみりんが納得した。
「縞々同士で、赤い服同士!本当、感激だよ!」
トミーは上機嫌だった。すると、
「さ、皆!そろそろ、電車の時間だから、行くよ!」
しまたろうが指示を出した。
「あ、其れじゃあトミー、僕達はもう行くからね!又、遊びに来てよ!」
しまじろうが誘い掛けた。
「オウ!是非とも行くよ!其れじゃあ、グッバーイ!」
トミーがそう言うと、しまたろうがやって来た。
「トミー、有り難うな。お義兄さん、いや、お父さんに宜しくな!」
「叔父さんも元気で!あ、其れと叔母さんとはなちゃんにも宜しくって伝えて!」
「ああ、伝えておくよ。其れじゃあ、気を付けてね。トミー。」
しまたろうがそう言い、トミーから離れた。
「じゃあ、元気でね!」
しまじろうがそう言うと、
「俺からも元気でな!」
「僕も。又会おうね!」
「おいらも。トミーに会える日を楽しみにしているよ!」
ドカペが口々にし、
「これから俺のことも宜しくな!」
「僕もだよ、トミー。」
「あ、おいらもね。」
マサシも口々にした。そして、
「じゃあ、トミー。気を付けて!」
「サンキュー!モグちゃん!」
モグちゃんが締めると、一行は改札の中へと入って行った。其の様子をトミーは手を振りながら見送った。其の時、しまじろうが一瞬振り向き、笑顔を浮かべた。トミーも笑顔を返し、黙って見送った。

やがて一行は、特急やくもに乗り込んだ。やはりけんとが興奮していた。
「特急やくもは、岡山から出雲へのアクセスに便利なんだ!其れに、今じゃ貴重になった381系、其れも国鉄色に乗れて、僕も嬉しいよ!」
けんとの言葉に、しまじろうは何も言えなかった。
「けんとったら、相変わらず電車好きだね!」
「うん。でも、とりっぴいは電車なんかより、車が好きだからね・・・。」
しまじろうととりっぴいは黙って、自分達の座席で、右斜めの座席に座っているけんとの解説を聞いていた。
「其れに、今回は岡山からはのぞみで残念だけど、何時かは500系や700系のこだまに乗ってみたいな~。若しかしたら、500系と700系、其れに700系ひかりレールスターなんかも見れるかな?あ、其れか岡山発のひかりだったら、700系かも知れない!」
けんとは何の躊躇いも無く続けた。既に自分の世界に入っていたようで、しまじろう達は呆れていた。
「僕の将来の夢は新幹線の運転手だから、どんな新幹線が見れるか楽しみですね~。」
だが、けんとの隣の座席のもんただけは、けんとの話に付いていった。
「そうだよね。もんたはどの新幹線を運転したいの?500系?700系?ひかりレールスター?N700系?あ、500系は模擬の運転台があって、運転を体感できたりするんだよ!」
「う~ん。其処までは未だ決めてないですよ。でも、500系にある其の運転台は興味深そうですね。何時かは僕もやってみたいです!」
「うん。一度やってみてよ。僕、少し前に広島に行った時は、500系こだまに乗ったことがあって、実際に動かしてみたよ!」
そんなけんとともんたのやり取りを直ぐ後ろの席のみみりんとらむりん、更に後ろのにゃっきいとにいすけも聞いていた。
「本当、電車が好きって感じが伝わって来るわ・・・。」
「私がちゃれんじ島に居た時は、けんとはあんな感じじゃなかったからね・・・。本当に今のけんと見て吃驚だわ・・・。」
「何時だったか、しまじろうととりっぴいがリチャードさんと一緒に、水族館に行った時は、其の話ばかりされて、けんとにムキになったって言ってたっけ・・・。」
「僕はあんまり電車に興味が無いからね。行きの寝台特急は豪華だな、位しか思っていないよ。」
みみりん、らむりん、にゃっきい、にいすけが思いを其々口々にした。
「でもお兄ちゃん、行きの電車はお祖母ちゃんと結構良い部屋撮ったんでしょ?二段ベットでらむりんと一緒だった私とは違って・・・。」
にゃっきいがにいすけに尋ねた。
「うん。あれはお祖母ちゃんが、お母さんに頼んだからだよ。にゃっきいの時は、しまじろうのオジさんが取ってくれたんでしょ?」
「あ、そうね。でも私はけんとじゃないから、ぞうたとぶうたとけんとがとった、あのノビノビとかって席よりはらむりんとの相部屋も良いかな~って思う程度だったけど・・・。」
「ま、普通はそうだよね!」
そういいにゃっきいとにいすけは笑った。

やがて、一行が乗ったやくもが出雲市駅を発車した。一行は、各々の席で今回の旅について色々と振り返っていた。そんな中、しまじろう達もドカペとマサシ、モグちゃんを交えながら話していた。
だがやはり、らむりんは、フランスに帰らなければならないことが気に掛かるのか、終始浮かない顔をしていた。
「らむりん、大丈夫?」
「具合でも悪いの?」
にゃっきいとにいすけが、らむりんを気遣った。だが、にゃっきいはらむりんのことを既に知っていたので、何と無く感付いては居た。にゃっきいは自信を持って口に出した。
「らむりん、ひょっとして、あのことを気にしているの?」
にゃっきいの言葉に、らむりんはふと我に返った。
「あ・・・うん。」
らむりんは頷いた。すると、何も知らないにいすけが尋ねた。
「にゃっきい、らむりんが如何かしたの?」
「あのね、お兄ちゃん・・・。」
にゃっきいはにいすけの耳元で、らむりんのことをゴニョゴニョと囁いた。
「そうなんだ。其れは残念だね。僕も楽しみにしていたのに・・・。」
にいすけも困り顔を浮かべた。
「そう言う訳なのよ。だから、今そのことをしまじろう達に話そうか悩んでいるの。」
にゃっきいも困惑していた。
其れから、暫く時間が経った。にいすけが思い切って口に出した。
「ねえ、らむりん。もう話したら?多分、しまじろう達も残念がるだろうけど・・・。」
にいすけの言葉に、らむりんは驚いていた。そして、らむりんは少し考えた。
そして、らむりんは決意した。
「分かった。皆に話すよ!」
にゃっきいとにいすけは、らむりんが既に寂しそうな表情を浮かべていたのが分かった。すると、
「ねえ、しまじろう達!らむりんから話があるって!」
にゃっきいがしまじろう達を呼び掛けた。其の声に、しまじろう達とドカペとマサシとモグちゃんが一斉に反応した。
「え、らむりん、僕達に何か話したいことがあるの?」
「みみりん、気になるわ!其れに、さっきかららむりん、具合悪そうな感じだし・・・。」
「話せば楽になると思うよ!」
しまじろう、みみりん、とりっぴいが口々にした。そして、らむりんは重い口を開いた。
「実は私・・・。」
らむりんは遂にあのことを口にした。
「そうだったのか。俺達は東京までしか行かないけど、まさかそんなことになるなんて・・・。」
「僕もらむりんが居る内に、ちゃれんじ島に行けるように母ちゃんに頼もうかと思ったのに・・・。」
「おいらも残念だよ。」
「俺もだよ!らむりんがフランスに引っ越したって聞いた時は、驚いた時のことを思い出したよ!」
「僕もだよ。」
「おいら的にも残念だな。」
「でもしょうがないね!くれぐれも、お祖父ちゃんお大事に!」
ドカペとマサシとモグちゃんが口々に残念そうな言葉を述べた。
「僕も今回は残念だけど、又何時かちゃれんじ島に御出でよ!」
「みみりん、何時でもらむりんのこと、待っているわ!」
「とりっぴいも待っているし、とと・りり・ぴぴも皆待っているからね!」
しまじろう、みみりん、とりっぴいが続けた。
其の言葉にらむりんは、心が揺れた。らむりんの目はすっかり滲んでいた。
「皆、励ましてくれて有り難う!其れに、皆に会えて、私、嬉しかったよ!又、何時か・・・今度はちゃれんじ島で会おうね!」
らむりんは泣きそうだったが、其処は堪えて、思いを口にした。
「如何、らむりん。少しは楽になった?」
「私やお兄ちゃんはさっき聞いたから知っていたけど、私達からしてみてもやっぱり、らむりんが来れなくて残念だよ。でも、又落ち着いたら、手紙頂戴ね!」
にゃっきいがやり取りを締めた。
「うん!私、にゃっきいとは手紙を送り続けるわ!だから、これからも宜しくね!特に、にゃっきいとにいすけ君!」
らむりんは満面の笑みを浮かべた。其の姿に、しまじろう達も微笑んでいた。
こうして、一行の乗せたやくもは、伯備線を順調に走り、間もなく岡山県に入ろうとしていた。しまじろう達は山陰から出たことに気付いていなかったが、其々の思い出を乗せて、やくもは岡山へ向けて走り続けた。

一行は岡山駅に到着した。これから一行は、東京まで新幹線に乗ることになっていた。
「ねえお父さん。僕、今度は岡山に行きたいな~!いつか連れてってよ!お母さんとはなちゃんも誘ってさ!」
「そうだな。又、お盆やお正月休みになってからかな・・・あ、しまじろうの誕生日辺りも連休になるから、その辺にでも行こうかな・・・。」
「ワ~イ!」
岡山駅の構内を歩きながら、しまじろうとしまたろうは親子水入らずの会話を楽しんだ。そして、しまたろうは思った。
(何か、しまじろうと久々に口を利いた気がするぞ・・・。)
だが、しまたろうは友達が居ることを考え、今回はあまり水入らずの時を過ごせなかったことを水に流すことにした。
そして一行は、岡山駅の新幹線ホームで、東京行きの新幹線を待っていた。此処でしまたろうとたま子は、新幹線の中で食べるようにと、駅弁を買いに一旦売店へと向かった。しまたろうとたま子が御馳走をしてくれることになった時は、一行は大喜びしていた。
やがて、東京行きののぞみが岡山駅に入線した。
「うわ~!N700系Aだ!僕、この間乗ったのは、N700系だったから、一度はこっちにも乗りたかったんだよね~!」
けんとは、速度を落としながら入って来たのぞみを見渡しながら言った。
「僕も将来の夢が新幹線の運転手ですから、この新幹線は興味深いですね。僕も新幹線については分からないことだらけですから、色々と教えて下さい!けんと。」
もんたも又、のぞみを見渡していた。
「うん、良いよ!じゃあ、東京に着くまで僕の隣に座ってよ!」
「良いですよ。」
けんとともんたのやり取りが終わると同時に、のぞみは停車した。

のぞみは程無くして発車した。やはり、のぞみの中でも一行は仲間との談笑を楽しんでいた。そんな中、しまじろうは車窓からの景色を眺めながらぼんやりと考えていた。
(あ~あ・・・。らむりん、帰っちゃうのか。折角、はなちゃんも楽しみにしていたって言うのに・・・。はなちゃんに何て言おう?)
しまじろうは出発前、らむりんが来日することをはなに話していたことを思い出した。其の時、はなは満面の笑みを浮かべ「はなたん、らむりんと遊ぶ~!」と言っていたのを思い出した。
(やっぱりはなちゃん、悲しむよね。あ~、如何しよう・・・。)
「ねえ、しまじろう!しまじろうってば!!」
隣に座っていたとりっぴいの声が聞こえ、しまじろうの思いは遮られた。
「あ~、御免。どうしたの?とりっぴい。」
「しまじろうこそ、如何したの?さっきから、窓の外見ながらぼんやりしちゃって・・・。」
「あ~。何でもないんだよ・・・。」
「若しかして、らむりんのこと、考えていたの?」
とりっぴいは何と無く感付いていた。其の言葉にしまじろうは驚いた。
「うん。とりっぴいはどう思う?」
「そうだね。とと・りり・ぴぴや父ちゃんに母ちゃん、祖母ちゃんにも話しちゃったからね。やっぱり残念だよ。」
とりっぴいも残念そうな表情を浮かべていた。一旦間をおいて、とりっぴいが口を開いた。
「でも、こういうこと以前も経験したよね。ほら、とりっぴいやしまじろうが小さかった頃に読んだ絵本の・・・。」
「ああ、そうだよね。あの時は、一緒に冒険できて嬉しかったけど、やっぱり別れは辛かったよね。とりっぴいなんて凄く泣いていたし・・・。」
「あは!そうだった。大袈裟に泣いていてみみりんやにゃっきいに、色々と言われたよね・・・。」
とりっぴいは苦笑しながら羽を後頭部に当てた。するととりっぴいは、隣の三列シートに座っていたみみりんとらむりんとにゃっきいを見つめた。
みみりんやにゃっきいも又、らむりんと別れることになるのである。だが話を聞いていると、この山陰で起こった惨劇や、らむりんにとっては一番懐かしいらまりんとの再会等、色々と話しているのが聞こえてきた。其の様子を見ていたとりっぴいに釣られて、しまじろうも様子を伺った。
「・・・らむりん、楽しそうだね。」
「うん。僕も、らむりんと久々に会えて嬉しかったよ。」
そんなやり取りをしていた時だった。車内販売員がしまじろう達の元へとやって来た。すると、みみりん達が、じゃがりことジュースを三人分オーダーしていた。
「らむりんと最後に過ごすことになるから、一緒に食べようよ!」
みみりんは笑顔で、二人に話しているのが聞こえてきた。
「うん、良いね!」
「私も賛成よ!」
らむりんとにゃっきいも笑顔を浮かべていた。
そして、車内販売員が三人の対応を終えると
「あ、すみません!」
しまじろうが声を掛け、同じものを二人分オーダーした。すると、
「あら、しまじろうととりっぴいも頼むの?」
みみりんが気付き、声を掛けた。
「うん、僕達もらむりんと過ごす最後の時だから、其れでね!」
そう言い、車内販売員に、予めしまたろうから「何か食べたくなったら使って良いよ。」と言われ、渡されていた代金を払った。
「じゃあ、しまじろうととりっぴいも一緒に食べようよ!」
「そうね。人数が多いと楽しいし。じゃあ、ドット達とマルオ達、ぽん太郎君とにいすけ君も誘おうよ!」
にゃっきいとらむりんが、口々にすると、一斉にじゃがりこの封を開け始めた。
「あ、じゃあ僕、ドット達とマルオ達とぽん太郎君とにいすけ君呼んでくるね!」
そう言い、しまじろう達は少し離れた席に居た彼らを呼びに向かった。のぞみは間もなく、新大阪駅に着こうとしていた。

その夜、
「は~。やっとのことで辿り着いたな~。やっぱ、東京からここまでは長いね!」
ガオガオは伸びをしながら言った。
「漸く、わしらの傑作を試す時が来たようじゃな。」
メエメエは眼鏡を弄り乍ら言った。
「本当、どのような結果になるのか楽しみですわ!」
カーバーも満面の笑みを浮かべていた。
「さて、屋敷はあの森の奥にあるって言うから、早速行こうか。一旦挨拶して、其れから例の発明品を取りに此処に来よう!」
ガオガオが指揮を取り、駐車場から屋敷へと続く通路を歩み始めた。
やがて、屋敷に辿り着き、
「ほう、此処にしまじろう達が居るのかのう?」
メエメエはまるで、田舎の学校のような木造の建物を見上げた。
「本当に、学校みたいですわね。」
カーバーも見上げていた。
「そうだな。じゃあ、行きますか。」
ガオガオはそう言い、玄関へと向かった。辿り着くと、早速ドアホンを押した。
「こんばんは!御免下さ~い!」
ガオガオはドアの前で住人を呼んだ。
そう言うと、数十秒ほどで、扉が開き、大星とらまりんが姿を見せた。
「はい。あの、こんな時間帯にどちら様でしょうか?」
大星が首を傾げ乍ら、ガオガオ達に尋ねた。
「あ、此処にしまじろう君と言う子が訪ねていると聞いたのですが、彼は居ますか?」
ガオガオは、発明品を試せるということだけでなく、彼に会えることにも胸を弾ませていた。メエメエとカーバーもやはり、胸を弾ませていた。
大星は困惑しながら彼らに返した。
「あ、彼ですか?今朝、帰りましたけど、どのようなご用件でしょうか?」
大星の思わぬ返事に、胸が踊っていた彼らは驚愕の表情を浮かべた。
「え~!!!!!」
三人は揃って口にし、其の口が塞がらなかった。
「何じゃって!もう、帰ったじゃと!!」
「もう、折角発明品を試せると思ったら・・・残念ですわね・・・。」
後ろから、メエメエとカーバーが困惑しながら顔を見合わせていた。
すると、大星が続けた。
「発明品?何のことですか?」
「あ、えっとですね、この家の近くに遺跡があると聞きまして、其の遺跡の物を簡単に採掘出来る物なんですけど・・・。」
ガオガオも困惑しながら大星に告げた。
「遺跡・・・ですか・・・。」
大星は言葉が出なかった。
「ああ、其れでしたら・・・。」
すると、らまりんが口を開けた。そして、らまりんからあのことが告げられた。
「何と!そうだったのか・・・。」
「折角のわしらの傑作が・・・。」
「本当だわ。私、どうしたら・・・。」
カーバーとメエメエが四つん這いのスタイルで絶望し、ガオガオも又言葉を失った。だが、大星は続けた。
「其れで、其の子に何の用でしょうか・・・?」
「え、ああ!良いんです。こんな夜にお邪魔しました。失礼します・・・。」
そう言い、ガオガオ達は肩を落としながら、屋敷を後にした。其の様子を大星とらまりんは、首を傾げ乍ら見送った。
そして、三人は駐車場に止めたインプレッサに乗り込んだ。
「はあ、まさか骨折り損のくたびれ儲けになってしまうとは・・・。」
ガオガオはエンジンを掛け乍ら、溜め息を吐いた。
「そうじゃのう。まあ、元はと言うと、ジジ様が色々と頼んだから、このようになったじゃが・・・。」
「そうですわ!ジジ様が、色々と頼まなければ、こうならなかったと思うと・・・。」
メエメエとカーバーは後部座席で、肩を落としていたが、カーバーはジジに対する怒りが満ちていた。
「しょうがないですよ。ジジ様は、私達の師匠なんですから、今更色々と言ったって、どうしようもないですよ。・・・さて、私達は一旦、東京まで行きましょうか。其れから、この車を返して、私は羽田からちゃれんじ島へ向かいますが・・・。」
「じゃあ、返す前に東京駅に行ってくれるかのう。わしとカーバーは、明後日、新潟の知り合いに会いに行く予定だから・・・。」
「そうしてくれると有り難いですわ。ガオガオさん、お願いしますわね。」
メエメエとカーバーは一旦、顔をあげた。
「大丈夫です。一旦東京駅には寄りますので・・・。」
ガオガオがそう言い、発進させようとした其の時であった。ふと、メーターを見たガオガオが何かに気付いた。
「あれ?フューエルランプが点いているな・・・。ガソリンが持つか心配だな・・・。」
見ると、燃料計の針がEを指していた。
「大丈夫じゃ!点いてからは50kmは持つらしいから・・・。」
「早く行きましょう!」
メエメエとカーバーに言われ、ガオガオはインプレッサを発進させた。
然しこの後、出雲の市街地まで後僅かな所でガス欠になってしまい、結局JAFを呼ぶ騒動にまで発展したのであった。

そして、しまじろう達が乗ったのぞみは、間もなく東京駅に着こうとしていた。
「本当に、新幹線って早いよね!もう、東京に着いちゃうよ!」
「そうだよね。ちゃれんじ島には、新幹線が無いから、いざ、乗れるとなると嬉しくなるよね!」
しまじろうととりっぴいは、車窓から首都圏のビル群を眺めていた。
「・・・東京って、ビルがいっぱいあるね!ちゃれんじ島のシティと比べ物にならないよ。」
「とりっぴいもそう思うな!」
二人がそんなやり取りをしている内に、のぞみは東京駅のプラットホームへと滑り込んで行った。
のぞみが駅に着くと、降り口には早速、まっせいとゆめこが待っていた。
「あ、お父さんとお母さん!」
らむりんは、両親を見つけるなり、早速駆け寄った。
「らむりん、お帰り!向こうでは、色々と大変だったって牧野さんから聞いたぞ!」
「其れで、出雲の方は楽しかった?」
まっせいとゆめこが早速らむりんに尋ねた。
「うん!楽しかったよ!牧野さんも、お父さんに宜しくって!」
「そうか。あ、空港までの電車の時間もそろそろだから、行こうか!」
まっせいがそう言い、一行は東京駅の総武・横須賀線ホームへと向かった。

一行は、総武・横須賀線ホームで、成田空港へと向かう成田エクスプレスを待っていた。そんな中、まっせいはらむりんに対しての礼をしていた。
「今回も、らむりんと遊んでくれて、有り難うな!」
「オジさんも、らむりんを連れて来てくれて有り難う御座います。僕達、何時でもちゃれんじ島でらむりんに再び会える日を待っていますから・・・。」
しまじろうが礼を返した。
其の時、ATOS(接近放送)が掛かった。
『間もなく、4番線に、特急、成田エクスプレス、・・・号、成田空港行きが参ります。危ないですから、黄色い線まで、お下がり下さい。』
「あ、もう直ぐ来るってよ!皆、らむりんを見送る準備して!」
けんとが、談笑をしていた全員を呼び、一斉に注目した。
「みみりん、何時でもらむりんのことを待っているよ!又、遊ぼうね!」
「とりっぴいも!今回は、ちゃれんじ島に来れなくて残念だけど、何時でも待っているからね!」
「私も、らむりんとの手紙は楽しいけど、やっぱりこうして会えた方がもっと楽しいかな。私からも、何時か会える日を待っているよ。」
みみりん、とりっぴい、にゃっきいが口々にした。
「有り難うね。みみりん、離れていても友達だよ!とりっぴい、口の軽さが原因で、迷惑を掛けないようにしなよ!にゃっきい、私も何時か会える日を楽しみにしているわ!」
らむりんが三人に思いを伝えた其の時、ミュージックホーンが、地下ホームにこだまし、其の音と共に、成田エクスプレスがホームに滑り込んできた。
其れと同時に、にいすけとぽん太郎もやって来て、思いを伝えた。
「にゃっきいばかりじゃなく、兄の僕のことも宜しくな!」
「僕もなんだよ。まさか、らむりんさんに会えるとは夢にも思わなかったのだ。又、僕の豪邸にも遊びに来てくれたまえ!」
「うん。にいすけ君もぽん太郎君も有り難う!」
らむりんが言い終わると、成田エクスプレスがホームに止まった。ドアが開くと同時に、先ずは、僅かな降車客が降り、そして、スーツケースを持った客等が乗り込んで行った。そんな中、らむりん達三人も、乗り込み、他の乗降客の邪魔にならないように、一旦デッキの奥に立った。
そして、客の乗り降りが終わると、しまたろうとたま子が声を掛ける。
「らむりんちゃん、気を付けて帰るんだよ!其れと、牧場さんも態々有り難う御座いました!」
「私からも、この度は有り難う御座いました。其れに、らむりんちゃん、又遊びに御出でね!」
二人が声を掛けると、発車メロディの『JRSH5-1』が掛かり始めた。メロディがホームに響き渡る中、まっせいとゆめこが礼を返した。
「はい。あ、皆さんもどうか御気を付けて!」
「私も、又皆さんに会える日を楽しみにしていますわね!」
二人が礼を言い終わると同時に、メロディが鳴り止んだ。
『4番線のドアーが閉まります。御注意下さい。』
其れと同時に、黄色い点字ブロックの前まで、一行は集った。そして、らむりんは一行に向かって手を振り始めた。
「らむりん!又、俺とも遊ぼうな!」
「僕も!又会える日を楽しみにしているよ~!」
「おいらもだよ。らむりん!」
「俺達も宜しくな!」
「僕だって、らむりんを待っているよ!」
「おいらも待っているからね!」
「僕も、モグたろうとモグのすけと一緒に、待っているからね。其れじゃあ又ね!」
ドカペとマサシとモグちゃんが、手を振りながら口々にした。
『ドアが閉まります。』
成田エクスプレスのドア閉め案内が掛かり、ゆっくりとドアが閉まり始めた。一行は一人残らず、らむりん達に向かって手を振った。そして、ドアが完全に閉まり、じりじりと動き始めた。
動き始めても尚、らむりん達を追うように、一行は手を振り続けた。らむりんも又、一行に向かって手を振り続けた。
やがて成田エクスプレスは、ミュージックホーンを地下ホームに響かせながら、東京駅のホームから抜け、成田空港の方へと消えて行った。形が見えなくなり、一行は漸く振っていた手を下ろした。

らむりんの次は、ドカペとマサシとモグちゃんを新幹線ホームへと送ることになっていた。一行は、ドカペ達を見送るために、東北・秋田・山形・上越・北陸・北海道新幹線乗り場の改札の所で話していた。
「そっか。君達も此処でお別れなんだね!」
「ああ。俺達の母ちゃんが、仙台で待っているって言うから、此れから其処へ行かなくちゃならないんだ。」
と、ドット。
「でも、しまじろうに又会えたのは僕も嬉しかったよ!」
「おいらも、みみりんに会えて嬉しかったな~!」
からくさとペイズリーが続けた。ペイズリーはみみりんを見て、思わず赤面をしていた。
「あ~!ペイズリーったら、みみりんのことが好きなのかい?」
其の様子をマルオが突っ込んだ。
「いや、そんな訳ないじゃん!」
ペイズリーは赤面しながらムキになった。
「別に隠さなくたっていいんだよ。好きなら好きでいいじゃん!」
「おいらもそう思うよ。おいらからしても、みみりんは可愛いしな!」
サンカクとシカクも続けた。
「もう!貴方達ったら!」
みみりんはそう言いながら苦笑していた。
「でも、貴方達とは私と同じ猫繋がりで結構仲良くなれそうな気がするわ!何時か、ちゃれんじ島で会おうよ!」
にゃっきいが誘い掛けた。
「おう、そうだな。俺達とにゃっきいで、猫同士の友情を固めようぜ!」
「僕も一応虎だから、猫なんだけどね・・・。」
其処にしまじろうも加わった。
「あ、あんちゃん。そろそろ時間だよ!」
からくさが呼び掛けた。
「マルオあんちゃんも時間だよ。」
サンカクも又、マルオを呼び掛けた。
「ああ。そうだな!其れじゃあ、行くとするかね!弟達と、マルオ達よ!」
ドットは右手の拳をあげた。
「あ、僕もね!」
其処にモグちゃんが突っ込んだ。
「君達も気を付けてね!僕、らむりんと同じ位、君達のこともちゃれんじ島で待っているからね!」
しまじろうがそう言うと、一行は自動改札に切符を入れるための準備を始めた。
「うん。おいら、何時か行くよ!」
「俺も何時か行くからな!」
ペイズリーとマルオが返した。そして、ドカペとマサシとモグちゃんは、自動改札に切符を投入し、改札の中へと入った。
「其れじゃあ又な!しまじろう達!!」
「うん、元気でね!」
「とりっぴいも待っているからね!」
ドカペとマサシとモグちゃんが手を振ると、一行も又手を振り返した。
そして、らむりんに引き続き、ドカペとマサシとモグちゃんも又、次の用事に向かって行ったのであった。

こうして、しまじろう達が山陰で過ごした日々は、らむりんとドカペ達が別れたことによって、エンディングへと向かうのであった。

エピローグ

しまじろう達はその後、羽田空港からちゃれんじ空港行きの飛行機に乗り込み、空港に着くと、其処で解散ということになっていた。
「あ、みみりん。お帰り!」
「ママ、ただ今!あれ?パパは?」
「パパはお店の仕事があるから、今は家に居るよ!」
「みみりん、いっぱい思い出が出来たんだよ!又、ママとパパに話すね!」
「そうね。楽しみにしているわ!」
みみりんはれんげを見つけると、早速れんげの元へと向かった。
みみりん以外にも、空港の到着ロビーには、各々の親が出迎えてくれていた。
とりっぴいは、かなえととりぴが迎えに来ていた。又、にゃっきいとにいすけとよりこは、ねねが出迎えてくれていた。ねねは二人を出迎えると、思い切り二人を抱きしめた。
「一寸ママ!苦しいってば!」
にゃっきいは赤面した。
「良いじゃないの!ママ、あの事件があったって聞いた時は、貴方達が心配で・・・。でもこうして、無事に帰って来てくれて嬉しいわ!」
「もう、そろそろ離してよ。多くの人が居る前で、僕恥ずかしいよ!」
にいすけも又、思わず赤面していた。其の姿を見乍らよりこは微笑んでいた。
そして、しまじろうとしまたろうを出迎えたのは、やはりさくらとはなだった。
「お兄たん、お帰り~!」
「お帰りなさい。お父さん、其れにしまじろう!」
はなとさくらが口々にした。
「うん、唯今。」
しまじろうがそう言った時である。さくらの影から、知っている子が顔を覗かせた。
「やあ、しまじろう君!久し振りだね!」
「あれ?マー君じゃん!如何したの?」
其処に居たのは、はなの友人でもあり、さくらの友人の子どもでもあるマー君だった。
「マー君の両親が、数日間泊まり掛けで知り合いに会いに行くことになって、暫く家で預かって欲しいって言われたのよ!」
と、さくら。
「そうなんだ。あ、其れじゃあ、又宜しくね!マー君。はなちゃん、あんまりマー君と喧嘩しちゃだめだよ!」
しまじろうがマー君とはなに伝えた。
「うん。僕、はなちゃんと仲良くするよ!」
「はなたんも!」
二人は笑顔で答えた。
その後、一行は其々の家路へと付いていったのであった。

こうして、山陰の行程は全て終わった。
たまさぶろうのドラマロケはその後、順調に進み、山陰での現地ロケの方は無事にクランクアップした。残りは、ちゃれんじ島でのスタジオ撮影のみとなり、彼はしまじろう達が離れてから3日後に、ちゃれんじ島へと帰って行った。
又、ドラマを放送することになっていたBSSでの事件に関しては、翌日の地元紙や地元局のみならず、全国でも、新聞やTV、インターネット等で取り上げられる事態にまで発展した。特に、BSSが加盟しているTBSでは其のことについて大きく取り上げられた。そして、事件を引き起こした岡本夫妻は、解雇されることになってしまい、甥であるジャンやケンにも迷惑を掛けてしまうことになった。だが、たまさぶろうが出演するドラマは、BSSで放送される予定は変わらなかった。

旅の翌日、ちゃれんじ園には、ドラマロケ中のたまさぶろうを除く、しまじろう達全員が揃っていた。未だ、帰ってから一日しか経っていなかったが、疲れを感じる者や感じさせる者は一人も居なかった。そして、しか子に旅の思いを各々伝えていた。しか子はその度に笑いながら、良い反応を返していた。又、にいすけとぽん太郎が通う小学校でも、クラスメイトに其の自慢をし、他の友人から羨ましがられていた。
更に其れから数日後、しまじろう達の通うちゃれんじ園では、暫くドラマ撮影のために休園していたたまさぶろうが、撮影が完全にクランクアップしたため、久々に登園し、何時ものギザの調子を見せつけていた。そして、其の一日も無事に終わり、全員は通園バスで家に向かった。だが、しまじろうはずっと、窓の外を眺め、浮かない顔をしていた。
「如何したの?しまじろう・・・。」
しまじろうの前の座席に座っていたとりっぴいが気付き、声を掛けた。
「あ、何でもないよ。」
しまじろうは適当にはぐらかしたが、とりっぴいはどうも様子が変だと思っていた。と言うのも、ここ数日間、しまじろうは何故か、何か考えことをしているらしく、とりっぴい達が遊びに誘っても、仲間に入らなかったり、ちゃれんじ園での授業中も同じ様に、考え事をして、しか子に声を掛けられて、やっと我に返るということが多いからである。其の様子をとりっぴい達三人は、不思議に思っていた。
「ねえ、何かあったの?話せば楽になると思うよ!」
しまじろうの隣に座っていたにゃっきいは早速、問い詰めようとした。
「あ、御免ね!実は・・・。」
言い掛けた其の時、通園バスがしまじろうの家の前に止まったようだった。
「しまじろう君!着いたわよ!」
添乗していたしか子が、後部座席に居るしまじろうを呼び掛けた。
「あ、はい!」
しまじろうは乗降口の所まで掛けて行った。
「お兄たん!お帰り~!」
「お帰り、しまじろう君!」
さくらとはな、そしてマー君が出迎えていた。
「ただ今!お母さんとはなちゃん、そしてマー君!」
「しまじろう君って、ちゃれんじ園に通っているんだね!僕も早く行きたいよ!」
マー君は、しまじろうの制服姿を眺めながら言った。
「そうなんだ。結構楽しいよ!」
取り合えず、しまじろうは適当に感想を述べた。
其の姿をバス内では、三人が眺めていた。
中でもにゃっきいは、マー君のことを知らないので、早速尋ねた。
「ねえ、あのはなちゃんと一緒に居る子は誰なの?この間、空港にも迎えに来ていたけど・・・。」
「あの子は、マー君って言うのよ。しまじろうのオバさんのお友達の子どもで、はなちゃんのお友達なの。でも、しょっちゅう喧嘩してばっかりいるのよね・・・。」
みみりんが教えた。
「其れに、初めてとりっぴい達に会った時は、かくれんぼをしたんだけど、はなちゃんと一緒に、「何処何処に誰々が居るよ~!」なんて教えてくれちゃうもんだから、色々と大変だったよ!」
とりっぴいが続けた。
「そうなんだ。あ!私後で、しまじろうの家に行って、マー君に挨拶してこようかな!あのことも気になるし・・・。」
と、にゃっきい。
「そうね。若し何か分かったら、みみりん達にも知らせてね!」
「とりっぴいも気になって気になってしょうがなかったんだ!」
みみりんととりっぴいがそう言うと、通園バスは発車した。

其れから数時間後、
「はなちゃん!これは僕が遊んでいたんだから、僕の物だよ!!」
「いや~!!はなたんの!!」
しまじろう宅では、やはりはなとマー君の喧嘩が勃発していた。しまじろうは、玩具の取り合いをしている二人を見乍ら、思わず溜め息を吐いていた。
と、其の時である。
ピンポ~ン。
「あれ?誰だろう?」
しまじろうは、ドアホンの音が鳴り、玄関に駈け出した。
玄関のドアを開けると、其処にはにゃっきいが居た。
「あれ?如何したの、にゃっきい!」
「さっき、しまじろうがはなちゃんと一緒に居た、マー君って言う子に挨拶をしたいなって思ったの!だから一寸ね・・・。」
「あ、良いよ!」
しまじろうは特に何も考えずに、にゃっきいを家に招き入れた。
にゃっきいがマー君とはなが居る一室に招き入れても尚、喧嘩は続いていた。其の様子を見たにゃっきいは空いた口が塞がらなかった。
「ねえしまじろう、何時もはなちゃんとはこんな感じだったの?」
「うん。僕は大分慣れたけど、でもやっぱり気になるよね・・・。」
すると、しまじろうは仲裁に入るため、マー君とはなの間に入った。
「はなちゃんもマー君も、其れ位にしようよ!其れよりさ、マー君に紹介したい子が居るんだ。」
その一言で喧嘩は収まった。そしてマー君は、にゃっきいに注目した。マー君にとっては、見知らぬピンクの猫が居て、多少戸惑いを覚えた。
「あ、こ・・・こんにちは。」
マー君は多少緊張しながらもにゃっきいに挨拶をした。
「こんにちは、マー君。私、にゃっきい!みみりんやとりっぴいと同じく、しまじろうの友達だよ。だから、宜しくね!」
「あ・・・僕はマー君だよ・・・。宜しく・・・。」
マー君も又、にゃっきいに自己紹介をした。
「そんな訳でマー君、にゃっきいのことも宜しくね!」
「あ、そうだ!他の友達は如何したの?とりっぴい君とからむりんさんとか・・・。」
「あ!今日は来ないよ!マー君、皆と又遊びたいの?」
「そうだね!又、かくれんぼしたい!」
「はなたんも!」
笑顔でマー君とはなは返した。
「じゃあ後で、皆を誘うよ!唯ね、らむりんは一寸前に引っ越しちゃってもう居ないけど・・・。」
しまじろうはマー君の「らむりん」と言う言葉に、少し残念そうな表情を浮かべた。
「そうなんだ。でも良いよ、しまじろう君、皆を誘ってよ!」
マー君は上機嫌になっていた。

其の頃、ちゃれんじ交番では・・・、
「ふあ~!今日も大変だ~!」
ライオンポリスが、背伸びをしながら、仕事の息抜きをしていた。
と、其の時である。
「あの~、道を尋ねたいのですが・・・。」
突然、道を尋ねられ、ライオンポリスは、交番の前に出向いた。
「ああ、どうぞ・・・。あれ、君は・・・?」
「久し振りですね。ライオンポリス!私のこと覚えている?」
其の子は、ライオンポリスを見るなり、笑顔を浮かべていた。
「ああ、君がちゃれんじ島から引っ越すってことになった時、衝撃的だったよ。勿論、覚えているさ!有り難うな、態々遠い所、遊びに気に来てくれて・・・きっと、彼等も喜ぶと思うよ!」
ライオンポリスは、笑顔を返した。
「有り難う!其れで、一寸道を聞きたいんだけど・・・。」
其の子は、ある場所への道をライオンポリスに尋ね始めた。

そして、しまじろうはと言うと、取り合えず、にゃっきいを交えて、四人で遊んでいた。とりっぴいやみみりんも又、電話で誘い掛け、後で行くことを伝えていた。
そんな中、しまじろうは誰かに操られるように、窓に寄った。未だ、にゃっきい達は遊びに夢中で気付いていなかった。
しまじろうはふと、窓の外を見た。もう既に夕方のようで、空は茜色になっていて、周囲の家を照らしていた。
其の時、しまじろうは誰かが呼んでいる気配を覚えたのか、突然玄関に向かって駆けだした。
「あ!しまじろう!何処かへ行くの?」
「一寸ね!直ぐ戻るから、にゃっきいはマー君とはなちゃんと遊んでて!」
其の姿ににゃっきいもはなもマー君も首を傾げていた。
しまじろうが何処かへ向かって駆けだした後、にゃっきいとはなとマー君は、其の姿を黙って見詰めていた。
と、其の時、
「や、にゃっきい!遊びに来たよ!」
「はなちゃんとマー君も、こんにちは!」
先程の電話を受け、とりっぴいとみみりんがやって来た。
「あ、こんにちは!」
「こんちは~!」
マー君とはなも続けた。
「ねえ、にゃっきい。そんな所で何しているの?」
「しまじろう、居るんでしょ?」
とりっぴいとみみりんも首を傾げた。
「あ、其れが・・・。」
言い掛けた其の時である。
「皆!久し振り~!!」
聞き覚えのある声に一同は振り返った。
其処に居たのは、あの人物だった。みみりんやとりっぴいだけでなく、にゃっきいも又驚いていた。
「其れにはなちゃんにマー君も久し振りだね~!」
「確か君は・・・。」
マー君は其の人物に声を掛けた。
「其れより、如何したの?」
みみりんが早速、其の人物が何故、ちゃれんじ島に居るのかを尋ねた。其の人物は答えた。
「そうだったんだ・・・。」
と、とりっぴい。
「其れより、しまじろうは如何したの?」
「さっきまで、私とはなちゃんとマー君で遊んでいたんだけど、突然出て行ったわ!何か知らないけれど・・・。」
にゃっきいが答えた。
「ひょっとして・・・。」
其の人物は、しまじろうが何処にいるかの答えが分かっていたようだった。

一方しまじろうはと言うと、とある空き地に来ていた。しまじろうは息を切らしながら、夕日で赤色に染まった空き地の雑草を黙って見詰めていた。
しまじろうは思い出していた。そう、此処は、元々牧場家、即ち、らむりんの家があった場所なのであった。
らむりんの家は、彼女が引っ越した後、取り壊され、今は空き地として雑草が生い茂って居るだけの場所になっていた。彼女がちゃれんじ島から離れてかなり経つが、未だに整地などは行われていなかった。
しまじろうが先程感じていたのは、らむりんが呼んでいる気がしたからである。しまじろうは誰も居ない空き地に足を踏み入れた。そして黙って、彼女を探し始めたのであった。
と其の時であった。
「しまじろう・・・。此処に居たのね!」
しまじろうはふと、声のした方に振り返った。
「うん。若しかして、居るかも知れないって・・・思っていたんだよ!」
しまじろうは声の主が誰だかはもう分かっていた。其の人物もである。そしてしまじろうは、其の人物の元へと駆け寄った。
「君に会いたかったよ!」
「私もよ!しまじろう!」
二人は感激のあまり目が滲んでいた。と其処へ、みみりん、とりっぴい、にゃっきいが追いついた。
「あ、しまじろう!探したんだよ。」
「もう、遊ぶ約束をしていたのに、にゃっきいに居ないって言われたから・・・。」
「でも、しまじろうも会えてよかったじゃん!ね!」
三人は、二人と居る姿に声をあげた。
「うん。態々遠い所、又来てくれて有り難う!らむりん!」
其処に居たのは、あの時急遽フランスに帰ってしまったらむりんであった。
「でもらむりん、如何して又来てくれたの?」
しまじろうは早速、らむりんに疑問を浮かべた。らむりんは笑顔を交えながら返した。
「実はね、お父さんの家、リフォームすることになって、其れで来たのよ!リフォームが終わるまでは、にゃっきいの家に居ることになったのよ!」
「そうそう。さっき私も、らむりんから其の話を聞いて、吃驚したわ!家のお母さんやお祖母ちゃん、其れにお兄ちゃんもらむりんのことはあんまり知らないから、これを機に色々と知れるだろうから本当に嬉しいわ!」
にゃっきいも笑顔を浮かべた。
「そうなんだ!僕、何時かちゃれんじ島でらむりんと遊べる日があったらなって、引っ越した時から考えていたんだ!でも、夢が叶って、僕嬉しいよ!」
しまじろうが笑顔を浮かべた其の時であった。
「しまじろう、良かったな!らむりんに又会えて・・・。」
「僕達もまさか会えるなんて嬉しいよ!」
「本当だよ!おいらもだよ!」
更に、目の前の土が盛り上がった。
「よう!久し振りだな!」
「僕達もちゃれんじ島に遊びに来ていたんだ!」
「でも奇遇だね。らむりんに会えるなんて・・・。」
「本当。僕も吃驚だよ!」
背後と地中から姿を現した人物を目にし、しまじろうは口にした。
「あ、ドット、からくさ、ペイズリー、マルオ、サンカク、シカクにモグちゃん、其れにモグたろうにモグのすけも久し振りだね!」
「私も貴方達に会えたのは吃驚だわ!」
しまじろうとらむりんが口々にした。
「ねえ、兄ちゃん。久し振りって何?」
「ああ、モグのすけ。其れはね、久し振りってことだよ・・・。」
モグのすけは、難解な言葉を聞き、モグたろうに棒読み口調で尋ねた。其れに、同じく棒読み口調で返した。
「ああ、暫く会えなかった人に会った時に言うことだよ!」
其処にモグちゃんが解説した。
更に其処に、
「よう!しまじろう。僕も居るんだよ!」
「あれ?トミー!」
トミーが現れると、マサシとモグちゃん、モグたろう、モグのすけは土から這い出た。
「今日から、サイトシーイングで、此処に来たのさ!いや~、僕が前に住んでいたシリィとか久々だったよ!其れに、地下鉄ばかりじゃなく、まさかちゃれんじ線とかいう新たな電車が走っていたとはね・・・。」
「へ~そうなんだ。でも、みみりんもトミーやドット達に会えて嬉しいわ!」
「とりっぴいも!」
「私もよ!私とは折角仲良くなったんだから、これから宜しくね。トミー!」
にゃっきいは笑顔を浮かべていた。
「僕もトミーに会えて嬉しいよ。だから、宜しくね!」
「私もよ。フランスに戻るまで、又一緒に遊ぼうよ!」
しまじろうとらむりんが、其々笑顔を浮かべた。
更に其処に、又もやとある人物が現れた。
「いや、しまじろう達、久し振りだな!俺も久々のちゃれんじ島は楽しいよ。」
「うん。あ、僕達今日来たんだ!其れに、ぽんちゃんにも途中で会って、久々にジャン・ケン・ポントリオが揃えて嬉しいよ。」
「エッヘン!其の通りだ!僕も君達に会えて嬉しいのだよ。」
「私もジャン君達と一緒に来たの。だから、又一緒に遊びましょう!」
其処に現れたのは、ジャン・ケン兄弟とぽん太郎とののだった。
「あれ、ぽん太郎君に、ジャンとケン、其れにののちゃん!」
「本当にぽん太郎は旧友の再会が嬉しいみたいだな。僕も改めて宜しくって所だよ。」
「あ!お兄ちゃん。」
にゃっきいが更ににいすけを見つけ、声を上げた。
しまじろう達は懐かしの旧友と其々の語らいを始め、其れに答えるかのように全員は一気に笑い声を出した。
全員の笑い声は、既に夕日が沈み、夜の訪れの青味の掛かった空全体に響き渡り、らむりんの家の跡地から、ちゃれんじ島全体に響いて行った。

            ―THE・END―

キャストコメント脳内で、「ハッピージャムジャム」をお流し下さいませ。
しまじろう「やあ、皆!今回の僕達の山陰の旅のお話は、如何だった?僕は、久し振りに従兄弟のトミーに会えて、とても嬉しかったよ。後、ジャンやケン、ののちゃんも皆元気そうで良かったよ!又、一緒に遊びたいなって思ったよ。又、楽しんで欲しいな~!」
みみりん「こんにちは、みみりんよ。みみりん、又長旅が出来て、そしてらむりんに又会えて、とても楽しい旅になったわ!其れに、トミーも元気そうで良かった・・・。又、会いましょうね!」
とりっぴい「やあ、今回のとりっぴいの活躍は如何だった?一時は、強盗の話もあって、凄く心配だったけど、無事に解決出来てよかったな、って感じたよ!」
らむりん「ボンジュール!又、日本に来れて、私嬉しかったわ。其れに、らまりんに会えたのも凄く嬉しかった!又、ちゃれんじ島に来れたから、其の時に会えればって思うよ。皆は如何だった?」
にゃっきい「皆、元気?私は、今回お兄ちゃんと二人で活躍できたのが嬉しかったよ!其れに、らむりんに又会えて嬉しかった!後、しまじろうの従兄弟のトミーや、ジャンとかケンとかののちゃんみたいに、私にもまだまだ知らなかった友達と友達になれて嬉しかったよ!其れじゃあ、又会おうね!」

トミー「Hi everybody! How are you? 僕のこと知っている読者はどの位居るかな?今は、英語教材でもしまじろうが活躍しているらしいが、又僕も活躍したいよ!其れに、WWK(WorldwideKIDS)のMimi,Many,Pepi,Ziziってキャラも気になるし・・・。僕も又、英語コンサートで彼らと共演したいよ。しまじろうは頻繁に共演しているらしいが、この間みみりん達も共演したらしいじゃないか。是非今度は、僕も宜しくだよ。Oh sorry! 所で、僕の活躍は如何だった?楽しんでもらえれば嬉しいよ。其れじゃあ、又会おうね!See you next time!」

しまじろう「それじゃあ皆!」

一同「まったね~!!!!!」
トミー「Good bye everyone!」

後記
そんな訳で、遂に完結した今作。しまじろう達の山陰への旅行記は如何だっただろうか?勿論、色々な感想を持ったかも知れない。そういった感想をコメントでお寄せ頂ければ幸いである。(特に、地元・島根の方は、是非お願いしたい。)又、前作や今作に絵を描いてくれると言う方も募集する。其方も、ぜひお願いしたい。
そして、何よりも一番だったのは、前作と今作で、しまじろうシリーズの登場人物を略全員登場させたことである。この話から、これまでのしまじろうシリーズの登場人物を知って貰えれば幸いである。
そして、何時になるか分からないが、「ちゃれんじ園オフ3」も予定している。と言う訳で、次作も同じように期待して貰いたい。
では、この話はその内又・・・。

草太・園長「あれ?私達は、前作も今作も出ていないぞ?何故?」

で、次回は先週26日のしまじろうSPCについてお伝えする。其方も宜しくお願いしたい。

其れでは、ここからは先週のしまじろうについてである。(BS11の場合は、4月4日の放送である。又、沖縄ではこの後、OTVで放送予定である。)


先週は、東京でしまじろうSPCがあり、現地でしまじろうを視ることになったため、去年8月以来TXN、即ちテレ東のしまじろうを視たのであった。(勿論、何時もの“裏技”では使えない、字幕を表示させながら視た。因みに、視た場所は埼玉県内。)

そして、展開であるが未だ“若葉”のさくら(でもさくら、お前、若葉付けていないと違反になるんだよ?(初心運転者表示義務違反)未だ、免許取ってから一年経っていないんだし・・・。基準をTXNでの放送日としているので。)が、しまじろう達を引き連れて、しまたろうの実家に行くという展開であった。良く、「旅にトラブルは付き物」と言うが、まさに其の言葉が当て嵌まっていた。(でも、昔、クレしんで、しんのすけをふたば幼稚園に送り届けるがために、車で未だ夜も明けぬ位内から、家を出たみさえが、道を間違え、高速(多分、首都高)に入ってしまい、最終的に東北道の宇都宮ICまで行ってしまったと言うほど極端ではなかったが・・・。)

先ず、本来ならしまたろうも行く筈だったが、急遽仕事となり、最初は電車で行くように伝えたが、さくらが運転したいと言うことになり、結果として車で行くことになったのであった。
序盤は、さくらも若葉ながらも上達した様子を見せていた(でも、急ブレーキは良くないよな。カルガモが横断していること位は予知出来ていたんだし・・・。)が、ナビの案内に従ったら、違う所に辿り着いてしまうという展開であった。

ここで思ったのは、最近のナビは「スポット登録」と言う機能がついていて、一々住所を入れなくても、予めしまたろうの実家を登録しておけば、良かったのでは?と感じた。
又、“偽った”目的地は田畑のみの場所であったが、「如何入力すれば、こんな所に来れるんだ?」とも感じた。(若しかすると、ナビのデータが古くて、其処にあった建物が無くなっていたって言う可能性も無くは無いが・・・。)

さて、其のシーンに一つ、製作に言いたいことが有る。
あのシーンで、本物の牛(恐らく乳牛)が出ていたが、先日のたまさぶろうの乗馬シーンや、去年一部では話題になった「動物が動物を怖がる」話を見て製作に、「哺乳類の擬人化動物アニメに、本物の哺乳類は要らない!ヘソカ以前はそうなっていなかったのに、何故そうしたんだ!」と言って来たが、全く以って馬(牛じゃね?とかってジョークは放っておいて・・・。)の耳に念仏であったことに絶句した。ちゃれんじ園オフのように、猫でも虎でも鹿でも、他に本物の哺乳類を登場させるなら話は別だが・・・。

だから、もう一度製作に声を大にして伝えておこう。

二度と、本物の哺乳類を登場させるな!

其れが嫌なら、「ちゃれんじ園オフ」のように、しまじろう達が犬を飼い、“犬語”をけんとやさくらこ、リチャード辺りに翻訳させるという話を作ったりとか、にゃっきいが道端の野良猫と話をすると言った話を作って貰いたい位である。(要は、とりっぴいが普通の鳥と話せるようなことを、他のキャラにもやらせろってこと。)教材では、クラスでモルモットを飼うという話が有る位なんだから、そうしてもいいと感じた。

其れともう一つ、あそこに牛が居たのはどうも不自然である。普通、牛舎に居る筈だから、まあ牛舎から逃げ出したのだろうというのが、結論としておきたい。(でも普通は、あんな所に牛が居たら、大体は牛舎から逃げ出したと思うだろう。なのに、何故何もしなかったんだろう?)

さて、結局ナビに頼りすぎたのが失敗の元とさくらは開き直り、次は地図を見ながら移動と言うことになった。所が、今度は同じ道を行ったり来たり・・・。まさに踏んだり蹴ったりであった。

と言うことは、さくらは機械音痴の上に、地図も読めないのか?と疑問を感じずにはいられなかった。

其の後、ワインディングロードを走行中、運悪くガス欠になり、其の上、JAF(他に何て言えるんだろう・・・。)を呼ぼうとしたら、スマホもバッテリ切れーで正に泣きっ面に蜂であった。
其の後、まるでヒッチハイクでもしているが如く、救援を求めていたが、普通は三角表示板を出して、ハザードを点して、更に発炎筒を着火(大体、5分位は燃えるらしい。若しかしたら、使っていたのかも知れないが、其の間に車が来なかったのかもしれない)させれば、あんな日テレで昔やっていた「九死に一生SP」のような展開にはならなかったかも、と思わずにはいられなかった。

そんな中、地獄に仏の展開として、しまたろうがガソリンを調達して救助に来たのだが、あんな峠道を態々、歩いてきたのだろうか・・・?(実家の近くで、歩ける距離であったなら話は別だが・・・。)

そんなシーンを見て感じたのは、昔、頭文字Dで、藤原拓海が、赤城山で須藤京一のランエボⅢとバトル(京一曰くセミナー)の挑戦状を叩き付けられ、ハチロクで向かったが、京一とバトっている(バトル中)に、ハチロクがエンジンブローを起こし(バトルはお預けとなった。)、其処に父親の藤原文太が、エルフのキャリアカーを持って現れるという話を思い出した。
しかも、共通しているのは、どちらも救援を(拓海が文太に、さくらがしまたろうに)求めていないのに、テレパシーでも送っていたかのように、掛け付けたことであった。ここの所は、まあアニメだから・・・と見て置いた方が良いのかも知れない。

所で、最終的にはしまたろうの実家に行ったのだろうか?(しまじろうは、「トラブルが逢ってこその旅行だ!」なんて開き直っていたが・・・。)
どうせなら、しまたろうの実家に辿り着いた所で、終わって欲しかったと思った。

さて、次に・・・、
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製作さん、もうこんなEDクレジットは辞めろよな!
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次回、はなの出演があったら、絶対にこうしろよな!

これで、TVは春の改変期を迎えるので、絶対にこうしてもらいたい!前回記したことを、全て実行して貰いたい。「わお!」は、4月以降も続き、“5年目”に突入することに文句は言わんが、すっかり実写パートの部分はマンネリ化しているということを理解して貰いたい。(後、次回予告に、アニメパート以外に、実写パートの予告も入れて欲しい!其れと、来年は是非タイトルを変えて欲しい。)

そんな今回の展開であったが、次回は、「春探し」の展開である。これは、次回うp予定のしまじろうSPCでも「しまじろう」と「WWK」のキャラがコラボし、似たような演題で上演していた。まさに、そっくりな展開といえるであろう。

そして、念願のらむりん復活祭はあるのであろうか・・・?降板から4年、彼女に再び光を当てて欲しい。そう思う限りである。

次回は視れるかは分からないが、視れれば視たいと思う。


おまけ

26日に、宇都宮線や東北新幹線で、このような人物を目撃しなかっただろうか?
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宇都宮線にて。
CIMG4917_convert_20160328175550.jpg
東北新幹線にて。

これに関しては、次回に続く。(因みに、自分ですw)
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ちゃれんじ園 オフ ~山奥集落の誘拐事件~ 第14章

さて、先週は試写会のため休止していた「ちゃれんじ園オフ2」であるが、今週は先週の続きをうpする。
其れでは、スタート!

          第14章 盛大なパーティ
「あれは、さっきニュースで、逮捕されたって伝えていたよ。」
「そうだよな。きっと今頃、全国にも伝わったんじゃないかな?」
トミーとドットが口々にした。
「そうだったんだ。でも、これでとりっぴいは一安心だよ!」
とりっぴいは心の底から強盗犯の逮捕を喜んだ。
「そうね。でもこれで、今夜は安心して寝れるわね。」
みみりんもホッとした。
「今夜はお祖母ちゃんと寝なくて済みそうね。私も一安心よ。」
「え、にゃっきい、やっぱり昨日はお祖母ちゃんと寝てたの?ハッハッハ!」
にいすけはにゃっきいの言葉に思わず吹き出した。
「何よ!お兄ちゃんだって、強盗犯に怯えていたくせに!」
「まあまあ、にゃっきい。落ち着きなよ・・・。」
言い争いになりそうな雰囲気をらむりんが止めた。
「いや~、御免御免。」
にいすけは苦笑して後頭部に手を当てながら詫びた。
「其れよりさ、明日はらまりんのバースデーだって言うから、皆でらまりんを祝おうぜ!」
トミーが誘い掛けた。
「うん、そうだね。」
しまじろうが早速誘いに乗った。すると、
「其れよりさ、僕はちゃんと撮影に戻してくれるんだよね?こんなことをしていたなんて、サイ監督やママが知ったら、どんなに驚くことか・・・。」
たまさぶろうは不満げな顔をしながら、其れをトミーにぶつけた。
「オゥ~ソーリー!勿論、パーティが終わったら君も撮影に戻してやるよ。兎に角、まさかファンの誕生日を祝うなんて、其れこそエクセレントじゃないか。如何だい、一緒に祝おうじゃないか・・・。」
たまさぶろうはトミーの偉そうな口調にムッとなりかけたが、ぽん太郎と初対面の時のことを思い出し、ここはじっと抑えた。
「分かったよ。でも、終わったら僕を撮影に戻してね!こう見えて、ファンのためのことを考えると、僕だってのんびりしていられないだから・・・。」
たまさぶろうはトミーを許した。
「其れより、僕達はもう屋敷に戻って良い?もう夜も遅いし、其れに用事は終わったって言ったから・・・。」
きりんたが少しムキになりながらトミーに尋ねた。
「ノープロブレム!君達は帰って良いぜ!後は僕達だけで準備しておくからな!明日、準備が出来次第、迎えに行くよ。」
「分かったわ。じゃあ、戻るわね。」
きっこが返事をした。
「うん、分かった。じゃあトミー、明日宜しくね。」
しまじろうがそう言い、一行は屋敷に戻るのであった。

屋敷にはモグちゃんが同行してくれることになった。既に月は真上にあり、月明かりが道路や木々を照らしていた。
一行は疎らに街灯がある道を、屋敷に向かって歩いていた。
「そう言えばしまじろう。」
「何、にゃっきい?」
にゃっきいがしまじろうに疑問を浮かべた。
「あのトミーってさ、何と無くリチャードさんに似てない?」
にゃっきいの疑問に、しまじろうは即答えた。
「そうかもね。リチャードさんもトミーも同じ外国人だからね。でもトミーは僕の伯父さん、即ちお母さんのお兄さんが日本に来ることになって、其れでトミーも来たんだよね!」
「へ~、そうなんだ。私、此処に来る前のホテルで初めて会ったけど、其の時から思っていたんだよね。其れに、私のことも知っていたし・・・。」
にゃっきいはふと上目をした。
「うん。情報源はトミーにとっては叔母さんに当たる僕のお母さんだからね。思い出すな~・・・。とりっぴいにみみりんにらむりんと一緒にちゃれんじ島のシティに引っ越して来たトミーに会わせた時も、既に知っていた時、吃驚したことを・・・。」
しまじろうも上目をしていた。
「でも、私的にはトミーのこと、結構気に入ったかも。」
「そう言ってくれるとトミーも嬉しいよ。何て言ったって、僕の従兄弟なんだから・・・。」
「そうね。今度、私のいとこも紹介しようかしらね・・・。」
「あ、良いよ。にゃっきいのいとこも僕気になるから・・・。」
そう言い、一行は屋敷への道を急ぐのであった。

こうして、ぞうた達は無事に屋敷に戻ってくることができた。玄関には、関係者が全員で迎えてくれた。
「坊ちゃま~!!ご無事で何より~!!」
「僕もなのだ!ひつじいにお祖父ちゃま!!」
「無事でよかったぞい!ぽん太郎。」
ぽん太郎は屋敷に戻るなり、玄関から駆けだして来たひつじいとぽんざえもんと抱き合った。ひつじいは感激のあまり、大粒の涙を流した。そして、残るぞうたときりんたときっこもたま子の元へと駆け寄るのであった。
しまいちろうとしまるも、しまじろうの所にやって来て、色々と話を交わした。
「へ~。そしたら、僕達もしっかり祝わなくっちゃね!お祖父ちゃん。」
「フフフ。そうじゃのう。」
「有り難う、しまいちろう君!其れに、お祖父さん。」
屋敷には、再び笑顔が戻って来たのであった。
翌日、旧牧野家は、大勢の人が押し掛けていた。参加者は大星から屋敷の娘の誕生日であることを知ると、盛大に祝いたいと言う意志が強く、漏れなく全員参加することができた。
参加者は全員、旧宅の大広間に勢揃いしていた。パーティは立食形式で、白衣のように白いテーブルクロスが敷かれたテーブルには様々な和洋折衷の料理が取り揃えてあった。そして、其処にはドカペやマサシ、モグちゃんの姿も見られた。
更に、トミーの指示なのか、パーティの模様も撮影されていた。だが、カメラマン達は未だにこの模様が、山陰二県に流れているとは知る由も無かった。
そんな中でもしまじろう達は、多く並べられた料理を皿に取り分けては口にし、更に仲間と会話を弾ませていた。其の頃らまりんは、トミーの指示により部屋の外に待機していた。
やがて、トミーが部屋の端の方に立ち、参加者を呼び掛け始めた。
「レディー・アンド・ジェントルマン!この度は、ミス・らまりんのバースデーパーティーに、お集まり頂き、ベリーセンキュー!さあ、愈々、ミス・らまりんの入場だ!拍手して迎えるよう!其れじゃあ、らまりん!カモーン!!」
其の声が発せられると、参加者は一斉に拍手を始めた。そしてらまりんは、自分から部屋のドアを開け、注目が集まる会場へと足を踏み入れた。
割れんばかりの拍手が轟く中、らまりんは自分が主役だという気持ちを噛み締め、にこやかになりながら、トミーの元へと向かった。
らまりんはトミーの真横まで歩み進めると、全身を左に向け、参加者に一例をした。拍手は更に強まった。
其の状態が数秒続いた後、段々と拍手が止み始めた。そして、トミーが再び呼びかける。
「ハイ!其れでは皆さん、らまりんからメッセージだ!其れじゃあらまりん、プリーズ!」
らまりんは改めて一例をし、会場の隅まで透る声でスピーチを始めた。
「皆さん、この度は私の誕生日と言うことで、お集まり頂きまして、誠に有り難う御座います。思えば、前日までは松江で発生した強盗事件に怯えながらの日々でしたが、犯人も無事に捕まり、漸く平穏な日々が戻って来た刹那に、このような会を開いて頂けて、物凄く光栄です。そして、皆さん、この度は遺跡の話が作り話であったことに、さぞお怒りだと思います。ですが、このパーティーを期に、其のことを水に流して頂けると、私としても父としても嬉しく思います。どうぞ時間が許す限り、まだまだ御付き合い頂けたらと思います。今回は誠に有り難う御座います。」
らまりんは、スピーチを終え、後ろに下がった後に一例をした。其の瞬間、再び拍手喝采が起こった。
入れ替わりにトミーが、進行する。
「ハイ、ミス・らまりん、センキュー!其れでは、らまりんのバースデーを祝って、乾杯の音頭を彼女の父親のミスター・大星、プリーズ!」
部屋の隅から大星が歩み寄って来た。既に左手には、飲み物が入った状態のワイングラスがあった。そして、先程らまりんが喋った位置まで来て一例をした。
「皆さん、この度はご迷惑をお掛けしまして、誠に申し訳ありませんでした。私どもも、遺跡の存在が嘘であるとは思いもせず、このような結果となってしまい、大変残念です。ですが、娘のらまりんの誕生日を祝うために、準備をしてくれたということが、父親としても嬉しい限りです。どうぞこれからも私やらまりんを宜しくお願いします。其れでは皆さん、乾杯の準備をどうぞ。」
参加者は其々の杯を手に取った。
「其れでは皆さん、乾杯!と同時に、らまりんへ、ハッピーバースデー!!」
大星の言葉に、会場は「乾杯」や「おめでとう。」の声が響き渡った。しまじろう達も又、グラスに入ったジュースを持ち乍ら、らまりんに「おめでとう」の言葉を贈った。
「本当に、良かったわね!らまりん。」
「有り難う、らむりん。ちゃれんじ島で貴方に会った日のことを思い出すよ。」
らまりんとらむりんは、互いにワイングラスを持ちながら会話を弾ませた。
「私も是非、宜しくね。らまりん。」
「あ、そうだったね!にゃっきいは、今回初めて私に知り合ったんだよね。」
其処に、にゃっきいがやはり、ワイングラスを片手に加わった。
そして三人は、略同時に、ワイングラスに注がれたジュースを一口飲み、会話を続けた。
「ねえ、にゃっきい。私の友達はどう思う?」
らむりんがにゃっきいに尋ねる。
「そうね。私、しまじろう達と知り合って、結構経つけど、知らないことが知れるって本当に良いね!そもそも私、らむりんのことだって、しまじろう達から聞いたんだから・・・。」
にゃっきいは少し離れた所で、ジュースや御馳走を楽しんでいるしまじろう達三人を横目で見た。
「でもにゃっきい、私ね、しまじろう達の中では、一番のお姉さんだったかな、って思うのよ。特にとりっぴいは、知っての通り、口も軽いから例え内緒だって言われた話とか、簡単にベラベラ喋っちゃうでしょ?しかも、言いたいこととかも、何の躊躇いも無く話すことが多かったから、例え他人の傷をつけるようなことであっても容赦なく、だったの。だからにゃっきい、私は普段居ないから、是非私のようになって欲しいと思うの。」
らむりんの思いに、にゃっきいは真面目に聞いていた。
「そうよね。私達、そう言った所で意気投合したのよね!公園を独り占めしようとしていた餓鬼大将の子達を追い出したことを本当に思い出すわ・・・。」
らまりんは上目をしながら思い出していた。
「うん、そうね。私、らむりん程、厳しくなるのは難しいかも知れないけど、でも頑張ってみるよ!特にとりっぴいなんかは、私もとっても不安になるよね。確かに、口も軽いし、御喋りだし・・・。」
「うん。頑張りなよ、にゃっきい。折角、私とも友達になれたんだから、この機会を物にしようよ!」
らまりんはそう言い、グラスのジュースを飲み干した。
「ねえらむりんににゃっきいにらまりん!一寸良いかな?」
其処にしまじろう達とトミーが加わる。
「オー!らまりん。如何だい、こうしてバースデーを祝われるのは?」
トミーが早速尋ねた。
「そうね。最初は、強盗かと思っていたから、本当に怖かったけど、でも私のためにこんなことをしてくれていたと思うと、本当に感謝の気持ちで一杯だわ!本当に、有り難う!」
らまりんは改めて、トミーに感謝の気持ちを伝えた。
「僕は、久々にトミーに会えて嬉しかったよ!又トミーも、ちゃれんじ島に遊びに来て欲しいと思っているからね。特にお母さんやはなちゃんは絶対にトミーのこと、待ち遠しいと思っているだろうし・・・。」
しまじろうは横目でトミーを見た。
「オゥ!そうだよな。チャレンジアイランドは、僕も暫く行っていなかったからな~。本当に懐かしく感じるよ。」
「あれ?トミーって今何処に住んでるの?」
とりっぴいが尋ねた。
「僕かい?今はチャレンジアイランドから引っ越して、ダディの知り合いの居る所で過ごしているのさ!でも、ダディの知り合いと一緒に住んでいる訳じゃないけど・・・。」
「そうなんだ。でも、みみりん思い出すわ。トミーに初めて知り合った時、可愛いって言われた時のことを・・・。」
そう言うとみみりんは、赤面していた。
「あ!あったよね。トミー、私達には可愛いって言っていたよね!」
らむりんもみみりんに共感していた。
「そうそう。叔母さんからとりっぴいやみみりん、らむりんのことを知った時、僕もどんな子なのか凄く気になっていたからな。あの時は、しまじろうが叔母さんに頼まれて、僕の住んでいたシリィーに来てくれたけど、まさかとりっぴいとみみりんとらむりんが一緒に来てくれたのは、ベリーサプライズ・・・驚いたよ!」
「そうなんだ。あ、所で私は可愛いと思う?トミー!」
にゃっきいは自分を指差しながら、トミーに尋ねた。
「そうね。にゃっきいも十分可愛いよ。其れに叔母さんから君のことも聞いてるよ。君は、結構スポーツ万能で、ちゃれんじ園のクラスメイトで、餓鬼大将で、パーティーの準備をさせた、あのぞうたを負かす勢いがあるんだって?しかも、君のブラザーもスポーツ万能で、良く対決しているんだってね!」
にゃっきいは、トミーのことは既になれたのか、あまり返事に戸惑いを覚えることは無く、即思いを返した。
「そうよ。其れに、私のことも可愛いって言ってくれて本当に有り難う!」
にゃっきいは赤面はしなかったが、其れでも内心は嬉しい気持ちで一杯だった。
「でもにゃっきいは、あんまり女の子っぽいことは好きじゃないからね~。」
と、とりっぴいが釘を刺した。
「一寸とりっぴい、そんな私に不満があるって言うの?」
にゃっきいはとりっぴいに、半ギレした。
「あ、いや・・・そう言う訳じゃないけど・・・。」
とりっぴいは、冷や汗を流しながら答えた。
「だからとりっぴい!そう言うのを直しなさいって言っているのよ!私、フランスに行かない方が正解だったかな・・・本当にとりっぴいが心配よ!」
其処にらむりんが加勢した。
「そうよ。らむりんの言う通りだわ!言って良いことと悪いことの区別位付けなさいよ!」
更にらまりんが加わる。
「あ、御免・・・。」
とりっぴいは二人に責められ、にゃっきいに深く御辞儀をした。
「もう、とりっぴいったら・・・。あ、そう言えば、あの時のトミーもずっと、みみりんとらむりんにばっか話していたよね・・・。」
しまじろうが困惑の雰囲気を振り払うかのように、トミーに尋ねた。
「オゥ!でも、あの時はレディーファーストだったからね。女の子を大切にしなきゃって思っていたから、あれはあれで当然だと思うよ。其れにしても、しまじろうにとりっぴい、あの時は本当に焼き餅を焼いていたんかい?」
「だから違うよ!ね、とりっぴい。」
しまじろうがとりっぴいに振った。
「そうだよ。あまりにもみみりんやらむりんばっかり話すもんだから、特にとりっぴいは初めてトミーに知り合ったから、一寸不満だったよ。」
「でも、あの後公園で迷子になった時、トミーとはすっかり仲良くなっていたわよね!」
と、みみりん。
「そうそう!其れにしてもトミー、あの時は驚いたよ。シティの公園は庭のような所だ、何て言っていたのに、まさか初めてだったとは思いもしなかったからね・・・。」
「そうだよね。其れで、僕達がみみりんやらむりんにバレない様に何とかして欲しい、とかって言ったりしてね・・・。あの時は近くに非常電話があったから助かったけど・・・。」
とりっぴいとしまじろうが其々思いを口にした。
「いや~、あの時は本当にソーリー!でも、あの後みみりんやらむりんに物凄く攻められたよね~。」
「そんなことがあったんだ・・・。」
にゃっきいが呟いた其の時、にいすけが近くにやって来た。
「あ、お兄ちゃん。如何?私達と食べない?」
にいすけは既に、皿には料理が山盛りになっていた。
「そうだね。其れににゃっきい、良かったな!又友達が出来て・・・。」
「うん!あ、トミー!私のお兄ちゃんのことは知ってる?」
にゃっきいがトミーに尋ねた。
「オブ・コース!君のブラザーのにいすけのことも知ってるさ!何でも、小学生とは思えない工作をすることもあって、発明家のガオガオさんって人を負かす勢いがあるんだって?」
にいすけは、自分に当て嵌まることを即答したので驚いていたが、直ぐに返事をした。
「いや~。吃驚だよ。まさか、僕のことも知っているなんて・・・。」
「やっぱり僕のお母さんでしょ?其れに、ガオガオさんのことも・・・。ってことは、トミーはガオガオさんのことも知ってるの?」
と、しまじろう。
「確か、ふしぎ堂とかって店を経営していて、チャレンジアイランドでは、其れなりに名を馳せている発明家でしょ?でも、結構ガラクタが多くて、良くしまじろう達も被害に遭うって聞いているけどね!」
「凄ーい!本当に何でも知っているのね!みみりん、知り合った時のことを思い出しちゃったわ!」
みみりんが感心した。
「そうなんだね。其れじゃあトミー、僕のことも宜しく!」
「オブ・コース!」
そう言うと、にいすけとトミーは互いに握手を交わした。其の姿に
「何か、トミーって本当にリチャードさんみたいだね・・・。」
にゃっきいが呟いた。
「そうだよね!トミーもリチャードも同じ外国人だからね。結構英語交じりの会話もしているし・・・。」
と、とりっぴい。
「其れを考えれば、私も今は外国人なんだけどね・・・。」
らむりんが加わった。
「あ、そうか。らむりんは今フランスに住んでいるから、僕達の身の回りには三人も外国人が居ることになるよね!」
しまじろうが閃いたようだった。
「身近な所に、外国人が居るって何か良いわね。」
みみりんがそう言うと、しまじろう達は再び御馳走を楽しみ始めるのであった。

其の頃、「ふしぎ発見」を視ようとしていた島根県のある一家では・・・。
「何だ、たまさぶろうの誕生日じゃなかったんだ。」
其の家の次男が、LDKのソファーに座りながら、TVで中継されているパーティの模様を視乍ら答えた。
「さっき、PCで調べたんだけど、たまさぶろうは雛祭りが誕生日なんだって!」
隣に座っていた長男が、次男に教えた。
「そうだったんだ。有り難う、お兄ちゃん。」
「でも、俺もお前も、ファンであるたまさぶろうがこうして、TVで視られたことは良いことだと思うだろ?」
「うん、そうだね。」
其の時、玄関のドアが開く音がした。
「ただ今~!」
「あ、お父さんだ!お帰りなさ~い!」
玄関の方から、父親の声がして、次男が答えた。そして、父親は直ぐにLDKに入って来た。
「お?又、たまさぶろうを視ているのかい?」
仕事帰りで、スーツ姿の父親は、手に盛った茶色い鞄を床に置き乍ら言った。
「うん。そうだよ。」
「お父さんも視る?」
長男と次男が、父親を誘い掛けた。
「ま、良いだろう!・・・にしても、最近やたらとTVでたまさぶろうが出てくるな・・・。其れに、新聞のTV欄やTVの番組表にも、其れらしい番組名が載っていないし・・・。」
父親は、若干の疑問を覚えた。
「でも良いじゃない!俺達はたまさぶろうのファンなんだから・・・。」
と、長男。
「ま、いっか。其れじゃあ、お父さんも視ようかな・・・。」
父親がソファーに座り掛けた其の時である。
ピー!!!!!
TVから、超音波のような高い音が部屋中に響き渡った。
「わ!!」
兄弟は、思わず手で耳を塞いだ。
「あれ?若しかして、放送事故かな?」
父親はTV画面を注目した。兄弟も注目する。
画面は「TBS Network」と書かれた物が表示されていた。
「壊れちゃったの?」
次男が尋ねた。その刹那、画面が変わり、今度は虹のようなカラーバーの画面になっていた。
「多分、TV局側のトラブルか何かだろう。直ぐに直ると思う。」
父親が言い掛けると、又画面が変わった。
「あ、そう見たい。『しばらくお待ち下さい』って出た!」
長男は変わったばかりの画面を指しながら答えた。画面には『ただ今、放送が中断しています。しばらくお待ち下さい』の文字と『BSS』の局ロゴが表示されていた。然し、ピー音は煩いので、長男はリモコンで音量を最小にした。

「え~!うっそ~!もっと、たまさまを視たかったのに・・・。」
其の頃、鳥取のたまさぶろうファンの若い女性の家では、突然TVが停波したことに愕然としていた。
「そしたら、暫くしたら視ようか!」
女性はそう言うと、机の上のリモコンを手に取り、チャンネルをNKT日本海テレビに変えた。

「私、きっこが無事で本当に良かった・・・。」
さくらこが焼き魚の鮭を口にしながら、きっこに言った。
「うん。其れに私、今回はしか子先生からリーダーを頼まれたってこともあったから、あのトミーって子も凄く驚いていたよね。私のリーダーっぷりに・・・。」
きっこは、ツナサラダを口にしながら言った。
「私も心配だったわ。心強いきっこが居ないと、どうすればいいんだろうって思ったし・・・。」
まるりんも加わる。
「でも、こうして無事に帰って来てくれて嬉しいよ。」
さくらこが笑みを浮かべた。
「そうね。でも、今回のことはしか子先生に言ったら、一寸騒動になっちゃうからね・・・。ま、其れは後で考えればいっか!其れに、たまさぶろう君にも会えたことだし!」
きっこは離れた所に居たたまさぶろうを見つめ乍ら答えた。
「本当に私も吃驚しちゃったよ。まさか、たまさぶろう君が居るなんて・・・。」
さくらこも見つめていた。

そしてたまさぶろうは、らまりんに祝いの言葉を伝えたようだった。
「ヘイ!如何だい、今人気のスターの僕と過ごす誕生日と言うのは?」
たまさぶろうは格好をつけ乍ららまりんに尋ねた。
「うん。まさか、有名人に会えるなんて夢にも思わなかったわ!私、何時もTVの前で応援していたし、貴方のこともインターネットで良く見ているから。」
「そうかい。そしたら、今度、BSSテレビで放送される新しいドラマも視てくれるかい?其れと今、「丁髷忍者」って僕主演の映画も上映中だから、映画館にも来てよ!あれ、メガホン使って主役の僕を応援するものだから、面白いよ!」
「勿論、視るわ!後、映画もね!たまさぶろう君、撮影頑張ってね!」
「因みに、君は映画館では何度か映画見ているの?」
たまさぶろうがらまりんに尋ねた。
「勿論、視ているよ。だから、其の映画もお父さんとお母さんと一緒に行こうかしらね。」
「そうなんだ。そうそう、あの映画は、初めて映画を見る子にも配慮していて、劇場が暗くならなかったり、途中で休憩もあったりするから、凄くいいと思うって僕も監督も思っているんだ!」
「へ~。そしたら、私、絶対視るわ。どんな感じの映画なのか気になるし・・・。」
「ファンから励まされると僕も嬉しいよ!イエ~イ!」
たまさぶろうはウィンクとピースの決めポーズを取った。
「其れにらまりん、あの映画には妹のはなちゃんも出ているんだ!だから、僕からも視に来て欲しいな~!」
しまじろうが其処に加わった。
「あれ、とりっぴいも母ちゃんに連れて行ってもらったけど、面白かったよ!」
「みみりんもパパとママに連れて行ってもらったよ!らまりんも行くと良いわよ!」
「私もお祖母ちゃんとお兄ちゃんと行ったわ!だから、視た方が良いよ!」
とりっぴいとみみりんとにゃっきいが口々にした。すると、
「へ~。私は初めて知ったわ。其れに、はなちゃんが映画に出たなんて、私吃驚だわ!機会があったら私も視ようかしらね・・・。」
初耳のらむりんも、凄く感心していた。
「うん、らむりんにもお勧めするよ。そうだ!ちゃれんじ島に来たら、見に行かない?」
しまじろうが誘い掛けた。
「うん。そうね!たまさぶろうだけでなく、はなちゃんの活躍っぷりも、私、視たいわ!」
らむりんは物凄く期待していた。其処に、らまりんが加わった。
「そうなんだ。皆が其処まで言うなら、余計に見に行かなくっちゃね!後、たまさぶろう君を生で視られて嬉しいわ!本当に頑張ってね!」
「うん!其れにらまりん、今日はおめでとう!其れに僕の誕生日も是非祝ってよ!僕の所属している事務所の公式サイトには、毎年雛祭りになると、結構ファンからお祝いのメッセージが送られてくるからね!」
「分かったわ!じゃあ、そうするね!」
そう言いたまさぶろうは、らまりんの元を離れた。
「らまりん、良かったね!たまさぶろうからも祝って貰えて・・・。」
少し離れた所から会話を聞いていたしまじろうがらまりんの方に寄りながら言った。
「そうね。」
「そう言えばらまりん、私の誕生日も雛祭りの日だってこと、知ってた?」
らむりんが尋ねた。
「あ!そうなんだ。其れは知らなかったよ。じゃあ、らむりんも祝ってあげなくっちゃね!」
らまりんは、らむりんの事実に驚いた様子だった。
「そうよね。私達がちゃれんじ島で知り合った時は、其処まで教え合っていなかったもんね!あ、其れとあそこに居るさくらこって言う犬の子も私やたまさぶろうと同じ誕生日なの。だから、宜しくね!」
と、らむりんは離れた所できっこ達と食事を楽しんでいたさくらこを指した。
「そうね。其れじゃあらむりんと其のさくらこって子の誕生日の日にも、こんな感じの祝いをやろうよ!私、お父さんとお母さんに聞いて、其の時はちゃれんじ島に連れて行ってくれるように頼むから!そしたら、皆も協力してね!」
「そしたら、僕達も協力するよ!・・・あ、因みに僕は5月5日、こどもの日が誕生日なんだけど・・・。」
しまじろうの誕生日の話が切欠になったのか、各々の誕生日を伝え始める。
「みみりんは10月10日よ!」
「とりっぴいは1月1日!お正月の日だよ!」
「私は4月4日で、しまじろうの妹のはなちゃんって子と同じ日なのよね。」
「らまりん、皆の誕生日の日にも御出でよ。特に、しまじろうはゴールデンウィークの頃だし、とりっぴいもお正月だから、来やすいでしょ?」
らむりんが改めて、らまりんに誘い掛ける。
「そうね。じゃあ、お父さんとお母さんに其のことも頼んでみるわね!」
「うん、楽しみにしているよ!」
しまじろうは、笑顔で尋ねた。

やがて、パーティもお開きになり、参加者は再び牧野家に舞い戻った。予定された日程は後一日残っていることもあったのか、参加者は遺跡の存在が嘘であったことに誰一人、不満を口にしたり、覚えたりする者は居なかった。
そんな中、たまさぶろうは、未だ撮影の仕事が残っているので、ジャン・ケン兄弟と岡本夫妻、更にカメラマンと共に再び浜田へと戻ることになった。
「たまさぶろう君、祝ってくれて有り難うね!」
BSSの車であるキャラバンのスライドドアの前で、しまじろう達は会話をしていた。そして、らまりんが改めて、たまさぶろうに感謝の気持ちを伝えていた。
「うん、そう言えば僕もこうやって、サプライズで祝われたことあったよな~!確か、しまじろうととりっぴいが、サイ監督から僕の誕生日を聞いて知ったんだってね。」
たまさぶろうは、ふと自分のサプライズパーティーを思い出した。
「やっぱり、嬉しかったでしょ?しかも、たまさぶろう君の場合は、雛祭りの日が誕生日だから、余計に覚えて貰えたりしたでしょ?」
らまりんが聞き返した。
「ああ、そうだね。雛祭りパーティでもやるのかなって思っていたら、皆して祝ってくれて・・・本当にあの時は嬉しかったよ!」
「そうだよね。たまさぶろう、思わず泣いてたもんね!」
とりっぴいが笑顔で突っ込む。
「もう、とりっぴいったら一言余計だよ!」
しまじろうがとりっぴいに苦笑しながら突っ込んだ。
「でも、ジャン達に連れて来られたとはいえ、みみりん、たまさぶろうに会えて嬉しかったわ!又、ちゃれんじ島に帰ったら会おうね!」
みみりんが言うと、たまさぶろうはキャラバンのスライドドアを開け放った。
「うん。あ、其れじゃあ僕はこの辺で失礼させて貰うよ・・・。サイ監督やママが心配だよ。」
たまさぶろうは後部座席に乗り込みながら言った。
「私とは又暫く会えないだろうけど、遠くフランスからも、貴方のことを応援するわ!これからも、同じ誕生日同士、仲良くしようね!たまさぶろう。」
らむりんはそう言うと、満面の笑みを浮かべた。
「有り難う、らむりん。」
「じゃあ、又ね。たまさぶろう。」
にゃっきいはたまさぶろうに手を振った。
「其れに、ジャンとケンも又何処かで会おうね!・・・あ、そう言えばジャン達ってちゃれんじ島から引っ越したんだっけ?」
しまじろうはふと、忘れていたことを思い出し、たまさぶろうと同じ後部座席に座っていたジャン・ケン兄弟に尋ねた。
「僕もなのだよ。ジャン君とケン君とは、御無沙汰だったからな。」
ぽん太郎も同じく疑問を浮かべた。
「俺達は、今八丈島って所に住んでいるんだ!そう言えば、今更悪いが、ぽん太郎も久し振りだな!」
「でもまさか、君達が色々と進めていたのは僕も驚いたのだよ!」
「ののちゃんから聞いて居るかも知れないが、ののちゃんの家の近くだから、今回ここまで来れたんだよ!でもまさか、ぽんちゃんやひつじいさんにお祖父さんに会えるとは、僕も思わなかったよ!」
ジャン・ケン兄弟が口々にした。
「でも、俺達も生でたまさぶろうを見れたのは、嬉しかったな。特にケン何て、良くTVでたまさぶろうが出ると、俺を呼んだりするからな。お前、本当のファンなのかって思うよ。」
「いや、そう言うジャン兄ちゃんだって、同じく僕を呼ぶじゃん!・・・でも、僕としてもたまさぶろうに会えたのは嬉しかったな!」
ジャン・ケン兄弟が、漫才師のようなやり取りをすると、たまさぶろうが続けた。
「其れよりも、今僕はドラマの撮影しているんだけど、今度のドラマはこの島根県と鳥取県でしか放送されないんだけど、何時か全国ネットされることを祈ってよ!其れに、又ちゃれんじ園で、撮影の話や写真なんかも見せてあげるよ!後、「丁髷忍者」の映画も是非、宜しくね!気に入ったようなら、何度でも来て良いんだよ・・・。」
「うん、僕楽しみにしているよ。じゃあ、たまさぶろう!撮影、頑張ってね!」
「とりっぴいも応援するよ。」
「みみりんも!」
「私はフランスだから、ドラマや映画が視れなくて残念だけど、応援するわ!」
「私からも応援するよ。頑張ってね、たまさぶろう。」
しまじろう達五人が、たまさぶろうにエールを送った。
「うん、有り難う。」
そう言うと、たまさぶろうはスライドドアを閉めた。
すると、たまさぶろうが直ぐに後部座席の窓を開けた。其れと同時に、ぽん太郎が声を出す。
「ジャン君もケン君も、又ちゃれんじ島に御出でよ!又、ジャン・ケン・ポントリオが揃うのが、僕は楽しみなのだよ!」
「お、そうじゃん!俺達の名前を取れば、そうなるよな!」
ジャンが今頃気付いたかのような反応をした。
「そう言えば、そんなこと言っていたわね・・・。」
らむりんが思い出した。
「あ!そうじゃん。ぽん太郎君と、ジャンとケンで、成立するわね!私も其の時の三人を見たいわ・・・。」
にゃっきいが言うと。
「うん。じゃあ、今度にゃっきいにも見せてあげるよ。僕と兄ちゃん、そしてぽんちゃんで、トリオ組む所、楽しみにしててよ!」
「僕も是非宜しく頼むよ。ぽん太郎と同様、君達とも遊びたいからな・・・。あ、でもスターの僕に色々と指図するのは無しだぜ!」
たまさぶろうの格好付いた発言に、ジャンは少しムッとなったが、其処は抑えた。
「あ、其れじゃあ俺達はこの辺で!又会おうな!しまじろう、みみりん、とりっぴい、らむりん、ぽん太郎・・・其れににゃっきい!」
「元気でね!」
ジャン・ケン兄弟が口々にすると、後部座席の窓を閉めた。
そして、キャラバンが動き出すのと同時に、たまさぶろうとジャン・ケン兄弟は一斉にこちらに向かって手を振った。そして、しまじろう達はたまさぶろうとジャン・ケン兄弟の乗ったキャラバンが見えなくなるまで、手を振り見送るのであった。

其の頃、先程の島根のとある一家では・・・、
「あ、お父さん!TV直ったよ!」
次男が、トイレのため一旦席を外していた父を、先程座っていたソファーに招いた。
「お、そのようだな!張と映っているな!」
父親はそう言い、ソファーに腰を下ろした。
「あれ?さっきまでたまさぶろうが出ていたのに、ニュースになっちゃってる!」
長男が、TV画面を見乍ら言った。画面は「Nスタ」になっていた。
「ああ。さっきの放送事故、結構長かったからな。其の間に、番組が終わっちゃったのかな?」
「え~!もっとたまさぶろうを視たかったのに~!」
次男が駄々を捏ねた。
「ま、しょうがないさ!放送事故が起こっちゃったんだし、其れにTV局にも都合と言うものがあるんだから・・・。」
父親が次男を元気付けた。
「其れに、今度たまさぶろうが出演するドラマをやる予定があるんだから、其れで楽しもうぜ!後、「丁髷忍者」を視に、今度の休みに、映画に連れってって貰えるんだし・・・。」
長男も元気付ける。と、其の時である。
「貴方達、学校の宿題は終わったの?終わらないと、たまさぶろう君の映画に連れて行けないわよ・・・。」
夕食の準備のため、母親が部屋に入って来て、長男と次男を呼びかけた。
「あ!未だだった!兄ちゃんは?」
「俺もだ!あの課題、明日が提出日だから、急がなくちゃ!」
二人は其々の勉強部屋に向かうため、一斉にソファーから立ち上がった。
「其れじゃあ、TVは消すよ!お父さんも、明日の出張の準備をしなくちゃ!」
父親もソファーから立ち上がると同時に、TVのリモコンを手に取り、TVの電源を切った。

そして、鳥取の若い女性の家では、
「あ~あ・・・。もっと、たまさま視たかったのにな~。」
女性は、「Nスタ」を視乍ら、溜め息を吐いた。
「そしたら、TVは辞めて、大学のレポートでもやろうかしらね!其れに、今映画館で、たまさまを視れるんだし・・・。」
そう言い、彼女もリモコンでTVの電源を切り、立ち上がった。
たまさぶろうファンの鳥取・島根の両県民の世帯では、このようなことが同時に起こっていた。

そして、浜田に戻ろうとしていたたまさぶろう達は・・・、
「おい、携帯鳴ってるぞ!」
ドライバーの哲が、妻の紀子の携帯の着信音に気付き、妻を呼んだ。
「あら、誰かしら。」
紀子は足元のハンドバッグから、スマホを取り出した。
「え?局長?」
スマホの画面には、BSSの局長からの着信の画面が表示されていた。
「もしもし、岡本紀子ですが・・・、」
すると、電話口の向こうから局長の怒鳴り声が聞こえた。
『お前達!一体何をしたんだ?浜田でドラマのロケ中のひょうどうたまさぶろう君を使いたいと言っていたようだが、何で予定の番組を勝手に変えて、鳥取と島根の両県に流したんだ?』
「え?確かに、たまさぶろう君を使って、撮影はしましたけど、そんな映像がTVに流れていたことに関しては、全く分かりません。」
紀子は恐る恐る答えた。
『分からない?一寸、カメラマンに変われ!数日前から、局は苦情電話が鳴りっ放なしなんだよ!』
「あ、分かりました。」
局長は、先程の怒りのトーンを一旦落として、紀子に告げた。そして紀子は、自身のスマホを後部座席のカメラマンに渡しながら言った。
「あの、局長からです。」
カメラマンは首を傾げつつ、局長からの電話を受けた。
そして、再び紀子に戻された。
『兎に角、たまさぶろう君を送り届けたら、直ぐに局に戻れ!良いな!』
「あ、分かりました。」
紀子は局長とは其れだけのやり取りで、通話を終えた。
岡本夫妻を含むBSSの関係者は騒然となった。まさか、自分達が撮影していた映像が、山陰二県に流れていたとは思いもしなかったからである。勿論、映像が流れていたことに心当たりは無かったので、局長に何か言われても分かる筈が無かった。其処で紀子は、BSSの調整室に問い合わせようと思い、再びスマホでBSSの調整室に電話を掛けた。

そして、屋敷では強盗犯が捕まったこともあり、平和な夜を迎えていた。
「しまじろう君、良かったね。仲間も皆、帰って来てくれて・・・。」
「うん。其れよりも、しまいちろう君、又何時か、ちゃれんじ島に来れるかな?」
しまじろうはしまいちろうとしまると共に、広間で立ち話をしていた。
「そうじゃのう。わしも君には、世話になったからのう。是非、恩返しをしてあげなくてはな!」
しまるは乗り気でいた。
「そうですか。僕は何時でも待っていますよ。あ、しまいちろう君も、待っているからね!あ、其れより、僕会った時から気になっているんだけど、牧野さんとしまいちろう君は、何か関係があるの?」
「そうだね。僕のお父さんと知り合いなんだ!でも、今回はお父さんは急用が入って行けなくなっちゃったから、代わりにお祖父ちゃんと来たって訳さ!」
「そうなんだ。あ、今日は最後の夜だから、一緒に満喫しようね!」
「そうだね。僕もしまじろう君と、楽しみに過ごすよ。」
二人はそう言い、思い出話を始めた。
その他の一行も、連れ去られた仲間が戻って来たと言うこともあり、表情に明るさが帰ったようだった。
ぞうたとぶうたは、らまりんのパーティの準備話をしていて、きっこはまるりんとさくらこを交えながら、パーティの準備の時のぞうたのグダグダを少し愚痴っていた。
又、ぽん太郎もひつじいとぽんざえもんと共に、何時もの邸宅での暮らしと変わりなく過ごしていた。
そして、きりんたもかんたやけんとと一緒に、パーティの準備やたまさぶろうのことを話していた。
其れ以外にも、しまたろうとたま子は大星とリツ子と共に、会話を楽しんでいた。参加者は各々、今夜は枕を高くして眠れることが何としても嬉しい様子だった。
そして、参加者に紛れてののとののの両親、ドカペとマサシとモグちゃんとトミーの姿もあった。
ののと其の両親は、翌日のレンタカー会社から迎えが来るまで世話になることとなった。そして、パーティも勿論、三人で楽しんでいた。
ドカペとマサシとモグちゃんは、翌日東京駅まで、トミーは出雲市駅までは一緒に行けることとなり、しまじろう達は胸が踊っていた。彼らは八人で、会話を弾ませていた。そんな中、しまじろう達も彼らの輪に入り、更なる会話を楽しみ始めた。

暫くして、集まりがお開きとなり、参加者は各々の部屋へと引き上げて行った。そんな中、らむりんも部屋へと戻った。
らむりんが部屋に入った其の時だった。予めまっせいから渡されたガラケーが鳴った。
「あら?お父さんかしら・・・。」
らむりんは、ベッドの上に置かれた自分の荷物からガラケーを取り出した。画面には「父」と出ていた。
らむりんは、疑問を覚えつつ、電話に出た。

次回予告
しまじろう「やあ、皆!懐かしのドット達やマルオ達、其れにジャンにケンにののちゃんにモグちゃんにらまりん、其れと従兄弟のトミーに会えて、出雲はとても楽しめたよ!そんな中、らむりんが・・・。次回、最終回 第15章 突然の別れ おっ楽しみに!次回で最終回だよ、宜しくね!」

後記
愈々、最終話が近づいた今回。今回は先週放送されたたまさぶろう主演の映画の要素も加えてみたりした。其方は如何だっただろうか?
そして、次回は15章とエピローグを一挙うpする予定である。乞うご期待!


其れでは、ここからは今週のしまじろうについてである。(BS11の場合は、3月28日になる。)


今週は、らむりんの後を追った者が出た。後を追うといっても、降板したものが居たと言うことであるが、其の人物は、ぞうたの子分で、ドラえもんに例えると、スネ夫ポジションのぶうたである。

4年前、らむりんは18年3ヶ月、教材では24年間の活躍の末、役目を終えた。だがぶうたの場合は、アニメでは、たったの5年しか出ていなかったのである。
しかも、製作にはぞうたのみしか出ていない話が有る位なんだから、ぶうたのみしか出ていない話もやって欲しいと思ったが、其の野望も打ち砕かれてしまった・・・。
出来れば、一度は其れをやってからにして欲しかった。そう思う次第である。

さて、今週気になったこと。其れは、ぞうたの家である。
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しまじろうヘソカ時代
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しまじろうのわお!時代

比較すると、以前は普通の平屋だったが、今は雑貨店のような店になっている。しかもこれは、第189話「さいこうのコンビ」で、リチャードがチラシ配りのバイトをしていたところでも有った。

あれ?雑貨店といえば・・・。

そう、ぞうたはドラえもんで言うと、ジャイアンポジション。そして彼も又、家が雑貨店である。つまり、如何にジャイアンに似ているか分かるだろう。(母親が厳しい、妹が居るともなればよりそっくりになるだろう。)

又、今週はいぬ子が登場した。いぬ子といえば、教材ではこどもちゃれんじほっぷの時のしまじろう達の担任である。つまり、“元”担任の彼女にとっても、ぶうたとも思い出は多くある筈である。
そして、しか子も「全員卒園させたかった。」と言っていたが、自分はやはり、らむりんもそうして欲しかったと思っているんじゃないか?と思った。

さて、今週はぶうたが降板するという、らむりんに引き続き、節目を迎えた話であった。
と言うことで、今回はぶうたの此れまでの活躍を振り返りたい。

ぶうたには、“元”となった人物が居た。其れは、2008年に始まった「はっけんたいけんだいすき!しまじろう」で初登場した、ジャン・ケン兄弟のケンであった。(因みに、ぞうたの元が、ジャン。)
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彼らは、サッカーの天才を自称する兄弟であり、年齢差は一歳であった。
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だが、そんな彼は、しまじろうヘソカ第47話「りゅうぐうじょうをまもれ!」を最後に、アニメから姿を消して行った。

其の後任として、ぶうたは登場したのであった。

其れでは、ぶうたの記念写真(高確率で、ぞうたとのツーショだが・・・。)をここからお送りする。

2011年~12年 しまじろうヘソカ時代

ぶうたは、ぞうたと共に、ちゃれんじ園が舞台になった最初の話、第51話「ちゃれんじ園のなかま」で初登場を果たした。其れから彼は、“親分”のぞうたと、他の仲間より目立つ存在となり、活躍を始めた。
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第51話「ちゃれんじ園のなかま」初登場シーン

そんな彼(ら)のベストショットである。これらの画像見つけている時、殆んどぞうたとのツーショばかりで複雑な心境だったw
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第51話「ちゃれんじ園の仲間」
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第75話「ないしょのやくそく」
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第84話「手と手をつないで」
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第64話「たなばたのねがいごと」
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第73話「げんき大さくせん!」
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第75話「ないしょのやくそく」
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第84話「手と手をつないで」
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第71話「ちゃれんじ園の宇宙人」
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第58話「たいけつ!お店やさんごっこ」
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第93話「寒くなんかないぞう」
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第84話「手と手をつないで」
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第96話「みんなでぴょんぴょん!」
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第75話「ないしょのやくそく」
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第80話「ぞうたのひみつきち」
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第80話「ぞうたのひみつきち」
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第51話「ちゃれんじ園のなかま」
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第97話「ぼくらのおひな様」
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第93話「寒くなんかないぞう」
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第75話「ないしょのやくそく」
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第81話「いがぐり山でクリひろい」
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第92話「ふわふわなのにカッチカチ!」
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第57話「ちゃれんじえん運動会」
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第93話「寒くなんかないぞう」
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第60話「あめ、あめ、ふれふれ」
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第96話「みんなでぴょんぴょん!」
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第55話「みんなのこいのぼり」
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第55話「みんなのこいのぼり」
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第58話「たいけつ!お店やさんごっこ」
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第63話「ドキドキ!夜のちゃれんじ園」
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第57話「ちゃれんじえん運動会」
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第64話「たなばたのねがいごと」
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第96話「みんなでぴょんぴょん!」
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第84話「手と手をつないで」
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第80話「ぞうたのひみつきち」
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第92話「ふわふわなのにカッチカチ!」
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第57話「ちゃれんじえん運動会」
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第66話「はじめてのプール」
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第97話「ぼくらのおひな様」
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第75話「ないしょのやくそく」
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第93話「寒くなんかないぞう」
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第81話「いがぐり山でクリひろい」
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第64話「ドキドキ!夜のちゃれんじ園」
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第58話「たいけつ!お店やさんごっこ」
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第66話「はじめてのプール」
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第51話「ちゃれんじ園のなかま」
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第71話「ちゃれんじ園の宇宙人」
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第93話「寒くなんかないぞう」
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第73話「げんき大さくせん!」
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第81話「いがぐり山でクリひろい」

こうして、彼らはしまじろうヘソカの2年目を着飾っていった・・・。

だが、2012年3月26日(TXN)・・・。

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らむりん「私、引っ越すことになったの・・・。」

誰もが其の言葉に衝撃を覚えた。
そう、らむりんの降板であった。当然、彼も又、彼女の別れを惜しんだ。

以下は、らむりんにとっては最終話となった、第101話「さよなららむりん」の画像である。
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最初は、らむりんの異変に怪しく感じていた。
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らむりん自身も、中々切り出せずに居たが、遂にカミングアウトした。
しかし、彼らは其の現実を受け入れられなかった。
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らむりんに思い留まる様に、押し掛けたりもした。
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だが、現実は厳しい物である。結局彼らは、らむりんの別れを素直に受け入れ、彼女を見送ることにした。
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こうして、らむりんはしまじろうの世界を去って行った。
其の際、彼らはジャン・ケン“先輩”と共演していたことは、知る由も無かった・・・。

そして、らむりんが居なくなり、その代わりとしてにゃっきいが加入し、新たなシリーズが始まった。

2012年~16年 しまじろうのわお!時代

初登場は、第5話「にゃっきいのゆうき」だった。(因みに、まるりんもこの話で初登場。)
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第5話「にゃっきいのゆうき」初登場シーン

彼らが最初に苦戦したのは、にゃっきい(若しかすると、初対面)であった。彼女は男勝りな一面を持っているため、初の絡みとなったこの話では、かなりの苦戦を強いられた。

だが、彼らの活躍は再び始まった。
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第5話「にゃっきいのゆうき」
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第7話「かげのふしぎ」
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第114話「もんたとサッカー」
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第7話「かげのふしぎ」
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第189話「さいこうのコンビ」
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第67話「おまつりのヒーロー」
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第187話「わたしたちのおしろ」
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第23話「なかなおりだいさくせん」
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第54話「はじめてのわすれもの」
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第187話「わたしたちのおしろ」
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第31話「もこもこきのこ」
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第23話「なかなおりだいさくせん」
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第104話「ぼくのいちにち」
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第30話「あわあわ!てづくりせっけん」
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第5話「にゃっきいのゆうき」
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第187話「わたしたちのおしろ」
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第54話「はじめてのわすれもの」
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第114話「もんたとサッカー」
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第40話「たこたこあがれ」
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第23話「なかなおりだいさくせん」
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第90話「サンタさんにあいたい!」
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第23話「なかなおりだいさくせん」
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第9話「みんないきている」
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第23話「なかなおりだいさくせん」
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第19話「とべ!ききゅうのだいぼうけん」
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第114話「もんたとサッカー」
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第31話「もこもこきのこ」
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第60話「はなちゃんのおねえちゃん!?」
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第38話「おれたクリスマスツリー」
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第189話「さいこうのコンビ」
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第9話「みんないきている」
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第47話「かせきをさがせ」
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第197話「しまじろうおこる」
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第80話「あったかおてがみだいさくせん」
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第52話「しまじろうウソをつく」
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第23話「なかなおりだいさくせん」
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第16話「ワクワク!しおひがり」
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第90話「サンタさんにあいたい!」
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第31話「もこもこきのこ」
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第19話「とべ!ききゅうのだいぼうけん」
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第47話「かせきをさがせ」
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第105話「ちゃれんじえんのおみせやさん」
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第8話「ないたおかあさん」
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第189話「さいこうのコンビ」
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第80話「あったかおてがみだいさくせん」
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第16話「ワクワク!しおひがり」
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第112話「ドキドキ!はいしゃさんさん」
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第52話「しまじろうウソをつく」
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第9話「みんないきている」
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第197話「しまじろうおこる」
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第67話「おまつりのヒーロー」
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第105話「ちゃれんじえんのおみせやさん」
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第54話「はじめてのわすれもの」
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第85話「ふたりのおひめさま」
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第5話「にゃっきいのゆうき」
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第90話「サンタさんにあいたい!」
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第31話「もこもこきのこ」
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第104話「ぼくのいちにち」
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第35話「かんたとのしのし」
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第80話「あったかおてがみだいさくせん」
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第189話「さいこうのコンビ」
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第30話「あわあわ!てづくりせっけん」
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第67話「おまつりのヒーロー」
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第112話「ドキドキ!はいしゃさん」
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第23話「なかなおりだいさくせん」
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第30話「あわあわ!てづくりせっけん」
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第67話「おまつりのヒーロー」
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第40話「たこたこあがれ」
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第197話「しまじろうおこる」
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第8話「ないたおかあさん」
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第52話「しまじろうウソをつく」
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第40話「たこたこあがれ」
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第85話「ふたりのおひめさま」
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第112話「ドキドキ!はいしゃさん」
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第60話「はなちゃんのおねえちゃん!?」
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第156話「かんぺき!?かかりのおしごと」
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第177話「しかこせんせいにあいたい」

途中、たまさぶろうの加入で、ぞうたとギクシャクしたこともあったが、このまま彼らの友情はどんどん深まっていく物だと思っていた。
が、運命は其れを許さなかった・・・。

2016年3月19日(TXN)・・・。
第204話「ずっとずっとともだちだよ」にて・・・。
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入園当初のぶうたを見て涙ぐんだしか子(あれ?年少の担任って、いぬ子じゃない?)

そして別れの日、サプライズでお別れ会を開くことになったが、ぞうたは朝から寝込んでいた。
だが、遂には決心したようであった。
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最初は、ぶうたに横暴な態度を取った。
其の時、にゃっきいの一喝により、ぞうたは改心した。

そして、感極まり・・・、
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ぞうた「何で・・・何で僕にだけは・・・教えてくれなかったんだ・・・。」

ぶうたも涙を交えていた。
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そして、互いに別れの言葉を誓い・・・、
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こうして、ぶうたは、5年間の活躍に幕を下ろした。

と言うことでぶうたに一言・・・、

ぶうた、お前の主演回、一度は見たかったよ!でも、お疲れさん!

さて、今回はぶうたが降板したが、“中の人”の戸田亜紀子はどうなるのだろうか?因みに、らむりんを演じていた杉本沙織は、にゃっきいとして、現在も活躍中である。
と言うことは、戸田亜紀子役の誰かが、新たに転園してくるのだろうか?今後に期待したい。

そして、ぶうたはらむりん同様、今後再登場することは恐らく無いと思われる。だが、若し彼を再登場させるつもりなら、らむりんも再登場して貰いたい。
メインだったらむりんは再登場させず、彼は再登場できるなんてのは不公平である。

だから、其の点は絶対にお願いして頂きたい!

そんなこともあり、今回は「きみにあえたね」が掛かっていた。
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この曲は、今でも唯一、らむりんに会える曲なのである。
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彼女が降板して早4年、是非とも本編で再出演を果たし、にゃっきいとの絡みを見たいものである。

そんな惜別の今回だったが、次回はペーパーのさくら(ちゃれんじ園オフ2では運転させる描写を出したが)が、ドライブに行くという話である。しかも次回はしまじろうSPCのため、TXN、テレ東の有る地域で視る予定である。又、何時もの“裏技”とは違う見方が出来るのが楽しみである。

そして予告を見た時、昔、クレしんでしんのすけを幼稚園に送り届けようとしたみさえが、変な所に行ってしまった話を思い出した。
では、さくらだと如何なのだろうか?期待したい。

さて、次回に関して、製作には是非やってもらいたいことがある。

先ずは、そろそろ、はなの名をEDテロップ(みみりん 高橋美紀の所に)に出してもいいんじゃないか?ということである。もう、いい加減編集するのも面倒になってきた。
兎に角、製作には其の点をお願いしたい。

次に、次回は偶然にも4年前、らむりんが降板したあの話と放送日が重なるのである。(TXNでの話)今からでは遅いと思うが、其れに関する演出もお願いしたい。
其れと、4月からアニメタイトルは変わるのだろうか?今週までは、音沙汰が無かったので気になる所である。若し変わったにしても変わらなかったにしても、この点だけは留意して欲しい。

・実写パートは、全てしまじろうっぽい演出を。(特に算数系の問題とか)其れを感じさせないのは、撤廃して欲しい。
・特定の登場人物のごり押しをやめて欲しい。
・中の人繋がりを無視しない。
・園長の本名を明らかに。又、ヘソカの設定に戻して欲しい。
・この他に、ヘソカ以前と、わおとで性格などが変わっているキャラ(草太とか)は、以前の設定に戻して欲しい。
・「しまじろうとえほんのくに」をゴリ押しした話を製作しない。
・メインキャラクターや縞野一家以外にも、しまじろうヘソカのように、春夏秋冬で服装を変える。
・出来れば、らむりんを一度だけ、復活させて欲しい。
・アニメ内での文字表記は、出来るだけ仮名文字にして欲しい。(ちゃれんじ島は日本にあるという設定なんだし、日本語話しているんだし・・・。)

以上の点を、4月以降はお願いしたい。

と言う訳で次回は視れるかは分からないが、視れれば視たいと思う。

お知らせ
次回の更新は、しまじろうSPCのため、早くて27日になります。場合によっては、遅くなる可能性もありますことをご了承下さい。又、次回はちゃれんじオフ2の最終話をうpする予定です。SPCのリポートは、翌週の4月2日頃を予定しています。
今後とも、宜しくお願いします。

ちゃれんじ園 オフ ~山奥集落の誘拐事件~ 第13章

今回も、先週の続きをうpする。

其れでは、スタート。

       第13章 事件の目的
「ジャン、其れにケン!!」
しまじろうはジャン・ケン兄弟を指差していた。
「まさか、ジャン達がこんなことをしていたなんて・・・。」
みみりんはショックのあまり、泣きそうな表情を浮かべた。
「らまりんのためにやった。何て言っていたけど、どうしてそんなことしたんだよ!さあ、ぞうた達を返して!」
とりっぴいは激怒していた。
「らまりんを狙おうとしたなんて、私許せない!」
更にらむりんが続く。
「その通りだわ!」
にゃっきいも続いた。
すると、ジャン・ケンは顔を下ろしながら、自供を始めた。
「分かったよ。其れじゃあ、話すよ。」
ジャンは消えるような小さめの声で、しまじろう達に言った。
「一寸待って下さい。先ずは、貴方のボスと名乗る人物が先程、僕に電話で話したことをここに居る皆に言って下さい。あの時ボスは、君達が自供するまでは内緒にしてくれと僕に言ってました。ですから、もう喋っていいんじゃないですか?」
もんたは右手の掌をまるで、断る時のように前に出しながら言った。
「うん。其れじゃあ、何でお前達の仲間を浚ったのか、其れを言うよ。」
ジャンが重い口を開いた。
「ぶう。話してよ。」
ぶうたは少し怒りに満ち溢れていた。
「そう。僕達は、さっきも言ったように、らまりんの特別な日が迫っているって言うことを知って、何か祝ってあげたいと思ったんだ。だけど、僕達だけじゃどうにもならなかった・・・。其処で僕達は、知り合いに声を掛けてみることにした。其の知り合いが、しまじろう達の仲間を浚ったのさ。」
ケンが話した。
「其の知り合いって、誰よ?」
らむりんが尋ねた。
「多分、お前達も知っているだろう。先ずはお前達をここまで連れてきたモグちゃん、そしてモグちゃんの友達で、モグラ三兄弟と名乗るマルオ、サンカク、シカクに同じ三兄弟のドット、カラクサ、ペイズリーだ!」
ジャンから其の人物の名が言われると、しまじろう達は驚愕の表情を浮かべた。
「え~!じゃあ、ドット達とマルオ達が・・・。」
しまじろうは思わず言葉を失った。
「信じられないわ・・・。」
みみりんも思わず口に出す。だが、ジャンは続けた。
「そう。僕達や彼らで、お前達の仲間を浚ったのさ。其れにしまじろう、お前は俺が今から言う人物の名を聞いた途端、驚くだろう。」
「え?どういうこと?」
しまじろうが疑問を浮かべた。
「そう。この事件の、さっき其処のもんたって子には話した、この事件の“ボス”のことだよ。そいつの名前は、お前の従兄弟だ!」
「え、じゃ・・・じゃあ・・・。」
とりっぴいが声に出した。其の言葉を聞いた瞬間、しまじろう達は誰かは直ぐに分かったようだった。だが、ジャンは其れには気付かずに続けた。
「お前の従兄弟の、トミーだ!トミーが一連の事件のボスって訳さ!」
「其れじゃあ、あの時貴方達が行きの電車の中で電話をしていたのは、トミーだったの?」
らむりんが早速気になっていたことを尋ねた。
「ああ、そうさ。唯あの時は、トミーに今いる場所を話していただけだったが、其れ以前にも俺達は、其処のぶうたって奴から聞いているだろうが、あの遺跡に纏わる伝説を伝えたりしていたんだよ!」
ジャンは思い切りカミングアウトした。すると、
「其れじゃあ、あの伝説は貴方達が作った作り話ってこと?」
にゃっきいが尋ねた。
「ああ。其の通りだよ。ぞうたやぶうた、けんとに少しでも、あの遺跡に警戒心を持って欲しくて、其の伝説を流したんだ。唯、僕達は其の話を流せってトミーから伝えられていただけだったんだけどね。」
ケンが答えた。
「じゃあ、ぞうた達を連れ去ったのは誰なの?」
かんたが尋ねた。
「ぞうたを連れ去ったのは俺達さ!俺達はモグちゃんに頼んで、ぞうたの夕食の飲み物に利尿剤を入れておき、夜中にトイレに目覚めるように仕向けておいたのさ!そして、ぞうたは計画通り屋敷のトイレに来た。其の隙を狙って、俺達はぞうたを連れ去ったって訳さ!其の後は、トミーがきりんたを連れ去り、ドット達がきっこを連れ去り、で、締めとしてぽん太郎をモグちゃんが連れ去ったって訳さ!きりんたも同じ様に飲み物に利尿剤を仕掛けて、トイレに赴かせた訳だけどな!」
「そうだったのか・・・。じゃあ、僕も連れ去ろうって考えていたんだね?」
けんとが怒りを露わにしながら尋ねた。
「いや、僕達の計画はここまでさ。後はもんたにだけは今回の事件のネタばらしをして、後でしまじろう達にもと思っていたのさ!」
「そう、そして俺達が、きっことかって言う奴をここまで連れてきた・・・。」
しまじろう達の背後から声が聞こえ、しまじろう達は振り向いた。だが、しまじろう達は既に誰なのかは分かっていた。

「やっぱり・・・。貴方達の仕業だったのね!ドット、カラクサ、ペイズリー!」
「そう。この間のマルオ達の計画が、あと少しって所でお前達にバレてしまったから、リベンジをしたくてね・・・。」
ドカペは闇の中からしまじろう達の居る方に近寄りながら恐ろしい顔立ちで口を開いた。
「君達は一体、さっきまで何をしていたの?」
しまじろうは冷静だった。怒る気持ちもあったが、其処は抑えて聴くことにした。
「僕達は、君達が部屋で推理しているのをじっくり聞いていただけさ。」
「でも驚いたよ。其処のもんたって子が、略正解の推理をしたんだから・・・。」
からくさとペイズリーが口々にした。
「そう、だから俺達は、其の様子をトミーに伝えて、もんたにはこの事件の正解を伝えたって訳さ!そして、屋敷の屋根からTVのアンテナを取っ払って、モニターを繋げたのも俺達さ!」
ドットが口にする。
「でも、唯でさえ高い屋根に、モニターを運ぶ作業は苦労したよ。寝静まった深夜帯の時間を利用し、俺達の伯父さん達はTV局に勤めているから、頼んで一緒にやって貰ったって訳さ!」
ジャンが続けた。
「そう、それをやったのが、ぽん太郎達が来てからのことだった。でも、見つからなくてラッキーだったよ。そして僕達は、予め作った架空の番組を繰り返し流れるようにして、屋敷のTVに映したって訳さ!」
ケンが続けた。
「だが、同じ番組が流れていると、流石に怪しまれる。だから、頃合を見計らって、モニターを撤去した。」
「其れで、TVが視れなくなったのね。」
と、らむりん。
「其れより、ぞうた達を連れ去った理由は何なの?」
にゃっきいが尋ねた。
「さっきも言ったが、らまりんの特別な日を祝福するためさ!其の際に、しまじろうの従兄弟であるトミーが友達のことはお前の母ちゃんから聞いているだろうから、其れでぞうた達を知ったんだ。そして、ぞうたときりんたときっことぽん太郎を選んだのは、ぞうたは力仕事が得意だから、きりんたもそんな感じがしたから、きっこはリーダーの責任感がありそうだから、ぽん太郎は飾りつけを豪華にしたいと思い、豪邸の子を参考にできればと思ったのさ!」
ドットが話した。
「そう。でも、彼奴等は良くやってくれた。これでらまりんを祝福出来そうだよ。」
ジャンが纏めた。
「私の特別な日を祝ってくれるのは有り難いけど、そもそも何でそんなコソコソしながら準備をしていたの?ジャン君、ケンちゃん・・・以前もこんなことをして・・・。」
らまりんの言葉に、とりっぴいが疑問を浮かべた。
「え?らまりんって、ジャンとケンを知っていたの?」
「ええ。知っていたわ。未だちゃれんじ島に居た頃、ちゃれんじ園で知り合ったのよ。切欠は、ケンちゃんが手の届かない所の物を取ろうとして、ジャン君と取ろうとしていたのよ。でも二人は小さかったから、かなり苦労していたわ。其処に私が来て、私が取ってあげたのよ。其れ以来、私はジャン君達と仲良くなったの。で、ある時ジャン君達の家に遊びに行った時、誕生日の話になって、其れで互いの誕生日を知ったのよ・・・。じゃあ貴方達は・・・。」
「そうなんだ。もう直ぐ、らまりんは誕生日だったのね。」
らむりんが横目でらまりんを見た。
「みみりん達と知り合った時は気付かなかったけど・・・。ジャン達は如何しても祝って欲しかったのね・・・。」
みみりんも困惑した。
「其れでね、ジャン君達は以前、家で誕生日パーティをしてあげるって言ってきたのよ。其れがサプライズパーティーで私が部屋に入ると、ちゃれんじ園のクラスメイトに当時の担任だったくう子先生も居て、本当に吃驚したわ!」
「其れじゃあ、ジャン達が僕とぞうた、けんとに流した遺跡の話は何なの?」
ぶうたは其の様子を目に入れ乍ら、ジャン達に尋ねた。
「あれは、らまりんへの誕生日プレゼントのつもりさ!あれは僕の従兄弟が、焼き物の仕事をしていて、全て従兄弟から手に入れたのさ。そして、其れをドット達や特に土竜であるマルオ達やモグちゃんに手伝って貰ったって訳さ。」
答えたのはケンだった。
「そう言えば、ジャン達はののちゃんと一緒だったよね?其れはどういうことなの?」
しまじろうが尋ねた。
「あれは、らまりんの誕生日を祝うってトミー達が行って来た時、俺達はどうやってここまで来たらいいか迷った。伯父さんや伯母さんに頼むのも良いけど、仕事の邪魔をしたら拙いって思って、中々来る方法が見つからなかったんだ。其処でののちゃんにアポを取ることにした。そしたら、家族で出雲へ旅行に行くって言うから、其れで俺達も来たって訳さ!」
「じゃあ、ジャン達はののちゃんを騙したの?」
みみりんは悲しそうな表情を浮かべていた。
「ああ、そうさ。だが、ののちゃんの誘いにOKが出た時は嬉しかったな~。これで俺達も予め山陰に居たトミーと合流できるわけだから・・・。だが、母ちゃんから「切符は安いものにしろ」って言われて、ののちゃん達のように、部屋になれなかったのが残念だったがな。」
「其れで、ドット達は如何やって来たの?」
しまじろうが尋ねた。
「俺達はトミーが父ちゃんの仕事で山陰に行くって言ったのが切欠さ。其処で俺達やマルオ達、モグちゃんも誘うことにしたんだ。そしたら、ジャン達かららまりんの誕生日の計画の誘いがあったから、乗ったって訳さ!」
ドットが一通り説明すると、一安心したようだった。すると、其の推理を予め電話で聞かされて納得していたもんたが、一つだけ「後で仲間から聞け」と言われたことについて尋ねた。
「其れじゃあ、僕から一つだけ、気になることがあります。たまさぶろうを別のロケと言って、ここに連れてきたのは何でですか?」
もんたは奥に見えている一軒の家を見ながら尋ねた。そして、一行は旅行に同行している筈の無いたまさぶろうの名がもんたの口から放たれた時、驚愕の表情を浮かべた。
「らまりん、今好きな子役俳優は誰だ?」
ジャンが尋ねた。
「えっと、ひょうどうたまさぶろう君よ。良く彼の出演するドラマを見させて貰っているけど・・・。」
「へ~らまりんもたまさぶろうが好きなんだね。」
とりっぴいはらまりんの言葉に妙に納得した。だが、其の様子も特に気にせずジャンは続けた。
「そう。折角の誕生日だって言うから、偶々浜田でロケをしているたまさぶろうにも連れて来て欲しいと思い、彼奴を騙して連れて来たって訳さ。ま、そろそろ彼奴にもネタばらしをしなくてはな・・・。」
「そんな理由でたまさぶろうを騙していたのか・・・。」
しまじろうがボソッと口にした。
「因みに、たまさぶろうが浜田でロケをしていたことを知ったのは、彼の所属する事務所のHPを調べたからだよ。其処に詳しい日程があったから、伯父さんに頼んで、別件でロケをするようにたまさぶろうの撮影スタッフに指示を出したって訳さ!そして、たまさぶろうのロケ当日、俺達は出雲空港でたまさぶろうの出待ちをしていた。案の定彼は母ちゃんと監督と一緒に来たよ。そして、ロケが終えると、浜田市内の道の駅で夕食を摂ることも知っていたから、あの現場に伯父さんと伯母さんを連れて、偽ロケを始めた。そして彼を此処に連れてくることに成功したのさ!」
ケンが続けた。
「つまり、ファンのたまさぶろうにも祝って貰いたいと思って、俺達はたまさぶろうを招いたって訳さ!」
ドットが締めた。
「其れより、私も気になるんだが、あの家は今の家が出来る前に住んでいた家だよな・・・。確か、らまりんはあの家を気に入っていたが・・・。其れは何故知っていたんだ?」
大星が口を開けた。
「其れはらまりんが引っ越した後、俺達に一通の手紙を送って来て、其れで知ったのさ。手紙には『数ヶ月後には、近くの廃校の学校を住み家とすることを決めて、其処に移る。私は今の家で過ごしたいけど・・・』と書かれていた。其れで知ったのさ。」
「じゃあ、僕からも聞いて良い?何で従兄弟のトミーは強盗を起こしたの?」
其の言葉に一同は緊迫した表情を向けた。そして、長い沈黙が訪れた。

其の頃、屋敷では・・・、
「全く、TVが壊れているとなると、どうやって情報を得れば宜しいんでしょうか?」
ひつじいが困惑していた。
「ひつじい、ラジオやワンセグは持っていないのか?」
ぽんざえもんが尋ねた。
「左様で御座います。」
ひつじいはぽんざえもんに謝るように御辞儀をした。すると、
「あ、私はラジオなら持ってきていますよ。宜しければ如何ですか?」
よりこはそう言うと、自身の荷物から携帯ラジオを取り出した。
「そうですね。是非・・・。」
ひつじいは少し表情が晴れた。其の様子を見たよりこはラジオを窓際に置き、スイッチを入れた。
周波数はFM島根になっていた。番組は県内ニュースのようで、様々な事件を伝えていた。
そんな中、ラジオから意外なニュースが流れた。其のニュースを聞いた三人は、
「もう、心配は要らないようですね。」
ひつじいがホッと安堵した。
「わしも心配じゃったよ!だが、ぽん太郎は如何したんじゃろうか・・・。」
ぽんざえもんは顔を窓の方へと向けた。
「でも、一つは解決したような物じゃないですか。そしたら戻ってきますよ。」
よりこも安心していた。

そしてしまたろうの実家では・・・、
実家はNHKの全国ニュースを4人で視ていた。其の4人もあのニュースを視た。
「良かったわね。」
さくらもホッと安堵した。
「後はしまたろうやしまじろうが無事でいてくれるかだがな・・・。」
しま吉もTVを視ながら口にした。
「そうですね。じゃあ、しまたろうに連絡しましょうか?」
「そうじゃな、母さん。是非してくれ。」
すみれの言葉に、しま吉が指示を出した。
「あ、お義母さん、私がやりますよ。」
「おお、そうか。其れじゃあ、しまたろうの連絡を頼むよ。」
さくらがすみれの代わりに、しまたろうへLINEを送るのであった。

「何で従兄弟のトミーは強盗を起こしたの?」
しまじろうの言葉に、周りは緊迫した表情を浮かべた。だが既にもんたとドカペ、ジャンとケンはどうなったかは知っていた。すると、長い沈黙の後、ペイズリーが口を開いた。
「もんた、説明してやれよ。」
ペイズリーがもんたに振る。もんたは答えた。
「先程の話によると、強盗犯はトミーではありませんでした。強盗は偶々起こっていたそうです。そして、其の強盗犯なんですが・・・、」
「一寸待ってくれ。」
ドットがもんたの言葉を遮った。そして、ドットはからくさとペイズリー、もんたを連れて、陰でコソコソと話し始めた。
「もんた、犯人がトミーじゃないって言ったが、しまじろうが受け入れてくれるかなあ?」
からくさが尋ねた。
「僕的には問題ないと思いますよ。却って、従兄弟が犯人じゃないって分かれば安心しますよ。」
と、もんた。
「いや、やっぱり、トミーに会うまで話さない方が良いんじゃないか?本人の口から言って貰った方が良い!」
ドットはそう告げた。すると、
「う~ん・・・。そうですね。そうしましょうか。」
もんたは了承した。すると、
「もんたとドット達、何コソコソしているの?」
しまじろうが尋ねた。
「いや、何でもないよ!唯、どうやってお前をトミーに合わせるか話していただけだよ。」
「ふ~ん・・・。其れよりもんた、トミーが犯人じゃないって言っていたけど、そうしたら誰なの?」
しまじろうは不意に言いかけていたもんたの言葉を思い出し、尋ねた。
「え・・・。ああ、そうですね。トミーに会って話した方が良いと思います。トミーはあの中に居ると思いますので・・・。」
少し焦ったもんただったが、しまじろうはもんたが嘘を言わないということを信じ、もんたの言葉を受け入れた。
「分かった。じゃあトミーに聞くよ。其れじゃあ、ジャン・ケン、僕達をあの中に案内してよ!」
「うん。僕もぞうたに会いたい!」
「そうだ。連れて行くんだ!」
とりっぴいも強気に言った。すると、
「分かった。其れじゃあ、お前達を仲間の元へ案内してやるよ。」
そして、ジャン・ケン兄弟はしまじろう達を屋敷へと誘導した。

「じゃあ、お前は強盗犯ではないんだな!」
屋敷の中では、ぞうたがトミーに向けて言った。
「ああ、其の通りさ。強盗は今回の事件とは別件で起こっていたのさ!其れに・・・。」
「一寸待ってくれ!」
言い掛けたトミーをたまさぶろうが遮った。
「僕を此処に連れてきた理由は分かった。だが、サイ監督やママには連絡しておきたいんだ。」
「いや、其の必要はないよ。お前を連れてきた岡本さんが、お前のマミィやディレクターに連絡してある。」
「其れより、準備はもういいの?私は、指示をするのが上手いからって連れて来られたけど、もう良いなら、屋敷に戻ってもいいかしら?皆心配しているし・・・。」
きっこは不満が頂点に達し、怒り口調でトミーに問い詰めた。
「待ってくれ。そろそろ、マイカズンが此処に来る。そうしたら、戻ってもいいぞ。」
トミーは静止した。すると、
「分かったわ。其れまで待っているわ。」
きっこは未だ不満が溜まっていたが、トミーの意見を取り入れることにした。
「は~。其れにしても、しまじろうは未だか?」
「そうなのだよ。トミー君、君はしまじろう君に連絡をしているんじゃないのかね?」
きりんたとぽん太郎がトミーに尋ねた。
「もう少しで僕の手下が到着するから、其れまで待っていてくれ。」
そう言うとトミーは、ぞうた達に背を向けた。トミーは従兄弟の到着を部屋のドアを見乍ら待ち続けた。

「この中に居るんだね。」
しまじろうはジャン・ケン兄弟にドカペ、モグちゃんに改めて確認した。
「居るよ。じゃあ、僕ノックするから・・・。」
モグちゃんがそう言い、玄関のドアをノックした。
「戻ったか?」
中から声が聞こえた。モグちゃんは答える。
「うん。張と、しまじろう達も居るよ。」
「良し、入れ!」
モグちゃんは思い切りドアを開けた。其の中にしまじろう達は吸い込まれるように入っていった。
「お帰り!モグちゃん。」
「ただ今、マルオ。」
「あ!マルオ、サンカク、シカク!」
しまじろうは玄関で出迎えたマサシを指差しながら答えた。
「君達の仲間は無事だよ。」
「其れに、お前の従兄弟も張と居るよ。」
サンカクとシカクが其々口にした。
「分かっています。其れじゃあ、案内して下さい。」
もんたが指示を出すと、マルオは黙って一行をトミーの居る部屋に誘導した。
廊下を歩き進めた一行は、一つの木のドアの目の前で止まった。其処は、玄関と奥の部屋のドアから距離的に中心に位置していた。
「ここだ。」
マルオはそう言い、部屋をノックした。
「戻ったか?」
先程のマルオの言葉をトミーもドア越しで尋ねた。
「うん、従兄弟も居るよ。」
サンカクが答えた。
「良し、入れ。」
トミーは即答えた。
「じゃあ、入りな。」
シカクが言い、マルオが部屋のドアを開けた。しまじろう達は早速其の部屋に入った。
「あ!ぞうた!!」
部屋の奥に座っていたぞうたを見つけると、ぶうたは声に出して駆け寄った。
「ぶうた。お前を待っていたぞ~。」
ぞうたも立ち上がり、ぶうたの元に駆け寄った。そして二人は抱き合った。
「ぶう。僕、ぞうたのことが本当に心配で、心配で・・・。」
「僕もだぞ~。まさか、夜中にトイレに起きたら・・・。こんなことになるなんて・・・。」
ぶうたは目に涙を浮かべていた。
「ぞうたが・・・無事で本当に良かった・・・。僕、ぞうたが居なくて、本当に寂しかったよ。うう・・・。」
「ぶうた・・・。」
ぞうたも思わず貰い泣きをしていた。其の姿を横目に、
「にいすけ君、本当に有り難うなのだ。ひつじいやお祖父ちゃまは如何なのだ?」
ぽん太郎がにいすけに尋ねた。
「うん。ひつじいさん達も凄く心配していたよ。でも、ぽん太郎が無事だと分かれば、彼らもきっと安心すると思うよ。」
「良かったわね。ぽん太郎!」
にいすけの後ににゃっきいが続けた。
「しまじろう。食事の時は御免ね。ぞうたときりんたが、グルで悪さをしていたのかなって思うと、遂ムキになっちゃって・・・。」
きっこは少し赤面しながら、顔を若干下に向けてしまじろうに詫びた。
「良いんだよ。僕も若しかして、きっこに拙いこと言ったかも知れないって思っていたから・・・。」
しまじろうは彼女をあっさりと許した。
「うん、とりっぴいもあの時のきっこは怖かったな~。でも、きっこは何時ものにっこりした表情が似合っているよ!」
とりっぴいは呑気なことを口遊んだ。
「とりっぴい、貴方は少し言葉を選びなさいね。」
其のことにきっこは顔をあげ、赤面も収まった。
「其れに、僕も万が一に備えて、空手する気でいたけど、しまじろうの従兄弟が、そんな悪びれた様子が無くて安心したよ。」
きっこの隣に居たきりんたが安心したように答えた。
「みみりん、強盗犯が居るって言うのに、強いぞうたときりんたが居なかったから、本当に心配で、夜も眠れなかったわ。でも、何もされなくてよかったよ。」
「うん、其れにきりんたもきっこも、そしてぽん太郎君もぞうたも皆無事で本当に良かった。トミーは又私達を脅かしたのね。」
みみりんとらむりんが口々にした。
「私、生でたまさぶろう君を見たのは初めてよ。まさか、私の友達の友達だったとは・・・。」
らまりんはたまさぶろうを見ながら答えた。
「僕もファンと話せて嬉しいよ。其れに、僕の出演しているドラマも見てくれて有り難うな。多分、聞いているだろうが、近日中には新しいドラマが始まるから、絶対視てくれよな!」
「うん、私楽しみにしている。」
らまりんとたまさぶろうは会話を弾ませた。
其の様子をトミーとドカペ、マサシ、ジャン・ケン兄弟、モグちゃんはじっと見守っていた。
其の状態が暫く続き、トミーが口を開いた。
「ハ~イ!エブリワン!皆、お疲れさん。もう、これで仕事は終わりだ。後は明日の、其処のらまりんの祝いをするだけだ。」
トミーが全員に呼び掛けた。
「トミー、らまりんは、明日何かあるの?僕さっきから気になっていたんだけど・・・。」
しまじろうが尋ねた。
「其の通りだよ。ヘ~イ、らまりん!」
トミーはらまりんを呼んだ。すると、トミーの手下も一斉に息を合わせ、
「ハッピーバースデー!!!!!」
其の言葉に、らまりんは驚きを隠せなかった。すると、らむりんが尋ねた。
「らまりん、さっき私達に言っていたあの日って、誕生日のことだったの?」
「そうよ。実は私、明日は誕生日なの!」
「あ、そうだった。お父さんもすっかり忘れていたよ。」
大星は娘の誕生日を思い出し、後頭部に手を当てた。
「え?お父さんも忘れてたの?駄目じゃない・・・。」
らまりんは苦笑しながら大星に呼び掛ける。
「御免御免。今度、プレゼントも買わないとな!何が良いか、後で教えてよ。」
「うん。」
すると、しまじろうも
「僕達もらまりんの誕生日を初めて知ったよ。僕からもおめでとう!」
其の言葉が切欠となり、他の一行も口々に祝福の言葉を伝えた。
「らまりんさん、僕からもおめでとう御座います。やはり、先程トミーが言っていた言葉は本当だったのですね。」
締めのもんたが祝福の言葉と同時に、問い掛けた。
「え?トミーが何か言っていたの?」
かんたが尋ねた。
「はい。あの遺跡のことですよ。あの遺跡に埋められていた物は、さっきジャン君達が言っていた通り、彼らの従兄弟が、陶芸をやっていて、彼らに頼んで作って貰った物で、其れをプレゼントとして贈ろうとした。ですよね?」
もんたはトミーに確認した。
「其の通りさ。いや~、久々にしまじろうに会ったが、君のような勘のいい奴が居るとは僕も思わなくてな~。さっき電話した時も、色々と聞かれて御見逸れしたよ・・・。」
と、トミー。
「其れに、にいすけ君とぽん太郎君があの屋敷に来て以来、監視を続けていたから、色々と僕達のことを知れたんですよね?」
もんたは更に続けた。
「いや~、参ったよ。本当にディティクティブ・・・いや、探偵のようだ。」
「其れよりもさ、強盗はどうなったの?」
しまじろうはさっきから気になっていたあのことをトミーに問い詰める。
「ああ、あれはだな・・・。」
トミーが言い掛けた。

次回予告
しまじろう「やあ、皆!遂に、従兄弟のトミーが起こしていた騒動は、遂に解決したよ!そして、愈々らまりんの誕生日パーティーが始まったよ!次回、第14章 盛大なパーティ おっ楽しみに!」

後記
今回は、主に真相だった。恐らく、これを読まれている方の中には、本気で推理してきた方もいらっしゃるかも知れない。だが、やはり「しまじろう」の雰囲気を崩さないためにも、強盗があったと言う設定を如何に使うかがポイントだったと思う。
さて、出雲での日々の終わりも近づいて来ている。如何か、最後までお付き合いをお願いしたい。


其れでは、ここからは今週のしまじろうについてである。(BS11で視聴されている方は、3月14日の放送になる。)


今週は、愈々来週11日に迫った映画の全国ロードショー(映画に関して、朗報が有る。詳しくは後述。)に向けて、映画の“序章編”の展開であった。まあ、強いて言うと、ガオガオの発明品の実験台になっただけ(新発明の話を聞いた途端、"ガラクタ"だと思い、逃げ帰ろうとしていたが・・・。)のことであり、其処から来週公開の本編へと繋がるのである。(終盤でしまじろうが「じゃあ、今度は僕ん家の絵本で試そう!」となり、これで映画で登場する「絵本」となるのである。)

さて、今回は実験台として「シンデレラ」が使われた。だが、ミスキャスティングしてないか?と思った方も居たかもしれない。
因みに、シンデレラといえば、第135話「たまさまとガラスのくつ」でも、ちゃれんじ園の学芸会として、しまじろう含むすてっぷ組のメンツがやっていた。その際は、しまじろうが主役の王子で、みみりんが王女であった。
だが、今回はみみりんは変わらず王女だったが、にゃっきいが王子と言う、まあ男装した感じの展開となった。そして、姉貴役としてしまりん、とりりん(しまとりの女装姿)となった訳だが、ここまで凝る必要はあったのだろうか?と凄く疑問に覚えた。
どうせなら、学芸会の時見たく、しまじろうが王子で・・・とやった方がしっくり来たし、子どもにも分かり易かったと思う。だから、今回視てて、「子どもが不思議がるんじゃ?」と思った。

そして、ゲストとしてかなえとみちよが登場した。(だから、みちよのエレキを直せって!!あれ(エレキ)だけだと爆音は放たんって、何度も言ってるだろ!!(爆音を放つには、シールドとアンプが必須))
・・・にしても、かなえは良しとしても、みちよは“魔女”として登場させて良かったのだろうか?原作だと、男なので、とりごろう辺りにやらしたほうが、違和感が無かったと思う。

と、まあ色々と違和感が感じる今日の展開だった。

其れと、アイテムであるガオガオメガホンが登場していたが、自分的にはアニメ本編では出さないで欲しかった。
と言うのも、子どもが欲しがりそうになるからである。確かに、近々見に行けるような子であれば、特に問題が無いかも知れない。だが、映画館まで遠かったり、家庭の事情で直ぐには見に行けないような子だと、間違いなく、駄々を捏ねると思う。
実際、何故アイテムを登場させたのは不明だが、もう少し、其のことを分かって貰いたいと思った。

今日は、こうして序章編となった訳だが、これで今年の夏頃の予告で、しまじろうが「プニたん覚えてる?」なんて言って、去年同様先ずはプニたんらが来て、次週は「えほんのくに」に向かう・・・そう言う話は、絶対に止めて頂きたい!!
何度も言うが、映画を視なければ意味も通じないし、面白くも無いからである。そうして、本編を視たの前提でことを進めるのは、視聴者のことを意識していないと思う。
だから、今から製作には言っておこう。

絶対に映画ネタをゴリ押しするな!!

勿論、4月で、タイトルが変わったとしても当然である。

そして、今週の映画予告は、先月11日にTXNで放送された映画SP「しまじろうとおおきなき」の時の冒頭と同じ予告に加え、ゲスト声優として出演するAKB48のインタビューも添えられた最新版になっていた。

実は、今作では初めて、ゲスト声優が出演する作品となる。其れで、AKBが選ばれた訳だが、最近のアニメ映画ではゲスト声優を起用することが多い。中でも、「ドラえもん」の場合は、10年以上前、即ち未だ水田わさびではなく、大山のぶ代だった頃から起用していた。(因みに、主題歌を歌っていた歌手を起用していた。(ゆず、島谷ひとみ等))其れを考えれば、しまじろうも一作目の「しまじろうとフフのだいぼうけん」からやって欲しかったと思う。(去年の場合は、チキ約の声優が新人だった。)

さて、そんな今回の話だったが、次回はTXNでの放送日が公開日の翌日であるからか、縞野一家が映画館へ行くという話である。
この話は、「しまじろうとくじらのうた」が公開された頃に放送された、第98話「ぼくをえいがにつれてって!」でも似たような展開であった。あの時は、「ラットマン」を実際のしまじろう映画と同コンセプトとしていたが、今回はその様な映画にはなが出演したことから、其れで見に行くと言う展開であった。

さて、其の主役とは・・・、

あの豹野郎である!!

予告を見た瞬間、マジで「又あいつかよ!」と思った。思えば、あの豹野郎は、去年11月以降、2月に1度の単位で出演している。しかも、1月の登場時に、「出演を暫らく自粛して貰いたい。」と言う願いは、見事に打ち破られてしまった・・・。つまり、製作がたまさぶろうを好んでいるようにしか思えない。あいつ、マジで降板して欲しいわ・・・。あんなカッコつけた子役は現実っぽく感じないし・・・。其れに、良いのかい?魔界之小路先生や父親の風鬼の断りもなくテレビせとうちに何か来ちゃって・・・。とっとと、ドクタケ忍術教室に帰れよ!NHKに帰りやがれ!!(中の人的な意味で)去年と同じく、あいつをゴリ押しするつもりなのだろうか?(去年は月1だったからな。)本当に、製作はキャラの使い方を学んで欲しいと思う。本当は、ちゃれんじ園オフにも出したくなかった。だが、あいつを欠けさせる訳にも行かないので、仕方無く出しただけなのである。

其の頃、ちゃれんじ園の仲間は・・・、
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たまさぶろう「やった~!次回、僕の出番だ~!!やっぱり、このアニメは最高だよ!テレビせとうちとベネッセは僕が超人気のスターだから、評価してくれているのかな?兎に角、最高だ!イエ~イ!!このアニメに出演して良かったよ!」

一同「一寸待った~!!」
たまさぶろう「?」

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きっこ「何で、貴方は私達の出番を奪うのよ!まるで、私達が邪魔者みたいじゃないの!」
まるりん「うん、そうだよ・・・。」
さくらこ「私もきっこと同じよ・・・。」


たまさぶろう「え?別に邪魔物だなんて思ってないけど?」
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きりんた「僕なんか、たまさぶろうは知らないだろうけど、ヘソカの頃なんて殆んど出番無くて、やっとわお!で出番が増えるかと思ったら・・・。本当に冗談じゃないよ!」
けんと「そうだよ!僕なんか未だ主演回1回しかやってないんだよ?幾らたまさぶろうが人気だからとしても、限度って物があるでしょ!」

たまさぶろう「そこんちょそこらで、有名人じゃない君達に言われたくないね!」
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もんた「僕は、ぞうたやぶうたに次いで出番が多かったですけど、たまさぶろうが来てから減った気がします。本当に、自重して欲しいんですけど・・・。」

たまさぶろう「もんたの出番が多かったことなんか、如何でも良いし・・・。」
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かんた「何で僕もたまさぶろうに出番を奪われなきゃなんないの~!ウワ~ン!!」

たまさぶろう「泣いたって、僕はずっと出まくるつもりだよ!」
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ぞうた「たまさぶろう、お前がちゃれんじ園に来なければ、僕達は高確率で出させて貰えたのに・・・こんなことになるんなら、友達になるんじゃなかったぞ~!」
ぶうた「ぶう、其の通りだぶ~!一寸前は、僕の一番の友達のぞうたを取ったりして・・・。今まで出番が多かった僕も登場が危うくなってきた気がするよ。本当にもう出ないで欲しい!」

たまさぶろう「何で、ぞうたにぶうたも文句を言うの?僕に出会った時もそんなこと言っていたよね?」
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しまじろう「皆の言う通りだよ!このアニメの主人公は僕なんだよ!!そんなに出たかったら、たまさぶろうが主人公のアニメを作るように、ベネッセとテレビせとうちにお願いしなよ!其れに、こどもちゃれんじに出てくれたら、もっと出番増えても良いよ!」

たまさぶろう「嫌だね!僕が主役のアニメやっても、視聴率取れるか不安だからね・・・。」
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とりっぴい「そうだ!たまさぶろうばっか出ていると、このアニメのタイトルが「たまさぶろうのわお!」になっちゃうじゃないか!!」

たまさぶろう「そんなつもりないし。其れに、主人公が変わるとかアニメじゃ有り得ないから・・・。」
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みみりん「其の通りよ!初めてたまさぶろうと知り合った時は、人気の子役が身近に居て良かったと思ったけど・・・若しかして、しまじろうから主役の座を奪おうとしているの?其れなら許せないわ!!」

たまさぶろう「主役の座を奪う?冗談は休み休み!」
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にゃっきい「そう言うことよ!こどもちゃれんじに出てないくせに、出しゃばるんじゃないわよ!!」

たまさぶろう「君だって、未だ登場から4年でしょ?経験もあんまないくせに良く言うな~・・・。」
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たまさぶろう「何でスターの僕がこんなに攻められるの・・・?僕のファンですら、こんなこと言う人は居ないのに・・・。」

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まどか「そう言えば、私も、最近出番無いわね・・・。たまさぶろうちゃんばっかり出て、私はもう如何でも良いのかしら・・・。」

たまさぶろう「ママは黙ってて!これは僕の問題だ!!」
その後、
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たまさぶろう「何さ!!皆して僕の出番の多さに文句つけて!!スターの僕に出番のことでケチ付けるなんて、本当に良い読経しているな!!出番が多くて何か困ることでもあるの?有名でも無いくせに、あいつらは言いたい放題言いやがって!!」

このことに、らむりんは如何思う・・・?

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らむりん「私もそろそろ降板から4年で、子ども達からは忘れ去られたと思うけど、今のしまじろうも色々と大変ね・・・。しまじろうが主役の座を奪われそう何て・・・私、降板されて良かったんだが悪かったんだか・・・。え、たまさぶろう?誰それ?私は知らないわ・・・。にゃっきい?あ~其の子なら聞いたことあるけど・・・。私も会いたいわね!」
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たまさぶろう「は?僕を知らない?君が何処の誰だかは僕も知らないが、君ん家はTVが無いのか?!」

らむりん「何なの、このギザ・・・。マj(ry」

たまさぶろうの出演に、相当文句があるようです・・・。

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しまじろう「何とかして、たまさぶろうの主役の座を奪われるのだけは阻止したいんだ・・・。」
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とりっぴい「そうだね。しまじろうが主人公じゃなくなったら、アニメ23年の歴史処か、こどもちゃれんじ28年の歴史が終わっちゃうしね!」
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しまじろう「だから皆もちゃれんじ園の仲間がたまさぶろうに出番を奪われないように、協力してよ!」


そして、
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しまじろう「はなちゃん、来週遂に出番だね!たまさぶろうと共演したから、ベネッセとテレビせとうちにも、其の話を選んでくれたことに感謝しなくっちゃね!」
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はな「はい!あ、お兄たん。EDテロップ!みみりんの所にはなたんも載る~!!」
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しまじろう「だから言ってるじゃん!はなちゃんは、みみりんと声が同じだし、TVの前の皆だって、声聞けば分かるんだから載せなくて良いの!もう、そろそろ自分が如何頑張っても載らないことを素直に認めなよ!」
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はな「嫌!はなたんも載る!!みみりんの所に載るの!!」
しまじろう「だから無理だって・・・。其れに、みみりんを呼び捨てで呼ぶのは止めなよ。はなちゃんからしてみれば、みみりんはお姉さんなんだよ?責めて、みみりんお姉ちゃんって呼びなよ・・・。」
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みみりん「あら?しまじろう、はなちゃんとお散歩?」
にゃっきい「はなちゃん、大分機嫌が悪そうね・・・。」
とりっぴい「喧嘩でもしたの?」
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しまじろう「いや、其の・・・はなちゃんったらさ、EDの声の出演の所で、みみりんと一緒に載りたいって煩くってさ・・・。僕は、みみりんと声が同じなんだから、載せる必要が無いって思っているんだけど・・・。」
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はな「お兄たん、嫌い!!ベネッセもテレビせとうちも大嫌い!!載らないなら、はなたん、アニメ出演ちない!!」
しまじろう(そうしたら、設定の変更が必要になって、製作の揚げ足取っちゃうよ・・・。)

その後、
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しまじろう(悪魔)「はなちゃんなんか、EDでテロップされる必要なんか無いよ!みみりんと声が一緒なんだし・・・。」
しまじろう(天使)「そんなの駄目だよ!声優ファンは、このEDから中の人を探るんだから・・・。」

・・・と言うことなので、次回ははなの出演があるので、本当に載せて頂きたい!!
兎に角、今までの中の人繋がりを無視するポリシーを捨てて貰いたい。其れだけが願いである。

まあ、次回は視れるかは分からないが、視れれば視たいと思う。
其れと、4月から、タイトルが変わるのだろうか。(もうわお!は4年もやっているので・・・。)これに関する知らせは、今日の本編では無かったが、こちらも注目したい。


さて、今回は朗報が二つ有る。
先ず一つ目は・・・、
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しまじろうSPCのチケットを入手した!

唯、残念ながら一般先行発売は応募こそしていたが、見事に落選!そして、リベンジとして一般発売に掛け、2日の発売開始の10時と同時に、手に入れようとしたが、もうB席しか残っていなかったのであった・・・。
結局、楽しみは半減してしまうが、これはこれで当日を楽しみにしたい。
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因みに、今回はぴあで取りました。

そして、二つ目は、
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「しまじろうとえほんのくに」の完成披露会のチケットをゲットした!!

こちらも発売開始と同時に買おうとした。すると、見事に前列から三番目と言うベストポジションを確保出来たのである!しかもこちらは、SPCには無い、握手会があるので、間近でしまじろう達を見れるのを楽しみにしたい!(SPCの恨みも晴らせたしw)
しかも、試写会の感想のインタビューなんかもされるので、場合に因っては、出演するかも知れない。(集合写真もあるとのこと。)

と言うことで、今月はしまじろう関連のイベントが二度も有る。是非とも、楽しみにしたい。(次回は、ひょっとすると「ちゃれんじ園オフ2」では無く、試写会のリポートをうpするかも知れないので、宜しく。)

あ、因みに今日見たら、席は後1席残っていた。・・・と言う訳で、宜しく。(何をだ!)

おまけ
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今日のキャラ紹介は、先週も若干触れたが、「プニたん」に次ぐキャラ「マカロン姉妹」であった。な?一"組"だったろ?